2026年 10月 の投稿一覧

飛ばない鳥はなぜ現れた?島なら飛ぶのをやめられる(後)

                     【続きです】

ペンギン、ハシブトウミガラス、と続い
たから、今度はホントに飛ぶのをやめた
ダチョウだ。アイツが住んでいるのは隠
れる場所のない開けた草原だ。だから逃
げ場所を考え直した。空へ逃げるか?走
って逃げるか?フツーは空でしょ!ダチ
ョウは走る方を選んだ。

空に逃げるか?走って逃げるか?

走りで勝つにはカラダをデカくした方が
有利。歩幅が伸びるし、ケリも強くなる
。飛ぶのをやめたから大きくなれた。カ
ラダをデカくするのと飛ぶのは段々両立
しなくなる。

走って逃げることにした。

体重は体積で増える。背丈が2倍になれ
ば重さは8倍だ。ところが、翼は面積だ。
2倍の背丈でも翼は4倍にしかならない。
重さの増え方に翼が追い付かない。だか
ら上限がある。

飛ぶのやめたから大きくなった。

今の鳥で一番空を飛べる重いヤツは20㎏
。ダチョウは150㎏だ。ダチョウは上限
のはるか先までデカくなった。その結果
飛ぶのを手放した。

走るスピードなら短い距離で時速70キロ
だ。そして胸に注いでいた予算を全部脚
に移したんだ。行く方向が違うだけで、
やってることはペンギンと同じだ。予算
の付け替えだ。

もう1つ面白い数字がある。ダチョウの
目は直径5センチもある。陸で暮らす動
物の中で一番デカい目だ。ゾウよりでか
い。自分の脳よりデカい。考えるよりも
先に見つける方が大事だったということ
だ。

自  分の脳よりも目の方がデカい。

首だけで1メートル近くある。だから目
の位置がとにかく高い。草原の向こうか
ら来るライオンが先に見えるんだ。見え
たら走って逃げる。それで足りる。翼は
いらない。

草原の向こうから来るライオンが先に見える。

鳥でもペンギンは水に移った。ダチョウ
は走りに移った。じゃあ、どこにも移ら
なかった鳥はどうなる?移らなくても飛
ぶのをやめられる場所が1つだけある。
島だ。海のど真ん中にある小さい島には
地上を歩く肉食獣がいないことが多い。
海を渡れないヤツラはそもそも島にたど
り着けないんだ。鳥だけがたどり着ける
。

海のど真ん中にある小さい島には地上を渡り歩く肉食獣がいないことが多い。そこに飛んでたどり着けば、鳥は飛ぶのをやめることがデキる

そしてたどり着いた島には逃げる相手が
いない。だから飛ばなくてもよくなる。
コストの問題。敵がいないからやめたん
じゃない。コストが高すぎるから、鳥た
ちはどこにいても飛ぶのをやめたいんだ
よ。

ただ敵がいるそこで飛ぶのをやめたら死
ぬ。島ならやめても死なずに済むってわ
けだ。やめたヤツラは浮いた分をカラダ
や卵に回せる。同じ島にいるならそっち
の方が子孫を残せる。やめたいのはどこ
でも同じで、島だとやめられる。

島に残った鳥たちはきっとこう考えてい
るはずだ。「何でアイツら、まだ飛んで
るんだ?コストが悪いだけだろ!飛ぶの
をやめたら、そんなに食わなくてもいい
ぞ!早く飛ぶのをやめちゃいな!」とね
。

島に残った鳥はきっとこう考えているハズ。「何でアイツらまだ飛んでるんだ?コストが悪いだけだろう!飛ぶのをやめたら、そんなに食わなくてもいいぞ!早く飛ぶのをやめちゃいな!」

                          おしまい

「好き」は軸になる。避難所にもなる。

さかなが「好き」なさかなクン

将棋が「好き」。鉄道が「好き」。虫が
「好き」。ダンスが「好き」。「好き」を
持つ子は他人の軸ではなくて、自分の軸
で動くことができます。

将棋が好き。「好き」を持つ子は、他人の軸ではなくて、自分の軸で動くことができる。

「好き」がない子も結構います。だけど
それは「ない」んじゃなくて、育てて来
なかっただけ。小さい頃から気になった
ものを触らせて貰った子は「好き」の作
り方を覚える。だけど、そうでない子も
多い。

「好き」のない子も結構います。小さい頃から気になったものを触らせて貰えなかった子に多い。

「そんなの無駄だ!」と切られ、
「それって意味あるのか?」と問われ、
「それ、何の役に立つんだ?」と急がさ
れる。そうやっていく内に、感じる前に
判断するクセがついちゃう。

先回りして、親にあれこれ「ああだ、こうだ」と言われると感じる前に判断するクセがついちゃう。

そのまま成長した状態で「好き」が湧い
てくるのを待ってても出て来ないんです
よ。何も興味がないのは受け身の姿勢だ
と思うよ。待っているだけでは一生、他
人の基準で生きることになる。

何も興味がないのは受け身の姿勢だと思うよ。

「好き」は才能も、大きな情熱も要りま
せん。少しだけ心地良かったものや、イ
ヤじゃなかったものを放置しないことじ
ゃないかな?そして、好きなものを見つ
けたら「何で?」「いったいどこにある
んだ?」と観察して、そこから広げる。
「好き」は自然に湧いて来るものじゃな
くて、作るものだと思うんですよ。

「好き」は才能も大きな情熱も要りません。少しだけ心地よかったものやイヤじゃなかったものを放置しないことじゃないかな?

でも勘違いしないで欲しい。「好き」っ
てのは娯楽でもないし、暇つぶしでもな
い。自分の軸なのだ。他人の評価が揺れ
た時、戻れる場所とでも言おうか?まあ
、失敗しても自分が崩れないための土台
。失敗しても、『オレには帰る家庭があ
る!」そんな感じ。

「好き」ってのは自分の軸です

自分の内側の基準である「好き」がある
人間は他人の基準だけに振り回されない
んです。失敗してもすぐ戻れるし、続け
られる。それに、続けていれば深くもな
れる。まあ、「人生の避難所」みたいな
感じだ。避難所がある人間は強くなれる
。怖くない。そしてさらに深く研究した
り、考えたり、努力したりできる。やが
て最後にはその深さが武器になるんだよ
。好きなことがあるだけでそれは財産。

「好き」ってのは人生の避難所です

昔、あるヤツが言ってたよ。「一番好き
なことは趣味にして、二番目に好きなも
のを仕事にする」と。

「一番好きなことを趣味にして、二番目に好きなことを仕事にするんだ!」

そいうヤツもいれば、「苦労は買ってで
もしろ!」と言われ続けて育てられ、
嫌いなことばかり選んでいたら、その結
果病気になったヤツもいた。避難所が作
れなかった例だ。

嫌いなことばかり選んでいたら、その結果病気になったヤツもいた

やはり好きなものは大切にしないとね。

      おしまい

飛べない鳥はなぜ現れた?ペンギンは海の中を飛ぶ鳥(中)

 

         【続きです】

ペンギンの話をします。実はペンギンは
飛ぶのをやめていないんですよ。でも飛
んでない?いやいや空を飛ぶのをやめた
だけで、水の中を今も飛んでいます。泳
いでいるんじゃないの?いやいや泳ぎ方
が全然違う。

ペンギンは空を飛ぶのをやめただけで、水中の中を今も飛んでいる。

魚はカラダをくねらせながら泳ぐ。ペン
ギンは翼を上下に振っている。空を飛ぶ
鳥とまったく同じ動きだ。ただし空気と
水は条件が全然違う。同じ体積で比べる
と、水は空気の800倍以上も重い。

だから水中でのいい翼は短くて硬くて細
い。空でいい翼は長くて、広くて、しな
る。正反対だ。両方にいい形は存在しな
い。どっちかを選ぶしかないんだ。ペン
ギンは水を選んだ。

水中でのいい翼は、短くて、硬くて、細いヤツ。空でいい翼は、長くて、広くて、しなるヤツ。

ペンギンは水の中を飛ぶために、空っぽ
にしていた骨を詰め直した。重くしたの
は潜るためだ。軽いと浮いちゃうでしょ
。

ペンギンは水の中を飛ぶ為に、空っぽにしていた骨を詰め直した。

飛ぶ鳥が一番大切にしていた軽さを真っ
先に捨てた。ペンギンが空を捨てたのは
6000万年以上も前だ。恐竜が滅びて間
もない頃です。

ペンギンは恐竜が滅んだ6000万年以上前、空を捨てた。

重くしたのはカラダだけじゃない。フツ
ーの鳥の羽は帯みたいな列になって生え
ている。列と列のあいだにはスキマがあ
るんだ。ペンギンにはそのスキマがない
。カラダ中に切れ目なく生えている。

ペンギンの羽毛は列と列の間のスキマがない。

冷たい水の中に入るんだもの、重くてい
いなら詰め込み放題だ。軽さを捨てた見
返りなんですよ。

重くていいなら詰め込み放題。

次に、ハシブトウミガラスの話です。北
の海にいる白黒で、見た目はペンギンそ
っくりだ。ただしこいつは飛べる、そこ
が大切なポイントでね。こいつは水中を
翼で進むんだ。空も水も両方できる数少
ない鳥だ。

ハシブトウミガラスは、空も水も両方できる。

2013年にこいつのエネルギー消費量を測
った研究があって、体重当たりで見ると
、背骨のある動物の中で、それまで記録
された中の最高値だった。背骨のある動
物の中で一番燃費が悪かった。

ハシブトウミガラスは、背骨のある動物の中で一番燃費が悪かった。

こいつは翼で水中を進むんだ。翼が水中
用に寄ってるからな。翼の面積当たりの
重さも鳥の中で最大だ。短くて硬い翼で
無理やり空を飛んでいるんだ。こいつは
相当負担している。ギリギリの所でな。

ハシブトウミガラスは、短くて重くて硬い翼で無理やり飛んでいる。

あと少しカラダが重くなれば、もう背負
い切れなくなる。境目に立っているペン
ギンの祖先(ハシブトウミガラス)もこ
の状態から先(ペンギン)へ進んだと見
られているんですよ。

ハシブトウミガラスの祖先がペンギンに進化したと考えられている。

ペンギン、ハシブトウミガラスと続いた
から、今度はホントに飛ぶのをやめたダ
チョウの話だ

ダチョウはホントに飛ぶのをやめた。

       【続く】

飛ばない鳥はなぜ現れた?食べるのをやめたら落ちる(前)

サバンナの真ん中でもダチョウは飛ばない。

何で飛ばない鳥がいるんだ?敵がいない
から?逃げる必要がないなら飛ぶイミも
ない。

ダチョウはどうなんだ?あいつが住んで
いるのはアフリカの草原だ。ライオンも
ヒョウもハイエナもいる。卵もヒナもし
ょっちゅう食われている。敵の真ん中に
立っているんだ。それでも飛ばない。重
すぎるのか?飛ぶのをやめたから大きく
なれたのか?

だいたい飛ぶってカラダにとってきつ過
ぎるんだよ。まずエネルギー量が半端じ
ゃない。カラダもそうだ。鳥は飛ぶ為に
いろんなモノを捨てた。

初期の鳥にはちゃんと歯があったらしい
が、軽くする為に歯を捨てて、軽いくち
ばしにした。

鳥はカラダを軽くするために、歯を捨てた。

骨も軽くした。チュウチュウ、ストロー
のように骨の中身を捨てた。

軽くする為に、骨の中身も捨てた

内臓の一部もだ。子供を作る卵巣2つの
うち片方(右半分)を捨てた。子供を作
る器官まで半分にして軽くしたんだ。

子供を作る卵巣の片方も捨てた。

そこまで軽くしないとカラダがもたない
ので、とにかく飛んでいない時は食う。
時間当たりでみれば、鳥ほどコストのか
かるヤツはいない。

飛んでいない時は食べ続ける。

だいたい鳥が飛んでいると時はじっとし
ている時の19倍エネルギー源を燃やして
いるという報告があった。人間が全速力
で走っている時とだいたい同じくらい燃
やしている。ただし人間は数分でへばる
が、鳥はそれを何時間も続けるんだ。

飛んでいる時は、休んでいる時の19倍のエネルギー源を燃やしている。

全力疾走をずっとやってる感じ。だから
鳥は食べ続ける。食べるのをやめたら落
ちる。鳥ってやつはカラダそのものを削
っているんですよ。

食べるのをやめたら、落ちる。

そうやって削った予算を全部1か所に注
ぎ込んでいる。どこかというと、胸の筋
肉だ。飛ぶ鳥の胸は体重の15~25%もあ
る。鳥の胸が前に張り出しているでしょ
、鳩胸って言われているヤツ。アレが全
部筋肉。この胸の筋肉が9%を切ると飛
べなくなる。

飛ぶ鳥の胸の筋肉は体重の15~25%もある。

胸の筋肉が9%を切ると落ちる。

これが飛べる鳥と飛べない鳥をまとめて
比べた研究の結論だ。鳥の胸の筋肉は赤
色。赤いのは酸素を貯める仕組みが入っ
ているから。ミオグロビンっていう鉄を
含んだ色素でね、長く働き続ける筋肉に
はこれがぎっしり詰まっている。白い筋
肉にはコレが入ってない。短時間だけ強
い力を出してすぐ疲れる。

じゃあニワトリはどうだ?あいつは塀く
らいなら平気で飛び越える。ただし長く
は飛べない。すぐ力尽きる。胸の肉が白
いのはその為だ。

じゃあ負担をやめた鳥はどうなったのか
?空を飛べなくなった。まずはペンギン
からだ。

水に移ったペンギン

 

       【続く】

「北海道人、一度も見たことがありません!」

北海道の大学。地元の人には当たり前の風景に見えるかもしれませんが、本州にはこんな大学の風景はありえません。

これはワタクシの30年も40年も前の昔
話です。何の役にも立たない話です。結
婚後、札幌出身のうちの奥さんと一緒に
実家の広島に御アイサツに行きました。
実家は弟が継いでいて、弟の嫁さん
(サキちゃん)は小学校の先生です。
受け持ってるのは小学校低学年の学級。

札幌出身のうちの奥さんと、ヒコーキに乗って実家の広島に御アイサツに行きました。

サキちゃん先生は「今日は、家にわざわ
ざ北海道からお客さんが来ています。」
と言うと、子供たちが
「何で北海道から来てるんですか?」
「何しに来てるんですか?」
「北海道の人はどんな言葉をしゃべるん
ですか?」

ませた子になると、
「どうやって北海道の人と知り合ったん
ですか?」
とか、まあ、ああだ、こうだと大騒ぎ。

「どうやって、北海道の人と知り合ったんですか?」

地元広島と言っても、実家はちょっと離
れた田舎の方にあるので、ほとんどの子
供たちは大人になっても、地元に留まる
か、近くの福山市に住むか、まあ遠くて
も広島市あるいは、大阪近辺止まり。

お隣の町の福山城。地元付近に留まる子が多い

東京に住んでいるとなると、「へ~、出
世したんですねえ。」という感じなので
地元の子供たちは、ましてや北海道人な
んて生まれて一度も見たことがありませ
ん。

地元の子供たちにとっては、北海道は身近ではない。

子供たちは興味深々。根掘り葉掘り訊か
れたと、サキちゃん先生は言っておりま
した。

それによると、「私のダンナ様にお兄さ
んがいて、地元広島を飛び出して、北海
道の大学へ行って、そこで嫁さん見つけ
て、実家にアイサツに来た」という趣旨
のことを話すと、何せ相手は小学校低学
年のこともあってか、ピンと来なかった
らしく、ポカンと無言。

ピンと来なかったようで、ポカンと無言

そこで「いろいろワケがあって、うちに
泊まりに来ています。」と言うとみんな
納得した。

「いろいろワケがあって、うちに来ています」と言うと、みんな納得しました。

  まあそんな、どうでもいい話。

⑩物語・アメリカHB大学講義「大国たちの奇妙な共通地点、日本」

これはアメリカHB大学の講義「国際政
治学と安全保障戦略」です。誰かが言っ
てた内容の一部です。参考文献を調べた
わけではありませんので、物語として捉
えて下さい。

アメリカは供給網の再設計をしています
。造船などで。しかし行き詰まる。どこ
でか?ある工程のどこかで。

アメリカは造船のどこかの工程で行き詰まる。

C国は資源を独占しています。レアアー
ス、リチウム、タングステン・・・。
しかし行き詰まる。どこで?精製で。

C国は資源を独占していますが、精製で行き詰まる。

ヨーロッパは技術を持っています。何百
年と蓄積されたノウハウがある。しかし
行き詰まる。どこで?スピードで。

ヨーロッパは技術を持っているが、スピードで行き詰まる。

日本は精密さを誇ります。ナノ単位の加
工技術がある。しかし行き詰まる。どこ
で?転換のスピードで。

日本は精密さを誇ります。しかし転換のスピードで行き詰まる。

これらには共通点があります。「すべて
が決定的な地点で日本と出くわす」

アメリカが先端半導体を作るには、日本
の装置が必要です。C国が高級レアアー
スを使うには、日本の精製技術が必要で
す。ヨーロッパがEVを作るには、日本
のバッテリー素材が必要です。すべてが
「日本」という地点を通過する。
「日本が止まったら、どうする?」
「日本が方針を変えたら・・・?」
「日本が協力しなかったら・・・?」

すべてが決定的な地点で日本と出くわす。

これらの質問がここ2年で登場しました
。アメリカの国家安全保障会議の報告書
に、C国商務省の内部文書に、欧州連合
の供給網分析報告書に互いに交流もない
のに、同じ質問をし始めたのです。

日本はいつの間にか、無視できない存在になっていた。

なぜか?全員が同じ壁にぶつかったから
です。中心が移動したんですよ。

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