チビスケの、将棋部で全道団体3位になった時の有り得ない話(後半)

Ⅿ君(5年)・チビスケ(5年)・K君(5年)・A君(4年)

          【続きです】

この大会は,新型コロナウイルスの影響
で2年ぶりの開催。各校の精鋭たちが日
頃の力を試す大会です。予選リーグは
全20チームを4つに分け、予選1位2位
が決勝トーナメントに進みます。
で、チビスケたちのチーム、まさかま
さかの4戦全勝の1位通過。
『オレ達、強え~。』

決勝トーナメントは、1回戦を予選2位通
過の帯広柏葉に勝ち、準決勝にコマを進
めました。快進撃だ。ワタクシもこの様
子を北海道将棋連盟のツイッターでドキ
ドキしながら戦況を見守っていました。
しかし快進撃はいつかは止まる。現実は
厳しい。

準決勝では優勝した函館ラサールに競い
負け。第3位です。
決勝に残った札幌西は函館ラサールと共
に全国大会のキップを手にしました。
両校ともおめでとうございます。

力尽きたチビスケの学校の将棋部の子供
たちは決勝戦をみんなで観戦。無言。何
を思っていたのでしょうか。勝っても負
けても、これが青春の1ページになるの
だ。

大会を終えて、うつむいて学校に帰った
即席将棋部。『オレ達、優勝するぜって
たんかを切ってやって来たんだし、
第3位じゃなぁ、どんなズラして帰えり
ゃあイイんだよ。』

ところが、知らせを聞いた学校の先生達
は大喜び。校長先生も大満足。

先生達は大喜び

『君たちはスゴイよ。うちの学校は将棋
部も強いとアピールできる。この結果は
学校ホームページのお知らせ欄にしっか
り記事を書かせて貰うよ。写真入りで。
君達、快挙だよ。君達は黄金世代だ!』

というわけで、学校のホームページに載った

うつむいて教室に戻った将棋部、各クラ
スのホームルームでは担任の先生が大会
の結果をみんなに報告。クラスメイトか
ら割れんばかりの拍手の嵐を浴びたので
した。『オレ達、ひょっとしてスゲー
ことやったの?』

クラスに戻ると思わぬ拍手の嵐

うちのチビスケと友人のK君、硬式テニ
ス部では結果を出せなかったけど、公式
将棋部で結果を残したのです。
その2年後、その志を受け継いだ将棋部
の後輩達は全道準優勝を成し遂げたと聞
いております。

あることをキッカケに男の子達は突然、
爆発的に力をつけるのです。それは少年
達が心の中に持つ強いバネ。

少年達は心にの中に強いバネを育てている

勝って、そして負ける。悔しさと共に自
信を持てた、心に残るいい大会だったと
思います。

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