我が子の目を輝かせる魔法使いでなければならないんだ。

むかし、むかしの話です。

うちのチビスケが6年生の時、ある算数
の問題を解こうとしていたのですが、
チンプンカンプン。それで解答を見て
理解しようとしたのですが、書いてある
イミがさっぱりわからない。

それで、「どれどれ、我輩がやってみよ
うか?」と解き始めたところ、ワタクシ
も目が点。

「こんな問題ホントに小学生に解けるの
か?」ワタクシ、小学生のやり方では解
けないもんだから、中学校で習うxとy
を使った連立方程式でやっと解きました
。うちのチビスケにこの方法を教えたと
ころ、最初は拒否していっこうに受け入
れようとしません。小学生のやり方でや
るって。

丁度その頃、うちのチビ、近くの公文式
教室に通ってたので、その連立方程式の
解き方は知っていました。でもそのツー
ルの使い方を知らない。そしてワタクシ
の作った解答とじーっと睨めっこ。

公文式教室

数分後、何かピンときたのか、「わかっ
たような気がする」。そしてワタクシの
拙い解答をじっくり見て、「理解できた
!」そして何度も何度も「すごい!この
やり方、すごすぎる!」と言いながら目
をキラキラさせていました。よっぽと嬉
しかったのでしょう。

イメージ

「このやり方、イイねぇ。」と、似た
問題を片っ端から解いていました。
道具の使い方を知った瞬間です。

「そうだ、そうなんだ!親はこうでなく
てはならないのだ。我が子の目を輝かせ
る魔法使いでなければならないのだ。」
そう自らに叫び、そんなチビスケの目を
感じながらワタクシは興奮を抑えること
ができませんでした。

しかし、方程式というもの、イコールの
左と右を自由に行ったり来たりする。
この時マイナスの符号が出てくるために
小学校の学習ハンイをはるかに越えてし
まう。これは明らかに「逸脱」でアル。

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