コロナ自粛の時に「アート」

うちの診療室のトリックアート

 

今度は、新型コロナウイルス感染の恐怖
や外出制限などで日常が変化したり、将
来の不安から「うつ」状態の人が増えて
いるというニュースが飛び込んできまし
た。

健康面に問題がなくても、ストレスで
体調が悪くなる。

4月5月はコロナ自粛で世の中から火が
消えたようになったので、ワタクシも
心の中が委縮していくような気がしてい
ました。

これではいけない、何かを変えなくては
、と思っていた時にふと思いついたのが
「アート」。

ちょうど診療室もマンネリ化してきたの
で、視覚で何かを変えよう。
聴覚ではBGMだけを変えればいいわけ
ですから。

そこで見つけてきたのが、トリックアー
トの「ニューヨーク市街地」や「グリー
ン」、「イングランドの赤い電話ボック
ス」。

ただそこに、そっと貼っておく。
それがアートという作品。

「見る人の心に任せて」という紋切り型
の表現がありますが、自分がその時どう
見えるのかが問題なのであって、他人が
それをとやかく言う筋合いはありません。

そもそも、作者が隣に立って作品のイミ
をいちいち説明する―――ワタクシは別
にそんなものを見たいとは思いません。

だから、静かにそっと見る。

だぶん何百年も昔の絵が珍重されるのは
、作者がしゃしゃり出て余計なことを
言わないからだと思う。

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