自分が世界と一緒になってしまうっていう、世にも奇妙な感覚


              奇跡の脳

 

「奇跡の脳」という本があります。
これは、アメリカの脳神経解剖を研究し
ている女性の学者、ティラーさんが書い
た本。彼女が37歳の時、脳卒中を起こし
て、左脳のキノウを破損。

そして、「あぁ、これは脳の出血か何か
を起こしたな」ということがすぐわかり
、これから自分の身に何が起こるかを記
録した本です。

そこには、脳の空間を担当する分野がコ
ワれたらどうなるかが、見事に書かれて
います。最終的に脳はリハビリの結果、
回復したんですけれど。

まず何が起こったか。
彼女は、自分が液体になったようだと書
いています。

脳神経のネットワーク

「カラダは浴室の壁で支えられていまし
たが、どこで自分が始まって終わってい
るのかというカラダの境界すらはっきり
わからない、なんとも奇妙な感覚。
カラダが固体ではなく液体であるかのよ
うな感じ。周りの空間や空気の流れに溶
け込んでしまい、もうカラダと他のもの
の区別がつかない」

ティラーさんは、自分が世界と一緒にな
ってしまうような感じになったと言って
おります。

ところで、臨死体験ってのがありまして
、ワタクシは経験したことはございませ
んが、そこではお花畑が見えたとか、
三途の川があったとか、いろんなパター
ンがあるようデ、共通しているのはとて
も気持ちが良かったという感覚。

自分が世界と一体化して気持ちイイ

一種の至福の状態だといいます。
なぜそうなるかというと、自分という固
体が消えて世界と一体化しているからら
しいのデス。

臨死体験って、左の脳のキノウと何か関
係しているのかなぁと思いました。

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