2020年 5月 の投稿一覧

「バカの壁」って、宗教書になっちゃったの???

 

「バカの壁」って、養老〇司先生の本
です。
もう400万部以上も売れています。

「バカ」とは、自分の知りたくない情報
について「わかっている」と決めつけて
細部まで見ようとしない人。

そして、向こう側の世界があるってのを
知らない人のことを言うらしい。

わかる・わからないは、能力の問題では
なくて、まぁモチベーションの問題。

壁を一歩登ってそれを見ることによって
世界が変わるのに。

まぁ、そんな感じ。

「バカの壁」のことを考えると、いつも
「下剋上受験」の娘のお父さんのことを
思い出します。

娘の「下剋上受験」を書いた中卒お父さ
ん、娘と一緒に中学受験の勉強をするこ
とで、そっちの世界(いわゆるエリート
)の大人たちの考えていることを知って
しまった。

こういう、チョットしたきっかけがなか
ったら一生知ることはなかったであろう
「バカの壁」を越えた瞬間だった。

本屋さんに行くと、「バカの壁」がいろ
んなところに入っています。

フツーは新書の棚に入っている。

科学の棚に入っているのは、まだいい。
哲学の棚に入っていたり、もっとひどい
時には、誰が置いたのか知らないけど、
宗教の棚に入っていた。

「えっ?『バカの壁』って宗教書になっ
っちゃったの???」

ヒトやサルは3色、鳥は4色、ネコやイヌは2色。

 

霊長類は3色

トリは4色

 

鳥が見ている世界は、ヒトが見ている
世界より、もうチョット複雑という話を
聞きました。色が。

それがどういうものか、ワレワレ人は
3色だからわかりません。

鳥は4色。目が。
網膜にそれだけの種類の細胞があるそう
で、ヒトに見えない紫外線も見えるそう
です。

で、ヒトは何で3色かというと、いろい
ろ話があって面白い。

3色なのは、サルのような霊長類。
ネコやイヌは2色。

ホ乳類は本来2色で、霊長類のヒトや
サルの場合、間にひとつ波長が入ってき
た。進化の過程で。

これはヒトの「顔色の変化」を見るのに
ピッタリ。

ヒトやサルは社会的な動物。
顔色を読むのがなぜ大切かというと、社
会生活上欠かせない。

「顔色をうかがう」と言いますもの。

もう一つは、子どもが具合悪くなって
「顔色が悪い」とか、命の危険も関わっ
てきますからね。

花があんなに赤・青・黄他で色とりどり
で鮮やかなのは、もしかしたら4色持っ
ている鳥に猛烈にアピールして、花粉を
運んでもらうためなのかもしれません。

ニューヨークの見える窓

尖ったのが、マンハッタンの名所、エンパイアステートビル

 

ここは、ニューヨークではありません。
まるやまファミリー歯科の診療室。

写真は、ニューヨークの街を部屋から
見た風景です。

向こうに見えるノッポのビルは、エンパ
イアステートビル。

この絵はトリックアートというのがすぐ
わかります。
なぜなら、こんな窓はないから。

超高層階に木の窓をつけてはなりません。

ヒトが飛び降りたらどうするんでしょう。
モノを落としたら、下を歩いているヒト
が危ない。

というワケで、超高層階にこんな窓を
つけてはならないのデス。

ある患者さんがこの絵を見てこうつぶや
きました。

「先生、ワタシはね、ニューヨークでこ
のエンパイアステートビルを下から見上
げたことがあるんだけど、この角度から
見たのは初めてだよ。」

いいですね。
ニューヨークに行ってそこの空気を吸っ
て歩いただけでも、何かを学んで帰った
ハズ。

ワタクシがニューヨークのことをとやか
く語っても、何の説得力もありません。

何しろ行ったことがないんですから。

 

 

ワクチンの発見(天然痘)

ワクチンをうつジェンナー

 

以前から、牛にもヒトの天然痘によく
似た病気があって、牛痘と呼ばれていま
した。

乳搾りをよくする人に牛痘が感染して、
手や腕に水疱ができました。

今から250年くらい前の話です。

イギリスにエドワード・ジェンナーと
いう若い医師がいました。

彼の故郷では、「この病気(牛痘)にか
かると2度とかかることはないし、その
上、ヒト天然痘にもかかりにくい」とい
う言い伝えがありました。

若きジェンナー医師は「ホントかなぁ?
」と思って、これを確認するために人体
実験を行ったのデス。

まず牛痘にかかった婦人の手の水疱から
液汁を採って、それをジェンナー家の
使用人の8才の少年の腕に接種して、症
状の軽い牛痘を発疹させました。

そして2ヶ月後に今度はその少年にヒト
の天然痘を接種した。

実験は見事成功。

その少年はヒト天然痘にかからずに
済んだ。

これが人類初のワクチンの発見。

つまり、少年には抗体ができていた
のです。

ワクチンという言葉は、パスツールが
ジェンナーの業績を記念して、ラテン語
の牛をイミするvacaからつけた名称なの
デス。

ちなみにこのジェンナー氏は、博物学に
も興味を持ってて、例えば「カッコウ」
という鳥には自分の卵を他の鳥の巣で生
み、その巣の持ち主である鳥に育てさせ
るノダ、という習性を発見したのもこの
ジェンナー氏なのデス。

少年が選んだのは、マントをまとった看護師さん。

アメリカのヒーロー達は置き去りに・・・

 

イギリスBBC放送から、こんな情報が
発信されました。

バンクシーが新作を発表したと。

バンクシーといえば、イギリスを拠点と
するストリートアーティスト。

コノ人の手法は、落書きとダーク・ユー
モアを組み合わせたモノ。

アーティストは有事の際でもアタマん中
でいろいろ考えるんでしょうね。
そしてそれが作品となる。

今回の作品は、新型コロナウイルスの
感染が世界中で広がる中、思いついた。

この作品、少年がマントをまとった看護
師さんの人形を掲げて、隣のカゴにはア
メリカで大人気のヒーローであるバット
マンとスパイダーマンの人形が置き去り
にされている。

きっとこの少年、新たなヒーローに看護
師さんを選んだノダ。

ところで、まるやまファミリー歯科の2
階にお店を持つファッションデザイナー
(バンクシーに劣らぬ才能を持つと言わ
れている)の先生、こんな有事の中、今
度はどんな作品を生み出すのであろう。

手を当てると痛みがやわらぐんデス。


             手でさすってあげる

 

歯が痛くなると、皆さん自分の手を頬に
当てて、じっとこらえていた経験がある
と思います。

あれはチョットした「手当て」。

それでも痛みが取れないと、歯医者さん
とこに電話をしてみようかと・・・。

そして電話が鳴る。

「こんにちは。まるやまファミリー歯科
〇〇でございます。」

まあ、それはいいとして、「手当て」っ
て、西洋では中世以降の王様が手を当て
ることで病気が治るといわれた、「ロイ
ヤル・タッチ」が有名。

小さい頃、お腹が痛くなった時、誰もが
お母さんにお腹を手でさすってもらった
ら多少痛みがやわらいだ経験があると思
います。

アレ、本当に痛みがやわらぐ。
不思議です。

手からエネルギーが照射されているんで
しょうかね。

手の使えない動物なら、舌を使って傷口
をペロペロなめる。

強いか弱いかは別にして、誰にでも備わ
った生命エネルギーなのかもしれません。

ヒトがご臨終に近い時、手をさすってあ
げるとその人の痛みがやわらぐと、以前
瀬戸内寂聴さんが言っておりました。

なんだか湿っぽい話になってしまいまし
た。

今日はこのへんでやめときます。

チョウの擬態・だましのテクニック

 

 

フクロウとヘビの顔をもつチョウ

 

 

以前、目玉模様を描いた風船をブラ下げ
ている駅が話題になりました。

実はコレ、鳥よけ。

この目ん玉の模様をトリが嫌うことから
考えられたのデス。

ムシにも目玉模様があります。
ムシが目玉模様をつけていると、トリが
嫌がって、ムシが食われる可能性が減る。

もちろん、食べたら味が悪い。
まぁ、マズイ虫ならこうした戦略は有効。

トリは「このムシはマズイぞ」と思って、
次から食わなくなる。

本人は食われてしまうけど、おかげでそ
の他大勢が助かるのだ。

だからこれを、「身を殺して仁をなす」
という。

ところで、ムシの中にもズルいのがいて
、マズい味じゃないのに目玉模様をつけ
てみるヤツも出てくる。

これはいわば、擬態。

トリは思わぬところに目ん玉が出てきて
ビックリする。

これは人間らしい解釈。
ホントは鳥に聞いてみないとわかりませ
ん。

オウムならちゃんと返事をするかも。
ただし、答えを前もって教えておかない
とね。

みんなで、新型コロナを乗り越えましょう。

待合室付近の消毒・除菌剤を増やしました

 

新型コロナウイルス感染拡大が続く中、
最前線で働かれている医療従事者の皆様
には、敬意を表します。

先が見えない不安な日々が続いています
が、夜の次には必ず朝が来ます。

今ワレワレにできることは、命を守る
こと。

そして、小池都知事がおっしゃったよう
に、「ステイ・ホーム」。

まるやまファミリー歯科では、患者さん
、スタッフの健康と安全を考慮し、最大
限予防対策を行いながら日々の診療を
行っています。

リコールの患者さんにおかれましては、
自己判断で診療所に行く・行かないを
判断していただいてかまいません。

新型コロナが収束した頃、お電話をいた
だいてもよろしいかと思います。

では、「ステイ・ホーム」で皆さん、
一緒に新型コロナウイルス感染を乗り越
えましょう。

ある日突然やってきて、ある日突然去っていった。


「目のカメラ」でカシャカシャと
撮影したけれど・・・

 

内田樹さんって、日本の思想家です。

ある日突然、特殊な能力がやってきて、
ある日突然去っていった話をしていま
した。

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ある日、気がついたら、文字や図表を
図像として、まるで写真を撮るように
記憶できるようになっていた。

教科書や参考書をじっと見つめて、
カシャカシャと『目のカメラで撮影』
すると、そのページが視覚像として
記憶される。

読んだ記憶のない世界史の教科書の
欄外の注や、数字まで出てきちゃうん
ですから。

「これはしめた!」もう受験勉強なんか
全然する必要がない。

アルバムをめくればいいワケですから。

もうそれからは、勉強らしい勉強もしな
いで、口笛を吹きながら高校受験に臨ん
で、当然のように合格した。

そうして高校に入って最初の中間試験が
6月にあった。

もちろん勉強なんか全然していない。
授業は聞いていましたけど。

予習も復習もしないで、ただ教科書を
開き、試験のハンイのページをカシャ、
カシャと撮影して、「よっしゃ!これで
全部頭に入った」と意気揚々と教室に
入った。

試験問題が配られたので、「ではアルバ
ムをば・・・」とめくろうとしたら、
・・・・・何も写っていなかった。

ある日突然やってきて、ある日突然
去っていってしまったのです。

************************************

まぁ、中3の受験のストレスでかなり
心理的に危ない状況の時に、その能力が
ポンと出てきて、「もう大丈夫」となっ
たら、その能力はスッと消えていった、
というコトです。

頭の中のことはよくわからぬものです。

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