2023年 9月 の投稿一覧

水中に住むウーパールーパーは、甲状腺ホルモンを与えると陸上を歩く。

水中のウーパールーパー

 

ホルモンって、生体内に出る化学物質の
ことですが、コレ、血流に乗ってカラダ
中を巡ります。

よく聞く言葉で「成長ホルモン」っての
がありますが、アレ、本当の姿は脂肪を
分解するホルモン。

で、何をするかっていうと、夜、成長ホ
ルモンが出るって聞いたことがあると
思いますが、夜はご飯を食べないので
血糖値が下がります。

  成長ホルモンは脂肪を分解します

そこでその間に成長ホルモンが出て、
脂肪を分解してカラダ中にばらまく。

そうしないと朝起きた時には餓死してし
まいます。

カラダを作りかえるホルモンというのも
あります。

田んぼに住んでいるあの生き物は、もっ
と劇的な変化を引き起こすといいます。

それが、オタマジャクシ。

おたまじゃくしがカエルに変身

たった2ケ月の間に大人のカエルに成長
する変態。

その変化を引き起こすのが、甲状腺ホル
モン。

ところで、おもしろい話があります。

ウーパールーパーは一生を水中で過ごす
、エラとヒレのあるカワイイ動物ですが
、甲状腺ホルモンを与えると、なんと
エラが消えて、尾のヒレも小さくなって
陸上を歩くようになるんです。

陸上を歩くウーパールーパー

 

ウーパールーパーの祖先は、太古の昔
陸上で生活していたと考えられていて、
しかし何かがあって、甲状腺ホルモンの
分泌が減少することで一生水中で過ごす
ような生活スタイルになってしまった。

そこで甲状腺ホルモンを働かせると、
眠っていた遺伝子が働き始め、エラや
ヒレが消え、陸上を歩くのにふさわしい
以前の姿になったらしいのデス。

カワイイのと怖いのが一緒にいる感じ

だからウーパールーパーの現在の姿は、
陸上で生活する体つきをとりあえず中止
しているような状態。

でも、一旦甲状腺ホルモンというスイッ
チを入れてやると、本来の陸上を歩く体
つきに変わっちゃうんデス。

少年たちの心の内にある強いバネ

夜の体育館と校庭土曜日の夕方~夜にか
けて、ワタクシ、〇山小学校(仮名)
の体育館で〇ニス(仮称)をして汗を流
しています。
この3連休の第1日目の夜、真っ暗い中、
よく耳を澄ますと校庭で何やら男の子た
ちのカン高い声が聞こえました。
こだまでしょうか。
いや、笑い声や叫び声。真っ暗なので何
も見えませんが、7~8人はいたはず。
声は聞こえど、姿なしってヤツです。

暗闇の中からカン高い声だけが聞こえる

※注 (大学時代の講義の代弁。 出席の
返事は40人分だけど、 教室にはどう見
たって数人しかいない。 先生も慣れた
もんで見逃してくれた。)

おそらく、暗くなったものの、皆と遊ぶ
のがあまりにも楽しくて、その場を離れ
たくなかったのでしょう。
ワタクシにも経験あります。何しろ、
安全な学校の校庭だし、職員室・体育館
には大人がいるし、明日もあさっても学
校休みだし・・・。父さん母さんも今日
くらいは勉強をカンベンしてくれるだろ
うし・・・。そりゃあ、帰りたくない。

少年たちは心の内に、強いバネをもっています

ところで、この年頃の少年たちは、ワレ
ワレ大人が考えている以上に心の内に強
いバネを持っています。力強く押せば、
跳ね返す力も2倍、3倍。静かに押すと、
その時、力なくしぼんでしまうのが、
少年のバネの反発力。

伝説の入江塾

以前、「入江塾の秘密」という本、まぁ
40年くらい前の本ですが、そこの名物、
入江先生がこう言っておられた。
『私の「バカヤローッ!」の声のもとで
「横ばい」「下降」に歯をくいしばって
耐えぬいた子どもたちは、その後必ずと
言っていい程、飛躍的な伸びを示した。
』まぁ、一つの難局を自分の力で乗り越
えると、必ず次にはそれだけ強い自信が
少年たちのココロの中に芽生えてくるの
デス。それが心の内にある強いバネ。

ブログ、YouTuber

歴史系YouTuberのミスター武士道さん

ブログを書いていると、ウソは書けませ
んので、確認の為の下調べをします。
どんな人が見ているかわかりませんもの
。まあ、ナイとは思いますが、もしも、
コテコテの専門家が見ることがあれば、
コテンパンに反論されます。

ワタクシのブログは、中学2年生程度の
学力があれば読めるように書いてありま
す。でも、公開しているというコトは檻
の中に入れられて監視されているような
もの。言い換えれば、コッチからは見え
ませんが、金魚鉢の中で色んな人に監視
されている感じです。

高橋洋一チャンネル

こんなブログでもそうなんだから、顔を
出しているYouTuberの皆さんって、
命を削るような仕事だなあ、と思うん
です。

ミミズの『フン』は温暖化防止に一役、買っている?

エジプトのクレオパトラ

エジプトのクレオパトラが国外へ持ち出
し禁止としたムシがいます。そのムシの
名は『ミミズ』。『ゲッ、気持ち悪りー
い!』と思われるかもしれませんがエジ
プト文明を繁栄させたのは、このミミズ
がいたから。
アフリカ大陸の北方のナイル川周辺は
サバク化しているので、この辺りにミミ
ズはほとんどいません。でも、ナイルが
氾濫することで、上流から土とミミズ
がともに運ばれてきて、農耕が盛んにな
ったのかも知れません。

ところで、ミミズが文明の繁栄にどうか
かわったのか?キーワードは『フン』

このミミズのフンの中には、植物が成長
する為に大事な窒素やリンなどが含まれ
ているんです。ミミズの肥料は天然の肥
料。しかも、このフン、固まっていて、
この形が重要なんです。土の中の落ち葉
など、枯れた植物を食べて生きているミ
ミズ。落ち葉がフンに変わり、土に変わ
っていく。すると、固まったフンとフン
との間に適度なスキマができ、植物が根
を張りやすくなる。更にこのスキマ、適
度の水の量を保ってくれる。

ミミズは落ち葉、枯れ葉を食べる

うちの実家にも畑があって、父が土を耕
していましたが、田畑を耕す作業は、
まあ、ミミズが行う理想的な土作り。
そう言えば、今は亡き父が『こういう
ゴロゴロした状態の土がある所では、
同じ品種でも土が違うと全く違う野菜に
なる。』と、言っていた。

ミミズは作物が良く育つ土を黙々と作り
続けて来ました。今も世界中至るところ
で土を作り続けているんです。そして
ワレワレの農耕文明を支えている。
ワレワレの立っている大地のほとんどは
ミミズの出したフン。ミミズを『気持ち
悪り~い』なんて言わないでネ。
それにネ、ミミズのフンって粘液とフン
を混ざり合わせて有機物の塊を作るん
です。

コーティングしてフンの分解を止めてくれる

コーティングして、何が起こるかと言う
と、土の中の微生物によってそれ以上の
分解を止めてくれる効果があるんです。
有機物を微生物が分解したら、ⅭO2が
ドンドン排出されるのでミミズのフンに
関しては、この中に炭素を閉じ込めてく
れます。

まあ、炭素を閉じ込めた石炭みたいなも
んでしょうか。地球温暖化防止に一役
買っているらしいんです。

伝説の国語教師

 

「銀の匙」といえば、明治時代の中勘助
の書いた自伝的な小説。

本棚の引き出しにしまった小箱の中にあ
る銀の匙をきっかけに、幼年期の伯母の
愛情に包まれた生活を回想する小説です。

この小説を中学3年間かけて1冊読み上
げる国語授業をした、伝説の教師がいま
す。

中勘助の銀の匙

それが、兵庫県の私立N中の橋本武先生。

9年前に101歳で亡くなった名物先生だっ
たんですけど。

この先生、「生徒の心に生涯残って、生
きる糧となる授業をしたい」との思いか
ら、1950年新制N中で開始しました。

教科書を使わず、中学3年間をかけて
中勘助の「銀の匙」を1冊読み上げる国
語の授業。

毎回配布するガリ版刷りの手作りプリン
トには、頻繁に横道にそれる仕掛けが
用意されてて、いろんな方向への自発的
な興味を促す工夫が凝らされていました。

授業の流れは、「通読する→寄り道する
→追体験する→徹底的に調べる→自分で
考える→要約する→自作の『銀の匙』づ
くり」。

        寄り道

まぁ、この頃は終戦後で、教科書をスミ
で黒く塗りつぶしていましたからねぇ。
教科書はあてになりません。

確か養老先生も同じようなことを言って
いた。

ワタクシも、時々脱線する授業は大切だ
と思う。

あちこちにぶつかって、いろんなものを
学ぶチャンスが転がっていますもの。

八つぁんと熊さんの花見酒

 

 

春になると、近くの円山公園では花見を
しながら酒を飲む人が増えてきます。

まぁ、酒好きにはたまりません。

花見といえば、「八つぁんと熊さんの花
見酒」という話があります。
コレは江戸時代の落語。

八つぁんと熊さんが樽酒を二人で担いで
いる。
八つぁんが手持ちの十文を熊さんに渡し
て、酒を一杯飲ませろという。

熊さんがいいよと言う。

次に熊さんが八つぁんからもらった十文
を八つぁんに渡して、おれにも飲ませろ
と言う。

これを続けると、樽酒はいずれなくなる。

経済統計は、それでつじつまが合ってい
ます。
収入と支出のつり合いが見事にとれてい
るから。

自然と経済の関係は、まさにコレ。

お金は数字で、そしてただの紙切れ。
それが実態のないことは誰でも知ってい
る。

        八と熊のやり取りが経済

花見酒でいうなら、十文のやりとりはウ
ソで、酒が減るのと八と熊の2人が酔っ
払うのが実。

八と熊のやりとりが経済で、酒の減少が
資源。
八と熊が酔っ払うことは、人が生きてい
るということ。

江戸時代の人はこのことをわかっていた
から、落語になったのだ。

そのようなことを解剖学の養老孔子(仮
名)先生が以前おっしゃっていた。

この先生、人体の解剖だけでなく、経済
の解剖も時々します。
手法は同じなんだトカ。

 

こうして、たくましい先輩たちになっていくのデス。

団体戦(イメージ)

先輩を応援する後輩たち(イメージ)

「テニスの王子様」というマンガがあり
ます。あの漫画、関東の硬式テニス強豪
校に、ちょっとクールで強い新1年生が
入ってきた。で、2年生、3年生のいい
刺激になって、切磋タクマしながら団体
戦で全国中学生大会を制覇するという
ストーリー。
まぁ、あれは漫画の世界でのお話。

テニスの王子様

以前、北海道の全国中学生テニス大会
の北海道予選を見たことがあります。
北海道の男子では、K陵中、札幌K成中
H嶺中、函館Rサール中、NEW琴似北中
N野中が出ていました。
どこの学校にもエースと準エースの2枚
看板がいて、あとはたいてい駒不足。
彼らはシングルに出てポイントを取りに
いく。そこで残りの2つのダブルスが勝
負のカギを握ることになります。

全国中学生テニス大会優勝青春学園

ダブルスに起用された子たちは中学に入
ってからテニスを始めた子が多いので、
スーパープレーはないものの、とにかく
チョットしたことで試合はひっくり返っ
たりします。まだまだ中学生。

強気の子もいれば、弱気の子もいます。
応援を味方につけてのってくる子もいれ
ば、相手の応援をプレッシャーに感じて
、実力を出し切れない子もいます。
後輩は先輩を力いっぱい応援する。
先輩は、声をかけたりして後輩の面倒を
みる。

『後輩たちよ、あとは頼んだぞ!』

惜しくも全国出場を逃したチームは、
後輩たちに「あとは頼んだぞ」とエール
を送る。
そうやって夏以降、2年生以下の新チー
ムができて、このメンバーで大丈夫かな
ぁと思いながらも、1年後には再びたく
ましい先輩たちになっていくのデス。

慶応義塾大学と『めだかの学校』と郷中教育

慶応義塾大学

この夏、慶応高校が、夏の甲子園で優勝
しました。サラサラの髪と107年ぶりの
優勝ということで一気にこの夏の話題を
さらっちゃった。ところで、慶応と言え
ば、1つカテゴリーが上の慶応義塾大学
って、先生のことを『~君』って呼ぶん
です。
とは言っても、生徒が教師のことを
『~君』と呼ぶんじゃなくて、学校側
が教師のことを『~君』と呼ぶ。
先生と呼ばれるのは慶応義塾大学をつく
った創始者の福沢諭吉先生だけなんです

慶応大学の創始者、福沢諭吉先生

ワタクシ、その話を聞いて、コレ、
『めだかの学校』のフレーズじゃねえか
と思いました。そのフレーズは、

『め~だか~の学校の、
め~だかたち~、
だ~れが生徒か先生か、
だ~れが生徒か先生か、
みんなで元気にあそんでる~』

『めだかの学校』

ん?、何か、どこかで聞いたことがある
ぞ! そうだ、この詩、江戸中期~明治
初期にかけて、薩摩藩がやっていた郷中
教育(ごじゅうきょういく)だ。
そこでは生徒が後輩にものを教える。

生徒が後輩を教える薩摩の郷中(ごじゅう)教育

『めだかの学校』は薩摩藩の郷中教育の歌ではないか?そう言えば、福沢諭吉って、薩摩近くの大分中津藩出身だもんね。

つまり、生徒が後輩を教える。
だから、先生は『~君』

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