2022年 12月 の投稿一覧

今年最後のごアイサツ

ブログは奥さんに打ってもらいます

 

今年も昨年に引き続き、「ウイズコロナ
」でした。

コロナは突然降ってきた厄災で、各国の
政治家はどうしていいかわからず、みん
な次々と政策を失敗しました。

でも前代未聞の問題が起きた時、100%
の答えを出せなんてムチャを言う国民は
いませんよ。

ちゃんと事実を開示し、失敗を失敗と認
め、直すべき所は直す。

こういうことをフツーにやってほしいだ
け。

感染初期に医療崩壊が起きたイタリアは
、EU加盟国でホントは国境がないことに
なっているのに、ドイツ、フランスから
マスクと防御服の提供を断られました。

アメリカも「在庫なんてなくても、必要
な時にオーダーすればイイんだよ」なん
て思っていたのが、初期はマスクや人工
呼吸器が手に入らず、何万人も死亡しま
した。

で、アメリカは主要な薬品や医療資源を
国産に切り替えた。

まぁ、エネルギーや食料などホントに大
事なものは、コストは高くても自給自足
にするのがいいんじゃないかな。

ということで、今年のブログはおしまい
です。

来年も引き続き書く気力があれば書こう
とは思いますが、何せ気まぐれなもので
、突然「やーめた!」と言って放り出す
かもしれません。

と言いながら、10年続きました。

実は、原稿・写真はワタクシが担当し、
校正、ブログ入力はうちの奥さんに任せ
ています。

うちの奥さんの忙しそうな時や何も頭に
浮かばない時は、数年前のアーカイブを
取り出して、知らん顔して載せています。

ということで、皆さんもよいお正月を
お迎え下さい。

「学力3分、人間力7分だ!」

入江塾の授業風景

 

中学3年生は、もうすぐ高校入試。
頑張って下さい。

ここに、ある受験生の手記があります。

「入江塾の秘密」という本に書いて
あった。

これはワタクシが高校生の頃の本だから、
相当、昔だ。

  ****************************

ボクは、兵庫の私立N高受験生が多いと
いう入江塾に参加することにした。

塾生たちはどの顔を見ても勉強がすごく
できそうなヤツラばかりで、どの顔も
問題集なんか全部仕上げてしまいました
よ、という澄ました顔に見えた。

ボクはいつまでたっても英・数がガン。
範囲のあるテストでも、70点が精一杯。

範囲のない実力テストともなると、30
点も取れば大成功。

ほんとうに寂しい限りのものだった。

N高や鹿児島のR高の模擬テストとなる
と、100点中15~20点しか取れないのだ。

すべてを投げ出したくなった。

そんなある日、偶然N高模試で国語81点
という思ってもみなかった点が取れたの
だ。

嬉しかった。

不思議なもので、この国語の得点がきっ
かけで、塾の仲間とぐっと近づけたよう
な気がして、仲間とも気軽に話ができる
ようになった。

話してみて、みんながみんなボクが思っ
ていたほど勉強しているのではないこと
がワカった。

冬の合宿が始まった。

朝から夜中まで机にしがみついて英語・
数学をやった。

毎晩3時まで寝なかった。

ボクはもがいた。
次のテストは第2集団まで転落した。

もうダメだ。
何もかも捨てて、家に帰ろう。

いよいよ荷物をまとめようとした時、
ふと仲間の一生ケンメイな姿がボクの
目に痛く突き刺さった。

「ここまできたら仕方がないじゃない
か。続けよう。」

開き直った。
もちろん成績は上がらない。

何だかボクだけが先生から無視されて
いるような寂しさが、絶えずボクを
襲った。

授業でもボクだけが叱られないのだ。
ボクを飛ばして、ほかの奴が殴られる
のだ。

ボクは心の底から腹がたった。

もしボクが落ちたら先生のせいだ。
“ざまあみやがれ”と思った。

でもそれはボクの思い過ごしであった。

忘れもしない、N高入試の2日前だ。
ボクが英語でケアレスミスをした時、
先生は思い切り黒板拭きで頭を五発も
殴りつけてくれた。

痛かった。
けど「よかった」と、あの時はホントウ
に涙があふれ落ちた。

ボクはN高へ入学できた。

「学力3分、人間力7分だ!」
入江先生はよくそう言ってた。

病原体を食べる・感染細胞を殺す・抗体をつくる。

 

病原体がカラダに侵入する時、最初に
働くものは何かという話ですが、最初は
ヒフという防衛ライン。

生き物の表面というのは、もうそれだけ
でしっかりした防衛ラインになっていて、
ケガしない限りヒフから入らないのです
が、粘膜は弱いんです。

大体は粘膜から入ってきます。

例えば、カゼとかはノドとか気管の粘膜
から入ってきますし、その第一の防衛ラ
インを突破されたら、次に働くのが自然
免疫のしくみで、主にマクロファージと
か好中球とかいう、まぁ白血球の一部な
のですが、食べるという細胞が働いてく
れます。

マクロファージっていうのはよく食べる
細胞で、病原体が来たらパクパク食べて
くれる。

食べるというのは、食べて中で消化して
溶かして殺してしまう、まぁ、そういう
細胞。

好中球はマクロと同じような働きをする
細胞ですが、ちょっと寿命が短くて、パ
ンパンに食べ終わった頃には死にますの
で、大体寿命は2~3日程度。

その病原体を殺し終わった好中球の死骸
が膿になって出てくる。

ケガをして出てきた膿は、免疫細胞が
働いて出てきたものってワケです。

それでも突破されると、次に出てくるの
がリンパ球の中のキラーT細胞。
感染した細胞を殺してくれます。

歯周病に例えたら、まぁ、食べきれなか
った病原体が骨に感染すると、リンパ球
の中のキラーT細胞が働いてくれます。

「お前、感染したな!悪く思わんでくれ
よ。堪忍してや!」といって感染細胞を
殺します。

で、それをさっき出てきた食細胞が食べ
にきて、骨がだんだんなくなっていく。

これが、歯周病で骨がなくなっていくと
いうしくみ。

このキラーT細胞でも倒せない敵だとい
うことになれば、しょうがない、最後の
手段、リンパ球のB細胞の出番。

カラダは抗体を作るという作業に入って
いきます。

時間はかかりますけど、コレが強いん
です。

新型コロナで自然に治った人は、この飛
び道具の抗体がカラダ中にばらまかれ、
病原体を撃退したのデス。

京都人は「いけず」を言う。

 

「いけず」という言葉があります。

これは、北海道の方はご存知ないかもし
れませんが、関西方言で「意地が悪いこ
と・人」のこと。

ワタクシ、昔、京都の洛中に住んでいた
ことがありまして、思わず「なつかしい
!」と思ってしまいました。

例えば、お隣のピアノの音がうるさいと
思っても、「ウルサイ!」とは言わずに
「お上手でんなぁ」と言う。

「まぁ、きれいなネクタイしてはるなぁ
」と言われたら、「派手なネクタイして
あんた何考えてんの?」。

「何を着ても似合わはりますなぁ」と言
われたら、「そんな恰好して恥ずかしゅ
うないんかい!」。

料亭などでウンちくを垂れる客に「お客
さんよう知ってはりますなぁ」と言われ
たら、「つまらんこと言わんと、黙って
食うたらええねん」。

まだまだある。

子連れの親に「まぁ、元気のええお子さ
んやな、子供は元気が一番や」なら、
「静かにさせなさい。どんなしつけしと
るんや!」

京都の外から移住してきた家の庭先を見
て、「きれいにしてはりますなぁ」なら
「毎朝掃除せんかい!草くらいむしっと
け!」。

彼らはこうした「いけず」をニコニコし
ながら言ってのけるので、勝手を知らぬ
非・京都人は思わず「ありがとうござい
ます」なんて返してしまう。

非・京都人のワタクシもかつてはそう
言っていた。

しかし、おそらくこの瞬間、目の前の
京都人の目は全く笑っていないことを
確認しなければならない。

でも考えてみれば、「いけず」を使うの
もわかる。

京都の歴史は戦乱の歴史。
戦いの度に京都はよそ者に破壊されて
きました。

だから京都人は自分の身は自分で守ると
いう社交術を身に着けてきたのだ。

それに、無用な衝突も避けられるしネ。

ワタクシ自身、若い頃、京都にいる友人
から「上洛の際にはぜひお立ち寄り下さ
い」という年賀状をもらったことがあり
ます。

ワタクシ、ブッ飛びました。

身に染みついていることをフツーにやっているだけなんデス。

日本人サポーターのゴミ拾い

 

サッカー・ワールドカップで、日本人サ
ポーターが観客席の清掃を率先して行う
姿が海外で注目を集め、賞賛されていま
す。

それに関して、ワタクシなりにいろいろ
考えてみました。

ワタクシも中・高・大と部活の競技、
卓球をやっていました。

その時は何も考えていませんでしたが、
今考えてみれば、スポーツを武道的な感
覚でやっていたのではないかと思う。

例えば、自分たちが使用する卓球台や
練習場を部活後に片付けたり、掃除をし
たり、ボールなどの用具の手入れや管理
は当然やるものだし、さらに帰り際には
コートに一礼するといったことも、フツ
ーにやる。

海外には、日本みたいに中学・高校に
放課後やる部活はありません。

コレ、日本独自のシステム。

ある北欧の人が日本に来た時、「日本の
中学生は午後の授業が終わったのになぜ
帰らないんだ?」と不思議がっていまし
た。

日本では放課後、クラブ活動をするため
に学校に残ります。

そして上級生が下級生に教える。
プロ級レベルにはなりませんが、まぁ、
そこそこうまくはなる。

スポーツを通じてこうした片付けをする
環境にある日本は、世界では特別みたい。

日本の常識は世界の非常識。

日本の選手やサポーターたちは、褒めら
れるためにやっているんじゃありません。

ただただ、身に染みついていることを
フツーにやっているだけなんデス。

でも、コレ何?って考えてみたら、やは
り小さい頃から自然に身につけていく武
道の精神なのかなぁ。

「プラスひとつ」の心遣い

バスガイドさん

 

ある日、「道新にこんな記事が載ってる
よ!」とうちの奥さんからラインが届き
ました。

これをブログに書けという意味かな?

以下、道新の記事。
あるバスガイドさんの投稿記事です。

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あるカフェでコーヒーを飲もうとカップ
を持ち上げると、紙製コースターに手書
きで「Have a nice day」。心がほっこり。

最近もファーストフード店で商品を席ま
で届けてくれた店員さんが、「お待たせ
致しました」に加えて、「ゆっくりおく
つろぎいただけていますか」と声をかけ
てくれました。期待以上の接客に感動。

いずれも共通しているのは、マニュアル
に「プラスひとつ」があること。

気遣いの「ひと筆」「ひと言」でお客様
の満足度や気持ち良さがぐんと増すので
す。

また、人気菓子店ではこんなことも。

会計時にポイントカードを出した時、
別の有名菓子店のも重なってしまってい
たようです。

すると店員さんはとっさに笑顔で、「仲
良しの店のカードがくっついていたので
お返ししますね」。

ライバル店であるはずの店のカードを
「仲良し」と言ってくれ、ホッとしまし
た。

バスガイドも同じ接客業。

例えば、トイレがしたいとバスを止めた
お客様には、「勇気ある一言に救われた
方が5人はいます。私(バスガイドさん
)もその一人です。」と一緒にトイレに
行ったり。

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さりげないプラスひとつで、ホッコリす
るのだ。

ブドウ糖が血中にあふれると、血管がボロボロになる話

オガワメモ

 

ブログを書く時、いいアイデアが浮かば
なければ、甘いもの(ブドウ糖)を口に
する。

すると突然、閃いたりします。

人間も含めて、生物のエネルギー代謝の
基本はブドウ糖。

ブドウ糖の塊みたいなのが、炭水化物。

ブドウ糖がなくなると、脳はたった5分
で死んでしまいます。

脳のブドウ糖の消費量はびっくりするく
らい多くて、全身の消費量の25%。

体温を調節したり、心拍数や呼吸を調整
するのも脳の役割。

ところで、血液はいろんな物質を体のあ
ちこちに運んでいるのですが、その血液
の通る血管はスキマだらけ。

このスキマから染み出すことで、血液中
の物質は細胞や臓器に届けられるんです。

で、このブドウ糖ですが、実はやっかい
な一面がありまして、ブドウ糖が血中に
あふれると血管がボロボロになるんです。

こりゃ、大変だ。
甘いものを控えなければ・・・。

食事をすると血液中の血糖値が高くなり
ます。

放っておくと、血管がボロボロになる。

なので糖を外に追い出さなければなりま
せん。

そこで活躍するのが、すい臓から分泌さ
れるインシュリン。

昔、教科書で、「インシュリンは血糖値
を下げます」って習ったんだけど、「全
身の筋肉や肝臓や脳に余ったブドウ糖を
血管から追い出せば、血管はボロボロに
なりません」と一言でも注釈でもついて
いたら、もっと理解が深まったのになぁ
と思う。

まぁ、そうやって大量のブドウ糖が脳ま
で届き、それを消費すれば血液中のブド
ウ糖が減っていく。

すると血管がボロボロにならない。

それでも血液中のブドウ糖が余った場合
はどうなるか。

ズバリ、脂肪の中に送るんです。

余ったブドウ糖は脂肪細胞の中に送られ
て、蓄えられる。

脂肪細胞は血管の外側にあるんです。
だからすぐ脂肪がつく。

つまり、私たちが太ってしまうのは、あ
ふれたブドウ糖から血管を守る1つの
非常手段。

まぁ、ダムみたいなものだ。

水がダムに溜まることで下流の地域の
洪水を防いでくれるようなもの。

ブドウ糖が脂肪についてくれることに
よって、血中のブドウ糖が減って、血管
がボロボロになるのを防いでくれるのだ。

「神様がヒトをつくりました」ということになっている。

クローン羊は今でも元気に生きている

 

キリスト教の聖書には、「神様がヒトを
つくりました」と書いてあります。

では神様は誰がつくったんだろう。

多分、どこかの誰かが頭の中で神様を
創ったのだ。

実験発生学というのがあります。

今は発生生物学というらしいのですが、
実験発生学の祖と呼ばれるハンス・シュ
ペーマンという人がいて、彼の実験材料
はイモリ。

やがて発生学の材料の主流はニワトリに
なる。

その次の材料はマウスになった。

技術が進歩したので、子宮から胎児を
取り出して操作するのが随分簡単になっ
たから、というのがまぁ、公式的な説明。

でも今ならワタクシもそうは思いません。

歯学部の動物実験で「歯槽のうろうを
つくる」ってのがあって、ワタクシのい
た教室でよくやっていました。

最初はラットで歯周病をつくる。
次にブタでつくる。
そして、最後にサル。

ワタクシの担当はサルでした。

だんだん進化の階層を上がっていって、
それは最上段のヒトの歯周病研究につな
がるからです。

だから、イモリ、ニワトリ、マウスとい
う風に時代とともに実験材料は明らかに
進化の階段を上に上がっている。

やはり、一番上にいるのは、ヒト。
ただそれを言わないだけのこと。

発生生物学は、ヒトに強い引力がかかっ
ています。

そしてヒトに吸い寄せられていく。

それをやれば病気の治療に使えると、
医学者はそう言います。

でも、それだけ?

「何でヒトは羊でクローンを創ったん
だろう?羊の次は人間か?」

最近はそんなことをよく考えます。

生放送の音楽番組の途中に臨時ニュース、「火星人が・・・」

ラジオから臨時ニュース

 

1938の年の秋、アメリカのラジオ。
生放送の音楽番組の途中で、突如として
臨時ニュースが飛び込んできた。

「火星人がロボットを使ってアメリカの
都市を壊し始めました。今、植物みたい
な生き物がヒトの生き血を吸っています。
火星人の侵略が各地に進行中です。皆さ
ん、逃げて下さい」

ラジオを聴いている人々は大混乱。
全国のケイサツに問い合わせが殺到。

ショックで病院に運ばれた人、ボルチモ
アで心臓発作を起こした人、逃走しよう
とした市民が交通事故を起こしたなど、
各地で大混乱。

火星人の侵略

 

この生放送は多くの聴取者に恐怖心を
植え付け、実際、火星人が侵略してきた
と信じさせたようです。大成功!!

実はこれ、イギリスのH.G.ウェルズの
「宇宙戦争」のラジオドラマ。

ラジオの裏番組を意識した演出。

放送が行われた当時は、ドイツや日本の
台頭により、ヨーロッパやアジアをはじ
め、第二次世界大戦開戦への緊張感が高
まっていた頃です。

このドラマ、おそらく歴史上最も成功し
た作品だと言われています。

あとで聴取者の皆さん、この日が10月
30日ハロウィンの日であることに気づ
いたトカ。

おそらく、当時だからラジオはまだ若い
メディア。

大先輩の新聞が「こりゃまずい」と警戒
心を表したに違いありません。

ちなみに、この宇宙戦争の結末は、「火
星人の体内に地球上のウイルスや病原体
が知らぬ間に侵入し、あれよあれよとい
う間に火星人を死滅させていった」とい
うものデシタ。

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