箱根駅伝を制した青学大

 

昨年は、6月に母が、10月に父が鬼籍に
入りましたので、今年のお正月はおとな
しく家で喪に服しておりました。

どこにも出かけないもんだから、ぐうた
ら箱根駅伝を見ることになる。

今年は青学大が箱根駅伝を制しました。

6年間で5回優勝。
スゴイことです。

テレビの取材でしか見たことないんです
が、練習や日常で陸上部のメンバーたち
がとても楽しそうにしていた印象があり
ます。

「スパルタ式育成全否定、自ら考えて
行動する」というのが原カントク流。

昨年優勝、今年2位の東海大の現4年生
の黄金世代って、高校駅伝都大路のエー
ス区間の区間賞~6位までのうち、5人
獲得。

まさにマンガの設定のようなチーム。

それでも4年後の箱根で勝つのは、例年
のように大エース不在の青学でした。

他大学のカントクがクルマの中から「頑
張れ、ガンバレ!」と応援する中、「す
ごいよ、スゴイよ!」と称賛している原
カントクの声が聞こえた。

選手に寄り添う応援方法がうまいなぁ。

そして、時にはジョーク、時にはシビア
ー。
アメとムチの加減がコレまた上手。

原カントクの優勝のアイサツでは必ず、
「中学・高校の指導者の方々、すばらし
い選手を送ってくださり、ありがとうご
ざいます」と言う。

高校生の才能ある生徒はピラミッドの
一角で、ほんの一握り。
その少ないパイを各大学が取り合う。

スポーツのレベルの高い世界では、「や
ったら伸びる能力を持った選手が伸びる
」というのが、たぶん真実。

そういう原石を見つけるのが原カントク
、うまいんだろうなぁと思う。

ソシキを長く繁栄させるにはシステムを
作ること。そして指導者は任せられる人
に任せて、現場から少しずつ離れていく。

鉄則です。

原カントクはこれをやっているんじゃな
いかな。

今年の箱根駅伝、途中からはほぼ青学大
の独走でしたが、ワタクシにとって学ぶ
所がテンコ盛りでした。