「ハンカチ持ち上げ理論」


   ハンカチを持ち上げてみた。
     (背景は札幌の街)

 

ハンカチの真ん中あたりをゆっくりつま
み上げると、そのあと四隅がついてきて
、一緒に上がってきます。

大好きなことが見つかってそれに熱中し
ていると、それにつられて、それ以外の
モノも引っ張り上げられる。

これを「ハンカチ持ち上げ理論」といい
ます。

先日、うちの奥さんがママ友からこんな
話を聞きました。
これは塾の先生が言ってた話らしいので
すが。

「得意科目を一生ケンメイやっていると
そのうち不得意科目もつられて引っ張り
上げられる」

まさに、「ハンカチ持ち上げ理論」です。
“大好き”につられて、そうでないのも引
っ張り上げられるワケです。

まぁ、「大好き」には人をエネルギッシ
ュにさせる不思議な力がありますから、
子どもにそういうものが見つかったなら
、きっと子育ては断然ラクになると思う。

共感覚の世界

文字や数字に色がついて見えます

フランク三浦の時計。このように数字に色がついて見えるそうです。

 

以前、数字や文字に色がついて見えるん
だよなぁ、という人に会ったことがあり
ます。

「そんなバカな。カレンダーの平日の数
字は黒で、土曜日が青、日曜日が赤のア
レのこと?」
と聞いたら、
「そうじゃなくて、数字の1は赤で7は
ピンク、8は黄色で5が緑。ワタシには
そう見えるのよ。」

小さい時からそれがフツーで、大きくな
って他人に「そう見えるでしょ」と聞い
たら、「見えない!」とバッサリ切られ
た。

それで、自分にしか見えないんだぁと
初めて知ったトカ。

これは、文字に色を感じたり、音に色を
感じたり、形に味を感じたりする「共感
覚」と呼ばれるモノです。

「女性の黄色い声援」ってのがあるけど
、きっと誰かにそう見えたんでしょう。

これは女性特有の高い声のこと。

まさに、神が与えてくれた感覚。
まぁ、その人の個性だ。

そういえば作詞家の松〇隆氏も、身内が
亡くなった時、目の前の世界がモノクロ
になったと語っていた。

歌詞にも「春色の汽車」とか「映画色の
街」とか、不思議な色が出てくる。
そう見えたのかもしれません。

思想家の内〇樹氏も以前こんなことを
言っていた。

「中3の頃、突然、教科書のあるページ
をパッと見ると、それがまるで写真にで
も撮ったように頭の中に鮮明に映ってい
た。」

その勢いで高校受験を突破した。

しかし、その能力は突然去っていった。
おそらくそれは驚異的サヴァンと呼ばれ
るモノだ。

凡人のワタクシには、そんな能力はひと
つも現れてくれません。

 

 

 

 

「原則規制・例外自由」

ドイツのアウトバーン

 

クルマを運転していると、4車線くらい
の一般道路はだいたい、40キロ制限。

6車線くらいになると50キロ、2車線な
ら狭いので危ないから、30キロ制限され
ています。

日本人はどういう道路でも「速度制限が
ある」と信じています。

あの、規則にうるさいドイツ人でも、
「この道路のココの部分には速度制限が
かかっている」と考える。

だから、高速道路のアウトバーンには
制限速度がありません。

まぁ、原則自由ですからね。
危ないと思ったらゆっくり走る。

ドイツでは、運転速度は「原則自由、
例外規制」なのだ。

日本では「原則規制、例外自由」なん
ですけど、まぁ例外自由はほとんどあ
りません。

だから歩道の信号が赤になっていたら
、たとえクルマが全く来ていなくても
じっと青になるまで待つ。

原則規制ですからねぇ。
みんなそれを守ることになっている。

話が面倒になると日本人なら、「規則
をつくれ」と言う。

その方が面倒じゃないから。

「何でそうするの」と聞くと、「規則
だから」と言うだけで済む。

そしてなぜか皆さん、納得する。

すると、考えなくなる。
思考停止。

でも逆に言えば、考えなくていいから
その頭で他のことを考えることができ
る。

「おい、打てよぉ!何で打たないんだ
?」

サッカーでフォワードがシュートせず
にパスを選択するのは、小っちゃい時
からの原則規制・例外自由がカラダに
しみついているからかなぁと思う。

クマ対策にイヌを飼ってみてはどうでしょう。

クマに向かって吠えるイヌ

 

うちのスタッフは犬を毎日散歩させて
います。

この辺りはマンション街なので、犬は
家の中で飼うことになっています。

家の中で飼っているのなら、ペットには
なっても番犬にはなりません。

ワタクシの実家は広島の山里で、しょっ
ちゅうイノシシとか鹿とかタヌキが出て
いました。

子どもの頃、フツーに見かけました。
田舎なもんで。

どこの家も一軒家。
どこも犬を飼っていました。

何で犬飼っているんだろうと思っていま
した。

それが最近、ある記事を見てやっとわか
りました。

その記事にはこう書いてあった。

「野犬がいなくなったから、役所は野犬
狩りをしない。野犬がいなくなったから
サルだのイノシシだのの天下になった」

野犬というものは本来、里の近所をウロ
ウロしているもので、だいたいそんなも
のがいたら、私がサルなら人里には近づ
きたくありません。

野犬がいるからサルが来なくなる。
でも野犬がいなくなったら、ヒトはすべ
てのイヌを番犬としてヒモでつないで
自由には動けなくしました。

それを一番喜んだのは、サルやイノシシ
、シカ。

「一方の秩序は他方の無秩序を引き出す
」という言葉があります。

これをエントロピーの増大といって、熱
力学を学んだ人は誰でも知っているので
すが、まぁ、イヌをヒモにしばって動け
なくすればサルやイノシシがワァーッと
出てきて、「あのイヌ、動けねぇぞ」と
言って暴れ出す、ということです。

最近札幌の市街地にクマが出てくるよう
になったので、特に山里のあたりなら、
昔みたいに犬を飼ってみてはどうでしょ
う。

というより、だからどこの家でもクマが
出るから昔ヒトはイヌを飼うようになっ
たんでしょう。

番犬とはそういう意味。

ドロボウの番をするだけがイヌの役目で
はないのデス。

でも確かに、クマやイノシシも勝手にヒ
トの家にあるものを断りなく食べるので
、ドロボウと一緒か。

ウイルスの水平感染

ウイルス水平感染

 

ダーウィンの進化論は垂直進化で、親か
ら子どもへ受け継がれていく。

例えば、ちょっと首の長いキリンが生存
に有利なら、だんだん首の長いキリンが
増えてくる。

ところがウイルスによる水平進化という
のがあって、コレはウイルスの遺伝子が
生殖細胞(精子や卵子)に直接入り込ん
で受け継がれていく進化。

だから生殖細胞の中にウイルスが入り
込んでいなければ、変わりません。

他の細胞に感染してもダメ。
生殖細胞に感染しなければダメなんです。

実際、長い進化の歴史の中でみると、
水平変化が何度も起きていることがわか
っています。

ゲノムを調べたらわかった。

ワレワレがウイルスからもらった遺伝子
を使うように、ウイルスの方もワレワレ
の遺伝子を持っていく。

ウイルスの中には、宿主の遺伝子をドロ
ボウするやつもたくさんいて、どうやら
お互いやり取りしているらしい。

例えば将棋で銀をとったら、フツーそれ
を銀として使います。

でもウイルスはそれを将棋用に使うんじ
ゃなくて、チェスにしてしまう。

生物はウイルス由来の遺伝子をまったく
別の目的に使うんデス。

だからチェス盤に銀をうってみるとか、
ありえないことをしてルールを変えてし
まうんです。

 

天皇陛下との共通点

幼少期の浩宮様

 

ワタクシの名前には、拡(ヒロ)がつい
ています。

令和の天皇陛下の子供時代の名前は
「浩宮」様で、この方がお生まれになっ
た年は“ヒロ”とつけるのが大ブームにな
りました。

ところで、生まれたその瞬間から将来が
決まっているのは、この方だけです。

努力しても勉強してもノーベル賞をとっ
ても、大金持ちになっても大統領になっ
ても首相になっても、天皇はなることの
できない唯一の存在。

ワタクシの親も「浩」とつけたかったよ
うですが、さすがに恐れ多いと感じたた
め、違う漢字をあてました。

それで「拡成」になった。

しかし、小さい頃の呼び名は「ヒロ君」。
ひょっとしたら身内では浩宮様も「ヒロ
君」と呼ばれていたんじゃないかな。

小さい頃からワタクシは浩宮様(現天皇
)と同じモノを見、同じモノを感じ、同
じ世間の空気を吸ってきました。

立場は違えど同じ時代を生きてきた。

同じ歌手を好きになり、同じ流行ドラマ
を見て、何かを感じた。

彼の姿をテレビで見るにつけ、同志のよ
うなものを感じます。

これはワタクシの勝手な、一方的な憶測。

以前事故で亡くなられた英国のダイアナ
妃がこんなコトを言っていた。

「私はキンギョ鉢の中のキンギョ。私は
みんなのことを知らないけれど、みんな
私のことを知っている」。

余談ですが、現天皇のことを令和天皇と
呼んではいけません。

令和天皇というのは亡くなった後の名前。
まぁ、仏教でいう戒名みたいなもの。

生きているうちに亡くなった後の戒名で
呼ばれたらイヤでしょう。

ダカラ、昭和天皇と呼んでもいいけれど
平成天皇と呼んではいけないのデス。

ウイルスが感染して全体のバランスを調整している?

赤潮

 

新型コロナウイルスの感染が減ってきて
います。

もちろん、皆さんワクチンを打って集団
免疫ができつつあるとは思うのですが。

ところで、最近十勝沿岸で赤潮が発生し
サケやマグロなどの大量死が問題になっ
ています。

生物の世界では、ウイルスがある役割を
担っています。

例えば、海の生物の生態系をピラミッド
型で分類したら、4つのグループに分け
られます。

一番上は大きな捕食生物。
マグロやブリ、イルカ。

その下には大型のサカナのエサとされる
イワシ、アジなどの小型のサカナ。

その下は1ミリ以下の動物性プランクト
ン。

そして、一番下の植物性プランクトンは
さらに小さくて、その数は動物性プラン
クトンの10倍。

実はその下にウイルスがいるんです。

その数は上のグループをすべて足しても
比較できないほど圧倒的な数。

 

オガワメモ①

 

時々、海では赤潮が発生します。
この赤潮は生態系が崩れる時に発生する。

つまり一部の植物性プランクトンが異常
大量発生して、大量の酸素を大量消費し
てしまう。

するとその上のグループの動物性プラン
クトンは逆に数が減少してしまう。

この時、一番下のグループのウイルスが
登場して大活躍します。

実はこのウイルスが、大量に増えた植物
プランクトンに感染してその数を減らし
て、全体のバランスを調整するんです。

 

オガワメモ②

 

何かこういう自然界の掟が新型コロナウ
イルスによる感染者の数の減少に関係し
ているのではないかと、ワタクシ勝手に
妄想してみました。

「大きな問い」は好きなものの形をして現れる?

ワタクシの好きな色に、「青色」があり
ます。

ブログの写真には好きな青色をバックに
使っています。

でもこの「青色」って、自然界では珍し
い色。

空も海も見た目は青いけど、その青を
持ってくることはできません。

青い食べ物なんてのもないし・・・。

かき氷の「ブルーハワイ」は、着色料の
色。
自然の色じゃない。

青って不思議な色です。

これはワタクシの「大きな問い」のひと
かけら。

「大きな問い」は、最初は好きなものと
いう仮の姿で目の前に現れるのデス。
そしてそれを一生懸命調べる。

これが勉強。

深く知れば知るほど、興味はドンドン
広がっていく。

まぁ、子どもには、許されるのであれば
好きなことを本気でやらせてあげれば
イイ。

そうすれば、全部の学問がどこかでつな
がってるということに、気づいてくれる
かもしれません。

おサトウの摂取は何の益もなく有害なだけなのですが・・・


      お砂糖

 

甘いものを禁止する歯医者さんがいます。

まぁ、原因を遠ざけようという、いかに
も単純明快な知恵です。

たしかに人間の身体面だけをみれば、
お砂糖を摂ってよいことは一つもあり
ません。

精白糖は百害あって一利なしと、科学的
に証明されています。

だがしかし、心とカラダを一体として
扱う心身医学の立場から見れば、おサト
ウは人間の心にとってはイミあるもんだ
と考えられるようになりました。

まぁ、体験的に、疲れた時とかストレス
がある時になぜか甘い物が食べたくなり
ます。

そして、食べたら筋肉の緊張がほぐれる
のか、元気になったりホッとしたりする
のデス。

もしもカラダが塩分を切らすと生き物は
死んでしまいます。

もともと生き物は海の中から誕生した訳
だし・・・。

でもお砂糖はなくても生きられます。

サバンナの野生の動物は、お砂糖食べな
くても元気に生きていますからねぇ。

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