2020年 6月 の投稿一覧

コロナ自粛の時に「アート」

うちの診療室のトリックアート

 

今度は、新型コロナウイルス感染の恐怖
や外出制限などで日常が変化したり、将
来の不安から「うつ」状態の人が増えて
いるというニュースが飛び込んできまし
た。

健康面に問題がなくても、ストレスで
体調が悪くなる。

4月5月はコロナ自粛で世の中から火が
消えたようになったので、ワタクシも
心の中が委縮していくような気がしてい
ました。

これではいけない、何かを変えなくては
、と思っていた時にふと思いついたのが
「アート」。

ちょうど診療室もマンネリ化してきたの
で、視覚で何かを変えよう。
聴覚ではBGMだけを変えればいいわけ
ですから。

そこで見つけてきたのが、トリックアー
トの「ニューヨーク市街地」や「グリー
ン」、「イングランドの赤い電話ボック
ス」。

ただそこに、そっと貼っておく。
それがアートという作品。

「見る人の心に任せて」という紋切り型
の表現がありますが、自分がその時どう
見えるのかが問題なのであって、他人が
それをとやかく言う筋合いはありません。

そもそも、作者が隣に立って作品のイミ
をいちいち説明する―――ワタクシは別
にそんなものを見たいとは思いません。

だから、静かにそっと見る。

だぶん何百年も昔の絵が珍重されるのは
、作者がしゃしゃり出て余計なことを
言わないからだと思う。

前頭葉のブレーキ、扁桃体のアクセル

 

キレやすい芸人さんがいますが、まぁ
アレはお仕事で、いわゆる“キレキャラ”。

ホントにキレやすい人がいます。

脳に詳しい人が言ってたのですが、キレ
やすいというのは、実は脳の前頭葉の
キノウ低下。

意志というのがこの前頭葉にあって、
まぁ、脳から出力するところですが、こ
こにはブレーキが置いてあるので、この
ブレーキが利いていないか利きが悪いら
しいのです。

連続殺人というのもよくアメリカで起こ
っていますが、脳に詳しい人によると、
前頭葉はフツウだけど、脳の扁桃体キノ
ウに問題があった。

扁桃体キノウって、社会活動に対する
アクセルと考えればいい。

善悪の判断、価値判断とかに関わる部分
の活性化が高いところ。

つまり、ブレーキはフツーだけどアクセ
ルの踏みすぎが連続殺人ということに
なる。

おもしろい学者さんがいます。

殺人の研究をしたくて、ロンドンから
ロサンゼルスへわざわざ引っ越した。

ロスの方が殺人が多いですからねぇ。

その学者は自分の脳を調べてみた。
そしたら、前頭葉はフツーで扁桃体の
活性が強いことがわかった。

ということは、彼は連続殺人者になら
ずに殺人の研究者になったワケだ。

何か重大犯罪が起きた時、精神鑑定に
まわすよりも、脳をちゃんと調べた方
がいいこともあるようです。

犬の散歩を見て、コロナ以前に戻りつつあると思った。

プードルの散歩

 

ここ最近、犬の散歩も以前のように見ら
れるようになりました。

だんだん、コロナ以前に戻りつつあるの
を実感します。

犬も飼い主の気分がわかるのか、何とな
く嬉しそうです。

先日、BSで子ども達と犬が水辺で遊んで
いる風景を見ました。

子ども達よりもイヌの方が幸せそうに
思えた。

イヌはカラダが濡れてもいいけれど、子
どもはそういう訳にはいきません。

家に帰ったら学校の宿題あるし、塾も
あるし。

子どもといえど、しっかり現代社会に
取り込まれています。

子どもには子どもなりの予定があって、
しなければならないことも多い。

その点、犬には、食べる・寝る・たまに
ご主人様の散歩のお手伝いをする、くら
いしかありません。

昔みたいに用心棒を期待されることも
ないでしょうし・・・。

先日、まるやまファミリー歯科から家に
帰る途中、プードルを抱いて散歩してい
るご婦人の姿を見かけました。

イヌの散歩か飼い主の散歩か、ワタクシ
には犬の困ったような表情が気になりま
した。

いつからこうなったんだろう。

外に出て遊んで、脳の入力・出力をグルグル回す。

脳の入力・出力

 

コロナ自粛も解かれ、やっと皆さん、
部屋の外に出るようになりました。

部屋の中にいると、脳に関して言えば
視覚・聴覚のような入力がただ入って
くるだけで、運動しないもんだから、
出力はほとんどゼロ。

だから脳の一部から出力して脳の他の
部分で入力するようになる、チョット
小さなループ。自給自足。

これを「考える」というらしい。

大人はまぁ、それでもいい。
問題は子ども。

子どもが家にこもってDVDにお守りし
てもらっていても、脳に入ってくるの
は目や耳からの入力だけ。

カラダを動かすような出力がほとんど
ないもんだから、頭の中にループが
できない。

だから何も定着しない。

特に小学校以前の子どもは、こもって
るんじゃなくて、一歩部屋の外に出た
方がイイ。

外に出れば放っておいても入力・出力
ができるので、そこでしっかり回す。

まぁ、幼児にはいろんな環境でいろん
なことをさせる。

そうすれば脳の中にいろんなルールが
増えてくる。
学習が蓄積されてくる。
そしたら後で使える。

3才位の子どもで字をどれだけ知って
るか、つまり識字率がどれだけ高いか
というデータがあります。

結果は、外遊び時間が多いほど高かっ
た。

やはり外遊びするってのは、人と付き
合う、いろいろ遊びを考える、活発に
動く、などすべてが含まれていますの
で、そういう子が識字率が高いのは
納得できます。

まぁ、脳の中で入力・出力のループが
フル回転しているってわけだ。

新型コロナウイルスをどう手なずけるか

 

研究者によると、ヒトのヒューマンゲノ
ムが読めた時にわかったことは、3~4
割がウイルス由来だった。

人類は古くから付き合っているんです。
ウイルスと。

結局そんなものが遺伝子に入って何して
いるのか、わかっていません。

そこに勝たなければならないみたいなこ
とを言いますが、コレ、よく考えてみれ
ば、闘う相手ではない。

闘うというのは、あまりいい表現じゃ
ない。

自然に入ってきたヤツなので、どう手な
づけるかという話になります。

一緒にやっていくしかない。
これだけ世界中に広がるんですからね。

そのうち自分の中にも入ってくるかもし
れないので、あとは命取りにならないよ
うにクスリを使う。

まぁ、そういうことができるようになれ
ば、カゼと同じ。

その時がくるまで、じっとガマンガマン
です。

アルコール中毒の話

 

アルコール中毒

 

歯科の話じゃないんですが・・・。

漫画家の西原理恵子さんの「最後の講
義」をNHK・BSで見ました。

その中で、西原さんの2番目の父親が
アルコール中毒だと告白。

「アル中は理性がぶっ飛ぶ病気。で、必
ず自分より弱い者に行って、自分よりも
強い者には行かない。家を出たらいい人
のふりをする。ライオンは病気のヤツ、
子ども、年寄りのように弱いモノに行く。
ケモノになるってそういうこと。このま
まではダメだと気づき、家族が捨ててや
るとか早く別れてやるとかすれば、人に
戻る。」

と言っていた。

実体験なので、迫力と説得力がありまし
た。

ツバにパトロールしてもらうといいのデス。

 

 

「甘いものばかり食べているとムシ歯に
なるわよ。」とお母さんに叱られた経験
があると思います。

ムシ歯は歯の表面から溶けていくと思わ
れていますが、実はそればかりではあり
ません。

甘いモノを食べると歯の表面から0.03ミ
リくらい内側からカルシウムやリンが溶
け出してきます。

でもこの現象は、一方的に進行するだけ
じゃありません。

同時に歯の表面にだ液がついて、今度は
この穴の部分にカルシウムやリンが補給
されるという現象も起きているのです。

まぁ、歯の表面が溶けるのと、歯の表面
が埋められるバトルが歯の表面で繰り広
げられているってワケ。

このバランスが崩れて歯が溶ける方に
傾くとムシ歯になり、ツバが溶けたとこ
ろに働きかけるとムシ歯予防や治癒に
向かうのデス。

まぁ、歯の周りをキレイに掃いてツバに
修復パトロールしてもらうといいのです。

クラブ活動は、日本が世界に誇れる文化。

中学テニス部

 

まるやまファミリー歯科の近くに、中学
・高校があります。

生徒さんたちは勉強用のカバン以外に、
課外活動用のバッグを持ち運んでいます。

いいなぁと思う。

ある国の人が、「何でお前の国は中学や
高校で学校の授業が終わった後に学校に
残ってんだ?」と言っているのを聞いた
ことがあります。

クラブ活動のことです。

クラブ活動ってのは実はスゴイことで、
日本ではいわゆる「いいおうち」や「お
金持ち」の子でも、そうでないうちの子
でも、中学に行けばクラブという名の
いろんな文化・スポーツ活動の入口が
開かれています。

そして3年間サボらずにやれば、それ
なりにうまくなる。

外国ではテニスや乗馬なんか、お金持ち
しかできないスポーツ。

お金を出してもらって、私設のクラブに
所属したり専属の先生についてもらって
初めてできること。

でも日本では、やろうと思ったら何でも、
お金をかけずにクラブ活動でソコソコ
できちゃう。

よく考えたら、これって日本の世界に
誇れる文化だと思う。

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