2016年 6月 の投稿一覧

ウィンブルドンは社交界のイベントの一つ。

英国は今、EU離脱でもめている最中。

そんな中でウィンブルドンが始まりました。

イングランドは一年の中で今が旬。

ところで、テニスの四大大会の中でココだけ厳しいルールがあります。

それは、テニスウェアーの色。

ウィンブルドンって、下着の点検、服装ルールが厳しすぎ。

ぜ~んぶ白でなきゃダメなのです。

女子選手の中には、ひらひらと無地のレースで女の子らしさをアピールしたり、白いウエアに流行のペプラムがさりげなく入っていたり、涙ぐましい努力の跡が・・・。

過去、選手たちは白一色のウェアの範囲でファッションを楽しんできました。

30年くらい前でしょうか、米国にホワイト選手ってのがいて、名前のとおり首から足もとまで全身を真っ白いレオタード姿で登場(写真:中)。

コレ、どー見たって全身タイツです。

そんなウィンブルドンですが、テニスの祭典であると同時に、実は社交界最大イベントの一つなのです。

各界のセレブリティが招待されるので、素敵な紳士・淑女がプレイの合間にテレビの画面に映ったりします。

これも主催者側のイキな計らいなのでしょう。

で、ワタクシが、勝手に思っているだけなのですが、ウィンブルドン開催中には世界で大きな事件は起きないし大きな決定も先延ばししているような気がします。

「すべてはお祭りが終わってから」って感じです。

食後30分、1日3回・・・。

薬を処方される時に言われるのが、食前30分・食間・食後30分に飲むという時間の指定。

現在病院で処方される薬や市販の医薬品で時間を決めて飲む薬は、それほど多くありません。

アメリカでは1日2回、1日3回といった処方だけで、食前・食後といった決め事はないのです。

日本であえて食事の時間を基準にするのは、まぁ誰でも食事をするし、食事の時間を基準にすれば薬の飲み忘れはない、といった程度の話。

1日3回なら、5~6時間おきに飲めばいい。

ただ、臨床実験では食後、口から飲んだデータなので効能・効果は食後の実験データであることをお忘れなく。

とはいえ、「食後30分以内、1日3回」って書いてある方がワレワレ小市民、安心できるのかもしれません。

だって、昔からそういうもんだし、みんなそうやって飲んでるし・・・。

「ローマの休日」の切ない場面。

先日、まるやまファミリー歯科の午前中の診療が終わったお昼休みに何気なくBS放送をつけたら、なんとも懐かしい映画が放映されていました。

オードリー・ヘップバーンとグレゴリー・ペック主演の「ローマの休日」です。

1950年代の映画です。

子供の頃、最後の場面は悲しいでもないしさびしいでもないし、よくわからないなぁと思っていたのですが、大人になって再び観た時ピンときました。

「あぁ、これが”切ない”という気持ちなんだなぁ」と。

20代の頃です。

映画は切ない気持ちで終わるのですが、「ローマの休日」の一ファンとして、その後再会の続編でもあればいいなぁと思うものの、やはりこの切ない場面のところで完結にしておいてほしいというのもあります。

まぁ、人生には映画みたいにENDマークは出ませんし、いい時にジャーンと終わってくれません。

なんたって、そこからが長いですから。

最近、動物病院が増えてきた。

まるやまファミリー歯科近辺に、動物病院が増えてきました。

昔なら、動物病院と言えば「一軒家のあるとこ!」って感じでした。

でもこの辺り、一軒家なんかなくて、ほとんどがマンション、マンション。

ということは、マンションでも「ペット飼育可」が増えてきたということ。

日本では12、3年前に、子供の数が犬・猫の合計数に追い越されたと聞きます。

ペットを家族同然に考えている人が増えたんでしょう。

先日同期会に行った時、受験生を子に持つ仲間が、最近はH大(札幌)の獣医学部の難易度が相当上がったぞと言っておりました。

時代も環境も変わってきたのです。

確かにT大(東京)にもK大(京都)にも獣医学部ありませんし・・・。

まぁ、需要に対して供給が少なければ難易度は上がりますし、逆なら難易度は下がります。

それにしても最近、町の動物病院、ふえてきたなぁ!

豊かな表情ですね。

豊かな表情の人たち(本文には関係ありません)80才を越えて鬼籍に入られた方の遺影がありました。

その方の写真、とても素敵で、「俺の人生、悔いなし、いい人生だった」という思いが伝わってきました。

この写真、80才にして20本以上の歯があることで歯科医師会から表彰を受け、その時にプロのカメラマンに撮影してもらったものでした。

80才過ぎても健康でたくさん歯があるってのは、心も表情も豊かになるんだなぁと思いました。

サボテンは水が嫌いだと思ってた。

まったく歯科のブログとは程遠い内容で申し訳ないのですが、ワタクシずっと勘違いしていました。

「サボテンは水が嫌い」だと。

アメリカの砂漠でニョキッと生えているあの、サボテン。

まず幹を縦に走るヒダが目につきます。

太陽の反対側は日が当たらないのでいいのですが、日のあたる側もこのヒダで小さな陰ができる。

そして直射日光をやわらげる。

幹の表面は肉厚の皮で覆われ、葉っぱがなく針だけなので、内部の水分は逃げません。

針は動物に食べられるのを防いでいるだけじゃなくて、日差しを散乱させ表面温度の上昇を防いでいます。

針を除くと表面温度が10度上がるようです。

そして極めつけが、サボテンの針。

コレ、空気中の水蒸気を先っぽに吸着するのでわずかな湿りでも取り込める。

砂漠育ちなのでサボテンは水が嫌いだと思われているようですが、実は逆。

水が大好きなのでした。

生き残る場所を砂漠の中に選んだのデス。

2週間弾丸ツアー

アメリカ西海岸

サンディエゴアメリカから日本に里帰りしたある患者さんで、「2週間しか日本にいないので、その間に治してくれないか」という方がおられました。

お口の中を拝見したら、前歯しか咬むところはない。

奥歯は残根、あるいははずれて1年間放置。

歯では随分苦労しているようでした。

「2週間ですかぁ。できるところまでやってみましょう。」ということで、その日から治療が始まりました。

アメリカって国、治療費がべらぼうに高い。

で、皆、痛くなってもガマンしているとか。

ホントにガマンできない時は隣のメキシコに治療に行く。安いですから。

どこに住んでいるのですかと聞いたら、西海岸のサンディエゴという町だという。

サンディエゴと言えば、メキシコとの国境線近くの町。

アメリカは国境近くでも、どこへ行っても「アメリカァー!」って感じ。

患者さんによると、メキシコの先生、みんな「インプラント!インプラント!」と勧めてくる。

メキシコは街中、歯医者だらけ。

確かにメキシコって国、中国同様、他の国の歯科医師免許でもそこで治療できる。

話は戻って、幸いなことにその患者さん、根の治療はしなくて済んだので、毎日来てもらい、左右咬めるところまでもっていきました。

咬み合わせが確保できないうちに型をとると咬み合わせが低くなる可能性があるため、技工所にお願いして0.5ミリくらい高くつくってもらい、じっくり調整しました。

アッという間の2週間弾丸ツアーでした。

患者さん、今頃はサンディエゴの空の下。

おいしく食べれてるかなぁ。

環境にあわせてサイズを変える。

インドネシアにフロレス島ってのがあるのですが、この島はびっくり仰天の島です。

昔、身長1メートルくらいの小型人類が生息していたかと思えば、ウシのように小さいゾウやネコ並みの体格のネズミもいるそうです。

ここだけじゃなく、一般的に、島に隔離された動物は大きいモノは小さくなり、小さいモノは大きくなるみたい。

生物学では「島の法則」というとか・・・。

島では土地が限られるため、エサが少なくてもすむように大型草食動物は小型になる。

大型草食動物自体も少なくなるので、小型の動物は敵に見つかりにくく、小柄のままである必要もない。

まぁ環境に合わせて、動物はサイズを変えるワケです。

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