「話し言葉と書き言葉」の巻

まいにち養老先生

 

以前テレビで、「まいにち養老先生」と
いう番組をやっていましたが、内容はと
てもわかりやすかった覚えがあります。

散歩しながらおしゃべりする番組デス。

養老先生の書いた本は、読んでみると
ちょっと難解。

デモ、おしゃべりを聞くとなんとなく
頭に入ってくる。

まあ、ヒトが書き言葉を使うのは結構
異常なことで、脳は書き言葉を使用する
ように設計されておりません。

そもそも別のキノウのために作られたの
に、無理やり文字を読むように使ってい
るので、私たちは書き文字でそんなに
説得させられないらしい。

一方、歌とか踊りはどうかというと、
これはもう多くのヒトが聴くわけです。

「紅白」もホントにたくさんの人が
見ます。

歌って踊れるアイドルは、実にわかりや
すい。

まぁ、人間の歴史からすれば歌と踊りの
歴史は書き言葉よりもずっと長いわけデ
スから。

書き言葉の最古で5000年とか言われて
いるんだけど、言語が生じたのが7万年
前だから、歌と踊りはそれくらい前から
あったことになる。

そうすると、どっちの方が集団をまとめ
られて、みんなで仲間だというふうに感
じさせられるかというと、もう、歌と踊
りの方が全然上。

例えば、選挙戦。
アレ、歌と踊りみたいなもんですからね。

書き言葉なら、断然学者が勝ちます。

最近、本の内容を面白おかしくパフォー
マンスしながら解説しているYoutuber達
がいますが、あれは、本を読むよりもわ
かりやすい。

歌と踊りの要素が入っていますもんね。

文字で書いても多くの人は反応しないけ
ど、話し言葉で表現すれば反応するよう
だ。

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