2020年 4月 の投稿一覧

当番医の日、歯槽骨骨折の患者さんが・・・。

歯槽骨骨折(イメージ)

 

2年に1回、口腔医療センター(夜間
救急センター)で当番医の順番がまわっ
てきます。

平日は19時~23時まで開業医の先生が、
土日祝日は札幌医大の口腔外科の先生が
担当します。

その日は私が当番医の日。

衛生士のスタッフさんから、「先生、先
程お電話がありました。顔面打撲の患者
さんが来られます。お願いします!」。

ワタクシ、「さては歯でも脱臼したのか
な?」と軽い気持ちで構えていたら、入
って来られた患者さんを見て驚きました。

上口唇は膨れ上がり、口の中は血だらけ。
血のりで中が見えない。

口の中を探ると、本来歯のあるべき所に
歯がナイ!

2~3本、歯が同じ方向に揺れている。

「コレは歯の脱臼どころではない!上顎
歯槽骨骨折だ!意識はずっとあったけど
脳は大丈夫か?今すぐ札幌医大の口腔外
科に搬送しなければ。それよりも命が
大切。呼吸できるようにまずは口腔内の
気道の確保だ。」

スタッフと一緒に血のりをガーゼや
バキュームで吸い取り、止血処置をした
後、直接札幌医大の口腔外科へ電話しま
した。

電話に出られた当直の先生は、ココ(口
腔医療センター)に土日祝に当番医で来
ておられる先生で、ここのスタッフとの
コミュニケーションがとれている。

話はすぐ通じた。
ありがたい。

で、すぐ搬送。

当番医の時には、今回のように、フツー
の開業医にはまず来られないような患者
さんも来ます。

他に、あくびしたらアゴが外れた患者さ
んトカ。

そして、当番医は普通一人だけなので、
「診断力と、今何をすべきなのか」を
試されます。

ところで話は変わりますが、4~5年位
前になるかなぁ。

夕方、まるやまファミリー歯科の受付け
やDrのアシスタントを笑顔で対応してく
れていた女の子の学生アルバイト(当時
H大歯学部5年生)のH中さん。

今は札幌医大の口腔外科で立派にDrと
して、研究者としてご活躍されているよ
うで、とても嬉しかった。

「近頃、何してる?」

子ども時代の友達に会う(イメージ)

 

久しぶりに会う友達や仲間に、アイサツ
がわりに近況を訊くことがあります。

すると相手からは、「相変わらずだよ」
とか「ボチボチです」という返事が返っ
てくる。

これじゃあつまらないので、「近頃何し
てる?」とか「今、何に関心を持ってる
?」という風に切り返して訊くと、思わ
ぬ返事が返ってきます。

「クラシックを再び聞き始めたんだよ」
とか「新型コロナの免疫について研究し
てオル」とか、「歴史に目覚めた」とか。

ちなみにうちの奥さんは韓国語にピアノ
、うちのチビスケは動画投稿。

ワタクシといえば、積んであった本を
引っ張り出して読んでいる。

ワタクシの場合、大切な家族のいる家で
寝っ転がって、アアだコウだとおしゃべ
りしながら好きな本を読む、まぁ、フツ
ーの日常が最高のゼイタクだと思うので
すが、どうでしょう。

医者は患者さんよりも早く逝くことがあるんです。

新人医師とベテラン医師

 

新型コロナで、お医者さん達をはじめと
する医療関係者の皆さん達、頑張ってい
ます。

欧米では、夜7時になると市民がスタン
ディングオベーションで彼らに「オレた
ちのために頑張ってくれてありがとう」
のパフォーマンスをしていると聞きまし
た。

国公立病院勤務のお医者さんは、患者さ
んよりも平均寿命が短いと言われていま
す。

こういう話があります。

ある患者さんが何かの病気で、同じ年頃
の主治医の先生に難病を治してもらいま
した。

隣では見習いの先生が、主治医のアシス
タントをしていました。

何十年か経って、久しぶりにその患者さ
ん、調子悪いところがあって主治医の先
生のところへ行きました。

すると、白髪の別の先生が診てくれまし
た。

「あのう、以前私を診てくれた主治医の
先生はどうされたんですか」と聞くと、
その白髪の先生、「実は5年前病気で
亡くなったんですよ。」と返事をした。

その白髪の先生、よく見ると、実は昔
主治医の先生の隣で見習いをしていた
アシスタントの先生だったのデス。

医者は患者さんよりも早く逝くことがあ
るんです。

「手作りマスク」あれこれ

マスクが不足していることもあり、最近
いろんな所で「手作りマスク」が目につ
くようになりました。

道を歩いてても、手作りマスクを見ると
嬉しくなります。

一般的には、マスクは感染した人が感染
を拡大させない効果はあるけど、感染し
ていない人が自分を感染から守る効果は
薄いとされています。

アメリカ疾病カンリ予防センターは、昔
から「マスクに感染予防効果はナイ!」
と言い切っています。

〇ランプ大統領、マスクしていないけど
、アメリカは感染者数でも死亡者数でも
中国を大きく上回る状況になってきたか
ら、「あれっ?」と思ったのでは?

日本や香港や台湾のようにマスクをすれ
ば、他国のような感染の拡大が抑えられ
る可能性があります。

ところで、手作りマスク、いろんなのが
出てきました。

いくつか例に挙げてみます。

 

よくある手作りマスク                  ※手作りマスクは肌に優しい。カワイイ。洗って使えます

ダブルガーゼマスク                    ※ダブルガーゼのキレが売られています

アンパンマンマスク                    ※アンパンマンのキレならつけてくれるだろうと思って作った

辻希美マスク                       ※手づくりマスクと書いてあるケド、自分で作ったとは書いてない?

手ぬぐいマスク                       ※縫わない切らないマスク。折る、ねじる、結ぶだけでできます

小池マスク                        ※近所の方がお届けしてくれた手作りマスク

アベノマスク                     ※賛否両論あります。何度でも洗って使えます。でもチョット縮むようですが。

 

ワタクシはこの中で、感染防止効果があ
るかどうかわかりませんが、アイデアで
手ぬぐいマスクがいいと思いました。

もちろん「アベノマスク」も応援して
います。

 

 

 

「元気がでました」

「オレたちひょうきん族」

 

今は、日本中、世界中、コロナで仕事も
スポーツも娯楽も学業もすべて自粛。

もう皆さん、何となく元気がありません。

テレビでも元気のない国民の姿を映すか
ら、ますます元気がなくなっていく。

出口が見えないとこういう風になるのか
と思いました。

ところで、ここに「元気がでました」と
感謝される方がいます。

それが、解剖学者の養老孟〇さん。
定年後書いた『バカの壁』が大ヒットし
た方です。

養老さん、こんな話をされていました。

「あちこち講演に出歩いて一番嬉しいの
は、『お話を聞いて元気がで出ました』
と言われることです。理屈を言って、そ
の上さんざん皮肉を言って、その話を聞
いた人が『元気が出ました』とはどうい
うワケか。話している本人もワカラない。
世の中には変な人がいるものだ。でも、
そう言ってもらえるのが嬉しい。私の話
を聞いても『元気が出る』というくらい
世の中の人には元気がないのであろう。
若い時のことを考えると、私なんか全く
元気のない方だった。それが、古希にな
ったら他人に『元気が出ます』と言われ
てしまう。長い間私がやっていたのは
解剖。で、死んだ人を見て元気が出るハ
ズがない。でももうそれを辞めたから、
その分だけ貯めてあった元気が出ている
のかもしれない。」

ワタクシ、本当にそうだなぁと思いまし
た。

コロナで、みんなの中に貯まっていた元
気の素がどんどんなくなっています。

ない袖を振っても中からは元気も何も
出てきません。

ワクチンできたとか、コロナが収束に向
かってきたとか、給付金がまた振り込ま
れているとか、何かそういう、ちょっと
した嬉しいコトでもあれば元気も出るの
になぁと思いました。

昔、『オレたちひょうきん族』とか
『8だ時ヨ!全員集合』とか『ビートた
けしの元気のでるテレビ』とか、そうい
う番組がたくさんありましたが、アレ、
本当に腹をかかえて笑って、元気が出ま
した。

ワイキキビーチの絵を飾った。

ハワイのワイキキビーチ

4、50年前のアイドル、郷ひろみ

 

まるやまファミリー歯科の模様替えをし
ました。

模様替えといっても、新しい絵を額に
入れて窓辺に飾っただけです。

この額の購入にはストーリーがあります。

随分前の話ですが、札幌新道にあるリサ
イクルショップ、オフィス・アクティ〇
でブラブラしていたら、馴染みの店員さ
んが「先生、いらしてたんですか。私に
声をかけて下さい。なんでも探しますか
ら」。

この店員さんからは、いつも歯科の装飾
品を始めいろんなものを買っています。

先日は赤・緑のLEDレーザービームを
買いました。
待合室のクリスマスグッズです。

一緒に店内を探していると懐かしい写真
が。

「あっ、郷ひろみ!」。

そこにはアイドル郷ひろみのポスターが
入った額が立てかけてありました。

50年も前の年季モノです。

「先生、郷ひろみのファンですか?」

「ファンというワケじゃないけど、ほら
このポスターの額ぶち、もしかして・・
たぶん・・きっと。」と、ポケットから
メジャーを取り出して測ると、ピッタリ。

欲しかったサイズです。

「コレ、ください!」

店員さん、「郷ひろみのポスター立てか
けておくと意外と皆さん、立ち止まって
見るんですよ。デモ、額ブチで立ち止ま
った人って、先生が初めてです。」

というワケで、郷ひろみのポスターを
抜いて、外枠の額だけ買いました。

「郷ひろみ抜きですから70%オフでいい
ですよ」

ということで買った50年前の額ブチが、
診療室の窓辺に飾ってあるハワイ・ワイ
キキビーチの絵です。

新型コロナウイルスワクチンの開発

「マンガでわかる免疫学」より     抗原特異的に免疫反応が起こる仕組み

 

病院崩壊という話が現実になってきま
した。

病院の医師や看護師が一人でも新型コロ
ナウイルスに感染すると、病院閉鎖とな
る。

戦後最大の国難です。

ところで、感染症の流行を防ぐ方法はウ
イルスに感染しないことが一番ですが、
それがムリならワクチン接種。

このワクチンを接種すると、リンパ節や
脾臓で免疫細胞が頑張ってくれて、ワク
チンを排除するための抗体ができます。

こうなればワクチンの元である病原体を
出来上がった抗体に攻撃させて、排除で
きるのです。

つまり「免疫がついた」ことになります。

本来であれば一連の免疫反応はウイルス
がカラダの中に入ってから起こるのです
が、それじゃあ抗体ができる前に発病し
ちゃう(新型コロナの場合は呼吸器不全)。

そして症状が重くなって、死のリスクが
高まります。

そこで事前にワクチンを打って病気にか
かったふりをする。

まぁ、自分の免疫システムをダマすわけ
ですが、そのおかげでカラダの防衛シス
テムが事前に整うことになります。

ところが、今回の新型コロナでは、まだ
ワクチンが開発されていません。
世界中で開発を急いでいます。

これを見つけたら、ノーベル賞あげても
いいと思う。
世界中の皆さんを救ったんですから。

ところで、何もしないでもコロナにかか
って、そして勝手に治った人がいるとい
うことは、その人は新型コロナに対する
抗体ができていたということ。

大勢、陽性から陰性になった人がいるの
で、その方々の抗体を研究して新型コロ
ナウイルスワクチンの開発が早く出来上
がることを祈るばかりです。

 

コロナで北京にも青空が戻ってきた。

北京の青い空

 

朝から晩までコロナのニュースです。
ホント、今が国難だと思う。

コロナウイルスで民間の自動車メーカー
や家電メーカーが製造ラインをマスク用
に切り替えたり、香水メーカーが消毒液
をつくり始めました。

皮肉にも、やればできるじゃん!と思っ
たことがあります。

それが、中国で工場がストップしたり
クルマが走らなくなったこともあって
北京にも青空が戻ってきたということ。

空気もきれいになった。

アメリカも商売どころじゃなくなって、
石油を燃やさなくなった。

石油を燃やさなくなったというのは、経
済活動を自粛するということ。

そして商売敵の中国に人工呼吸器15万コ
注文した。

今はどの国も連鎖して国難に陥ったため
、国同士のイガミアイも中断。

まぁ、病人同士で戦えませんからねぇ。

爆弾が落ちてどこの家も自宅が火事にな
っているようなもんです。

生命活動、経済は最悪だけど、地球カン
キョウはいい方向に向かっていると思う。

今はみんなで力を合わせて、オセロゲー
ムじゃないけど黒を白にひっくり返すこ
とを考えないとね。

脳ミソは止まらない。

ゴロ寝中でも脳は学習しています

 

北海道は、長い間のコロナ休みが全国に
先駆けて解禁になりました。

小学生は早く学校に行って友達と遊びた
いし、親も子どもが学校へ行ってくれて
ホッとする。

ところで、小学校に入ると、国算理社と
いった勉強時間があって、それ以外にも
遊びの時間があります。

脳が学習するのは何となく「勉強」の
時間だけだと思っておられる方がいると
思いますが、たとえコロナ休みで家で
ゴロゴロしていても、脳は常に学習し続
けています。

まぁ、「勉強」の時だけじゃなく、休み
時間も遊びの時間も学習し続けています。

それどころか、ぼんやりと考え事をして
いる時やおしゃべりしている時、ブラブ
ラしている時やゴロ寝をしている時でさ
え、脳は学習し続けているんです。

そう、脳に詳しい人が言っていました。

ワタクシも若い頃は年間を通してブラブ
ラしている時期がありましたが、1年前
と1年後は気が付けばずいぶん自分の考
え方が変わったなぁと思いました。

それが何か忘れたんだけど、たぶんワタ
クシのことだから「スゴイ!」と思うこ
とや「いいなぁ!」と思うことがあって
そのことをイロイロ頭の中でグルグル回
していたんだと思う。

脳が学習する特別な時間があるワケじゃ
ないけど、普通に目が見えて、耳が聞こ
えて、何か刺激を受けていれば、何もし
てなくても脳ミソは勝手に頭の中をグル
グル回って勝手に何かを学習しているの
だ。

 

 

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