『洪庵のたいまつ』

洪庵のたいまつ

ここ数年、新型コロナウイルスが
パンデミックを起こしましたが、
200年くらい前の幕末にも日本では
コレラがはやりました。

コレラ治療に取り組む医師はひどい時は
3人に1人、4人に1人が亡くなったトカ。

当時その治療に当たっていた緒方洪庵は
、『世の為、人の為』と自分の技術を
ヒトの命を救う為に使いました。

その緒方洪庵にスポットライトを当て
て、司馬遼太郎(歴史作家)が、小学校
国語5年生以下向きに『洪庵のたいま
つ』というエッセイを書きました。

このエッセイ、軍人でもなければ、
政治家でもない一人の医者の紹介
大阪に適塾を開いた緒方洪庵の話です。

洪庵は自分自身が西洋の医学を学ぶだけ
じゃなく、西洋医学や言葉や考えを多く
の弟子たちに教え、日本の明治を開く
ことに繋げた人物。

緒方洪庵

自分の灯したたいまつの火を一つずつ
弟子へ渡す。例えば、政治家から学問
の道に進んだ福沢諭吉や、村医者出身
でありながら、長州藩の軍事責任者に
なって、幕府軍にボロ勝ちした、
大村益次郎にたいまつの火を渡して
行きました。

司馬遼太郎はそんなたいまつを小学生に
受け取って欲しいという気持ちで
『洪庵のたいまつ』を書いた。

司馬遼太郎(1923~1996年)

洪庵から受け取ったたいまつが、いろ
んな分野の弟子たちに受け継がれ、日本
の未来を明るく照らしてくれたのよ。

まあ、手塚治虫のマンガもそうだけど、
司馬遼太郎の歴史小説も、読み手の人生
をより良くし、また、読んだ人間が作る
社会も良くしたいという強い思いが
伝わって来るノダ。

 

 

5メートルの壁の塗装に挑戦した

5メートルの壁に挑戦(完成時)

5月3、4、5日はチョット大型壁の
塗装に挑戦しました。高さはざっと
5メートルはあるか。素人なので本格的
な足場は組めない。脚立を伸ばしたハシ
ゴだけで挑戦。朝、6時に現場に行き、
お昼の12時に作業を終える。それを淡々
と3日間繰り返す。本職じゃないので、
初日は要領が悪かった。

ペンキを塗る前

ホーマックに行き、アサヒペンのトタン
板用EX(赤さび色、光つやあり、7L)
を3缶、養生テープ3本、養生ビニール
シート100メートル2重巻1本、ペンキ
用の幅広いハケ1本購入。

アサヒペンのトタン板用EX

そしてオフィスアクティブであらかじめ
中古の脚立5メートル用を買っておきま
した。そして頭に手ぬぐい、手に歯科用
グローブ。そしてスタート、ゴー。
養生に時間がかかるんですよ。

まずは養生します

養生した後、ハケにたっぷりペンキを
のせて、大きく『Z』、大きく『w』を
描いて、あとはタテにヨコに上から下へ
ペンキを塗ります。高い所は怖いです。
でも東京タワーを塗装するのに比べたら
チョロい!チョロい!

1日目終了

塗ってると、何となく、近所のおばちゃ
んにカーテンの隅からこっそり見られて
いる気配を感じました。
犬の散歩中の子供たちも不思議そうに
ジッとこちらを見ていました。
目をあわせ、マスク越しにニコッとする
と、ビックリしてそのままどこかへ消え
ちゃった。

2日目終了

それにしても、ペンキの塗装は孤独な
作業だ。職人さんは孤独に耐えて仕事を
してるんだろう。何だかんだで延べ
18時間で無事塗装を終了。
以前、業者の菊ちゃん(男性デス)が言っ
てたんだけど、『業者さんに頼むと材料
費の10倍、作業代がかかる』らしい。

3日目終了。8割くらいの出来

3日目で、8割くらい完成しました。
あとは窓枠に白いペンキを塗って
おしまいデス。

口の中のお仕事もいいけれど、たまには
お日様の下でしっかり汗をかくのもいい
ものデス。

 

 

 

ドアノブを直すことにした

メルカリで購入したドアノブたち

ドアノブで何か所かイカれた所があった
ので、この連休中に直すことにしました
。さて、どこで購入しよう?

ホームセンター?ヤフオク?今回は
メルカリで購入することにしました。

メルカリは個人商店。玉石混淆。新品
からポンコツ、アンティークまで色々。
楽しみデス。まずはピカピカに磨く。
そしてペンキで塗装する。

アンティークっぽいドアノブにした

こちらはノーマル

春になると何故かペンキを塗りたくなり
ます。それも広めな場所。

いつものように、ホームセンターで20
リットルの一斗缶を購入する。アレ、
腰掛けがわりにもなります。
ある時、気がついた。

一斗缶(20リットル

そして、ペンキを塗る。なんせ、素人な
もんで、プロの職人さん仕事の7割の
出来ばえであればヨシとする。
デキナイ高い場所や、失敗した所は職人
さんに再度お願いする。

プロの職人さん

ちなみにペンキを塗る時はボロを着て、
頭に手ぬぐいを巻いて、ベルトに
手ぬぐいを引っかけるスタイル。
機能を追求していくうちにいつの間にか
こんなスタイルになった。

このスタイル、とっても動き安くて楽
ちんなんですよ。

 

 

サルは赤ちゃんの時に学んだことを大人になった時そっくりマネる。

人間に育てられた結果・・・

 

アメリカのある動物学者が、チンパンジ
ーを研究していました。

ある時、生まれたばかりのメスの赤ちゃ
んを母親から離し、学者夫婦がミルクを
与えて育てた。

そして離乳期がくると、母親や仲間ザル
の群れに戻してやった。

するとそのチンパンジーは仲間と打ち解
け、うまくやるようになった。

やがてこのチンパンジー、大人になって
赤ちゃんを産んだ。

しかしこのチンパンジーは赤ちゃんを
抱くことも乳を与えることもせず、ただ
ボォーッと見ていただけ。

まわりの仲間の母親チンパンジーの子育
てを見ても、マネようとはしませんでし
た。

これでわかったことがあります。

チンパンジーは子育て能力を本能的に
持っているんじゃなくて、自分が赤ちゃ
んの時に学んだことを母親になった時
そっくりマネるということ。

まぁ、「サルまね」とワタクシたち人間
はバカにしますが、そのサルまねも赤ち
ゃんのそれはスゴイ。

でも大人ザルになってしまうと、大切な
子育てすらマネようとはしません。

これを人間に当てはめると、小さい時か
ら「勉強しなさい」と言われて育った子
どもなら、それをそっくりマネて、自分
が大人になった時に子どもに「勉強しな
さい」と言うだけです。

これを「勉強しなさいの法則」と言う
らしい。

人間はサルよりも進化しています。
違うところは、人間は大人になって考え
方を変えることができるということ。

たとえ自分が「勉強しなさい」と言われ
て育てられたとしても、ちょっと頭をひ
ねって考えれば、そんな命令で今時喜ん
でやる子なんているワケがない。

進化した人間ならきっとこう考えるハズ。

「やる気の出るスイッチ」はきっとどこ
かにあるハズだ!それを探した方が早い
、と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『とにかく明るい安村さん』の履いていますよ芸が英国でウケた

履いているのに履いていなく見せる芸

『とにかく明るい安村さん』の鉄板芸
『履いてますよ』がイギリスの超人気
番組で大爆笑。
信じられないほど盛り上がりました。

出演したのは『ブリテンズ・ゴッド・
タレント』と言うイギリスのオーディ
ション番組。安村さんは日本でおなじみ
の『安心してください。履いてますよ』
の英語版を披露。

『わたしはパンツを履いていますが、
裸に見せることができます。』とまず、
視聴者を安心させてネタを始めた。

サッカー選手

サッカー選手、騎手、ジェームズ・
ボンド、の3キャラクターでポーズを
決めた。パンツ1丁の安村さんを見て
最初は不安げな審査員も全力投球の
鉄板芸に大爆笑。会場も大爆笑。

審査員も大爆笑

そういえば、日本で8年前ブレイクした
時、忙しすぎて、そんでもって、ヤセて
しまって、パンツ見えない芸もチラッと
見えてしまったこともあったなあ。
今回はちゃんと太っていた。

騎手

それにしても、アノ芸は瞬発力はある
けど、何回も見せるもんじゃないな。
年に1,2度、忘れた頃に見せるのがイイ
。ああいうわかりやすい芸は世界共通。
言葉の壁も国境も越えた。
それに安心してみることが出来ました。
外人も笑わせたしネ。

007のジェームズボンド

つぎはネコやイヌ。動物を笑わせて
くれたら世界一の芸になるぞ。
でも彼らはパンツを履かないので何が
おかしいのかわかんねえだろうな。

 

 

「熱伝導」をさつまいもを煮る授業で体験させた伝説の教師

空気の温度差が気流を生み、風になる

 

大正時代の話なんですけど、ある公立
学校に伝説の天才教師がいました。

それが、旧明石女子師範学校附属小学校
(現神戸大学付属小学校)の及川平治先
生。

例えば、小学5年生の「熱」という単元。

フツーは教科書に基づいて金属球やアル
コールランプなどの実験器具を使って
授業を行うのですが、コノ先生、それを
大胆にアレンジ。

「今日は皆さんにサツマイモを煮てごち
そうする。食べる気にばかりならないで
、イモを煮る順序と仕方を研究せねばな
らんよ」。

なんと及川先生、特別な実験器具を使わ
ずに、さつまいもでこの単元の授業を行
ったのデス。

まずは生徒たちにカマドに火を起こさせ
、部屋を暖めさせる。

「部屋の戸を開けてごらん。空気はどち
らから流れてくる?」

児童、「外から冷たい空気が入ってきた
ぁ~」。

先生は内と外の空気の温度差が気流を
生み、風を起こすのだと、自然の仕組み
を室内で再現してみせたのです。

そしてイモが煮えてくると、子どもたち
にカマドの口を閉じさせ、火が消えるの
を確かめさせる。

燃焼には空気が必要だと、カマドを通じ
て学ばせた。

そして、「あぁ、熱い!熱い!」

「さぁ、そのおイモの熱はどこから来た
のかな?」

「う~ん、おイモの熱はお湯からきてい
て、そのお湯はナベで暖められたもの。
そうか!カマドの火から熱は伝わってき
たんだ!」

「そう、それが熱の伝導というものなん
だ」。

この先生、イモを煮るという体験を通し
て、風の流れや燃焼、熱伝導といった
科学の基本原理を学習できると考えたん
です。

遠い昔、ワタクシが習った先生で、例え
ば「これは鉄だ。だから重い。重いから
持ち上げにくいのだ」っていう風に教え
る教師がいましたが、多分これは教え方
が悪い。

及川先生ならきっと、「これは鉄で、
持ち上げにくいネ。これを人は重いって
言うんだよ」と言うはず。

人は概念に出会って言葉をつけるのだ。

フィンランド、NATO加盟決定!

雪国フィンランドの兵士

フィンランドがNATOに正式に加盟
決定しました。加盟国のトルコが猛反対
していたんですが、最後は折れました。
フィンランドはホッとしています。
これでロシアはうちにやって来ないと。

むかし昔、フィンランドにソ連軍が攻め
てきたわけです。今の本土は昔はもっと
広かったんです。そこでフィンランドは
『ちょっと待った!ソ連さん、これ以上
来ないでくれ。その代わりに入って来た
所までお宅にあげるから、これ以上来な
いでくれ!』っとやったワケです。

そしてフィンランドは永遠にソ連の敵に
なりませんと、その証拠にNATOに
加盟しませんと。信じてくれ!

フィンランドは核武装はしない。
NATOにも入らない。中立を保つから
お願いだからもうこれ以上来ないでくれ
!と言ったワケです。ソ連はワカッタと

年月は流れ、時は独裁者〇ーチン
ロシアの時代に。

色のついている所がNATO

ヤレヤレと安心して暮らしていたところ
に今回のロシアウクライナ侵攻ですよ。
フィンランドはヤバイと思ったんですよ
。こりゃあ、もうウチらもヤラれると。

なにしろロシアと1300㎞も国境接して
いるんですよ。フィンランドは攻められ
ないという前提なので、軍隊はあっても
強くないんですよ。次はウチに来るぞ!
どうしょう?と考えた末、

『そうだ、NATOに加盟しよう。
NATOに加盟したらもう絶対に攻撃
されないぞ。もしウチがロシアに攻撃
されたらNATO加盟国が猛烈にロシア
に反撃してくれるからね。そういう約束
。ウチにはアメリカという大親分いるし
・・・。』

という事で、今回正式にフィンランドは
NATOに加盟しました。

 

 

日本製の幽霊は足を描かない。西洋製は半透明!

西洋の幽霊は半透明

 

怖い話は聞きたくないけれど、でも
チョットだけ知りたいものです。

昔、解剖学の先生だった養老孔子(仮名
)さんが、幽霊のことをこんな風に話し
ていました。

 

  ************

「先生などは幽霊を信じないで
しょうね」

よくそう言われる。
信じるも信じないも、まだ会ったことが
ない。

面白いことに、解剖学教室には幽霊話が
まったくない。

実習室は広くて、多い時には50人の
遺体が並ぶ。
三列にずらっと並んでいる。

いかにも出そうな場所にいると出ないの
が、幽霊らしい。

思わぬ時にフッと出る。
その方が怖い。

で、こんな話も。

人が死ぬとカラダが残って、“はたらき”
が消える。

そこで“はたらき”だけを、死体とは別に
何とか残そうとする。

それが幽霊になる。

その証拠に、幽霊には身体がない。
幽霊が身体をもつと、幽霊ではなくなっ
てしまう。

では何になるのか。

もちろん、ただの生きた人になる。

それじゃあ生きた人との区別がつかなく
なるから、幽霊の絵を描くと必ず、そこ
に約束事を含める。

日本製は幽霊に足を描かない。
西洋製はカラダを透明にする。

完全に透明にすると透明人間で目には見
えない。

見えなくては幽霊にならないので、半透
明にする。

どうやらこれが解剖の先生の幽霊観の
ようです。

そういえば、映画「ゴースト・ニューヨ
ークの幻」もゴーストは半透明だったよ
うな気がします。

『伊賀越え』の家康らと襲ってきた百姓たち

 

 

 

                伊賀越え

今年のNHK大河は家康なので世の中、
家康ブームみたいなのが感じられます。

そこで、ワタクシ、40年前の山岡荘八
原作のNHK大河ドラマ『徳川家康』を
久しぶりにDVDで見返してみました。

今は多少、大人になったので、昔とは
違って心に何かグヌヌと来るものがあり
ます。

本能寺の変で信長が明智光秀に殺されて
命が危うくなった家康が、何とか安全に
最短コースの『伊賀越え』で皆の待つ
岡崎城に帰らなければなりません。

逃亡中、家康たちは地元の百姓どもや
落ち武者狩りの者どもに出くわして、
いろんな経験をしました。

その結果、家康は一回りも二回りも
成長したんだなあと思いました。

百姓どもに襲われる家康たち

『ただ、民の声を聞き、民の声に答える
。それより他は命を守るすべはなかった
のじゃ。天下とは何か。天下は万人の
ものじゃ。』

『流れに逆らうは溺れるのじゃ。
無理した天下は長く続かんのじゃ。』

『準備さえ整えておけば必ず大きな流れ
を味方にできる。それが力じゃ。
その力を味方に持たずに動いたところに
光秀のみじめな末路があったのじゃ。』

『わしの翼の元で安らかに暮らす民が
多ければ、きっと、ゆく末は、わしの
勝利じゃ。』

百姓たちの話に耳を傾け、説得する

『信長公は武田の家臣を殺され尽くした
。わしは殺さんぞ。わしに下った者は、
すべて身内にしていく。
人は生かしてこそ人の道じゃ。
わしはこれだけは変えんぞ。』

ワタクシも含めて、日本人はこんなの
大好き。家康さん、世のオッサン達に
人気が出るわけだ。

 

北欧は鼻が高くなり、赤道付近は低くなるという理屈

鼻が高めの北欧人(スウェーデン人のアバ)

空気を肺に入れるには体内で温度37度
湿度100%にしなければなりません。
でないと、死んでしまう。

鼻の中にある鼻甲介には毛細血管が張り
巡らされていて、ヒーターの役割をして
います。その表面に鼻水という粘液が
あることで、血液の熱が効率よく伝わり
、入ってきた空気を加熱する。
たとえ、外気が0度でも37度まで温める。
そういう能力をワレワレは獲得した。

そこでワレワレは世界中のどんな場所へ
でも進出できた。たとへ北極圏へでも。

ところで、北欧圏に住んでいる人と
赤道付近に住んでいる人の鼻の形を比較
した研究があります。

北欧圏に住んでいる人の鼻は、細くて
狭くて空気を温めやすい構造。
逆に赤道付近に住んでいる人の鼻の中は
広めで放熱する機能が高かった。

鼻が低めの赤道付近の住民

とすれば、
寒い地方の人は鼻が細くて高くなる。
赤道付近の人は鼻が低くて広めになる。
まあ、そんな理屈。

住む環境が顔の形態を変化させた
というお話です。

 

 

 

 

 

 

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