2023年 2月 の投稿一覧

ミクロの毛が生えたら細胞分裂が止まった

波平さんの毛

 

毛、と聞いてまず思い出すのは、
髪の毛などのよく見える毛。
でも、目に見えない毛もあるんです。

以前、BSの『ヒューマニエンス』
という番組を見ていたら、ミクロの毛
(一次せん毛)が生えたら、細胞分裂が
止まるんだよ、と誰かが言っていた。
ちょっと詳しく言うとこうだ。

細胞分裂するとき、中心体と言うんです
けどこの中心体が染色体を引っ張って
来て、そのあと分裂して
この中心体はどこに行くかというと
消えて、細胞はもう分裂しなくなった。

これが毛の根元になって毛を
生やすんです。
中心体がなくなったら毛が生えた。
つまり、細胞分裂の始まりは
中心体が分かれて染色体を引っ張ること
から始まる。

 

 

中心体が消えると毛が生える

 

実は、この中心体こそ一次せん毛の
根っこ。分裂が終わると一次せん毛が
生えて来てそれ以上の分裂を抑制する
のだ。

もし、この毛が生えて来なければ
分裂は限りなく続き、
ガン細胞になってゆく。こりゃあ、
大変だ。
毛が生えて分裂を止めなければ。

未来の教科書

で、ちょっと調べてみた。
小、中、高の教科書には細胞の模式図に
一次せん毛がまだ、載っておりません
でした。もちろん、ワタクシも昔の生物
の教科書の細胞の絵に毛が生えている
のを見たことありません。

でも、こんな大発見、
きっと未来の教科書には載ると思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

ローマ時代のコンクリートは勝手に治るらしい

ローマのパルテノン神殿

歯医者ではムシ歯になったら、ムシ歯の
部分を削ってその代わりに詰め物や銀歯
を入れます。これを修復と言います。
ムシ歯は勝手に治ることはないんです。

ところが、ローマ時代のコンクリートは
勝手に治るらしい。

アメリカのマサチューセッツ工科大学が
最近発表した研究があります。

それによると、イタリアのローマに
ローマ時代につくられたパルテノン神殿
という建築物があるんですが、コレ、
鉄骨も鉄筋も使っておりません。

デモ、これが何千年もの間、
崩落もせずに残っているんです。

そんでもって調べてみたら、
ひび割れた中に水が入る。そこから
石灰分が溶け出して、間を勝手に
繋げるんだそうです。

確かにヨーロッパの水は硬水で
石灰分を多く含んでいます。

小学生の頃、理科の実験で
石灰水を蒸発させたら確かに
石灰の成分が残った。

自然っていうのは、ホント、
上手い具合に出来ている。

ところで歯医者が根の治療をする時、
なかなか打診痛が消えなければ
ある薬剤を用いてその部分を
石灰化させます。すると症状が
緩和されます。そして修復する。

そんな時、ヒトのカラダの中も
外の自然の中も同じなんだよなあ、
とよく思ふ。

 

 

 

 

 

洛中京都人の常識(後)

梅にウグイス

(前日からの続きです)

勘違いもあれば、場違いもアル。
京都の老舗には『場違いの部屋』と言う
のがあって、その部屋で待ってても
待てど暮らせど誰も来ません。
客を追い返すための『場違いの部屋』。

例えば襖絵で言うと
『梅にウグイス』が正解。
『桜にウグイス』という何百万円もする
襖絵の部屋があるんですが、
何も知らないと客は立派な部屋通された
と勘違いする。

しかし、その
『場違いの部屋』に通されたら、
1時間たっても、2時間たっても
老舗の主人どころか誰も出てきません。

『(遅せーな)スミマセ~ン。
誰かいませんか?まだですか?』

『場違いの部屋』に通されたのは
『場違いの客』という意味。
『梅にウグイス』はあるけれど
『桜にウグイス』はないのです。

まだまだあります。

『お子さん、お元気でよろしおすなあ』
➡『あんたんとこの子供、うるさくて
  迷惑じゃ!』

『よろしいなあ』
➡『どうでもよろしい』

『いい時計してまんなあ』
➡『あんた、時計見なさい。
 もうこんな時刻じゃ。早う帰れ!』

『どないしはったん?』
➡『あんた、本気?』

あ~、怖い。今はもう少ないかも
しれませんが、ワタクシが洛中に
住んでいた頃は確かにありました。

それにしても京都人は
自分達の価値を上げるのが
上手いなあ、と思う。

洛中京都人の常識(前)

京都と言えば、東寺の五重塔

昔々の話ですが、京都に住んでいた頃、
非・京都人のワタクシはいろんな勘違い
をしていました。

京都は応仁の乱が大きな時代の節目。
老舗とは応仁の乱くらいからの
長~い歴史がないと
ホントの老舗とは言えません。

テレビで東京の店が
『創業60年の老舗』と自己紹介して
いるのを見て京都人は大笑いする。
『そんなん、老舗ちゃう、老舗と言える
のは5、600年まえからや。』と。

東京圏ではエスカレーターは
左側に立つ。大阪圏では右側。
しかし京都では『前のひとが
右なら右、左なら左に立つ』
前の人と同じ側に立つのが京都流。
何事もいじらない。

割烹の店では次の客が来るまで
帰らない。
自分の他に客がいない場合、
自分が帰ると店がガラガラになって
印象が悪い。

そんな時、つぎの客が来るまでは
カウンターにいるのが京都人。
『ほな、また来るわ。』
と言って帰る。

『おこしやす』と『おいでやす』
には違いがあります。
『おこしやす』は
山を越えてわざわざ来て下さった
大切なお客様、というイミで
『おいでやす』は一見客に使われる。

山を越えて来てくれる客とは
昔は地方の大名。
『大名』と『町人』では扱いが
違って当然と考えるのが京都人。

『3代住んで江戸っ子』なら
『10代住んでやっと京都人』   

(長くなりそうなので本日、これまで)

 

BSでアバの特集をしていた。

ダンシング・クィーンの映像(アバ)

 

先日、BSスペシャルでアバの特集をして
いました。

ご存知アバは、70~80年代にスウェ
ーデンで活躍した男女2組の夫婦ポップ
スユニット。

ワタクシも学生の頃よく聞きました。
声もいいし、ハーモニーがスバラシイ!

皆さんが一番よく知っている曲は、おそ
らく「ダンシング・クィーン」。

当時、その時代の音楽はアメリカやイギ
リスの音楽を取り入れたモノが多かった。

でもアバは時代に合わせた音楽を創るん
じゃなくて、スウェーデンから一歩も出
ずに自分たちの中に自然に湧き出てくる
音楽をつくった。

後から考えてみると、それが時代を超え
た音楽になった。

その話を訊いてワタクシ、江戸時代の鎖
国の時にできた日本の浮世絵とか落語と
かと同じじゃんと思いました。

外国の情報をシャットアウトして小さな
島国の中で自分たちの好きなことだけを
やっていたら、世界基準に比べていびつ
で変なのがいっぱいできた。

でも、実はスゴイ作品だった。

鎖国って、ホントウに外に出たり中に入
ったりできないんじゃありません。

歴史家に言わせると、玄関は閉まってる
けど、窓は開いてるって感じです。

ポップスグループ、U2のあるメンバー
は当時を振り返って、「アバのヤツらは
女性にうける音楽ばかり追求しやがって
!!オレ達は相手にしなかったよ」と回
想していた。

でも時代はアバを伝説のグループにつく
り上げた。

アバのメンバーのビョルンが言ってた一
言が忘れられない。

「何でオレたちの身にこんなことが起こ
ったのか、今思うとホント不思議でなら
ない。」

アバから学んだことは、彼らは時代を超
えた音楽をつくった。

ワタクシも時代を超えた診療をしなけれ
ばならない。
そう考えると、やっぱ、「予防」かなぁ。

そういえば、うちのスタッフ、小学生の
娘さんがいるのですが、お風呂場で4,50
年前のアバの楽曲を怪しげな英語で熱唱
していると言っておりました。

ニチニチ草も抗ガン作用の有機物をつくります

ニチニチ草は抗がん剤の有機化合物を作る

地球上の生物で一番たくさん毒を
作っているのはヘビやサソリ、
フグなどの動物じゃなくて、
実は被子植物。
彼らはあざやかな花を咲かせる。

裸子植物は風任せの受粉。
でも被子植物の多くは花で昆虫を誘い
花粉を運ばせて受粉。デモ、
こうした生存戦略をとったゆえに
数十万種の有機化合物を作らねば
ならなかった。

それには2つの理由があって、
1つは受粉を手伝ってくれる昆虫や
動物をひきつける為、有機化合物を
組み合わせて花の色や香りを作った。

もう1つは、自分が昆虫や動物に
食べられてしまわないように
毒を作った。被子植物はこうした
毒の作用や苦味で天敵を撃退。まあ、
美しい花には毒がありますからねえ。

でも、人はその毒を巧みに利用し、
クスリに変えました。

ワタクシが驚いたのは観葉植物として
気軽に栽培される、カワイイ名前の
ニチニチ草。よくホーマックに行って
買ったものデス。

この花が作る有機化合物の毒には細胞
分裂を抑制する作用があるんです。

ガン患者のカラダに抗ガン剤として
ニチニチ草が作った有機化合物を適量
投与する。すると、真っ先に毒性が
効くのが過剰に細胞分裂を繰り返して
増殖するガン細胞。その結果、増殖が
抑えられていく。

デモ、正常な細胞にも毒性は働きます。
それが脱毛。毛根も細胞分裂が早いため
その増殖が抑えられて脱毛になる。

何もニチニチ草は悪気があって脱毛して
いるんじゃありません。ヒトは副作用だ
というけれどニチニチ草にとっては
細胞分裂を抑えるっていう自分の仕事を
只、ただ、黙々とやっているダケ
なんです。

 

 

 

ベルノニア、実は毒とクスリは表裏一体

ベルノニアの茎を食べるチンパンジー

 

ある大学の先生が言っていた話です。
毒とクスリは表裏一体だよ、ってヤツ。
まあ、似た者同士。
使い方によって毒にもなれば
クスリにもなる。睡眠薬も飲み
過ぎたら死んじゃいます。

毒のあるものがクスリになるという話が
あって、それがタンザニアの
チンパンジーが食べているベルノニア
という毒草。

『ゲボ、何、コレ?ニガッ!』
この苦いベルノニアをタンザニア
のチンパンジーたちは次々と
口に運ぶんデス。でも、何で?

実はベルノニアを食べる時期が雨季。
丁度、寄生虫の感染度の高い時期。
サルは火を使わないから生で食べる。
すると、寄生虫がお腹の中で棲息する。
サルは腹を壊す

ベルノニアの葉っぱは毒性が強くて
むやみやたらと口にすると命に
かかわる毒デス。
でも、彼らの口にしている部分は、
毒性の弱い茎の部分。ここはクスリ
になる。寄生虫を麻痺させるのだ。

興味深いはなしがあって、タンザニア
の人たちもベルノニアを下痢などを
治すクスリとして使用しています。

じゃあ、チンパンジーが食べたのを
ヒトが見たのか?ヒトがクスリとして
食べていたのをサルがマネたのか?

進化的に考えたら、やはりヒトが後
なので、ヒトがサルをマネたのだ。

 

 

 

「KISS」、ジーン・シモンズの襲名はどうだろう。

「KISS」                 舌を出しているのがジーン・シモンズ

20キロもある衣装

 

先日、テレビのドキュメンタリー番組で
1970年代に活躍したロックバンド
「KISS」のメンバーの一人、ジーン・シ
モンズが引退ツアーのため日本に来てい
るのを特集してた。

ジーン・シモンズももう、御年70才。
4,50年も「キッス」のバンドで、しか
もあの姿でショーの営業をしている。

いつも身に着けるパフォーマンスの衣装
は、合計20キログラムもある。
それは、今も昔も変わらない。

トシなので、体力的にキツイ。

鉄のブーツも重くて足が上がらない。
そして、若い頃のパフォーマンスができ
なくなってしまった。

若い頃からそのスタイルでやっているの
で、イメージを変えるワケにはいかない。
ショーは大切だ。

「若いヤツラはいいな。オレもあんな
軽いTシャツとスニーカーでツアーをま
わってみたいもんだよ。お約束の、口に
灯油を含んで吐き出すあの芸、ゴジラの
マネしたんだ。あれも何百回もやった。
たまに髪の毛に火が燃え移ることもある
んだよ。命がけだぜ。引退ツアーが終わ
るまであと120回。それまで火を吐いて
頑張るよ」

ワタクシ、勝手に思ったのですが、「キ
ッス」も家元制度にして襲名してみては
いかがだろう。

株式会社「KISS」

いつもあのおシロイを塗ってメイクする
ので、ベロが長ければ代わりにやってく
れる若者がきっと現れるハズだ。

襲名しても、そのグループのメンバーが
変わっても、新規のお客さんにはたいし
てエイキョウないし、「代が替わりまし
たが、従来通りお引き立てよろしくお願
い申し上げます」と言っておけばいい。

襲名すれば代が替わったことを皆さんに
知ってもらえるし、新しくファンも獲得
できる。

それに、何たって世間に迷惑をかけない
で済む。

シモンズさんsaid、
「オレ達はみんなに好かれているワケで
はナイ。ビートルズほどにはなれなかっ
たが、まぁ悪くはナイ。」

何だかシモンズさん、燃え尽きたような
気がしました。
お疲れ様でした。

 

 

 

小学館少年少女マンガ『日本の歴史』

 

ワタクシ所有の古~い昭和57年度版

小学館と言えば、歴史マンガの先駆者。
最近、少年少女マンガ『日本の歴史』が
リニューアルされました。このマンガ、
『つながり』と『ながれ』がよくわかる。
でも、読み切るのがつらい。
細かすぎますからねえ。

小学館のこの歴史マンガは、天皇や将軍
総理大臣など、時代のリーダーを主人公
にして、出来事と出来事のつながりが、
あまり省略されずに描かれています。
ストーリーが繋がっていて史実に忠実。

ただ、読み切るのも大変。
とにかくメチャクチャ細かい。
そこまでマイナーな人物、登場させる
必要あるの?そんな人、知らねえよ、
って人が沢山出て来る。

まあ、歴史がそんなに興味のない
小学生にはハードルが高いんじゃない
かな。このマンガ、読者をえらびます。
歴史が好きで好きで、もっともっと
知りたい、学びたいという
小学生向きだ。

大人になってからも、どこに行っても
恥ずかしくない歴史の教養を
身につけたいという方にはとっても
いいマンガ本だ。

『子供はこれ以上知らなくていい。』
と大人が勝手に決めちゃあいけません。
子供は自分の興味の持ったことに
対して、大人でも知らないことでも
知識をドンドン吸収しますからねえ。

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