2020年 1月 の投稿一覧

真っ赤なウソの元祖

 

まるやまファミリー歯科では、幼児向け
にアンパンマンシリーズのDVDを流し
ています。

この中で、バイキンマンは必ずウソをつ
きます。

まぁ、このバイキンマンがつくウソは
すぐわかるので、子供たちは安心して
アンパンマンの登場を待ちます。

ところで、「真っ赤なウソ」の元祖が
西洋には2つあるんです。

町の中にある立派な建物がそう。
教会と劇場デス。

それはどういうことかというと、「この
中で起こることは全部、真っ赤なウソで
すよ」ということを最初に言っておくん
です。

そうすると、ヒトは安心してダマされて
いいんだと思う。

教会と劇場は、その中でのことは真っ赤
なウソだというのを盛り立てるための、
いわば装置。

外に対して強い殻をつくる必要があるの
で、立派なモノを建てちゃう。

日本でそれに似たものはないかと考える
と、演劇以外だったらたぶん、漫画。

「これは漫画ですから」と言われると、
この中に書いてあるのは全部ウソだとい
うのが大前提になるので、安心できる。

だから夢中になれる。
だから人の心をつかむのだ。

誰かがそんなことを言っていた。

水分子の大きさをわかりやすく言うと・・・

水分子を1ミリだとしたら、人体は地球の2/3になってしまう

 

ある先生がある小学生に、「雪がとけた
ら何になる?」と問うたところ、その小
学生、すかさず「春になる」と答えたそ
うです。

先生「・・・・。」

先生はきっと「水になる」という答えを
期待していたのでしょう。

その水ですが、それを構成している水分
子がどれだけ小さいかわかりやすい例え
があります。

ヒトのカラダには水分子がたくさん入っ
ています。

水分子を1ミリだとしたら、水の入って
いる1つの細胞の大きさは、1辺が500
メートルの立方体になります。

この辺で言えば、1辺が西20丁目~西
25丁目までのキョリのサイコロの大き
さ。

その細胞が1兆個集まったのが、人体。

水分子を1ミリだとしたら、人体の大き
さは7500キロメートル。

地球の大きさが12800キロメートルだか
ら、地球の大きさの2/3が人体の大きさ
ということになる。

これなら小学生でも水分子ってホント
小さいんだなぁとワカルはず。

 

大人の仕事

 

まるやまファミリー歯科前の歩道に空き
缶が転がっていました。

この前、待合室の中からその空き缶を見
ていたら、「サッ」と拾って持って帰る
方が・・・。(中には蹴飛ばす人もいる
というのに)

いやあ~、久しぶりに大人を見たなぁと
思いました。

歩道に落ちている空き缶を拾うのは、誰
にとっても自分の仕事じゃあない。

自分が捨てたワケじゃないし、そんなの
は捨てたヤツが拾うべきであって、通り
すがりの人間にそんな責任はない。

まぁ、それも理屈の一つ。

「みんなの仕事だから自分の仕事じゃあ
ない」って考えるのが、コドモ。

「みんなの仕事だから自分の仕事だ」と
考えるのが大人。

彼らは「サッ」と空き缶を拾って自分の
家に持ち帰って、ゴミの日に出す。
まぁ、ボランティアのできる大人です。

どんなよくできた社会のシステムでも、
それを長続きさせるためには、一定の数
の大人が必要。

そんな大人の一人になりたい。

哲学者カントの散歩

散歩するカント

 

毎日毎日、同じことを繰り返す。
同じことを繰り返していると、自分の中
で「アレッ?」という変化がわかります。

昔、300年くらい前のプロイセン(ドイ
ツの旧国名)の哲学者カント、まぁ、
「純粋理性批判」などで有名なケーニヒ
スベルク大学哲学科の教授なのですが、
このカントが大学で教えていた時、毎日
ぴったり決まった時刻に散歩していたも
んだから、通り道の家はカントが通る時
刻に合わせて家の時計を合わせたそうで
す。

カントにしてみれば、昨日と同じ時間に
同じ場所を通過した時、「昨日とまった
く同じことを考えているはずなんだけど
、何だか昨日と気分がかすかに違うなぁ
」ということがたまにアル。

そんな時、それが手がかりになって新し
いアイデアが生まれるんですって。

ツバは悪者じゃないよ。


バキュームチップでツバをとります

 

ワレワレ歯医者は、口の中という狭い
場所で仕事をしていますが、ツバ対策を
しながら仕事を進めています。

ツバがなければもっと簡単にできるんだ
けど・・・。

でもツバは無ければならないもので、
もし無ければ、魚の骨がツキ刺されば
口の中は血だらけになるし、熱いモノを
飲めば口の中はヤケドする。

外から口の中へわけのわからないものが
入ってくれば、それをチェックし、悪い
ものがあればそこで何とかしようとする。

吐き出すとか。

みんなツバって気持ち悪いって悪者扱い
するんだけれど、ワレワレにとっては、
最前線でカラダを守ってくれている、心
強い味方。

ツバのおかげで口の中、ずいぶん助かっ
てオル。

生き物って、いらないモノはつくらない
んです。

自分の中にある時はなんとも思わないけ
れど、一旦カラダの外に出てしまったら
汚いと思う。

オシッコ、ウンチ、然り。

自分の中にアル時は身内だと思い、外に
出たら仲間じゃないと思うのかな。

何度拝んでも返事があったことなんて一度もないのに。

北海道神宮の初詣

 

ワタクシの父親が逝去して3ヶ月くらい
経つのですが、最近よく夢の中に登場し
てくれます。

ワタクシの脳の中では、どうやら親は
生きているらしい。

ところで、初詣やお墓参りで合掌してい
る時は、カラダの力を抜いて、頭を垂れ
て、黙って耳を澄ませます。

返事を待っているんです。
何か聞こえるんじゃないかと思って。

これまで何度拝んでも返事があったこと
なんて一度もないのに、「でも、もしか
して」とつい耳を澄ませてしまう。

人の住む世界とは別の世界からのシグナ
ルを聞き取ろうとするのデス。

聞こえないのはわかっているけれど、
準備する。

まぁ、いったんそれまでの自分をリセッ
トして、そして身体感度を上げて、感覚
を研ぎ澄ます。

そうしておかないと自分のカラダで起こ
った微細な変化が感知できませんもの。

何かコレ、武道の精神に通じるものがあ
るんじゃないかなぁ。

ヒトのカラダの防衛システム1.2.3

自分でカラダを守る

 

昔、男性用のヒゲ剃りに、“ブラウン
システム1.2.3(ワン・ツー・スリー)”
というのがありましたが、ヒトのカラダ
にも“防衛システム1.2.3″があります。

例えば、病原体がカラダに入ってくると
しましょう。

最初はヒフから侵入しようとします。
でも、皮フは簡単には入れてくれません。

これが、防衛システム1。

仕方ないから、病原体は皮フよりも
比較的防衛の甘い粘膜から侵入しようと
します。

ノドの粘膜なんかがそう。

うまく入ってくると、カラダが「これは
いかん」と第2の防衛システムを発揮
します。

それが、白血球。

白血球には好中球・マクロファージ・
リンパ球などがあって、今回はその
うちの好中球とマクロファージ。

粘膜はカラダの中なので、白血球の
中の好中球とマクロファージという
食細胞がやってきます。

これが病原体を食べてくれるのです。
ただし、早く来てくれるんだけど、
弱い。

まぁ、隣近所のおじさんおばさん
みたいなもんです。

そこで今度は、おじさんおばさんが
電話して警察官に来てもらいます。

この警察官が白血球の中のリンパ球。
免疫を担当してくれます。

感染した細胞を殺してくれたり、
抗体をつくってくれます。

これは電話をかけて来てくれるもん
だから、反応は遅いけど強いのデス。

これが第3の防衛システム。

カラダの防衛システムはまぁ、こんな
感じです。

ストレスをかけると胃に穴があきます。

ネズミをつかまえて・・・

 

昔の人、例えば文豪の夏目漱石は胃カイ
ヨーで亡くなったと聞いたことがありま
す。

今では胃カイヨーで死ぬ人なんて滅多に
いません。
クスリで十分よくなります。

なぜ胃のカベが急に溶けるのかよくわか
りませんが、多分神経が関係している。

ネズミをヒモでぐるぐる巻きにする。
そのヒモでネズミをぶら下げて、氷水を
張ったバケツに何回かつける。

そういう意地悪を何回かやって、すぐ
胃を開いてみる。

すると、胃の粘膜の内面のあちらこちら
に出血しているのがワカります。
出血しているところに穴があいているの
デス。

これが、実験的にネズミにできる胃カイ
ヨー。

まぁ、ストレスを加えるだけでこういう
ことが起こります。

昔、何かの本で読んだんだけど、日本人
のストレスは胃にくる。

それに対して、アメリカ人のストレスは
心臓に来るらしい。
血管が詰まるのだ。

多分ストレスの種類が違って、日本人は
じっとガマンする。

小さい頃から、「人の言うことを聞いて
ガマンしなさい」と母さんに言われまし
たもの。

アメリカに行ったイチローや松井選手は
前年度より良い成績を求められる。

アレはホント、心臓に悪い。

「えっ、俺って悪なの?」

      “ちょい悪”

 

まるやまファミリー歯科では、乳幼児
向けにアンパンマンのDVDシリーズを
かけています。

その中で、ストーリーをおもしろくする
ために、バイキンマンの中にチョットだ
け「悪」と「恐怖」を盛り込んでありま
す。

でも「毒」は入っていません。
毒は子どもの心を傷つけますからね。

ところで、小学生くらいの頃には、
子どもって自分のことを「悪」だなんて
思いません。

それが13、14才くらいになると、初めて
自分の中に「悪」を発見する。
ちょっと悪い子になる。

小さい頃にはいつも「悪を倒せ!」と
言って遊んでいたのに、「えっ、俺って
悪なの?」ということで大混乱。

昔、幕末の頃、徳川家最後の将軍、慶喜
が薩長討伐に行った時、薩長軍に錦の
御旗が見えた。

これって、朝廷(天皇or官)軍という
意味。

で、慶喜、その時、「えっ、俺って悪に
なっちゃったの?」とビックリした話を
思い出した。

子どもの頃は「正義の味方ごっこ」を
しているから、悪と戦うノウハウはわか
っているんだけど、自分が悪に取り込ま
れつつある時にどうやって対抗するかな
んて、子どもの世界の教科書には書いて
ありません。

そのあたりのことは多分、文学作品に
触れるしかないんでしょうね。

まぁ、スマホに向かう時間をチョット
削って本を読みなさい、ということ
です。

保育園の代表の方に会った。

(イメージ)

 

先日、ワタクシが歯科検診を担当してい
る保育園の代表の方にお会いしました。

今、保育園事業に参入する会社がどんど
ん増えています。

でも、参入したものの思ったほど運営が
うまくいかず、保育園をそのまま居ぬき
で売買するところも増えているというこ
とです。

何が大変か。

園児たちは集まるのですが、スタッフが
なかなか集まらない。

で、運営できなくなり、買い手を探すこ
とになる。

1つうまく運営できた保育園の経営者は
、2つも3つも一緒なので、そのノウハ
ウをもって次々と保育園を増やしていく。

まぁ、システム化してしまえば5つも
6つも同じなのです。

歯科の世界でもこういう話はよくありま
す。

例えば、一人のドクターが削る歯には
限界があります。
従って、年間削る量は決まっています。

これをシステム化して10コ分院をつくっ
てしまえば、年間削る量は10倍になりま
す。

すると、単純に計算すれば、収入も10倍
になる。

確かにそうしている先生はいます。

しかしワタクシにはどうもそういう才能
も勇気もありませんので、ワタクシに与
えられた、地域に根差した治療や予防を
地道にやっていこうと思います。

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