生きている連中の世界

 

BS放送で先日、“ワイルドライフ”という
番組を見ました。

それを見るたびに、どんな動物も、生き
残るために生きているんだなぁと思う。

今まで地球の中で生きていた生物で、現
在なお生きている連中は、かなりの少数
派。

生きている連中の世界ですから、生きて
いる連中の勝ち。

淡水魚のコイなんかは、狭い川の中や
池の中で生きているワケですから、口の
中に入るものなら何でも食べる。

パンくずやミミズが好物なワケじゃあり
ません。

シジミみたいな硬いモノでも、ノドの奥
にある咽頭歯で咬み砕いて、中身を飲み
込み、殻はエラから捨てる。

好き嫌いしていたら、生き残るために一
生ケンメイなライバルたちに負けてしま
いますもの。

サボテンも、ワタクシ、小さい頃、水が
嫌いな植物なんだなぁと思っていました
が、何の何の。

昔むかし、原始サボテンはシダの原始の
森林に生きていたのですが、普通にして
いたらシダには負けてしまう。

じゃあ、ライバルの少ないところはどこ
だと探したら、お日様がいつも照ってい
るけど水の少ない砂漠。

水がないから、ライバルもいない。

そこで、カラダの構造を水を逃がさない
ように分厚くして、冷えた夜に空気中の
水滴をカラダに取り込むように葉っぱを
トゲに改良して、砂漠にお引越し。

サボテンもいわば、勝ち組。

彼らは生き残るために、手を変え品を変
え、一生ケンメイなのデス。

ワタクシたちヒトも、姿・形・脳を変え
ながら、トーナメントで勝ち上がってき
たのだ。

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