2022年 11月 の投稿一覧

「ビートマス」のクリスマスソング


  タイトルの元ネタは『HELP!』

 

一体いつだったか忘れましたが、クリス
マスの日、街中で不思議な音楽を耳にし
ました。

「サンタが街にやってくる」や「ホワイ
ト・クリスマス」といったごく定番のク
リスマスソングなのですが、なぜかバッ
クに流れている音が“ビートルズ”なんで
す。

イントロは「Ticket To Ride」なのに、
歌はなぜか「White Christmas」だった
りと、ビートルズで始まったはずの曲が
いつの間にかクリスマスソングにすり替
わっているのです。

2つのサウンドのつながりがあまりに
自然なので、最初は聞き間違いかと思っ
たですが、立ち止まって耳をすませてみ
ると、やっぱりビートルズ+クリスマス
ソング。

 

ビートルズ風クリスマスソング

 

「コレ、誰?」

いろいろ調べてわかりました。

正体は、The Beatmas(ザ・ビートマス)
というバンドの『XMAS!』というアル
バム。

この、正体不明ながらナイスなアルバム
は、発売されたのが20年位前なのに未だ
に人気があるらしくて、ワタクシもつい
買ってしまった。

彼ら「ビートマス」の正体は、デンマー
ク出身の「ラバー・バンド」という名の
バンド。

元々、“スカンジナビアを代表するビート
ルズのカバーバンド”といわれるほど有名
なバンドで、毎年クリスマスになると
バンド名を「ビートマス」に変えて、ビ
ートルズ風にアレンジしたクリスマスソ
ングを演奏しているんだそうデス。

どれもこれも「ビートルズの音」になっ
ているのがスゴイ!

細胞1個ぐらいなら冷凍保存できるって話。

 

歯は冷凍保存できるのかというのをアレ
コレ考えていたら、先日、解剖学者の
養老孔司さん(仮名)が小学生向きに
書いた本を見つけました。

その中で小学生が、「死体は保存できる
んですか?」と容赦のないすごいことを
聞きました。

すると先生、こう答えました。

「死体を冷凍保存するなんてできま
せん。」

「なぜできないかというと、冷やす時に
どうしても表面から凍ります。そうする
と表面はすぐに凍るんだけど、中はゆっ
くり凍る。熱の伝導は遅いんですね。
ゆっくり凍らせると必ず氷ができます。

氷ができるとまわりが壊れます。

ワレワレが現在の技術で凍らせることが
できるのは、細胞1個ぐらい。細胞1個を
液体ヘリウムで冷やした純銅のブロック
に接触させてやると、10ミクロン(100
分の1ミリ)くらいはほとんど氷ができ
ないので、きれいに凍ります。

それを溶かしたらそのまんま生きてます。

細胞1個くらいだとこういうことができ
る。

だから、卵子は保存できるし精子も保存
できる。

だけど人間の脳とか人間全体となると、
冷やしているうちに内部に大きな氷がで
きて、必ず壊れちゃう。

テレビでやっているのは商売でやってい
るんで、ダマされちゃあダメ。

人間の冷凍保存はそんなにうまくいきま
せん。」

ということは、歯は冷凍保存できても
細胞は氷で壊されて死んでしまうって
ことか。

孔司さん(仮名)の文章って、哲学的で
チョット難しいんですが、小学生のとこ
ろまで降りてくれたらワタクシでも理解
できました。

「話し言葉と書き言葉」の巻

まいにち養老先生

 

以前テレビで、「まいにち養老先生」と
いう番組をやっていましたが、内容はと
てもわかりやすかった覚えがあります。

散歩しながらおしゃべりする番組デス。

養老先生の書いた本は、読んでみると
ちょっと難解。

デモ、おしゃべりを聞くとなんとなく
頭に入ってくる。

まあ、ヒトが書き言葉を使うのは結構
異常なことで、脳は書き言葉を使用する
ように設計されておりません。

そもそも別のキノウのために作られたの
に、無理やり文字を読むように使ってい
るので、私たちは書き文字でそんなに
説得させられないらしい。

一方、歌とか踊りはどうかというと、
これはもう多くのヒトが聴くわけです。

「紅白」もホントにたくさんの人が
見ます。

歌って踊れるアイドルは、実にわかりや
すい。

まぁ、人間の歴史からすれば歌と踊りの
歴史は書き言葉よりもずっと長いわけデ
スから。

書き言葉の最古で5000年とか言われて
いるんだけど、言語が生じたのが7万年
前だから、歌と踊りはそれくらい前から
あったことになる。

そうすると、どっちの方が集団をまとめ
られて、みんなで仲間だというふうに感
じさせられるかというと、もう、歌と踊
りの方が全然上。

例えば、選挙戦。
アレ、歌と踊りみたいなもんですからね。

書き言葉なら、断然学者が勝ちます。

最近、本の内容を面白おかしくパフォー
マンスしながら解説しているYoutuber達
がいますが、あれは、本を読むよりもわ
かりやすい。

歌と踊りの要素が入っていますもんね。

文字で書いても多くの人は反応しないけ
ど、話し言葉で表現すれば反応するよう
だ。

ワタクシの近畿観(後半)

熊野古道

 

(11月4日の続き)

で、観光としては真っ先に京都が出てき
ます。

千年の都であって、日本史の中心地。

実はあまりお金を持っていないのですが
、そこは京都人の知恵、文化でしのいで
います。

むしろ、生き延びるために京都の町を
ピカピカに光らせて人を呼び込んでいる。

観光業は材料費も人件費もかからないし
、おまけに観ても何も減りませんからネ。
コストが安いんです。

デモ、日本史的には奈良の方がよっぽど
古い。

何かで読んだのですが、奈良はとにかく
朝が早くて、店の閉まる時間も早い。

鹿が山に帰る頃にはお店は閉まる。

まぁ、よく言えば、昔ながらの生活を
守っているってことだ。

あと滋賀県ですが、滋賀の友人がいて、
「滋賀県って半分が琵琶湖なんでしょ」
って言うと、「失礼なヤツだ。琵琶湖は
滋賀県の面積の六分の一しかないぞ!」
と反論してきた。

続けて、京都・大阪の水を支えているの
はオレ達だという意識があって、下流の
人たちの生活のために合成洗剤を極力使
わないように気をつけているとも言って
おった。

和歌山はほとんどが山。

その中を熊野古道が貫いていて、他県の
人は熊野古道を整備の行き届いた国道く
らいに思っているかもしれませんが、
アレ、ただの山道です。

地図に「誰々さんの家の角を曲がる」と
書いてあるくらいの山道。

あと、三重については、あれは東海地方
じゃないの?と考えています。
だって、山の向こう側だもの。

まぁ、ワタクシの近畿観ってこんな感じ
デス。

ワタクシの近畿観(前半)

近畿圏

 

先日、うちの奥さんが用があって近畿
地方に行ってきた。

向こうは、北海道とは違って陸続き。
隣の県という感覚がぴんと来ない。

北海道とは言葉も文化も全然違う感じ
だと、肌で感じて帰って来た。

近畿地方は2府5県からなります。

大阪・京都・奈良・滋賀・兵庫・和歌山
・三重だ。

まぁ、こっちから見れば「あぁ、関西ね
」っていう感じ。

でも実は違うんです。

私も昔、京都に住んでいた時期があって
、そこには兵庫・大阪・奈良・滋賀から
学生がフツーに電車で通って来ていた。

三重・和歌山はさすがに山の向こうなの
で、通って来る者は少なかった。

京都にいた時は「大阪の人は京都人の
悪口を聞くのが好きで、京都の人は大阪
人の悪口を聞くのが好き」ということに
気づいた。

大阪はアクが強いとか、ガラが悪いみた
いなイメージがあるんですが、近畿地方
内でもだいたいそういう扱い。

そうは言っても、兵庫とはゆるやかに
混じり合っていて、尼崎になると大阪?
兵庫?って感じ。

神戸あたりまで行けば、もうそこは正真
正銘の兵庫で、そこから山陰、山陽へと
緩やかに続いていく。

姫路あたりはもう田舎で、山陽の入り口
へようこそだ。

その辺りから瀬戸内海の存在感が大きく
なる。

ちなみにワタクシの故郷広島は、瀬戸内
海なしには語れません。

木は海から陸上に上がって硬くなり、それを分解したのが真菌。

太古の植物

 

「海には何で木みたいな硬い植物がない
んだろう?あるのは、コンブとかワカメ
とかいう軟らかい植物ばかりだ。」

と、ワタクシ小さい頃からずっと思って
いまして、先日その答えを初めて知りま
した。

今から5億年前、地球ではワカメのよう
な植物が海から陸上に進出すると、植物
は重力や乾燥に耐えるため硬くなって、
「木」になったんです。

植物は上陸の後、ある物質を体内でつく
り出すようになったといいます。

木が作り出したのが、リグニンという
物質。

コレ、地球上で最も分解しにくい天然物
資です。

このリグニンを手に入れたお陰で木は
カラダを硬くすることに成功。

そして頑丈になった植物は、大きく高く
成長し、地球は緑に包まれました。

でも、生き物は100%死がやってくる。

当時このリグニンを分解できる微生物は
いませんでした。

すると木は、倒れた後分解されることな
く、地表に次々と溜まっていく。

で、そのまま化石になったのが、石炭。

そんな状況をある時、偉大な分解者、
キノコとかカビとかの真菌が解決してく
れたんです。

木の中にある硬い成分のリグニンを、こ
の真菌たちが分解するように進化したん
です。

硬い成分を分解して、自分の栄養に変え
て、分子レベルまで砕いて食べる。

その結果、倒れた木々が地表に溜まるこ
ともなくなって、豊かな土壌が生まれた
のデス。

まぁ、真菌たちの進化の力のお陰で地球
上の健全な物質循環が再び始まり、多種
多様な生物があふれる豊かな星になった。

ある意味では、真菌こそが地球上の生態
系にとって一番大切な生き物、主役。

人類がいなくてもたいして地球は変わり
ませんが、真菌がいなくなると、地球は
ガラリと変わる。

江戸末期、ペリーが日本に来て、一番
偉い将軍に会わせろと言いましたが、
もしも宇宙人が地球代表に会わせろとや
ってきたら、自信をもって実力者のカビ
に面会してもらおう。

 

日本に投資する?アメリカに投資する?

待合室のアメリカの絵

 

まるやまファミリー歯科の待合室に、
アメリカの絵が飾ってあります。

そういえば、世界の富豪ウォーレン・
バフェットがどこかのインタビューで
言ってたんですけど、1942年に1万ドル
投資するとして、アメリカの株に投資し
てたら今何十億円とかになっていて、金
に投資してたらまぁたいして増えていな
いって話。

で、アメリカの株って、基本、すっと
上がり続けているんデス。

アメリカってなんだかんだ言って、優秀。

世界一の軍事国だし、石油出るし、食料
あるし。

なので世界で何か状況が悪くなって不安
があったとしても、アメリカが潰れるこ
とはありません。

で、グーグルもあるしアップルもあるの
で、アメリカって超優秀な人たちが世界
中から集まってつくっている国なんです。

 

拡大図

 

この前グーグルの発表をやってた人なん
か、まぁ、あれインド人。

アメリカって世界中の優秀な人が集まっ
てそこで優秀な結果を出す。

ずっと昔からそこに住んでいるアメリカ
人って、そんなに優秀じゃなかったりす
るんだけど、優秀な人が世界中から集ま
るから世界中から投資されて、優秀な結
果を出すっていうシステムがぐるぐる
回っている。

日本はどうかというと、ほぼ上場企業っ
て、社長さんは日本人。

この前ルノーのゴーンさんが社長になっ
て急成長したんだけど。

日本も優秀な経営者を世界中から探して
きて集めたら、優秀な結果を出した。

けど、日本ってなぜか日本人の中から
選ぶっていうルールを持っている。

日本語をしゃべる人は1億人、英語を
しゃべる人は20憶人。

そうすると、20憶人の優秀な人たちが
どんどんステップアップしてアメリカの
企業に行く。

やはり日本はハンデがある中で戦ってい
るわけだ。

長期的にみたら、世界の皆さん、アメリ
カに投資するのが何となくワカル。

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