アキレス腱が「唯一の弱点」の話

毎年、北海道マラソンがあります。ワタ
クシのテニス仲間がよく走っているので
すが、完走直後に足首の後ろを見たら、
アキレス腱がくっきり出るんですよ。
相当脂肪が燃えたようです。
疲労が取れるまで1週間かかるんだとか。

 終盤は北大構内で心を癒す北海道マラソン。

ところで、ギリシア神話にアキレスとい
う英雄が登場します。その母親が息子の
アキレスに不死身の肉体を与えようと、
赤ん坊だったアキレスの足首をつかみ、
冥府(めいふ)を流れるステュクス川に
頭から浸けるんですよ。

母親が後に英雄になる赤ん坊のアキレスを足首を掴んで、浸けると不死身のカラダになるというスチュクス川に浸けた。

でも足首はつかんだままだったので、そ
こは生身のまま。その足首をトロイア戦
争の時、敵のパリス王子に弓で射抜かれ
て戦死しました。

足首だけは川の水に浸かっていなかった為、唯一の欠点となり、敵の王子に弓矢で射抜かれて戦死した。

この伝説から、この腱はアキレス腱と名
づけられ、「唯一の弱点」という意味に
なったんデス。

せなけいこの『おおかみのでんわ』

せなけいこの本に『おおかみのでんわ』
ってのがあります。人間の世界では、言
うことを聞かない子にはお母さんが、オ
オカミに電話するわよ、と言う。
オオカミの世界では、言うことを聞かな
いオオカミの子には、オオカミのお母さ
んが、人間に電話するわよ、と言う。

オオカミの子供と人間の子供を、コント
ロールする為に、お互いを上手に利用し
ているんですよ。

この『おおかみのでんわ』の話を読んで
コレ、神様とかユーレイとかサンタさん
と同じじゃんと思いました。実際には
いないんだけど、いることにすると、い
ろんな物事が上手くいく。ワタクシは彼
らはその人の頭ん中に居ると思っている
のですが・・・。
子供向けの絵本だけど、上手く出来てる
なあと思いました。

言うことを聞かない子には、お母さんがオオカミに電話するわよ、と言う。

うちのチビスケが小さい頃、『おおかみ
のでんわ』を読み終えた後、『お母さん
もオオカミの電話番号を知ってるよ!』
って言うと、うちのチビスケ、何を思っ
たのか、『お願いだから、オオカミにだ
けは電話しないで!お願いだから!
ねっ!』と言っておった。やはり子供に
は効くんですよ。

そんなうちのチビスケも、もう大学生で
ある。

「ウサギとカメ」には続きがあります。

イソップ物語に「ウサギとカメ」っての
があって、その物語には後日談がありま
す。

負けたウサギは悔しくて、もう一度カメ
に挑みました。でも、また同じように山
のふもとで寝てしまい、カメに負けまし
た。家に帰ったウサギはママから、
「どうして負けたの、坊や?油断して休
みさえしなければあなた、負けるはずな
いでしょ。」と言われました。

どうして負けたの、坊や?油断して休まなければ負けるはずないでしょ!

すると坊やのウサギ、「ボクも最初はそう
思ってたよ。でも2回走ってみてよくわ
かったんだ。休まないで走り続けられる
ことがホントの力なんだ。

『僕は分かったんだ。休まないで走り続けられることがホントの力なんだ!』

ボクはまた寝てしまった。

ボクは油断したんじゃない。走る力がな
いから負けたんだ。カメさんのコツコツ
力に比べたらボクのダッシュ力なんて、
たいしたことないよ。何度やってもカメ
さんにはかなわないさ。ママも一度やっ
てみたらいいよ。」

油断したから負けたんじゃない。走る力がないから負けたんだ!

ママはびっくり。ウサギよりもカメの方
に才能があるなんて・・・。

まぁ、カメかウサギかの分かれ目は生ま
れ持ったダッシュ力の差もあるかもしれ
ませんが、それよりも大切なコツコツ力
ってのは、幼い頃からの育てられ方によ
って決まってくるのだと思うんですよ。

信号機が45度にぶっ倒れた!

信号機がぶっ倒れていた。奥がまるやまファミリー歯科で、住所は北1西19。

午前中の診療をしていたら、何か外を歩
いている人達の流れが変なのに気ずきま
した。何かあったんだろうか?
診療後、外に出てみたら、まるやまファ
ミリー歯科の近くの交差点の信号機がぶ
っ倒れているじゃありませんか。パトカ
ーもいれば、野次馬もいる。

信号機が45度に倒れた

信号機を元に戻す為、立ち入り禁止

クルマでもぶつかったのかと思ったけど
、そんな音は聞こえなかった。クルマが
ぶつかると、『バン!』という音がして、
と同時に『キャーッ!』と言う人の叫び
声が聞こえるハズだ。いくらワタクシで
も気ずく。

地盤が緩ければカラスの重さでも信号機は傾く

いったい何だったんだろう?地盤が緩ん
でいたのか?もしそうだったら、カラス
が端っこに停まっても倒れてしまうぞ。
この倒れ方をみたら、慣性モーメントが
働いたとしか考えられない。などと勝手
に、つまらん考察をしていました

慣性モーメントを表わす簡単な図

*慣性モーメント:簡単に言えば、物体
       の回転しにくさを表す量

次の日、うちのスタッフが『先生!、昨
日朝早く、うちの医院隣の交差点の信号
機に右折車が突っ込んだ、とテレビのニ
ュースで報道していました!』と教えて
くれた。
『えっ、何?カラスが乗っかって倒れた
んじゃないの?』

それが、この画像。テレビのニュースか
ら引っ張ってきました。

『歯』と壁面に書いてあるビルの1階にまるやまファミリー歯科があります。

皆さん、交差点の右折には十分、気をつ
けてくださいね。

ヒトは必ず老化する

老化は避けられない

どの女性も毎日、鏡を見るらしい。
今日の私も、昨日の私と変わらない。
でも鏡を見るのを5年に1回にしたなら
ば、大変なことになってしまう。想像に
お任せします。
私たちのカラダはなぜ老化していくのか
という疑問が昔からあって、もうその答
えが出てるんです。その答えの1つが
幹細胞が老化しちゃうから。

今日も昨日と変わらない、ヨシヨシ。

幹細胞は新しい細胞を作り出すので、そ
の能力が低下すると、細胞の数も減って
来る。臓器の活動も低下して来て最終的
には死んでしまう。
ワレワレのカラダの細胞は幹細胞と体細
胞に分けられて幹細胞は絶えず分裂を繰
り返し、新しい体細胞を作ります。この
おかげで、古い体細胞が取り除かれても
細胞の数は一定に保たれるんです。

正常な幹細胞と体細胞(オガワ工房)

ところが、この幹細胞が老化して分裂す
る能力が失われると、当然、新陳代謝が
滞る。すると、ワレワレのカラダはおの
ずと衰える。

幹細胞が老化すると、分裂能力が低下

こうした幹細胞の老化はある遺伝子の劣
化が大きくかかわっていて、それが、
リボゾームRNA遺伝子。この遺伝子、
空から来る紫外線や、細胞の中で作られ
る活性酸素に弱くて、壊れやすい場所な
んです。

タンパク質が壊れやすい所にある

紫外線や活性酸素などにより遺伝子が壊れる

まあ、幹細胞の老化が早まり、分裂が滞
ると、ソシキの細胞の数がドンドン減少
し、全身の様々な臓器が萎縮していく。
更に至る所に老化した細胞が居座ってし
まう。そしてこの老化細胞は炎症性サイ
トカインという物質をまき散らす。これ
が周囲の細胞をさらに老化させていくの
だ。そして臓器の機能が低下していく。

老化細胞は炎症性サイトカインをまき散らす

そしてこの老化が死に向かっていく老衰
だ。もっと簡単に言うと、ヒトみたいな
多細胞生物はいつも細胞が入れ替わって
います。それでこう、いつも元気な状態
を保てるんですけど、歳をとって来ると
、そのターンオーバー細胞の入れ替わり
が遅くなって来て、すると傷が治りにく
くなったり、血液の細胞の生産が下がっ
て来ると、免疫の力が弱くなってくるワ
ケですよ。

細胞の入れ替わりが遅くなる、免疫力の低下

で、全身にそういった細胞のリニューア
ルが起こらなくなって来ると、体全体の
キノウが低下して来るんです。
これが老化。

洛中京都人の常識(後)

梅にウグイス

(前日からの続きです)

勘違いもあれば、場違いもアル。
京都の老舗には『場違いの部屋』と言う
のがあって、その部屋で待ってても
待てど暮らせど誰も来ません。
客を追い返すための『場違いの部屋』。

例えば襖絵で言うと
『梅にウグイス』が正解。
『桜にウグイス』という何百万円もする
襖絵の部屋があるんですが、
何も知らないと客は立派な部屋通された
と勘違いする。

しかし、その
『場違いの部屋』に通されたら、
1時間たっても、2時間たっても
老舗の主人どころか誰も出てきません。

『(遅せーな)スミマセ~ン。
誰かいませんか?まだですか?』

『場違いの部屋』に通されたのは
『場違いの客』という意味。
『梅にウグイス』はあるけれど
『桜にウグイス』はないのです。

まだまだあります。

『お子さん、お元気でよろしおすなあ』
➡『あんたんとこの子供、うるさくて
  迷惑じゃ!』

『よろしいなあ』
➡『どうでもよろしい』

『いい時計してまんなあ』
➡『あんた、時計見なさい。
 もうこんな時刻じゃ。早う帰れ!』

『どないしはったん?』
➡『あんた、本気?』

あ~、怖い。今はもう少ないかも
しれませんが、ワタクシが洛中に
住んでいた頃は確かにありました。

それにしても京都人は
自分達の価値を上げるのが
上手いなあ、と思う。

洛中京都人の常識(前)

京都と言えば、東寺の五重塔

昔々の話ですが、京都に住んでいた頃、
非・京都人のワタクシはいろんな勘違い
をしていました。

京都は応仁の乱が大きな時代の節目。
老舗とは応仁の乱くらいからの
長~い歴史がないと
ホントの老舗とは言えません。

テレビで東京の店が
『創業60年の老舗』と自己紹介して
いるのを見て京都人は大笑いする。
『そんなん、老舗ちゃう、老舗と言える
のは5、600年まえからや。』と。

東京圏ではエスカレーターは
左側に立つ。大阪圏では右側。
しかし京都では『前のひとが
右なら右、左なら左に立つ』
前の人と同じ側に立つのが京都流。
何事もいじらない。しきたりが大切。

割烹の店では次の客が来るまで
帰らない。
自分の他に客がいない場合、
自分が帰ると店がガラガラになって
印象が悪い。

そんな時、つぎの客が来るまでは
カウンターにいるのが京都人。
『ほな、また来るわ。』
と言って帰る。

『おこしやす』と『おいでやす』
には違いがあります。
『おこしやす』は
山を越えてわざわざ来て下さった
大切なお客様、というイミで
『おいでやす』は一見客に使われる。

山を越えて来てくれる客とは
昔は地方の大名。
『大名』と『町人』では扱いが
違って当然と考えるのが京都人。

『3代住んで江戸っ子』なら
『10代住んでやっと京都人』   

(長くなりそうなので本日、これまで)

 

武士たちは別の世界を持ちたいんですよ。蔦重と山東京伝の場合。

家康のつくった江戸の平和

家康がつくった江戸時代は平和でした。
でもね、江戸には当時ヨーロッパにあっ
た宮廷はなかったし、サロンもなかった
。文化人がいろんな所に集まって、そこ
では会話が中心だから、気のきたことを
言えたり、みんなを笑わせたり、驚かせ
たりするような人がだんだん、こう世の
中で頭角を現すんですよ。

江戸のベストセラー作家・山東京伝。気の利いたことを言ったり、笑わせたり、驚かせたりした。

だけど、そういう文化が江戸には、それ
も幕府内にはなかったんでしょうね。そ
れを発散する場所として武士たちは吉原
に行き、蔦屋重三郎みたいな連中と階級
を越えて付き合っちゃう。黄表紙とかだ
と、まあ1000円以下、500円くらいで買
えちゃう。

そんなのを読みたいから、識字率がバン
バン上がった。面白いものに飢えている
ところに、面白いのが来て、無風状態の
規制しない幕府がコレ、やばいなと気ず
き、娯楽を禁止し始めたってところです
かね。

当時、ロンドンの識字率20%、江戸60%

まあ、『ゲゲゲの鬼太郎』の水木しげる
さんも昭和の時代に目を付けられてしま
った。あと手塚治虫さんもそう。マンガ
が悪書だとやられているんですよ。こん
なものはイケナイってね。ただそういう
抑圧があればある程、創作家たちはもっ
といいもの描こうと思うけどね。

水木しげるの『ゲゲゲの鬼太郎』は政府に目を付けられた。

手塚治虫のマンガ『火の鳥』こんなの悪書だからイケナイって。

蔦屋重三郎(蔦重)と山東京伝もそうでし
た。こんな質素倹約の時代に庶民を楽し
ませる本が出せるのだろうか?蔦重が戯
作者の山東京伝に相談したら、

『遊郭で暮らす遊女たちのリアル生活を
描く小説を出すってのはどう?これまで
華やかな非日常世界として、遊郭は描か
れて来ました。でも遊女の視点に立てば
、そこは抜け出そうにも抜け出せない苦
界。そんな遊郭の現実を描く物語なら禁
令に触れることはない。』

山東京伝の『錦之裏』は遊郭で暮らす遊女のリアル生活を描いたのだが、こんなのイカンということで捕まって手鎖50日。

で、山東京伝が『錦之裏』を発売した途
端、蔦重は奉行所に摘発され、本は絶版
を命じられた。遊郭を舞台にした小説を
出版したこと自体が禁令違反だって。こ
の摘発は役人側の業界への見せしめの狙
いがあったみたいで、そこで恰好のター
ゲットは今、ブイブイ言わせている版元
の蔦重と作者の山東京伝で、京伝は手鎖
50日、蔦重は財産の半分を没収されたん
ですよ。

山東京伝の黄表紙

武士たちは別の世界を持ちたかったので
すが、お侍さん達が商人化したら、江戸
幕府の作った封建制度が音をたてて崩れ
ます。そりゃあ、江戸幕府は終わりを告
げますワ。いかん!イカン!

腸がない動物はいません。

アメーバ

 

腸は、消化・吸収だけでなく、免疫キノ
ウ・ホルモン分泌と、たくさんの働きを
します。

でもなぜこんなに多くのキノウを持って
いるかというと、実はそれは動物の進化
の歴史にあるんデス。

脳・心臓・腸のうち、動物の進化過程で
最初にできたのは実は腸なんです。

動物は植物と違って、太陽の光からエネ
ルギーを作る光合成ができないので、他
の生物からエネルギーを奪う「消化」と
いう方向に進化しました。

そのために真っ先に必要な器官が、腸だ
ったのです。

骨が初めてできたのが5億年前だから、
10億年位前に多細胞生物がたくさん登場
しました。

最初の頃は、口と腸と肛門というシンプ
ル構造。
まぁ、アメーバみたいなヤツ。

ここから魚類、両生類、ハ虫類、鳥類、
哺乳類、そして人類が誕生。

進化していくうちにだんだん腸の背側に
脊ズイの原型が発達して、その先っぽが
膨らんで脳になった。

だから腸が最初。
腸がない動物はいないのデス。

「てんかん」は、脳の活性化が上がってワァーッとなっちゃう。

 

滅多にないことですが、患者さんで
意識を失う方がいます。

以前、「先生、私たまに意識を失うこと
があるんです。でも気にしないで下さい。
10秒~数分で戻りますから」と言われた
ことがあります。

ある日ブラッシング指導をしていた時、
急にその方、反応がなくなって、眠った
ようになった。

そして約十秒後、「先生、すいませんで
した、今気を失っていました」と、他人
事のように。

最初の頃は驚きました。

音もなくやってくる。
コレ、「てんかん」です。
昔からあります。

ソクラテスもそうでした。

プラトンの「シンポジオン(饗宴)」の
中に書いてあるのですが、ソクラテスが
階段を上がりかけて途中で急に立ち止ま
ったり、道を歩いている時、突然パッと
止まってしまう。

ソクラテスは時々、小発作を起こしてい
たらしいのデス。

「てんかん」の小発作というのは、その
瞬間に頭の中が空白になる。

それですぐ治まるんですけど、何かある
んですね。
きっと頭の中で何かが起こっている。

幻覚があったり、幻聴があったり、人に
よって違うと思うけど。

イシキがなくなっちゃいますから大変
です。

まぁ最近はギリシア時代とは違って、
いいクスリがありますから、ほとんど
問題ありません。

「てんかん」はどうも脳の活性化が上が
って、ワァーッとなっちゃう。

そうすると脳全体がケイレンするので、
結局統制とれなくなってバッタリいって
脳のブレーカーが落ちる。

しばらくすると勝手にブレーカーが
上がる。

「聖書」の場面がありありと見えるとか
、「聖書」の言葉が聞こえてくるとか昔
の本によく出てくるけど、まぁアレ、信
心深い人に多いんでしょうけど、ああい
う凡人にない才能って、てんかん気質と
結びついているんじゃないかな。

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