京都人は「いけず」を言う。

 

「いけず」という言葉があります。

これは、北海道の方はご存知ないかもし
れませんが、関西方言で「意地が悪いこ
と・人」のこと。

ワタクシ、昔、京都の洛中に住んでいた
ことがありまして、思わず「なつかしい
!」と思ってしまいました。

例えば、お隣のピアノの音がうるさいと
思っても、「ウルサイ!」とは言わずに
「お上手でんなぁ」と言う。

「まぁ、きれいなネクタイしてはるなぁ
」と言われたら、「派手なネクタイして
あんた何考えてんの?」。

「何を着ても似合わはりますなぁ」と言
われたら、「そんな恰好して恥ずかしゅ
うないんかい!」。

料亭などでウンちくを垂れる客に「お客
さんよう知ってはりますなぁ」と言われ
たら、「つまらんこと言わんと、黙って
食うたらええねん」。

まだまだある。

子連れの親に「まぁ、元気のええお子さ
んやな、子供は元気が一番や」なら、
「静かにさせなさい。どんなしつけしと
るんや!」

京都の外から移住してきた家の庭先を見
て、「きれいにしてはりますなぁ」なら
「毎朝掃除せんかい!草くらいむしっと
け!」。

彼らはこうした「いけず」をニコニコし
ながら言ってのけるので、勝手を知らぬ
非・京都人は思わず「ありがとうござい
ます」なんて返してしまう。

非・京都人のワタクシもかつてはそう
言っていた。

しかし、おそらくこの瞬間、目の前の
京都人の目は全く笑っていないことを
確認しなければならない。

でも考えてみれば、「いけず」を使うの
もわかる。

京都の歴史は戦乱の歴史。
戦いの度に京都はよそ者に破壊されて
きました。

だから京都人は自分の身は自分で守ると
いう社交術を身に着けてきたのだ。

それに、無用な衝突も避けられるしネ。

ワタクシ自身、若い頃、京都にいる友人
から「上洛の際にはぜひお立ち寄り下さ
い」という年賀状をもらったことがあり
ます。

ワタクシ、ブッ飛びました。

身に染みついていることをフツーにやっているだけなんデス。

日本人サポーターのゴミ拾い

 

サッカー・ワールドカップで、日本人サ
ポーターが観客席の清掃を率先して行う
姿が海外で注目を集め、賞賛されていま
す。

それに関して、ワタクシなりにいろいろ
考えてみました。

ワタクシも中・高・大と部活の競技、
卓球をやっていました。

その時は何も考えていませんでしたが、
今考えてみれば、スポーツを武道的な感
覚でやっていたのではないかと思う。

例えば、自分たちが使用する卓球台や
練習場を部活後に片付けたり、掃除をし
たり、ボールなどの用具の手入れや管理
は当然やるものだし、さらに帰り際には
コートに一礼するといったことも、フツ
ーにやる。

海外には、日本みたいに中学・高校に
放課後やる部活はありません。

コレ、日本独自のシステム。

ある北欧の人が日本に来た時、「日本の
中学生は午後の授業が終わったのになぜ
帰らないんだ?」と不思議がっていまし
た。

日本では放課後、クラブ活動をするため
に学校に残ります。

そして上級生が下級生に教える。
プロ級レベルにはなりませんが、まぁ、
そこそこうまくはなる。

スポーツを通じてこうした片付けをする
環境にある日本は、世界では特別みたい。

日本の常識は世界の非常識。

日本の選手やサポーターたちは、褒めら
れるためにやっているんじゃありません。

ただただ、身に染みついていることを
フツーにやっているだけなんデス。

でも、コレ何?って考えてみたら、やは
り小さい頃から自然に身につけていく武
道の精神なのかなぁ。

「プラスひとつ」の心遣い

バスガイドさん

 

ある日、「道新にこんな記事が載ってる
よ!」とうちの奥さんからラインが届き
ました。

これをブログに書けという意味かな?

以下、道新の記事。
あるバスガイドさんの投稿記事です。

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あるカフェでコーヒーを飲もうとカップ
を持ち上げると、紙製コースターに手書
きで「Have a nice day」。心がほっこり。

最近もファーストフード店で商品を席ま
で届けてくれた店員さんが、「お待たせ
致しました」に加えて、「ゆっくりおく
つろぎいただけていますか」と声をかけ
てくれました。期待以上の接客に感動。

いずれも共通しているのは、マニュアル
に「プラスひとつ」があること。

気遣いの「ひと筆」「ひと言」でお客様
の満足度や気持ち良さがぐんと増すので
す。

また、人気菓子店ではこんなことも。

会計時にポイントカードを出した時、
別の有名菓子店のも重なってしまってい
たようです。

すると店員さんはとっさに笑顔で、「仲
良しの店のカードがくっついていたので
お返ししますね」。

ライバル店であるはずの店のカードを
「仲良し」と言ってくれ、ホッとしまし
た。

バスガイドも同じ接客業。

例えば、トイレがしたいとバスを止めた
お客様には、「勇気ある一言に救われた
方が5人はいます。私(バスガイドさん
)もその一人です。」と一緒にトイレに
行ったり。

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さりげないプラスひとつで、ホッコリす
るのだ。

ブドウ糖が血中にあふれると、血管がボロボロになる話

オガワメモ

 

ブログを書く時、いいアイデアが浮かば
なければ、甘いもの(ブドウ糖)を口に
する。

すると突然、閃いたりします。

人間も含めて、生物のエネルギー代謝の
基本はブドウ糖。

ブドウ糖の塊みたいなのが、炭水化物。

ブドウ糖がなくなると、脳はたった5分
で死んでしまいます。

脳のブドウ糖の消費量はびっくりするく
らい多くて、全身の消費量の25%。

体温を調節したり、心拍数や呼吸を調整
するのも脳の役割。

ところで、血液はいろんな物質を体のあ
ちこちに運んでいるのですが、その血液
の通る血管はスキマだらけ。

このスキマから染み出すことで、血液中
の物質は細胞や臓器に届けられるんです。

で、このブドウ糖ですが、実はやっかい
な一面がありまして、ブドウ糖が血中に
あふれると血管がボロボロになるんです。

こりゃ、大変だ。
甘いものを控えなければ・・・。

食事をすると血液中の血糖値が高くなり
ます。

放っておくと、血管がボロボロになる。

なので糖を外に追い出さなければなりま
せん。

そこで活躍するのが、すい臓から分泌さ
れるインシュリン。

昔、教科書で、「インシュリンは血糖値
を下げます」って習ったんだけど、「全
身の筋肉や肝臓や脳に余ったブドウ糖を
血管から追い出せば、血管はボロボロに
なりません」と一言でも注釈でもついて
いたら、もっと理解が深まったのになぁ
と思う。

まぁ、そうやって大量のブドウ糖が脳ま
で届き、それを消費すれば血液中のブド
ウ糖が減っていく。

すると血管がボロボロにならない。

それでも血液中のブドウ糖が余った場合
はどうなるか。

ズバリ、脂肪の中に送るんです。

余ったブドウ糖は脂肪細胞の中に送られ
て、蓄えられる。

脂肪細胞は血管の外側にあるんです。
だからすぐ脂肪がつく。

つまり、私たちが太ってしまうのは、あ
ふれたブドウ糖から血管を守る1つの
非常手段。

まぁ、ダムみたいなものだ。

水がダムに溜まることで下流の地域の
洪水を防いでくれるようなもの。

ブドウ糖が脂肪についてくれることに
よって、血中のブドウ糖が減って、血管
がボロボロになるのを防いでくれるのだ。

「神様がヒトをつくりました」ということになっている。

クローン羊は今でも元気に生きている

 

キリスト教の聖書には、「神様がヒトを
つくりました」と書いてあります。

では神様は誰がつくったんだろう。

多分、どこかの誰かが頭の中で神様を
創ったのだ。

実験発生学というのがあります。

今は発生生物学というらしいのですが、
実験発生学の祖と呼ばれるハンス・シュ
ペーマンという人がいて、彼の実験材料
はイモリ。

やがて発生学の材料の主流はニワトリに
なる。

その次の材料はマウスになった。

技術が進歩したので、子宮から胎児を
取り出して操作するのが随分簡単になっ
たから、というのがまぁ、公式的な説明。

でも今ならワタクシもそうは思いません。

歯学部の動物実験で「歯槽のうろうを
つくる」ってのがあって、ワタクシのい
た教室でよくやっていました。

最初はラットで歯周病をつくる。
次にブタでつくる。
そして、最後にサル。

ワタクシの担当はサルでした。

だんだん進化の階層を上がっていって、
それは最上段のヒトの歯周病研究につな
がるからです。

だから、イモリ、ニワトリ、マウスとい
う風に時代とともに実験材料は明らかに
進化の階段を上に上がっている。

やはり、一番上にいるのは、ヒト。
ただそれを言わないだけのこと。

発生生物学は、ヒトに強い引力がかかっ
ています。

そしてヒトに吸い寄せられていく。

それをやれば病気の治療に使えると、
医学者はそう言います。

でも、それだけ?

「何でヒトは羊でクローンを創ったん
だろう?羊の次は人間か?」

最近はそんなことをよく考えます。

生放送の音楽番組の途中に臨時ニュース、「火星人が・・・」

ラジオから臨時ニュース

 

1938の年の秋、アメリカのラジオ。
生放送の音楽番組の途中で、突如として
臨時ニュースが飛び込んできた。

「火星人がロボットを使ってアメリカの
都市を壊し始めました。今、植物みたい
な生き物がヒトの生き血を吸っています。
火星人の侵略が各地に進行中です。皆さ
ん、逃げて下さい」

ラジオを聴いている人々は大混乱。
全国のケイサツに問い合わせが殺到。

ショックで病院に運ばれた人、ボルチモ
アで心臓発作を起こした人、逃走しよう
とした市民が交通事故を起こしたなど、
各地で大混乱。

火星人の侵略

 

この生放送は多くの聴取者に恐怖心を
植え付け、実際、火星人が侵略してきた
と信じさせたようです。大成功!!

実はこれ、イギリスのH.G.ウェルズの
「宇宙戦争」のラジオドラマ。

ラジオの裏番組を意識した演出。

放送が行われた当時は、ドイツや日本の
台頭により、ヨーロッパやアジアをはじ
め、第二次世界大戦開戦への緊張感が高
まっていた頃です。

このドラマ、おそらく歴史上最も成功し
た作品だと言われています。

あとで聴取者の皆さん、この日が10月
30日ハロウィンの日であることに気づ
いたトカ。

おそらく、当時だからラジオはまだ若い
メディア。

大先輩の新聞が「こりゃまずい」と警戒
心を表したに違いありません。

ちなみに、この宇宙戦争の結末は、「火
星人の体内に地球上のウイルスや病原体
が知らぬ間に侵入し、あれよあれよとい
う間に火星人を死滅させていった」とい
うものデシタ。

「神のクスリ」、「悪魔のクスリ」に化してしまう。

 

うちのような小さい歯科医院では、クス
リの処方は院内処方で、クスリ代は治療
費に含まれます。

お医者さんとこでは、医師が出した処方
箋を持って薬剤師のいる薬局に足を運び
ます。

そして薬局で調剤されたクスリを家に
持ち帰り、言われた通りに服用する。
「クスリを飲めば病気が治る」と思う
から。

でももしホントにクスリが病気を治して
くれるのであれば、一定期間クスリを
飲めば病気が治り、完治した時点でその
クスリは要らなくなるハズ。

クスリと「一生おつきあい」ということ
は、つまりクスリを命ある限り飲み続け
るということ。

ということは、クスリが病気を治すもの
ではないということです。

まぁ、慢性疾患ではクスリは「症状を
抑えるだけのもの」で、もしクスリで
病気が治るものであれば、患者さんの数
はどんどん減り、医療費も少なくなって
いくハズ。

でも実態は、生活習慣病の患者さんの数
は増え、医療費は右肩上がり。

歯科でもよく使う抗生物質は、20世紀
最大の発見と言われています。

そして、たくさんの命を救ってきました。

開発された当時、抗生物質はまさに
「神のクスリ」。

でもよく考えてみれば、ワタクシたちが
自然に生まれ出てきたものであるのに対
し、クスリは不自然に作られた合成品。

極端に言えば、石油から合成されたプラ
スチックと同じような材料からできたも
のもたくさんあります。

そういう、カダラにとって異物である
クスリを慢性的に、命ある限り飲み続け
たら、「神のクスリ」も「悪魔のクスリ
」と化してしまうのデス。

「遊び」と「勉強」をセットにする。

 

勉強嫌いになるメカニズムというのが
あって、まぁ、子供の世界には大きく
分けて「遊び」と「勉強」が存在して
いると思います。

「遊び」はゲームや趣味、「勉強」は
学校や塾の宿題などが含まれますが、
子供たちは遊びにはすぐ飛びつくけど
勉強には寄りつかない子が多いと思い
ます。

何でこうなるかというと、勉強が悪い
ワケではない。

たまに思いますよ、この教材、真面目
すぎて面ろうない、もっと頑張れよと。

何で子供たちが遊びに飛びつくのかと
いうと、遊びが面白すぎるから。

ゲーム会社なんかは日夜、「勉強より
もゲームや!」と頑張って開発してい
ますからね。

ゲームが面白くなるのは当然なんです。
相対的に勉強が面白くなく見える。

もしこれが遊びのない世界だと、勉強
の一人勝ち。

まぁ実際、江戸時代の人たちは娯楽と
して因数分解をしていたらしいですし。

じゃあ「勉強しなさい」と言わないた
めにはどうするか。

遊びを排除して勉強をやらせるのでは
なくて、これだけ遊びが面白いんだか
ら、遊びに勉強をのっける。

まぁ、抱き合わせ商法。

昔、仮面ライダーのスナック菓子に
ショッカーのカードが入っていて、
そのカードが欲しくてそのお菓子を
買っていました。

たいして食べたいとは思わないがつい
でにそのスナック菓子を食べる。

例えば野球好きの少年なら、野球にも
勉強のタネはいっぱい潜んでいます。

変化球の曲がる仕組み、これどうなっ
ているか、変化球が曲がる仕組みから
空気の流れや物体の動きがわかる。

あとはデータの見方・防御率や打率を
知ると、算数の割合などにすごく役に
立つ。

あと、プロ野球のスポンサーの移り変
わり。

昔は鉄道会社とか新聞社が球団を持っ
ていたけど、今は楽天とかソフトバン
クとかのIT企業がけっこうスポンサー
になっている。

こうなると日本の産業の隆盛について
知るキッカケになる。

こうやって、いろんな物事への興味や
好奇心が育っていく。

遊びと勉強をセットにすると、ホント
お得。

いろんな人の手記を読んでいると、実
際インテリと呼ばれる人ほど遊びと勉
強に垣根がないように思えます。

ガン細胞はブレーキが壊れている?

ブレーキ

 

1億5000万年前、史上最大の繁栄を誇っ
ていた恐竜も、ガンになる運命からは逃
れられなかったようです。

ガン細胞に侵された骨が見つかったん
です。

細胞の秩序が乱れてガンになる。

正常な細胞というのは、限られたスペー
スで、細胞密度というんですけど、キチ
キチになると増殖を止めろという、そう
いう作用があるんです。

まぁ、細胞密度を感知する。

細胞間のコミュニケーションによって
「オレら、そろそろキチキチだから、
そろそろ止まらへんとあかんで」と言っ
て正常な細胞は止まるんですが、ガンは
それがなくなってしまう。

ガン細胞は細胞密度がキチキチになって
も増殖を止めません。

ガンは細胞間のコミュニケーションが
できなくなってしまう。

普通は止まるのに、ガン細胞は常に
「GO!」という感じ。

まぁ、クルマでゆうたら、フツーのクル
マならアクセルもブレーキもどっちもよ
う効く。

でもガンのクルマは、アクセルは効くん
ですがブレーキが効かないもんだから、
赤信号になってもどうにも止まらんので
す。

そうやって増殖を続けて、それによって
正常な細胞を圧迫して殺したり、栄養を
吸い取ったりして殺してしまう。

ホントに社会秩序を乱すのが、ガン。
ホンマ困ったもんデス。

1試合も戦わず花園出場決定。鳥取県予選。

ラグビー鳥取県予選

 

年末に、花園ラグビー場で全国高校ラグ
ビー大会があります。

鳥取県代表は、倉吉東高校が県代表に
決まりました。

「ああそう、ふ~ん」と言いたいところ
ですが、予選で1試合も戦わないで代表
に決まった。

「えっ?」

その予選では、倉吉東の他、倉吉総合
産業高校と米子工業高校の計3校がエン
トリー。

総合産業と米子工が1回戦を戦い、その
勝者が決勝で倉吉東と戦うハズでしたが
、選手が負傷しちゃったので、試合に必
要な選手15人がそろわなかったそうです。

規定により倉吉東が一試合も戦わないま
ま優勝、めでたく花園の全国大会へ。

テニスやバレーや卓球・バドミントンな
どのスポーツは、ネットが間にあるので
人と人がぶつかってケガをすることなん
かまずありませんが、サッカーやラグビ
ーなんかはネットが間にないので、ちょ
っとした格闘技。

アレ、ケガをします。

実はお隣の島根県も、エントリーしてい
るのは、石見智翆館と出雲の2校だけ。

しかも両校の実力差は圧倒的で、県大会
は事実上石見智翆館の壮行試合になって
いるんデス。

まぁ、ラグビーはもともと競技人口が
少ないし、1チーム最低15人のメンバー
が必要。

ケガしたら出場できないし、全国レベル
の戦力を蓄えるチームは限られます。

いつも見たことのある高校名ばっか。

だから野球やサッカーと同じ考え方で
各県から代表を出すのには、チョット
無理がアル。

いっそ、選抜野球のように、県じゃなく
て地域枠(九州大会や中国大会等)から
出場校を決めたらいいんじゃないかな。

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