’80年代の作詞家、松本隆の詞


     呉田軽穂・松本隆・松田聖子

 

ちょっと前ですが、NHKに、作詞家の
松本隆が出ていました。松本隆って、
いい年のとり方してるなぁ。

今でこそ、やさしそうなシルバーグレー
のオシャレなおっちゃんですが、’80年
代は飛ぶ鳥を落とす勢いのある若手作詞
家でした。

ワタクシ、以前は詞のことなんか深く
考えたことはなかったのですが、最近彼
の作詞を見る機会がありまして、改めて
この人すごいなぁと思いました。

例えば、夕日が海に沈むのを「真っ赤な
インク、海に流してる」と表現してみた
り、波しぶきをあげることを「ビーズの
波を空に飛ばす」とか、恋が終わるのを
「最後にひく涙のジョーカー」、春に
JRに乗って行くことを「春色の汽車に乗
る」と表現している。

なんでこんな詞が書けるのよ?と言いた
くなります。

以前、松本隆さん、こんなことを言って
いた。

「昔読んでた万葉集やクラシックなどの
古典が参考になるんですよ。」

分野は違うんだけど、将棋の羽生さんも
次のようなことを述べていた。

「深く考えているうちに、自然にふと何
かが湧き上がってくる瞬間があるんです。
アル瞬間から突如、回路がつながるコト
がある。直感です。」

そうか、直感かぁ。

まあ、今のうちに頭ん中にたくさん素材
を入れておいて頭ん中でグルグルまわし
ておけば、何かの拍子に「ポン!」と
出てくるんだろうなあ。

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