私の「カセットテープミュージック」

編集したソニーのカセットテープ

 

昔編集したドライブ用のカセットテープ
ミュージックを、久しぶりに聴いてみま
した。

何て心地いいんだろう。
もう3,40年前に編集したものです。

捨てないでよかった。

もう時効だから言いますけれど、ワタク
シは学生時代、親から仕送りを、まぁ、
そこそこもらっていました。ボンボンで
したから。

しかもバブルの頃ですから、景気もよか
った。

まわりの連中は家庭教師や塾のバイトを
していましたが、ワタクシは週3回の部
活に忙しくて、バイトなんかこれっぽっ
ちも考えたこともなくて、やる気もあり
ませんでした。

今考えれば、親のスネをとんでもなく
かじっていた、ポンコツ人間でした。

亡き親には、感謝しています。

さらに、何とか通してもらった奨学金を
貯金し、そのお金でビデオ編集機器や
ビデオカメラを一つずつそろえ、優雅な
学生生活を送っていました。

まわりにもそういう学生がゴロゴロいま
した。

そんな優雅な学生時代に編集したカセッ
トテープですから、学生時代のステキな
思い出がいっぱい詰まっています。

そりゃあ聴いていて心地いいハズだ。

 

カセットテープの箱のジャケット。みんな、オシャレでした。

 

誰が歌っているかちょっとのぞいてみた
ら、吉川晃司・松田聖子・浜田省吾・
岩崎宏美などと書いてあった。

現在まだ現役続行中のアーティストだ。

共通しているのは、カッコイイ系とお嬢
さん系。

バブルの頃ですから、こういう系統の歌
手が当時モテはやされていました。

 

こんな曲を聴いていた。

 

おそらく、私の学生の頃が歴史上、日本
が一番平和で、世界一裕福で、金持ちで
、コロナなんかの疫病の心配のない、い
ちばんてっぺんの時代でしたから、いい
音楽、いい映画、いい芸術が次々と生ま
れたのでしょう。

ちなみに、ビル・ゲイツが「インターネ
ットで世界がつながるんじゃねぇか?」
と気づいたのが、ちょうどこの頃です。

安達ケ原の鬼婆の歯

安達ヶ原黒塚にある鬼婆

 

うちのスタッフにたまたま「安達ケ原の
オニババ」の話をしたら、「先生、それ
ブログに書いて下さい。」と言うもんだ
から、書いてみます。

最後にチョットだけ、歯に関係している
部分が出てきます。

「安達ケ原の鬼婆」の話は最初チョット

悲しい身の上話があってそれはカット。

時は奈良時代。

ある旅の僧が陸奥を旅していた。その僧
、道行くうちに日が暮れて途方に暮れて
いたところ、向こうになにやら明かりが
あるので一夜の宿を求めて行くと、そこ
で一人の老婆が「淋しいところで一人暮
らししているのよ。」と謡をうたってい
る。

そこで旅の僧は「一夜の宿を貸して
くれ」と扉を叩く。

最初は断られたんだけど、押し問答の
末、泊まることとなる。

老婆は男女の仲になった後、やさしい
気持ちになって「お寒いでしょうから、
山に行って柴を取ってきます。今、火を
おこしますから、ここで待っててネ。
デモ、奥の部屋だけは開けちゃあダメ
よ。」と言って去っていく。

で、「開けるな」と言われると、人間、
必ず開けたくなる。

開けてみたらそこには、男の腐乱死体が
軒の高さまで積み上げられている。

僧が肝をつぶして逃げ始めると、それに
気づいた老婆が白髪の鬼婆の姿になって
追っかけてくる。(口は目元まで裂け、
歯は犬歯の4本だけ。)

その後は典型的なパターンで、僧が身に
離さず持っていた観音様をオニババに
投げつけたら、観音様が矢を放ってオニ
ババに命中して、何とか逃げ延びたって
いう話。

まぁ、歯科で関係するのは、オニババの
犬歯が4本残っているというところだけ。

おそらく、他の歯は歯周病で抜け落ちて
しまったのでしょう。
根っこの長い糸切り歯だけが残った。

奈良時代の話なので、歯が抜けたら
抜けっ放し。

この鬼婆、ケモノと化しているので、
人肉を犬歯で突き刺し、そのまま飲み
込んでいたのだと思う。

「生物と無生物のあいだ」のウイルスの話

はやぶさ2

 

以前に、JAXAの「はやぶさ2」が小
惑星「りゅうぐう」へ行き、岩石の破片
を採ることに成功しました。

これ、何かウイルスの増殖のやり方に
似てるなぁと思いました。

ところで、生物学者福岡伸一さんの書い
た「生物と無生物のあいだ」という本が
あります。

そこにウイルスの話が載っていました。

それによると、ウイルスってのは大腸菌
をラグビーボールとすれば、パチンコ玉
くらいの大きさで、見た目は優れた幾何
学的美しさをもっていて、あるものは正
二十面体、あるものはマユ状のユニット
がらせん状になった構造体、あるものは
無人火星探査機のようなメカニカルの
構成、同じ種類のウイルスは全く同じ形
で、そこには大小や個性といったものが
一切ない。

ウイルスは栄養をとることもないし、
呼吸もしない。
CO2も出さなければ、老廃物も排泄
しない。

つまり、一切生物のような代謝を行わな
いのだ。

ここからがオモシロイ。

ウイルスは惑星に不時着するようにその
メカニカルな粒子を宿主となる細胞の表
面に付着させる。

その接着点から細胞の内部に向かって
自分のDNAを注入する。

宿主細胞は何も知らずにその外来DNAを
自分の一部だと勘違いして複製を行う一
方、DNA情報を元にせっせとウイルスの
部材をつくり出す。

細胞内でそれが再構成されて次々とウイ
ルスが生産される。

それら新たに作り出されたウイルスは、
間もなく細胞膜をハカイして一斉に外に
飛び出す。

で、福岡さんは「ウイルスは生物と無生
物のあいだを揺れ動く何者かである」と
結んでいた。

まぁ、ウイルスが生物であろうが無生物
であろうが、世の中たいして変わりませ
んが、無生物から生物ができた可能性が
あると考えると、なんともロマンのある
話だなぁと思いました。

カルテに「鈴木」さんの姓が多いぞ。

有名な「鈴木さん」

 

カルテを整理していると、患者さんの名
で「佐藤」という名字が一番多かった。

そして、次が「鈴木」さん。

まぁ、佐藤さんというのは何となくわか
る。

昔から、小学校でも中学校でも、アイツ
も佐藤、コイツも佐藤でした。

歴史で藤原氏の関係者はみんな佐藤さん。

でも、「鈴木」は何で?

で、歴史家の偉い先生がこんな話をして
いたことを思い出しました。

昔むかしの話になるのですが、1467年に
京都で始まった応仁の乱で、京都はボロ
ボロの焼け野原。

以後、荘園からの上がりや天皇家からの
補助金がなくなって、伊勢神宮では天照
大神を祭ってある伊勢神宮の神官の収入
も途絶えてしまいました。

で、これではイカン!ということで、
神官、特に御師といって参詣者の祈祷や
世話をする人たちが観光開発を始めたん
です。

まぁ、今でいう近畿日本ツーリストみた
いな事業です。

神官が開発業者になった。

伊勢神宮は天照大神を祭ってある、まぁ
民衆が群れるようなところじゃありま
せん。

デモ、それじゃあカネにならん。

で、民衆の巡礼によってお金を稼ごうと
したワケです。

そこで神官は全国を回って「伊勢神宮は
尊い場所ですよ。天皇家とのゆかりが
アレコレあるんですよ。神話はお腹がい
っぱいになるほどありますよ」などと
説いてまわった。

その説いて回った神官に鈴木の姓が多か
ったんです。

まぁ、観光業者がつくり出したキャンペ
ーンの副産物が鈴木の姓を全国に広めた
ってワケだ。

オミクロン株が増えてきた。

 

昨年の11月頃から、新型コロナウイルス
の新しい変異株、オミクロン株が世界中
で増えてきました。

この株の特徴は、強力な感染力。
この前まで猛威をふるっていたデルタ株
の感染力の3倍。

1人が10人に感染させるらしい。

何で強いかというと、オミクロンは鼻や
ノドの粘膜にへばり付き、そこで増殖し
て大量のウイルスが入った飛沫を周囲に
まき散らすためだとか。

が、しかし、ノドや鼻の粘膜にくっつき
やすいから、肺に入りにくくて、肺炎を
起こす危険性が低い。

だから重症になりにくいと専門家が言っ
ていた。

最近メディアによると、北海道でも1日
600人感染したとか。

「マスク」「手指消毒」「換気」「密対
策」、この基本セットをしっかりやらな
いとね。

うちのスタッフも3回目のワクチン行っ
てきましたよ、って。

ワタクシも昨日3回目のワクチンを打っ
てきました。

 

「4丁目プラザ」の思い出

4丁目プラザ

 

大通地区のファッションビル「4丁目
プラザ」。

ここが閉店することになりました。
築50年ぐらいデス。

ここは、ファッションだけでなく、文化
の集まる場所でした。

ワタクシも20代から通っていて、自分の
成長とともに欲しいものも変わったけど
、それでも4プラに来たら何か欲しいモ
ノがありました。

札幌冬季オリンピックがあったのが、
1972年。

その前は駅前通りに小さなお店が並んで
いたのですが、そこが全部ビルになった。

で、小さなお店は入居する場所が少なく
なった。

でもその辺りで店を開きたい。

まぁそれが、4プラにつながっていった
ワケだ。

1977年に1坪1万円で店を出せる「自由
市場」を設置。

これが「4プラホール」。
ここが文化の拠点になった。

 

オープン1周年の4プラホール

 

そして、地下街ポールタウンとオーロラ
タウンの交わるところに4丁目プラザが
誕生しました。

ワタクシも大学生の頃、長髪に頬のコケ
た怪しい恰好でちょくちょくその付近に
出没していました。

そして部活のない休日には、チャリンコ
で大通に向かい、4丁目プラザをブラブ
ラし、当時ポールタウンにあった旭屋書
店で暇をつぶしていました。

当時はバブルの風が吹き荒れていたので
、みんな金を使い、モノもよく売れてい
ました。

4丁目プラザはオシャレしたカップルが
デートするには格好の場所。

若者向けのいろんな店があった。

もう時効だから言いますけど、ワタクシ
の友人にとんでもないのがいて、週末の
金土日は3人の彼女と日替わりデート。

4丁目プラザでたまたま目撃して、「お
い!」と声をかけると、そいつはびっく
りして、「頼むから内緒にしておいてく
れよ。後で埋め合わせするから」と言っ
て・・・。

そういうことがたまにあった。
まるでドラマの世界だ。

そういうヤツに限って卒業すると意外と
イイ先生になっていくんだよね、若い頃
女で苦労してますから。

まぁ、ワタクシの中ではそんな思い入れ
のある4丁目プラザ。

 

 

 

「5」をとりたいのならここまでやらないといけないのか、と。

宇宙との交信(うわの空)

 

近所の公立中学校は、生徒が優秀なので
どうやらテストだけでは生徒間の差がつ
かないらしい。

これはある関係者のヒトが言ってた話デ
ス。

「5」をとりたいのなら、ここまでやれ
って。

まずテストで90点以上とることは最低
条件。

授業態度が悪いとダメ。提出物の期限を
守らないとダメ。提出物は先生に催促さ
れた時点で「未提出」扱い。

「女子定番、授業中のお手紙」「大あく
び」「私語」。

話しかけられた場合でも、答えたら同罪。

常に鉛筆を持ち、すぐにメモできる体勢
をとれているか。左手でノートを押さえ
ているか。

音読などの際には、周りよりも大きな声
で。

欠席は7日以内。

他教科の内職はご法度。

授業中に積極的に質問しているか?
簡単すぎる質問は逆にダメ。難しすぎて
もダメ。

「頬杖厳禁」。

先生の目を見ているか。見ていれば熱意
が伝わる。

あてられてすぐに「わかりません」は
ダメ。一応自分の考えを話すべし。

さらに部活で活躍し、生徒会活動も精力
的にしていれば尚イイ。

あと、「宇宙との交信」(うわの空)を
していないか。

窓の外の空や木々や野鳥を眺めて心の
洗濯をしていないか。

いやあ、キビシイなぁ。
いちばん伸びる時期にこう、押さえ込ま
れると、子供たちや、子供を心配する親
たちは中学受験にベクトルが向くハズだ。

大人のワタクシだって、逃げ出したくな
る。

高校受験への不安を煽ると、かなりの家
庭が無理してでも中学受験に心が動くの
もワカル。

実際、この辺の小学生、中学受験する子
多いし・・・。

ネット上の人格には身体がありません。

 

若い世代は、物心がついてから、人とつ
ながる関係はおしゃべりや手紙じゃなく
て、キーボードの方向に向かっています。

だから、生身の人との接触の経験が少な
くて、ただディスプレイ上の文字記号だ
けでつながっています。

生身の人間だったら他人に面と向かって
あまり攻撃的なことや侮辱的なことは
言えません。

言ったら最後、いきなり殴られるかもし
れませんからね。

まぁ、自分にカラダがあるということは
そういうこと。

殴られたら痛い。
だから言いたいことはあっても、目の前
の人を怒らせるようなことは言わないで
呑み込む。

でも、ネット上の人格には身体がありま
せん。

ネット上の自由な人格ってのは匿名を持
ってて、家族も、通っている学校も勤め
先も切り捨てることで成立しています。

だから、この自由な人格があまり活動的
になると、本体がそっちに移ってしまう。

バーチャルの方がホントになって、リア
ルの方がウソになってしまう。

すると、リアルの方がだんだん縮んでい
き、社会的にみたら仮死状態に。
それが引きこもりになって・・・。

そんな人格解離あちこちで起きていると
武道家の内田タツル氏は言っていた。

配られたカードが全部マイナスだったら・・・


       絵の方が、ただの「オマケ」

 

西原理恵子さんて、漫画家デス。

つっこみの字ばかりで、絵の方が「ただ
のオマケ」っていうスタイルの漫画を
描きます。

この人の書いた「この世でいちばん大事
なカネの話」って本があって、いいこと
が書いてありました。

この人の生い立ちって、けっこう不幸。

でもそれを全部ネタにして、大ブレイク 。

そして大逆転。

「お金がなくてののしりあう両親。借金
のために死んでしまった父親。学校をや
めさせられて、何もかも無くして、いら
れなくなった田舎。貧しさが何もかもダ
メにしてしまうようなあの場所には、何
があろうと絶対に帰りたくなかった。こ
の仕事で食べていくことができなかった
らまたあの場所に逆戻りだと思うから、
どんな仕事だって引き受けた。だから思
うのよ。

今、自分がいる場所が気に入らなかった
って、つらい思いをしている子だって、
”嫌だ”って気持ちがいつか必ず、きっと
自分の力になる。マイナスを味方につけ
なさい。

プラスばかりの人って、自分の居場所が
既に心地いいから、そこからなかなか歩
き出せなかったりする。だけど、たまた
ま配られたカードが全部マイナスだった
ら、それをいつまでも嘆いていたってし
ょうがない。ひっくり返してプラスにす
ることを考えなくっちゃ」

ホントにそうですね。

まぁ、プラスばかりだからっていい人生
になるとは限りません。

長いこと生きていけば、そういうことも
だんだんわかってくると思う。

女じゃありません、男デス!それに、「まふまふ」デス。

まふまふ

 

年末の紅白で、「まふまふ」という方が
「命に嫌われている」を熱唱していまし
た。

「まふまふ」って、若者からは圧倒的な
支持を集めていますが、高い年齢層には
ちんぷんかんぷん。

まふまふさん、歌う順番が来て、「イン
ターネットからやってきました、まふま
ふと申します」と自己紹介。

ワタクシ、「ん?誰だろう!」。

紅白歌合戦を見ていたある家庭で、60才
の母、「ぱほぱほって人、スゴイわね」。

89才の祖母、「ぱふぱふっていう女の子
、私たちにはようわからんけど、いい歌
歌いはるねぇ」。

93才の祖父、「このわふわふっていう娘
さん、いい歌歌うねぇ。白で出とるが
間違っとらんのか?」

女じゃありません、男デス!
それに、「まふまふ」デス。

それにしても、まふまふの澄んだ高音は
まるで女性の声帯だ。

大人になると女性の声の高さはほとんど
変わりませんが、男は甲状軟骨、いわゆ
るノドボトケのことですが、これが大き
くなって声帯も長く厚くなります。

まぁ、弦楽器の弦が長いと低い音が出て
、短いと高い音が出るのと一緒。

わたしも初めて聞いた名前ですから、
ネットで検索してみました。

「え~っと、何だっけ?まほまほ?」

「ん?」
「“まふまふ”ではありませんか?」
とネットから返事。

そうデシタ。

最近は「よみぃ」「ぱみゅぱみゅ」「み
ちょぱ」のように、SNSから取ってきた
ような名前が多いぞ。

うちのチビスケもうちの奥さんも、「ま
ふまふ」のことは何年も前から知ってい
たと言っておる。

紅白歌合戦は、「懐かしい人を見る番組
」だと思っていましたが、最近では「こ
の人誰?」ってのを知る番組になってし
まった。

 

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