2020年 5月 の投稿一覧

幻の摩天楼の写真

ニューヨークの摩天楼

 

昨日、赤い電話ボックスの絵を待合室
トイレのドアに貼ったので、今日は受付
の壁にマンハッタンの摩天楼の風景を仮
付けしてみました(写真)。

実際いろんな角度から眺めてみると、
「ん~?ア・ワ・ナ・イ」。

何か違う。何だろう?

ここは受付、いわばまるやまファミリー
歯科の顔。
医療機関なのに何でいきなり摩天楼?

都会の中に何で都会をわざわざ持ってこ
なくちゃいけないの?

都会の中には、イミのあるモノしか置い
てありません。
都会はイミのないものを嫌う。

「雑草じゃねえか!」「抜け!」

イミのあるものだけに取り囲まれている
と、いつの間にかイミのないものの存在
が許せなくなってくる。

昔々、ドイツの都会で生まれたナチス政
権は、禁煙運動を始めた。

さらに精神障害者の安楽死を積極的に
進めた。

きっとそういう人たちの存在は社会にと
ってイミないと考えたのでしょう。

その後にきたのが、民族浄化と称する
ユダヤ人の大虐殺。

「あいつらはいるイミがねえ」と考えた。
都会はイミのないものを嫌いますもの。

随分脱線しましたが、受付の壁に摩天楼
を貼るのはやめました。

もしもここに貼るのならば、都会のモノ
ではなくて、自然のグリーンがいいと思
う。

待合室に赤い電話ボックス?

トイレに貼った、赤い電話ボックスのドアステッカー

 

小さな夢が叶いました。

以前から、待合室が一部白すぎて何か
モノ足りないなぁと思っていたところ、
ネットであるドアステッカーを見つけ
ました。

さっそく、なじみのサンウェル尾崎さん
に「ドアステッカー貼ってもらえません
か?」とお願いした。

診療室の壁の下面にレンガ調のクロスが
ありますが、これも、まるやまファミリ
ー歯科開業時に尾崎さんに貼ってもらっ
たモノ。材料はワタクシがそろえた。

さっそく尾崎さん、「先生、トイレに何
か貼るっていうんで、ボク、てっきり、
どこにでもあるありふれたドアステッカ
ーなのかなと思っていたんですよ。まさ
かイングランドの赤い電話ボックスのス
テッカーだとは・・・」

「先生、ボクも何万枚も貼っていますけ
ど、ありふれたモノを貼ってもちっとも
面白くないんですよ。ワクワクしないし
・・・。赤い電話ボックスのステッカー
、貼ってるとなんか楽しいねぇ」

「リフォームの時も、お客さん、工務店
の人に型番見せられて、この中から選ん
でね、と言われる。お客さんがこういう
のをネットで見つけて、いろんなアイデ
ア出してボクらに貼らせてもらえば、も
っと仕事楽しくできるのになぁ。ああ、
もっと違うのを貼りたい!!」

・・・と、尾崎さんの話はまだまだ続く。

完成後、尾崎さん、うちのスタッフ、
患者さん、さらには5階のエステの先生
まで降りてきて、ワイワイ、ガヤガヤ。

とても楽しいひと時を過ごしました。

 

トポロジー的に言えば、口の中は実は身体の外側

トポロジー感覚

 

ドーナツとコーヒーカップが同じ形に
見えるのを、トポロジー感覚といいます。

両方とも身の部分に穴がひとつ。
粘土細工なら、ドーナツからコーヒー
カップにそのトポロジーを壊さずに作り
かえることができます。

トポロジー的に言えば、実は口の中は
身体の外側です。

口から続く消化管はちょうどチクワの
穴のようなもので、まぁ、口→食道→
胃→小腸→大腸→肛門と連なるのは、
身体の中心を突き抜ける中空の穴。

実は空間的には外部とつながっている
のデス。

ワレワレが食べたものは口から入り
胃や腸に達しますが、この時点では
まだカラダの外。

食物は身体の「内部」に入ったワケで
はありません。

外である消化管内で消化され、低分子
化された栄養素が消化管壁を透過して
体内の血液中に入った時、初めて食べ
物は「内部」すなわちチクワの身の
部分に入ったということになるのです。

歯の治療でいえば、歯周病治療はカラ
ダの外の治療。
神経を取るムシ歯の治療はカラダの
中の治療。

歯を削って詰め物をするのは、う~ん、
カラダの中でもあるしカラダの外でも
あるし、まぁグレーゾーンってとこ
デス。

そういえば、ワタクシたちの遠い遠い
祖先は現在のミミズやナメクジのよう
な姿でした。

彼らの姿を見れば、ワタクシたちの
本質がわかります。

彼らはまさに、“1本の管”。

むくみの正体

緑がリンパ管

 

平安時代の女性の顔の絵を見ていると、
たいして栄養状態がよくないのにプク
プク描かれています。

これ、太っているんじゃなくて、むく
んでいるんじゃないかと思うことがあ
ります。

ところで、カラダの中には2つの水の
流れがあって、1つはご存知、血液の
流れ。

そしてもう1つが、リンパ液の流れ。

リンパ液は全身に分布するリンパ管の
中を流れます。

でもリンパ液の流れは、血液の流れと
同じではありません。

血管は心臓→動脈→毛細血管→静脈と
巡って心臓に戻ってくるまでに一続き
になっているので、血液は同じ経路を
何度も巡ります。

だから血液循環と呼ばれる。

が、しかし、リンパ管は全身にある毛細
リンパ管が徐々に合流して太いリンパ管
になって、その後大静脈に向かって合流
します。

つまり、リンパ液は全身から静脈に
向かって一方通行で流れて、循環は
しないのです。

そもそもリンパ液は、全身のソシキの
細胞のまわりの液(ソシキ液と呼ばれ
てマス)がリンパ管に流れ込んだもの。

つまり全身にフリーに存在する水分。

この水分がリンパ管を通り、大静脈で
血液に合流し、タンパク質や脂肪を
運ぶのデス。

血液は全身を約1分で1巡りしますが、
普段のリンパ液の速度はヒジョウに
遅くて、毎秒2ミリメートル程度。
ほとんどフラフラ漂っている感じ。

それでもこの水の流れが大事で、滞る
とソシキに水が溜まって腫れ上がって
しまうのです。

これが浮腫。
まぁ、むくみの正体なのです。

動物学園と訳していたら・・・

ニホンザルの子育て

 

この前、テレビでニホンザルの特集を
やっていました。

BSテレビを見ていると、動物たちの
特集をよく再放送しています。

ニホンザルのお母さんに教えられること
は多い。

生後1ケ月のサルの赤ちゃんは、しっか
りと「前に子どもを抱きます」。

子どもは顔を見上げれば母ちゃんの顔を
見られるし、お腹がへったらすぐ近くに
乳首がある。

生後1年までは、「少し離して」という
教育をする。

この間に他の子ザルとのふれあいを学ぶ。

そして1才を過ぎた頃は、「ほっとい
て!」という教育。

全くの無関心ではなく、危ないと思った
らすぐ助けに行く。
でも普段は放っておく。

サル山を見ていると、学ぶことが
たくさんあります。

一般的な日本人は、一生の間に動物園に
行くのは4回だといいます。

1回目は幼稚園か小学低学年の頃。
2回目は恋人とのデート。
3回目は親になって、子どもを連れて。
4回目は祖父母になって孫と一緒に。

これじゃあ、動物園は赤字になるハズ。

むかし昔、明治維新のすぐ後、1万円札
のあの偉いお方がヨーロッパへ視察に
行かれ、初めて「ZOOLOGICAL GAR-
DEN」をご覧になり、これを「動物園」
という日本語に訳しました。

もしその時、「動物学園」と訳して
いたら、子どもも大人も、学ぶために
もっと動物学園に行ったのではないかと
思う。

まぁ、そんなことを言っているから、
あのお偉い、F沢諭吉先生(仮名)と
ワタクシ、お友達になれないのかも
しれません。

赤い電話ボックスの話

赤い電話ボックスのドア・ステッカー(イメージ)

 

このところ、話題といえばコロナのこと
ばかりなので、心の中が暗くなってしま
う。

カラダの表面はたいして変わらないのだ
から、心の中だけでも変えたいと思う。

何かないか。

そこで、頭の中をひねって出てきたのが
「前から欲しかったのに、もう7~8年
も現れてくれないモノ」。

それが、赤い電話ボックス。

以前リサイクルショップのオフィスアク
ティブに、イングランド製?の赤い電話
ボックスが置いてありました。

本物っぽかった。

その時は、買おうかどうか迷いました。
何しろデカかったもので。

1週間よく考えて、再びそのお店に行っ
た時には、すでに売約済み。残念。

しかし、何で地球の裏側、札幌にそんな
ものがあったかというと、世界中どこで
もケータイ電話が普及し、イギリスでも
例に漏れず、赤い公衆電話を使う人が少
なくなってきた。

そこで、イングランド政府は赤い電話ボ
ックスを撤去する方向に舵を切ったので
す。

その赤い電話ボックスがどういうわけか
海を渡って、札幌にあった。

それはいいとして、で、今はそんなのな
いんだからそれに代わる何か代用品はな
いものかと思い、そこで見つけたのが、
「赤い電話ボックスとビッグベンの描か
れたシャワーカーテン」。

クリスマスの頃、診療所に飾ってありま
した。

今あるのは、待合室の隅っこにチョコン
と置いてある、「赤い電話ボックスとビ
ッグベンのブリキ板」。

でも今回は、ちょっと違うアイデアを思
いつきました。

それが、赤い電話ボックスのドア・ステ
ッカー(上図:イメージ写真)。
ネットに出ていました。

でも、こんなの一体どこのドアに貼った
らいいんだ!?

コロナショックで幼児虐待のニュースが飛び込んできた。

 

子育てはただでさえ大変なのに、この
コロナで幼稚園・小学校は休みで、朝か
ら晩まで世のお母さんたちは子どもと向
き合っています。

つらいと思う。
息抜きが必要デス。

先日も、コロナショックでお母さんの
ストレスがたまり、幼児虐待のニュース
が飛び込んできました。

幼児にとって親は神様同然だから。

まぁ、収容所の看守の比ではありません。
その状態で虐待が始まると、止め所があ
りません。

そして、家庭内で起こりますから、どう
しようもナイ。

何しろ、それまでフツーのお母さんは
「ただの人」以外になったことがないの
だから。

いきなり権力を持っても、コントロール
できればいいんですケド・・・。

まぁ、急に神様になれ、と言われても
まず訓練ができていない。

幼児虐待って、幼児という自然を親が
思う通りにしようと思った結果なんじゃ
ないかな。

昔、アメリカが開拓時代、インディアン
を追い出して自然を破壊し、都市をつく
ったのとたいして変わらない。

子どもって、自然に生まれてきたもの
なので、「ああすればこうなる」という
大人の方程式がなかなか当てはまらない
のだ。

名人の虫取りはほとんど千手観音の世界だ。

千手観音

 

先日、早朝、散歩してきました。

円山公園はコロナ自粛のため縄が張って
ありましたが、お隣の円山墓地のまわり
には、縄なんて張ってありません。

人もいない。

子どもの頃はよく墓で虫取りをしました。
虫を捕る方法はいろいろあるんですが、
ある虫取り名人はこんな方法で捕ると
言っていた。

木の枝の下にカサを逆さに広げて、葉っ
ぱを棒で叩く。
ビックリして虫がカサに落ちるから、
それを捕まえる。

右手に棒を持って、左手にカサを持つ。

それでメガネをかけたり外したり、タバ
コを吸ったり、ムシをつかんだり放した
り、ボトルの水を飲んだり。

ほとんど千手観音の世界だ。

こういうところに来て虫を捕っているん
だから、当然何かを考える。

墓を見て、「何だよ、これ!?」って。

やっぱり死んだ人っている。
当たり前だけど、子どもでも多少想像力
があれば、自分もいずれこいうなるとい
うことがワカル。

新型コロナで「アビイ・ロード」のビートルズが離れた。

ビートルズ「アビイ・ロード」オリジナルは一列で仲良く歩いていたのですが・・・

 

新型コロナウイルス感染予防のため、人
と人とのキョリをとる「ソーシャル・デ
ィスタンス(社会的キョリ)」を世界中
の皆さん、考えています。

上写真は、ビートルズのアルバム「アビ
イ・ロード」。

よく見ると、4人とも1~2メートル距
離を開けて歩いています。

オリジナルは一列で仲良くキョリを詰め
て歩いていたのですが・・・。

その他、世界の大企業も新型コロナウイ
ルス感染予防をアピールするために、自
社ロゴを離しています。

[アウディ]  重なっていた輪が離れた       

[コカコーラ]  文字が離れた

[マクドナルド]  Mが離れた

[メルセデス・ベンツ]  スリーポインテッドスターが輪から離れた

[フォルクス・ワーゲン]  VとWが離れた

 

朝のニュースで養老先生が新型コロナウイルスについて訊かれてた。

養老先生

 

朝のニュースを見ていたら、虫好きで、
解剖学者の養老先生がNHKに引っ張り
出されて、新型コロナウイルスについて
アレコレ訊かれていました。

で、ひと言、ふた言、いつものように
ボソボソ答える。

カラダの中ではワレワレはもともとたく
さんのウイルスと共生している。

あるものはしょうがない、だから上手く
付き合った方がいい。
おとなしくさせるように付き合う。

まぁ、いうなれば手入れデス。

せっかく皆さん暇になったんだから、
これからのことを考え直すいいキッカケ
ができたんじゃないですか。

何もしなくていい時なんて、これから先
めったにありませんから。

また、こんな話もボソッ。

カラダは勝手に生まれてきたんだから、
本来自然なもの。

だからカラダが欲しがっていることを
やってやればイイ。
するとカラダが喜びます。

せっかく時間ができたんだから、まぁ、
できる範囲で好きな本を読んで、昔見た
お気に入りの映画を見て、青春時代の音
楽を聴いて、元気だった昔を想い出せば
病んだ心もカラダも喜ぶってことでしょ
うか。

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