2016年 7月 の投稿一覧
歯磨き剤の成分同士がお互い効能を打ち消しあう?
歯磨き剤に求める効果って、殺菌とか歯質強化とか消炎とか、それほど多くはありません。
ここで全ての成分を配合した歯磨き剤があったとしても、それは万能薬にはならないのです。
というのは、成分同士がお互い効能を打ち消して効果がなくなることがあるからです。
例えば、ブクブク泡の出る発泡剤は殺菌剤の効果を打ち消しますし、研磨剤とフッ化物は反応しやすいので、歯の表面を強くするという効果を打ち消してしまいます。
歯磨き剤に含まれる基本的な役割を理解すれば、メーカーの情報やウワサなどに過剰に反応しなくてもよいのデス。
まぁ、発泡剤と研磨剤の入っていない歯磨き剤ならいいと思うんですけれど・・・。
ポケモンGOは昆虫採集のかわり?
小学校は夏休みに入ったもんだから、うちのマンションのコドモ達、朝早くからラジオ体操に行っている。
そして、帰ってきてからマンション敷地内でジャレあっている。
高学年ともなると、このへんの子供達は塾とか習い事とか夏期講習とかで忙しくなるようで、合間にチョットでも時間があれば遊ぶ。
子ども達の笑い声はいいもんです。
夏休みなんかは子どもは網を持ってトンボやコオロギや虫を追いかけるもんですが、最近の子どもの家には網がないし、近くに虫もいない。
ポケモンGOをつくった任天堂の前社長さん、先日亡くなりましたが、生前こんなことを言ってました。
「ゲームは楽しいが、子供たちが外で遊ばなくなった。外に出て遊べるゲームをつくろう」今、昔、昆虫採集をしたことのある大人がポケモンGOにはまっています。
くれぐれも「歩きスマホ」になりませんように。
動物は育児書なんか読まないのに子育て上手。
よく小児科で出てくる質問に、「動物は育児書なんか読まないのに、どうして子育てが上手にできるのですか?」というのがあります。
解剖学者の養老孔子先生(仮名)がこんなことをおっしゃっていました。
「よく考えればこれは当たり前のことで、人間が今のような脳ミソを持ってものを理解しようとし始めたのは、たかだか20万年足らず。
言葉を本気で使い出したのは、せいぜい5万年前。
動物の親子関係は、5億年も前から始まっています。」まぁ、人間の脳ミソなんて、ものを考えるようになったのはつい最近のことで、5億年続いているものにはかなわない、ということでした。
ドライヤーを使って歯ブラシを曲げる。
使い古しの歯ブラシ、何か再利用できないもんかなぁとよく思ったりします。
そんな時、ある新聞記事を目にしました。
歯ブラシの柄の部分を曲げて角度をつけると、便器の縁など陰になった部分も磨けます、というモノ。
柄を曲げるにはどうすればいいかというと、火を使わない安全な方法では、曲げたい部分にアルミホイルを巻く。
そして、その部分にアイロンを当てる。
冷やす。
するとすぐに軟らかくなります。
もっと簡単な方法は、ワタクシよくやるのですが、ドライヤーの温風を柄に当てて、その後冷やします。
すぐ曲がります。
以前厳寒期、木造の診療所の配管を一度だけ凍らせたことがあります。
業者さんを呼ぶには時間がなかったもんだから、一か八か、ドライヤーで金属部分に温風をかけたら、通水しました。
それ以降、常に診療所内にドライヤーを常備しています。
ドライヤーには、髪を乾かす以外にも使い道があるんデス。
ペンキを塗った。治療台を入れ替えた。
昨日は朝早くから、花川の旧ペンギン歯科に行ってペンキを塗りました。
先週の話なのですが、旧ペンギン歯科で業者さんと一緒に歯科の治療台の入れ替え作業を行いました。
その時、あるおばあさんが立ち止まってコチラをじっと見ています。
目が合ったもんだから「こんにちは」とアイサツしたら、以下の会話になった。
女性 「こんにちは。歯医者の治療台を出しているから、やめるんかと思うとった。」私 「ご安心下さい、やめませんよ。歯医者さんの治療台を新しく取り替えているだけですよ。」「実は私も、5年前までペンギン歯科という名前で先生やってたんです。」女性 「知っとるよ。私もここへ通ってたもの。」ワタクシ、患者さんの顔すっかり忘れていましたけど、患者さんはワタクシの顔、しっかり覚えていました。嬉しいものです。
「通うから、早く再開してくれんかのう。」とおっしゃって、通り過ぎていかれました。
一刻も早く再開させねばなりません。
コラム(179)・・・顔のサイズ
気づかないヒトは・・・。
「ドラえもん」に、のび太が”きんとうん”という珍しい生き物に乗って練習する話があります。
のび太は”きんとうん”が猛スピードで空中を飛び回るもんだから、「助けてぇ!」と言ってドラえもんに頼る。
だけどドラえもんは、ほったらかしにして家に帰ってしまう。
ほったらかして家に帰ったのは、解決しなければならない問題点をのび太に気づいてもらいたいから。
のび太じゃないけど、気づきの欠落したヒトは一流になれないと言われています。
なぜなら、気づきの学習能力が低くて、同じ失敗を何度も繰り返すから。
まぁ、気づかなければ失敗から何も学び取れないですから。
ところで、ブラッシングも同じで、歯周病のバイ菌がどこにいるか気づけば、こんなに歯周病で悩むことはありません。
歯の表面にはいないんですよ。
歯ぐきの中にいるんです。
気づいて下さいネ。
ふしぎな湿疹
(写真は別人です)先日、うちの奥さんの首に、原因不明の湿疹ができました。
日ごとにひどくなっていきます。
皮膚科へ行こうか迷っていたようです。
口の中の粘膜の炎症なら、原因は何であれだいたい同じような形を見せてくれます。
粘膜なら組織構造が単純なので、単調な反応をするからです。
湿疹とかカイヨウとか発疹とか、だいたい決まっています。
原因としてはおよそ4つに分けられてて、粘膜にだけ現れるモノ、粘膜疾患と関係あるモノ、全身疾患が部分的に現れたモノ、そして先天性のモノなんかを考えますけれど、とりあえずステロイド軟膏をつけて様子をみます。
口の中で原因がわからなければ、コレを使ってみる。
まぁ、対症療法です。
こんなことが頭ん中にあって、ワタクシ、皮膚科のお医者さんじゃないけれど、歯科用のステロイド軟膏を家に持ち帰って奥さんに「コレつけてみる?」と渡したら「つける」と言うもんだからつけてみた。
そしたら次の日にはすっかり治りました。
医者の心得として治療の前に診断ありき、ってのがあるのですが・・・。
まあそれはいいとしてそれにしてもこの湿疹、原因はいったい何だったんだろう?
これぞ、小笠原流!
言い換えるだけで前向きになれる言葉があります。
相手への伝わり方、印象が少し変わります。
なにしろ、言葉って、神様が人間に与えてくれた最大の武器ですからねぇ。
例えばこんな言い回し。
◎これしかできません→ ここまでできます◎遅いですね→ 早くいらっしゃるといいですね◎失敗しました→ 学ぶことがたくさんありました◎今、忙しいです→ あと1時間したらゆとりができます◎夫がもう頑固すぎて→ 意思が強すぎて◎おしゃべりで→ 好奇心が旺盛で話題が豊富でこれぞ大人の品格、小笠原流のほんの一部です。
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