2022年 11月 の投稿一覧

W杯ドイツ戦勝利後の渋谷交差点で日本人のことを考えた。

渋谷スクランブル交差点

 

ドイツ戦が終わった渋谷スクランブル交
差点、サポーターたちで大賑わい。

今回はまさか日本がドイツに勝つとは
思わなかったからか、D.Jポリスの出番
はありませんでした。

信号が赤になり、警官が笛を吹くと、
みんなすぐに歩道に移動し、クルマを
走らせる道をつくる。

大騒ぎの中でも、信号に従い秩序を守っ
ていました。

信号があり、かつ警官が出て整理してた
ら、それに従うのが日本人ですが、制す
る力が見当たらない時に暴走するのも
日本人。

スタジアムや自宅前なんかの自分の行為
が特定されがちな場所ではきちんとゴミ
を拾うのも、日本人なら。

特定されない、ごまかせる場所ならポイ
ッと捨てるのも、日本人。

マジメで細かく、規範イシキが強くて、
何かの折に残酷さが出る。

いい悪いではなく、もうこれって国民性。

まぁ、幼児期から抑え込みすぎて規範
イシキを叩きこまれていますもんね。

NATOの話を、ドラえもんの話に置き換えてみた。

ケンカが強いジャイアン

 

ヨーロッパは、仏・英・独だけじゃあり
ません。

その他にたくさん小さい国があるんです。

日本と違って陸続きですからね。
うかうかすると大国に侵略されちゃう。

ヨーロッパの小国はどうやって自分の国
を守っているのかというと、バランスで
守ってもらうんデス。

つまり、みんなが力を合わせたNATOが
武器。
コレ、ロシアへのけん制。

「遠交近攻の原理」というのがあって、
「遠くと交わり近くを攻める」ってヤツ
ですが、国境が接していると、そっちの
方が強いとすぐ子分にされちゃう。

じゃあ、ということで近くにいる厄介者
とどう付き合うか。

「オレ、遠くにいる人と仲がいいんだぜ
。」

つまり小国ヨーロッパ(NATO)の作戦
は、「アメリカと仲いいぜ」っていう風
にもっていく。

これをドラえもんの話にすり替えると、
実にわかりやすい。
スタッフに話したら好評でした。

ジャイアン「おい、のび太!おまえのお
     もちゃをオレによこせ!」

のび太「やだよ。ジャイアンよりもケン
   カの強い鬼塚先輩に僕かわいがら
   れてるんだぜ!鬼塚先輩に言っち
   ゃおうかな~、ジャイアンにおも
   ちゃ取られたって!」

ジャイアン「ちょ、ちょっと待った、の
     び太!おれ、あの鬼塚先輩だ
     けは苦手なんだよ。オレより
     カラダでかいし、強いし。
     なっ!のび太、今のはなし、
     仲良くしようぜ!」

っとまぁ、ここでジャイアンはロシア、
のび太はヨーロッパ小国(NATO)、鬼
塚先輩は学年が上で遠くに住んでいる先
輩。ヤッカイだけど普段顔を合わさずに
済む。まぁ、アメリカだと思って下さい。

鬼塚先輩が出てきたら文脈がガラッと
変わるんです。

つまり、近くの人ともめそうになる時は
遠くの人と仲よくなるということが、
NATOの意味。

ヨーロッパ小国は、NATOに世界の覇権
国アメリカを引き込んだのデス。

うまいなぁ。

海を制する者は情報を制するんデス。

海底ケーブル

 

スマホでピッと押すと、あたかもワタク
シたちは空中に電波が飛んで、相手に伝
わると考えがち。

インターネットは空中を介しているよう
に思いがち。

まぁ確かに、無線もありますが、でも
ネットは海。

ほとんど9割のインターネットは海底
ケーブルを通っていっているんです。

海底ケーブルは光ファイバーの束。
それで届けられています。

それを世界中で張り巡らせているのが、
アメリカ。

かつて世界最強国はイギリスでした。

でも世界中に領地を持っており、それを
守ったり何かしたりするので、ヒヘイし
ました。

でもアメリカは、戦争が終わっても本国
の領土は無傷で勝ちました。

そして、ガッポリカンパニー国へ。

実は、海底ケーブルは電報とか電話の
時代も使っていたんです。

イギリスは電報・電話の時代の海底ケー
ブルの覇者。

それが故に戦争に勝ったとも言えるん
デス。

ちょっと前の話ですが、第一次世界大戦
中、イギリスはドイツと戦っていました。

実はイギリスはドイツの電報を盗み見る
ことができたんです。

ドイツもイギリスの通信経路に頼ってい
たんです。

海底ケーブルという通信経路を自国で
持っているってコトは、ドイツの電報を
見れちゃうんです。

イメージ

 

「あれっ?ドイツはメキシコと連携しよ
うとしているな!」

それで、そのことをアメリカにリークし
てアメリカをこっちサイドに引き込むこ
とができたので勝てたとも言えるんです。

戦争で最も大事なのは情報。

昔はイギリス、今はアメリカが牛耳って
います。

アメリカは海底ケーブルを敷き詰めて、
そのインフラを制しているから、いろん
な国の通信、見放題。

地球30周分の海底ケーブル

 

何年か前にドイツのメルケル前首相の
ケータイの通信記録をアメリカのある
施設が全部見ていた、というニュースが
テレビに出ていました。

ドイツは大激怒。
で、国際法に訴えた。

でも最も強い国を罰する国はありません。

アメリカがドイツの通信を見ていたとし
ても、誰も文句が言えない。

せいぜいアメリカに対して「そんなこと
やめようぜ!」と言うぐらい。

やはり海を制する者は、情報を制する
のだ。

W杯、ドイツ代表にミシャ式で勝った!

大金星 日本2-1ドイツ

 

あれだけ采配に批判が集まっていた森保
カントクが、後半からミシャ式(コンサ
ドーレ監督)をやるとは驚きました。

守備時は5バックで、両WBは攻撃的な
選手。
もちろん選手のクオリティは違うけど。

コンサドーレで見慣れた光景でした。

昨日の森保監督は、みんなが求めていた
広島無双時代の森保監督でした。

浅野の逆転ゴール

 

ミシャ式システムは古いシステムで、
Jリーグでは中位がやっと。

ドイツはこのシステムを研究していなか
ったからはまったのだろうか。

前半は10年前のコンサドーレ。
後半は今期のコンサドーレ。

ミシャ式は、強いチームには時々勝つけ
ど、弱いチームにはあっさり負けること
があるんデス。

スゴイぞ!腎ゾウ!

ラクダは荷物を運んだごほうびに、塩をもらいます。

 

疲れた時のサケ茶漬け、あれ、おいしい
ですね。

アレ、中に塩が入っています。

生命が誕生した40億年前には、塩の元に
なったナトリウムはすでに海の中に含ま
れていました。

生物は海で塩の魔力に取りつかれた。

塩自体にエネルギーはないのですが、塩
は細胞の扉を開ける「カギ」になったり
「運び屋」になったりするので、Naが
細胞内に入る時、一緒に他の栄養分を連
れてくる。

こういうのを昔、生理学で習いました。

確かナトリウムチャンネルだとかナトリ
ウムポンプだとか言ってたなぁ。

で、今からおよそ4億年前、私たちの
祖先は陸上へ進出。

「水のない世界」への進出は、まぁ「塩
なき世界」への大冒険。

魚なら周りは海水なので塩だらけ、陸上
に上がった生物にとって塩の補給は一番
大事。

陸上では、塩を手に入れるため生き物た
ちは必死に獲物を捕食しています。

肉食動物は内臓や血液から塩分を取り、
草食動物や雑食動物は大地に含まれるわ
ずかな塩を得る。

土や岩からでも塩分をとる。

汗とか血液とかはしょっぱい。
だから犬は顔や腕をペロペロなめるのか。
愛情表現だと思っていた。

でもそれだけじゃ塩は足りません。

で、陸に上がった生物は腎臓でナトリウ
ムを再吸収する仕組みをつくった。

腎ゾウはもともと余分な物質を捨てる
臓器。

魚は余った塩を腎臓を通して外に捨てて
います。

海の中は塩だらけですからねぇ。

デモ、塩が少ない陸上で生活するワタク
シたちはそうはいかない。

塩を捨ててしまえば、その分また苦労し
て補充しなければなりませんもの。

で、陸上生物は腎臓で塩をリサイクルす
る能力をも手に入れた。

「塩を捨てる臓器から塩を取り戻す臓器
へ」と進化させたのだ。

魚の腎ゾウと陸上生物の腎ゾウは真逆の
ことをやっている。

もしこのキノウがなければ、ワレワレは
1日1500gの塩が必要。

でもこのキノウのあるお陰で、1日わず
か2gの塩を補充するだけで生きてゆける。

スゴイぞ!腎ゾウ。

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西本願寺、東本願寺のコト。

京都駅の北側にある東西本願寺

まるやまファミリー歯科の近くに、龍谷
高校があります。

で、最近、NHKのBSで「英雄たちの選
択」を見ていたら、ハッと気づきました。

そうだったのか。

時は遡ること戦国時代。
信長は大坂の地が欲しかった。

でもそこには石山本願寺という巨大勢力
が居座っていた。

で、アノ手コノ手を使って、11年かけて
やっとその寺を追い出した。

その時の寺の主が、顕如という坊さん。

その後秀吉の時代になって、京都駅の北
側堀川通り沿いに、秀吉が土地を寄進し
て、「どうぞ顕如さん、そこに寺を建て
て下さい」と。

そこにこの坊さん、本願寺を建てた。

なんだかんだあって、顕如が亡くなった
後、3男の准如がそこを継いだ。

長男と3男は仲が悪かった。

家康の時代になって、今度は家康が本願
寺の東側に土地を寄進した。

そこで長男の教如はそっちに寺を建てた。

で、最初の方が西本願寺で、後でできた
方が東本願寺。

はしょって説明したのですが、まぁそん
な感じ。

寺は宗教法人にして学校をつくりますか
ら、西本願寺は龍谷大学を、東本願寺は
大谷大学をつくった。

そういえば札幌にも、東西の本願寺があ
ります。

1つは、まるやまファミリー歯科の北側
にある西本願寺。
その隣にあるのが龍谷高校。

もう1つは、ススキノの南側にある東本
願寺。

地図を見ると、敷地内に大谷幼稚園が
ちゃんとあった。

近くの東区には大谷幼稚園、小・中・高
・大学がありました。

そういえば、まるやまファミリー歯科か
ら歩いて3分くらいのところに、大谷第
2幼稚園というのがあって、ふと横を見
れば東本願寺・円山支院という建物が
建っていた。

何で龍谷?大谷?って思っていましたが
、ちゃんと歴史的な理由があったんデス。

「津軽海峡・冬景色」でも北へ向かっている。

津軽海峡・冬景色

北に向かう列車

 

ワタクシ、時々、思います。

何でワタクシ、わざわざ、出身地の広島
から「北」の北海道に来たんだろう、と。

決して、広島から南の九州に向かうと
いう発想はありませんでした。

日本人って、昔、インドや中国、朝鮮か
ら来て、縄文人と混じったと言いますか
ら、西から東へ、東から北へ向かう傾向
がある。

それなら、ワタクシも西から東へ、北へ
向かったのもワカル気がします。

きっとそういう遺伝子を持っているのだ。

ところで、「北」という字には「逃げる
」というイミが含まれているようで、
例えば「敗北」」は敗れて逃げる。その
時に向かうのが、北。決して南じゃああ
りません。

そういえば、ヒットする歌に「北」を
歌ったモノが多い。

年末の紅白歌合戦の定番、石川さゆりの
「津軽海峡・冬景色」。

この楽曲は、わずか一行で主人公を上野
駅から青森駅まで連れて行ってしまう。

やはり、北へ向かう歌。

ユーミンの「コンパートメント」ってい
う歌、すごい力作だと思うのですが、
これも汽車に乗って北の方に向かい、自
死する歌。

渡辺淳一の「阿寒に果つ」という小説も
、札幌から北の阿寒に向かいそこで命が
果てる話。

これもまた、北へ向かう。
決して南の函館方面には向かわない。

日本の歌や小説の主人公は、北へ北へと
目指す。

北へ行けば行くほど風景は寂しくなり、
行きかう人も少なくなる。

作詞家、松本隆風に言うならば、自分の
心が寂しいから同じ寂しい北の方へ向か
わせる。

疲労と疲労感

疲れてます

 

先日、午前中に保育園の歯科検診が終わ
って、さぁ次は午後の保育園の歯科検診
だと家で準備をしていたところ、うちの
奥さんからメールが届きました。

“足を捻挫したので、クルマで病院まで
運んでちょうだいメール”でした。

どうやらテニススクールの練習中に捻挫
したらしい。

で、午後の歯科検診の前に大急ぎで病院
へ連れて行きました。

プレー中の捻挫ならわかるけど、その合
間のちょこっとした時に捻挫とは?
はて?

で、とっさに思いついたのが、「疲労が
カラダに来ていたのに疲労感がなかった
のでは?」というヤツ。

疲労って、働き過ぎなどでカラダの細胞
がダメージを受けた状態デス。

それに対して疲労感って、細胞が回復す
る時間を稼ぐために脳が感じる「休め!
」というサイン。

でもなぜかヒトは、カラダのこんなサイ
ンを無視してしまうことがあります。

脳がたいして発達していない、ヒト以外
の動物は、疲れたら休みます。他の動物
に襲われない限り。

でも、ヒトって楽しいことや報酬がある
と、ドーパミンなどの快楽物質がドバー
ッと血液中に出てきて、それが脳に伝わ
り、疲労していても疲労感を打ち消して
しまうのだ。

で、カラダは疲れているのに頭は疲れて
いないよって勘違いして、足がもつれた
りして捻挫をしてしまうノダ、と私は勝
手に考えた。

マラソンをする時に、飲みたくなくても
水分補給をした方がいいように、カラダ
も疲れたと感じた時には細胞に相当ダメ
ージがきているので、早めに休ませた方
がいい。

こういう時は、寝るに限る。

ミクロの毛の話(後半)

(オガワメモ)脳の中にも毛が生えている

 

ミクロの毛は、全身のまだまだいろんな
所にあります。

例えば、気管支のセン毛。

体の中に侵入したウイルスやゴミなどが
吸着した粘液を押し流して掃除します。

このせん毛の働きのお陰で、ウイルス感
染などの病気を未然に防いでくれる。

まぁ、痰みたいな形で外へ出す。

「心臓に毛が生える」と言いますが、実
は脳の中にも毛が生えているんデス。

血流の場合は心臓というポンプで血液を
運びますが、脳にはそういった流れを
起こすものがありません。

で、どうやって循環させるかというと、
脳室という空間にせん毛が生えていて、
同じ方向に動いて脳脊髄液を動かす。

まぁ、海の底でワカメとか海藻が、何か
こう、なびいているイメージです。

とまぁ、こんな具合にカラダのあちこち
にいろんなミクロの毛が生えているんデ
ス。

で、信じられないのが「植物も昔は移動
できた」っていう話。

コレ、いつかブログに書いてみようと
思う。

ミクロの毛の話(前半)

(オガワメモ)精子の荷物とエンジン部

 

毛と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、
髪の毛のような目に見える毛。

でも、目に見えない毛もあるんです。
それがミクロの毛。

髪の毛の300分の1のサイズで、細胞に
ついています。

例えば精子。

あれ、頭の部分は荷物(遺伝子が入って
います)。

シッポの鞭毛はセンサー付きのエンジン。

だから、卵子の近くにあれば卵子成分を
敏感に感じて、卵を目指して泳いでくる。

誰が一番最初に到着するか、みんな一番
を目指す。

一番先に入ったら門を閉じて、誰も入れ
ない。

荷物の中に入っている遺伝子が優秀なら
一番に卵子へたどりつけるのかなぁと
思っていたら、意外と鞭毛の方が大切。

乗り物がいくら優秀な頭を持っていても
エンジンがダメなら、頭がボロでもいい
エンジンを持っている他の精子に先に
行かれちゃうわけ。

どうやらベン毛というエンジンが大切
らしい。

運動会の大玉送り

 

そして、受精した卵を卵管を通って子宮
まで移動させるわけですが、一見すると
卵が自分で動いているように見えます。

実は動かしているのは、下にびっしり
生えているせん毛。

つまり、ミクロの毛だ。

このせん毛が連動して、右から左へと
受精卵を運ぶのだ。

まぁ、わかりやすく言えば、運動会の
時の大玉送り。あのイメージ。

毛がみんな同じ方向に向かって力を
合わせて送る。

とまぁ、筑波大学下田臨海実験センター
教授の稲葉さんがそう言っておられた。

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長くなりそうなので、今日はおしまい。

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