2023年 6月 の投稿一覧

幕府はこんな風にしてデキタ

江戸幕府(徳川家康)

今年のNHK大河ドラマは『どうする
家康』。大河ファンとしては、まあ、
色々と思う所はありますが・・・。

ところで、そもそも何で幕府が出来たの
か。昨年の『鎌倉殿の13人』を見るまで
は、考えたこともありませんでした。

ずっと昔には武士同士、小競り合い
があったわけですよ。この領地はウチの
もんじゃ。いやいや、オレのもんじゃ。
昔からこの領地を支配していたからウチ
のもんじゃ。川の流れが変わって、地形
が変わったから、どうやって領地の分け
方を決めるか、そういうのを当人同士で
やるとなるとケンカになるわけですよ。
そうなると、力の強い人たちが得をする
。力の強い人間が力ずくで取る。そんな
ことになったら、弱い人たちはたまった
もんじゃない。怯えて暮らさなくてはな
らん。なるべく争いたくない。

そこでそれを仲介してくれる存在が欲し
いワケですよ。自分たちよりも圧倒的に
上の存在が。その決定的な存在が幕府。

源頼朝(鎌倉幕府)

NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』を
見ていたら、氏の源氏の中でも特に血筋の
いい頼朝が無骨な関東武士をまるく治
めていました。それが何となく、鎌倉
幕府になっていった。

鎌倉、室町と続くわけですが、室町幕
府も後の方の将軍は家臣に殺されまし
た。そんなもんだから、室町幕府はだ
んだん機能しなくなった。

自分の好き放題する連中が現れて、下
剋上した。それが戦国大名。
その中から信長、秀吉、家康など3人の
愛知県勢が天下人になった。

足利尊氏(室町幕府)

小学校のクラスに担任の先生がいなくな
ると、好き勝手にするヤツが出てくるの
と同じ。

幕府をちゃんと機能させようというのが
信長の考え方。諸説ありますが。今はど
この国も政府が幕府の役割を担っていま
すので、たいてい、どこの国も殺し合い
なんてありません。

 

 

まず面を取って深堀りします。

ソフトバンクの孫さんがブロードバンド
事業に参入した直後、「初期費用無料、
月額2830円」という戦略を出しまし
た。

社内外からは、「そんな低価格で利益
がでるようになるわけがない!」と
いう言葉が多く出た。

でもその後、孫さん、無線LANパック
を発売したりBBフォンを付けたりして
いる間にみるみる顧客単価が上がって、
有益な事業になりました。

孫さんのよく使っていた、「まず面を取
って、深堀りします」という言葉、どこ
かで聞いたことがある。思い出した!

賃貸の不動産屋さんがよく、「敷金無料
、家賃1ケ月ただ!」というのを前面に
出して入居者を募集している、あのキャ
ンペーン。確かに面を取っています。

ベンツとかポルシェとかクラウンとかマークⅡとか

人生の目標?見栄が強くて・・ベンツゲレンデ

ワタクシが子供の頃、TVのコマーシャ
ルで、『いつかはクラウン』という
企業戦略のキャッチフレーズがありま
した。クラウンはもちろん銀歯のこと
じゃなくて、トヨタの高級車のこと。

自分の地位やステータスの表現として、
クラウンのような高級車を所有したい
というミエ。自分で勝ち取った地位を
誇りにするのは悪いコトじゃありません
。『いつかはクラウン』と思い、その
夢がようやく実現できたっていうのは、
考えてみれば、実に可愛いことです。

社長さんになったらのるぞ!クラウン

以下はワタクシの思い込みなので軽く聞
き流してください。

外車ならベンツもそうかもしれません。
いつかはクラウン、と同様にいつかは
ベンツに乗りたいと思う人はいます。
ベンツはこの場合、その人にとっては
やはり特別なもの。人生の目標に近く
なる。しかも不思議なもので、例えば、
ベンツとポルシェは全く違うクルマだか
ら、それが示すものも違う。

ポルシェを望む人とベンツを望む人とで
は、性格も違うし、人生の目的も違う。
モノの価値観も違う。それはベンツと
ポルシェの違いそのもの。何か面白いん
ですよ。

熱狂的で一本気な性格の人が多い・・ポルシェ

ポルシェ好みの人は熱狂的で、一本気。
そのことだけにのめり込んでいく。
視野が狭い代わりにとことん突き詰める
ようなタイプ。

ベンツ好みの人は、親分肌。包容力が大
きく、視野は広いのだが、見栄が強く、
プライドが高い。上に置いておかないと
ご機嫌ナナメになる。

課長の自分はマークⅡがふさわしい?

以前、部長がクラウンだから、課長の
オレはマークⅡだろうと言う人がいまし
た。世間体という、まあ、権力者にとっ
ては実に都合のいいモノをクルマ選びに
おおいに利用するんですよ。クルマくら
い自分が好きなものに乗ればいいのに
なあと思う。

でも、気の弱い人、世間体を気にする人
にとっては向こう岸の話なんだろうなあ
とも思う。
自営業の社長さんは、勝手に好きなクル
マに乗っています。クルマは経費になる
ので、好きなクルマを買って、合法的に
所得が減るので支払う税金も少なくて済
むんです。残念ながら、サラリーマンは
このワザが使えない。

社長さんに言わせると、
オレが必死に稼いで買ったクルマだ!
誰にも文句は言わせねえ。
そして、社長さん、今日もブリブリ
愛車クラウンを走らせる。
あごヒゲをなびかせながら。

 

 

警察官立寄所

ミニパトカーがまるやまファミリー歯科
の前に止まったもんだから、ワタクシ、
やじうま根性が出て、玄関の郵便ポスト
付近で様子を見てました。すると、2階
の方からお巡りさんが降りて来た。

「何かあったんですか?」と聞くと、
お巡りさんはお茶を濁すように「いや、
何もないですよ。ほら、ここに”警察官
立寄所”って書いてあるじゃないですか
。」と言って、玄関のミニ看板を指差
した。
そして何事もなかったように、ミニパト
カーに乗って、消えて行ってしまった。

この看板、怪しいヒトが侵入してこない
ようにワタクシが勝手に貼ったんだけど
なあ。

『鉄』は酸素の運び屋です。(後半)

     (続きです)

でも、血液以外にも鉄を必要とする器官
がカラダの中にあるんです。それが、細
胞の中にあるミトコンドリア。ミトコン
ドリアといえば、酸素(o)と糖などを合
わせてエネルギーを作り出す細胞内に
ある小器官。

このエネルギーの生産に鉄が必要なんで
す。どういうことかと言うと、ミトコン
ドリアは酸素を取り込んでⅭ(炭素)を
CO2に変えていく。まあ、それは
ガソリンを燃やすのと同じ理屈。

ガソリン機関

ワレワレがエネルギーを得ているのは
Ò2を使ってガソリン(炭素、Ⅽ)を
燃やしていて、CO2に変えて、その時
に出るエネルギーを使ってクルマを走ら
せています。ところが、一気に燃やすと
爆発しますので、ゆっくり燃やす。
鉄があることでゆっくり燃えるんです。

エネルギーを生み出す時にÓ2がありま
すよね。一気にバッと燃える。でも鉄が
あれば一個ずつÒ2を順番に渡してゆっ
くり燃やして、ゆっくりエネルギーを
作るんです。

地球の内部の構造(オガワメモ)

惑星科学者の話によると、地球の3分
の1は鉄で出来ているらしい。地球の
中心に鉄の塊(内核)があって、その周
りに液状の鉄の海(外核)がアル。

そんなにたくさんある鉄をワレワレ
生物は使わない手はないと思うのデス。

 

『鉄』は酸素の運び屋デス。(前半)

 

線路を舐めるシカ

学生の頃、道内を旅行していた時に線路
によくシカが入っていくのを目撃したこ
とがあります。『いったい何やってんだ
ろう?』と思っていましたが、先日、
解決しました。

どうやら、線路の鉄分を舐めているらし
いのです。でも何でシカは無機物である
鉄をカラダの中に取り入れるんだろう?
それもどうやら、鉄をカラダの至る所で
利用しているからみたい。その1つが
血液。何を隠そう、ワレワレの血が赤い
のは鉄が錆びた色。まあ、鉄が酸素と結
びついて酸化鉄になった、その酸化した
色が赤っぽい色なんです。
クギが錆びたら赤っぽくなるでしょ。

クギ(鉄)が酸化すると赤っぽくなる

そんな話を、BSプレミアムの番組、
ヒューマニエンスで解説していました。
ほんで、鉄の専門家が『鉄はホントに
面白いんですよ。もう宇宙の始まりから
カラダの仕組みにまで、鉄が中心になっ
ている。』っていう話をしていました。

血液の話をすると、ワレワレの体内を流
れている血液の中の赤血球は20兆個以
上あって、その赤血球の中に、昔、理科
で習ったヘモグロビンという物質があり
まして、このヘモグロビンって、鉄を中
心にしてできた『へム』と『グロビン』
というタンパク質でできています。

肺で酸素を受け取ったヘモグロビンは
動脈を通ってカラダの隅々まで行き渡り
その後細胞にたどり着くと、持っていた
酸素を切り離す。

肺では鉄が酸素とくっつく

そして静脈を通って再び肺へ。そして酸
素を補充して・・・。これを使い物にな
らないくらい古くなるまで繰り返す。
このように、『へム』の鉄が酸素と簡単
に結びつくことが出来るために、酸素の
運び屋として適任なんです。

鉄が酸素を切り離して細胞に届ける

ワレワレは何を隠そう、鉄のおかげで
酸素を全身に行き渡らせ、カラダを自
由に動かせているノダ。

                    (続く)

 

アナログレコードの魅力

レコード全盛時代にいきなりCDという
ものが出てきて、ワタクシ、とんでも
ない高音質に驚いたのを覚えています。

CDってどこを聞いても同じ音がする。
まぁ、バナナの味みたいなもの。
どこを食べても同じ味。
一方、レコードって外周の音は良いので
すが、内周に向かうほど音が悪くなる。
まぁ、リンゴの味みたいなもの。外側は
甘いけど、芯に近ずくに連れてスッぱく
なる。

時々プツッ、プツッと針とびの音がする
けど、何となくふくよかな音なんです。
音の味とでもいうのでしょうか。

ところで、周りがデジタルばかりになっ
てくると、それとバランスをとるように
ワタクシ、アナログをいじりたくなり
ます。

まぁ、手間のかかるコドモみたいなもの
でしょうか。お世話させてもらうのも
また楽しいものデス。

お釈迦様は悪口を受け取らなかった

男はお釈迦様に悪口を言った

面白い話を耳にしました。悪口を言われ
ても相手にしないという話です。

では、始めます。ゴー。

昔、お釈迦様が尊敬されているのを見て
『どうして、あんなヤツが尊敬される
んだ!』と思っている男がいました。
そこで男は待ち伏せして、お釈迦様に
失礼な悪口を言いました。お釈迦様は
黙ってその男の悪口を聞いていました。
男は一方的に悪口を言い続けましたが、
お釈迦様は何も言い返してこないので
虚しくなってしまい、その男は黙り込
んでしまいました。

その様子を見て、お釈迦様はこう尋ねま
した。『もし、誰かに贈り物をして、
その相手が受け取らなかったら、その贈
り物は一体、誰のものでしょうか?』

贈りモノを受け取らなかったら、誰のモノ?

『そりゃ、相手が受け取らなければ、
贈った人間のものだろう!』そう答えて
その男は、『あっ!』と気ずきました。
お釈迦様は言いました。

『今、あなたは私に悪口を言った。でも
私はその悪口を受け取らなかった。
だから、あなたが言った事はすべて、
あなたが受け取ることになるんだよ。』
男は自分が恥ずかしくなって、その場を
逃げ出してしまいました。

まあ、悪口を言われたら、言い返したい
気持ちをグッと抑えてスルーしましょう
というコトです。
だって、受け取らなかったら、黙ってて
も相手のモノになるんですから。

高地トレーニングは赤血球をふやす

赤血球

よく、マラソンのオリンピック代表に
決まった選手が直前まで高地トレーニ
ングをするという話を聞きます。

ワタクシも、ハハーン、心肺機能を鍛え
るんだな、と思っていました。

でも腎臓を理解するにつれて、ちがうん
じゃねえ?コレ、赤血球の数を増やして
酸素の運ぶ量を増やすのではないか、と
考えるようになりました。

高地に住むペルー人

酸素の少ない南米の高地に住むペルー人
は日本人よりもヘモグロビンの数が多い
んですよ。人の顔を見ると赤い顔の人が
多い。赤血球の色です。20%くらい
多い。体内にヘモグロビン、つまり赤血
球が多いと効率的に全身に酸素を運ぶこ
とが出来るんです。

この赤血球を届ける司令塔になっている
のが腎臓。腎臓は尿を作る時にたくさん
の酸素を使います。ろ過するにはパワー
が要ります。

腎臓のろ過(オガワメモ)

塩などをろ過して再吸収しなければなり
ません。それ故にいち早く酸素のないこ
とに気ずきます。で、カラダが『赤血球
をつくれ!』という指令を出します。

酸素の少ない高地のペルーではカラダの
『赤血球をつくれ!』という指令を聞い
て、赤血球を増やして酸素の運搬効率を
上げます。

高地トレーニングして赤血球が増え、
そのまま2~3日まえにマラソン会場に
行き、『ヨーイ、ドン!』

マラソン『ヨーイ、ドン!』

低地の会場は酸素が多くて、マラソン
代表は赤血球が増えているので、細胞
内のミトコンドリアが気持ち良くエネ
ルギーを作り出してくれます。

ミトコンドリアって、エネルギーを
たくさん作る装置なんですが、腎臓には
それがビッシリ詰まっていて、もう見た
だけで、コイツ、エネルギー作ってんな
あっていう形をしています。

要は、高地に行ってしばらくすると、
赤血球が増えるという話です。

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