2021年 2月 の投稿一覧

コロナと人類の頂上決戦

新型コロナウイルスVS人類

 

現在、地球上には約175万種の生物が
いるようで、それが生態系の中で支え
合って生きています。

でもそれまでに絶滅した種もたくさん
いて、38億年前の生命誕生から今日まで
に存在した99%以上の種はもういない。

今残っているのは、いわば勝ち組。

ペストやコレラなどの感染症を乗り越え
て、人類はネアンデルタール人からウイ
ルスや菌に強い遺伝子を受け継いだ、と
そんなことを生物学者の池田清彦さんが
『もうすぐいなくなります。絶滅の生物
学』の中に書いていた。

先日、うちのまるやまファミリー歯科に
も医療関係者宛てにワクチン接種の申込
書が送られてきました。

ワクチンを接種すればある程度、自分の
感染リスクが減って、たとえかかったと
しても他人にうつすリスクが減ります。

自分だけの為じゃなくて、まわりの人達
のためにもワクチンはうった方がいい。

まるやまファミリー歯科のスタッフは
私も含めて全員、COVID-19のワクチン
をうちます。

今はコロナと人類の頂上決戦。
あっちの山からコロナが勝ち上がって
きた。

この決戦には、サッカーじゃないけど
前半戦と後半戦があって、前半戦では
コロナが優勢。

でも後半戦では人類はコロナワクチンと
いう最強の武器を手に入れたので、世界
中が協力して接種すればヤツらを押さえ
込むことがデキルはずだ。

「一生ケンメイであってはならず、一生ケンメイでなければならない」

 

口腔外科手術

 

学生の頃、口腔外科手術のオペで手術に
立ち会ったことがあります。

学生実習では、手術着を身に着けて、最
初から最後まで後ろでじっと観察します。

カルテを読んで今日に至るまでの経過、
診断、オペに使用する術前の麻酔薬剤、
器具、術式、術後の麻酔の覚せいなどを
レポートにまとめて提出します。

こういうオペは重症なので、全身麻酔が
ほとんどです。

ところが、簡単なオペだと局所麻酔で
行います。

意識はありますので、たまに患者さんが
不機嫌になることがありました。
何か怒っている。

「医者がムダ話をしている」とか、
「冗談を言って笑っている」って、
真面目な患者さんほど不機嫌になる。

でも、そのくらいの余裕がないと危ない
ということです。

たぶんそこが一番、オペする側と患者さ
んの考えがズレてるところじゃないかな。

歯科でもそうだから、医科の8時間位の
オペじゃあ、ドクターの方も真面目一本
じゃあ、もちません。

もしそういうopeを真面目一本でやると、
どこかでチョイミスをします。

実はオペの失敗って、思わぬところに穴
があって、一番基本的なことに気がつか
ない。

まぁ、人ってのは一生ケンメイになりゃ
あいいってもんじゃありません。

何回もやった方ならわかると思いますが
、一生ケンメイになっている時に何かが
ポカッと落ちる。

真面目でいいと思っておられる方はおそ
らく、人間に対する信頼が非常に強いの
か、真面目ならちゃんとうまくいくハズ
だと考える。

ある耳鼻科の先生が短いエッセーを書い
ておられて、そこに「慣れてはならず、
慣れねばならぬ」と書いてあった。

オペに言い換えれば、「一生ケンメイで
あってはならず、一生懸命でなければな
ならない」ということか。

医者が気を抜くからうまくいかないとい
う風に考える方もいますが、逆にそのく
らいリラックスして余裕がないとうまく
いかないという面もあるんです。

 

ペストの流行の後、時代は動いた。

ペストの流行

 

新型コロナウイルスで、今、世界中大変
ですが、14世紀のヨーロッパでもペスト
が流行り、3人に1人が亡くなりました。

それまでは教会が権力を持っていたので
すが、このペスト、神に祈っても儀式を
しても、亡くなる人は増えるばかり。

で、「神なんかいないんじゃねぇの?」
とみんな気づき始めた。

神に祈っていた神父さんもペストにかか
った。

感染を恐れて人のいないところへ逃げ出
す神父さんもいた。

教会で祈ってても命は助かりませんから
ねぇ。
逃げるが勝ちだ。

そして農民の多くもペストで亡くなり、
労働力不足から農民の賃金が上がり、
土地を持っている封建領主も力を失いま
した。

こうして、教会と封建領主の2つの権力
が沈没。

みんな「神が一番じゃねぇぞ」というこ
とに気づいたのデス。

何しろ、1000年もの間、神様が一番上
でしたからねぇ。
その間、人間の脳の活動は凍っていまし
た。

そしてそれが溶けたのが、ルネサンス。
人間が神から解放されたのデス。

ダ・ビンチ、ミケランジェロ、出てくる
ワ出てくるワ、生々しいのがいっぱい出
てきた。

ロンドンでも「この人が死んだ、あの人
が死んだ、ここでは何人、あそこでは何
人・・・」などということばかり。

この頃ニュートンはケンブリッジ大学で
研究生活を送るつもりだったんだけど、
ペストの流行で大学は2年間休校。

ニュートンは故郷へ帰って、たまたまリ
ンゴが木から落ちるのを見て、万有引力
の法則を発見。微分・積分の考え方も
見つけた。

その後ダーウィンが進化論を、蒸気など
を発見した人も出てきて、産業革命につ
ながっていったのだ。

今世界は、新型コロナウイルスで混乱し
ています。

歴史を見たら、混乱の後には新しい時代
が始まることになってイル。

ダ・ビンチ、ニュートン、ダーウィンの
ような人が再び現れてくるでしょうか。

まだ見ぬ未来の子孫から「ボーっと生き
てんじゃねーよ」と叱られないようにし
ないとネ。

ロールス・ロイスに乗るのがイギリス流


  イギリスの有名人(J.L)

 

人生を登りつめていったら、ロールス・
ロイスに乗るのがイギリス流のようです。

ロールス・ロイスって、庶民が乗れる
クルマではありません。

価格は、札幌で3LDKの新築の分譲マン
ションを買うくらいの値段。

運良く所有できたとしても、維持スルの
が大変。

ロールス・ロイスに乗ると、車とチグハ
グにならないように、カッコもつけなく
てはならない。

減価償却費だけで月に100万円。
保険料だって、年に60万円はかかる。

1リッターで2㌔しか走らないから、百
円玉をバラまいて歩いているようなもの。

また、ロールス・ロイスの運転手は普通
の国産車と同じ給料というわけにもいか
ない。

そして、美女を隣へ乗せて走るとなると
・・・。

やはり、ロールス・ロイスって、庶民の
乗れるクルマではアリマセン。

「安心・信用・慕われる」


           昔のエライ人(孔子)

 

歯医者を長くやっていると、患者さんに
どういうふうに向き合えばいいか、考え
ることがあります。

患者さんは、チビッコからお年寄りまで
幅広い。

そんな時、目からウロコが落ちるような
一文を目にしました。

それは、孔子が弟子に語ったある言葉。

そのありがたいおコトバとは、
「年寄りを安心させて、同胞から信用さ
れて、そして若い子どもたちからは慕わ
れる。」

昔のエライ人は、ええこと言うもんデス。

偉人って、飛行機みたいなもの?

 

ある患者さんに聞いた話なのですが、
その方、ハードバンク(仮称)のSON
さん(仮名)の会社で、通信用のアンテ
ナを建てています。

北海道では山の奥とか知床とかに建てた
ので、あと電波の通らないのはトンネル
の中だけ。

それでもアンテナを入口、出口につけれ
ば全て完了します。

「SONさんはスゴイわ!」といつも感心
していました。

まぁSONさんが偉人ってのは、皆さん
ご存知のはず。

偉人たちの常識ってのは、普通人の常識
とは明らかに違います。

フツウの人の中から偉い人が出て偉人に
なるんじゃなくて、彼ら偉人はフツウ人
とは初めっから全く別の考え方を持って
いるのです。

まぁ、クルマの中の優れたクルマってん
じゃなくて、ズバリ最初から飛行機だっ
たのです。

「最近、ツバがぬるぬるするような気がするんです」

 

「最近、ツバがぬるぬるするような気が
するんです。病気かなぁ?」
という話を聞きました。

実はそのぬるぬるの正体は、何を隠そう
ツバの中に含まれている物質、ムチン。

病気でもなんでもありません。

これ、ぬるぬるした粘液成分で、とろろ
イモやナメコ、納豆にも含まれています。

冬は乾燥するのでうがいをする人が増え
てきます。

でも、うがいをすればするほどツバの中
のムチンが無くなります。

ムチンの膜は保水性が高くて、その下の
粘膜の水分蒸発を防いでくれます。

だから、渇きを癒そうと水で何度でも
うがいしたら、渇きが余計ひどくなる。

今は新型コロナウイルスの関係で、うが
いをする人も増えてきました。

大体、動物の分泌する粘膜はほぼ全て
ねばねばのムチンが含まれています。

例えば、ツバを筆頭に、鼻腔、膣、目の
表面の粘膜。

目ならムチンを含む涙液が瞬きしても、
眼球をぐるぐる動かしても、痛くない。

口の中ではツバの中のムチンが舌や頬な
どの粘膜の動きを滑らかにしてくれる。

そして食べ物を取り込んだり、発声・
発音なんかを助けてくれて、粘膜が傷つ
かないように保護してくれるのです。

さらに今、問題になっている新型コロナ
ウイルスが口の中や消化管の粘膜表面に
触れるのを防いでくれます。

ウイルスは粘膜から侵入しますからねぇ。

とにかく、うがいをし過ぎたり、歯みが
き剤を使った歯みがきをし過ぎたりする
と、ムチンの補充が追い付かなくなり、
チョット心配。

ところで、ツバが嫌われる原因はおそら
く、ぬるぬるして糸を引くムチン。

口の中にある時はいいけど、一旦口の外
に出たら仲間外れにされて、かわいそう
に、嫌われるようだ。

でもワタクシ、ぬるぬるのツバを見たら
、「おお、やっとる、やっとる!今日も
よう働いてくれとるなぁ!」」と思って
しまいます。

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