2019年 5月 の投稿一覧

歯は進化してきた。

動物はふだんの暮らしから歯を大切に
しています。

人類は歯を簡単に手に入れたわけでは
ありません。

生命誕生から40億年、その間、歯のない
生活。

セキツイ動物になって初めて歯を持った
動物は、食べなくては生きていけない。

全てのエネルギーを食べ物からもらって
います。

自分でエネルギーを作り出すことはでき
ません。

しかも、口からしか取ることができない
し。

植物は食べられたくないために、自分の
カラダを硬くしたり苦くした。

動物は硬いモノや激しく動くモノを食べ
るために歯を変化させた。

魚は、丸呑みで獲物が逃げられないよう
にするために歯があるだけ。

は虫類も丸呑み。

そこから進化した鳥類もまた、咬まずに
丸呑み。

食べ方も何も進化していません。

クチバシでつまんで、ただ呑み込むだけ
で、歯は持っていません。

ほ乳類の時代になって、色々なモノをソ
シャクするために歯が生まれました。

ライオンやクマなどの肉食動物の犬歯は
、物を突き刺して逃げないようにするた
め。

しかも犬歯の両方にはスキマがあり、根
元まで突き刺さるようになっている。

余談ですが、歯がなくなったら動物は生
きられません。

年齢の齢という字に歯が含まれています
が、歯と寿命は切っても切れない仲なの
デス。

正常が説明できると異常も説明できる。

 

ワレワレ歯医者は、学生時代、大学の
講義を通じて正常のカラダの働き、口の
中の働きを教わります。

そしてそれを理屈として理解します。

口の中なら、舌であれどこであれ、日常
の運動は自動化されているので、そのプ
ロセスをいちいち意識して考えていたら
舌もうまく働きません。

食べ物を歯の上に「よっこらしょ!」と
載せたり、何もないところに声をつくる
なんて、意識してやっていませんもの。

ふだん何気なくやっていることを理屈に
変える。
考えてみたら、ホントにめんどうくさい
作業。

でもそれを理屈に変えておかないと、
変なコトが起こっている時にその変なコ
トのどこが変なのか理解できないので、
診断もつかない。

だから医者も歯医者もこぞって正常なカ
ラダの働きを理解しようとするのです。

そうすればカラダの異常の説明ができる
のだ。

昔、学生時代、そう教わりました。

千秋楽の主役はランプ大統領(仮名)!

 

カナダ南国(仮称)のランプ大統領(仮
名)が、両国国技館でオオズモウ夏場所
を観戦。

この場所は、西前頭8枚目のアサノヤマ
(しこ名)が優勝。

前日、優勝が決定していたので、当日の
両国国技館のお目当ては優勝力士じゃな
くて、何と言ってもランプ大統領。

以前、英国のチャールズ皇太子とダイア
ナ妃も観戦されたコトがある。

元フランス大統領のシラク氏も、6年前
には元ビートルズのポール・マッカート
ニーも観戦した。

ランプ大統領が現れた時、突然皆さん
両腕を突き上げ・・・スマホ、スマホで
カシャ、カチャ。

日本人の考えることは皆、一緒のよう
デス。

実は、スモウと日米外交は江戸時代にも
行われていました。

ペリーが黒船で浦賀に到着して日米和親
条約を結んだ際、一行を迎えた中に力士
もいたのデス。

江戸時代の末期に黒船が現れた時、鎖国
で退屈していた江戸の人たちは、浦賀に
黒船見物に行ったトカ。

当時江戸幕府の徳川家は、それどころ
じゃなかったと思うよ。

 

カラス撃退法

  カラスのカー吉(イメージ)

 

とうとうヤッコさん、おいでなすった。
ヤッコさんとはカラスのカー吉である。

まるやまファミリー歯科のお隣のビルの
ゴミ置き場に時々やってくる、カラスの
カー吉。

ゴミを荒らすだけ荒らして帰っていく。

生きるためにやっているから、まぁ
しょうがない。

今日はうちのビルの番だ。

まるやまファミリー歯科は1階にあるの
で、近くにビルのゴミ置き場もある。

朝の7時過ぎに職場に到着したら、カー
吉が生ゴミをアサッテいる現場に遭遇。

近所迷惑になっているなんて、カー吉は
知らない。
ワタクシは知っている。

で、カー吉を追っ払ってきれいにゴミを
片付けた。

カー吉は遠くでこちらの様子をうかがっ
ている。

そこでワタクシ、考えました。
「そうだ、アレを使ってみよう!」

“アレ”とは、「カラスもち」のことです。
ワタクシが勝手に名づけました。

要は30センチ四方の段ボールの表面に
ガムテープを一面ベットリ貼って、ゴミ
置き場の前にそっと置いておくのです。

カラスがゴミをあさりに来た瞬間、彼の
足のウラにガムテープがベットリひっつ
いて、恐怖を味わう仕組みだ。

成功したら二度と来ないだろう。

昔、うちのチビスケ相手にワタクシが
よくやっていたイタズラです。

4月19日のブログに書いたように、
どうやらカラスは3-2=1と計算でき
るらしいが、5-4=0と認識してしま
うレベルのイキモノ。

さあ、お互い知恵比べだ。
コチラは大学まで苦労して卒業している
のだ。
負けるワケにはいかない。

わけのわからないオッサン

       師匠と弟子

 

ワタクシが社会人になった頃は、まわり
の大人って、私の知らないことをすべて
知っているはずだと思っていました。

何も言わないけれど知っているハズ
だと。
年上だし、社会経験も豊富だし。

でもワタクシも社会人の経験が長くなる
と、別に「大人」になったからといって
いきなり賢くなるとか、世の中の仕組み
がわかるようになるとか、そんなことは
ありませんでした。

とりあえずわかるのは、自分のバカさ
加減だけ。

何かその辺のどこにでもいる「わけのわ
からないオッサン」になってしまった。

「わけのわからないオッサン」と言えば
夏目漱石の「こころ」という本があって
、ここにもそんなオッサンが出てくる。

この話は「私」という語り手が「先生」
と呼ばれる、あまりパッとしない無職の
中年男性と知り合いになった。

そしてその人を師匠と仰いでその家に通
い始めるそのうちに、自分の実の親より
も大切な人のように思うようになって
きた。

そんな矢先、その先生、「私はあなたに
『先生』と呼ばれるようなたいした人間
ではありません」ということをクドクド
書いた遺書を残して自殺してしまって、
ハイ終わり・・・という、これもなんだ
かわけのわからない物語。

きっと文豪の漱石先生、こういう『オッ
サン』たちを若い人たちには見つけても
らって、その人を導き手をして人間的
成長を遂げて下さい、ではサヨウナラと
書いて話をさっさと切り上げてしまった
のだ。

これではふつうの中学生や高校生に話が
わかるハズがない。

師匠は教えなくても弟子は勝手に学ぶ
もの。
まぁ、師匠は誰でもイイってわけだ。

カバは草食動物デス。

 

 

何年か前、6月の“64歯の日”(6月4
日)に円山動物園で歯みがきイベントが
あって、歯科医師会の偉い先生がカバの
ブラッシングをしていました。

カバはガバーッと口を開けます。

あれ、大あくびをしているんじゃありま
せん。
実は自分を強く見せているんです。

縄張り争いがあるのです。

口を開けた時の角度を測った人がいて、
150度はあったと言っていた。

クジラやワニよりもよく開く。

口を大きく開ける個体ほど強いと言い
ます。

オスのカバは口が大きいほどメスに
モテるとか。

カバの歯は門歯(前歯)、犬歯、臼歯
合わせて40本(人は28~32本)。

上下で対になっている門歯と犬歯は
永久に伸び続け、自分の口を貫いてしま
うこともあります。

カバも、動物園にいない時は野生。
大きい歯は、食べるためより暮らす場所
や家族を守るために必要。

縄張り争いや肉食動物と戦う時の強力な
武器になるのデス。

犬歯を見たら肉食動物かと思いますが、
臼歯を見たらやはりカバは草食動物。

草は消化に悪いから、よ~く臼歯ですり
つぶして呑み込みます。

草食だからきっと小腸は長いはずだ。

レギュラー戦に大遅刻!

(イメージ)

 

先日の日曜日、チビスケの通う中学校に
行ってきました。

部活に大遅刻したチビスケをクルマで
送り届けるためでした。

着いたら、1時間半の大遅刻。
案の定、テニス部の大会出場をかけたレ
ギュラー戦は終盤。

うちのチビスケ、先生に「スミマセン
でした」と頭を下げているのが見えた。

先生、ふんぞり返って、「〇ガワ、グラ
ンド5周走ってコイ!」「〇ガワ、次は
ダッシュ10本!」。

反省するように仕向けた愛のムチ。
先生の気持ちが察せられます。

ワタクシもその後先生のところへトコ
トコ近づいていき、「ホントに申し訳あ
りませんでした。皆さんにご迷惑をかけ
てしまって・・・。」

先生、「ハハハ、中学生ってあんなもん
ですよ。彼には期待しているんですよ。」

やむごとなき、ありがたいお言葉です。

隣のコートでは、高校生が本格的な練習
をしている。

数日後に高体連を控えているそうだ。

中学生の頃は心が乱れるものですが、高
校生ともなるとそれを乗り越えて、1つ
2つ成長していく。

いい見本が近くにいるので、ぜひ学んで
ほしい。

ところで、ワタクシの学生時代は中1と
中3、高1と高3は天と地ほどの差があ
りました。

「ハイ」以外の返事は許されない。
仕方ないから、「ハイ」にいろんな感情
を込める。

「嬉しい『ハイ』」「悲しい『ハイ』」
「え~、そんなぁの『ハイ』」。

レギュラー戦ともなれば、テンション上
がります。

うちのチビスケの勝ちたいテンションが
100だとすれば、きっとワタクシのテ
ンションは1億くらいだったと思う。

エネルギー消費の1枚の写真。

 

昔、新聞の広告で、人工衛星から夜の
日本列島付近を撮った写真を見て驚き
ました。

日本中が光り輝いている中で、山脈だ
けが黒く抜けて見える。

鈴鹿山脈などは細い棒のようで、地図帳
と照らし合わせれば、全ての山脈に名前
を入れられそうでした。

だが、しかし、日本の近くに一ヶ所、
陸地なのにほとんど光っていないところ
がある。

北韓国(仮名)です。

ピョン〇ン(仮名)だけがわずかに明る
く見えます。

あとは日本海と同じ明るさ。
つまり、真っ暗。

それに比べて、中国はほぼ均等に明るい。

これほど歴然とエネルギー消費を表す
ものはありません。

石油を止めたら、火力発電が止まる。
すると電気が止まる。
すると照明が止まり、電車が止まり、信
号が止まり、テレビが止まり、パソコン
・スマホが止まる。

まぁ、全てのインフラが止まる。

だからカナダ南(仮名)のランプ大統領
(仮名)は、ロケットを飛ばすのをやめ
るよう、北韓国(仮名)の石油輸入制限
をしたのだ。

子どもたちにこういう写真を見せれば、
きっと何かを感じ取ってくれると思う。

「学問で心を鍛え、その心でモノゴトを見るのです」

      韓ドラ「トンイ」から

 

脚本家は登場人物の口を借りて、時々
自分の考えを表現します。

小さな子どもがずいぶん立派なことを
言うなぁと思っていたら、家で父さん
母さんがいつも言っていることを折りに
触れてマネていることがあります。

人は時々、ヒトの口を借りるようデス。

先日、韓ドラの「トンイ」を見ていた
ら、帝王学を教えているウナク先生が
幼い王子様に向かってこんなセリフを
言っていました。

「ボーッとしていてはなりません、王
子様。学問で心を鍛え、その心でモノ
ゴトを見るのです」

脚本家は王子様だけに聞かせているの
ではありません。
観ている人みんなに聞いてほしいのです。

「手入れ」を怠ると、屋久島みたいなジャングルになってしまう。

手入れ

 

歯周病の治療をしていると、口の中の
状態がわかっている患者さんと現状がわ
かっていない患者さんとではその後の
歯のもち具合が大きく変わってきます。

わかっている患者さんは、自分の口の
中の現状を認めて理解するところから
「手入れ」をやり始めます。

リコール率の高い患者さんは、手入れが
次第にうまくなる。
そして歯が長持ちする。

女性は生まれついての自分の顔を、何と
か「見られるもの」にしようと毎日鏡に
向かい、ああでもない、こうでもないと
いじっています。

それを何十年か続けるなら、まさに「自
分の顔」というものが生まれてくる。
その過程こそが「手入れ」。

それを放っておくと、顔は屋久島みたい
なジャングルになってしまう。

5階のエステの先生も、毎日せっせと
お客さんの手入れのお手伝いをしてい
ます。

手入れは化粧だけではありません。
おそらく子育ても同じ原理。

子どもって、まぁ、自然みたいなもの
で、予測不可能。
放っておいたら大変なことになってし
まう。

だから母親が毎日ガミガミ言う。
「やかましく、うるさく」人道を説く。

それでも思ったとおりの大人になるか
どうか、そんな保証はないのですが、
でもそれをやらなきゃ社会からはみ出た
ただの自由人になってしまう。

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