⑪物語・アメリカHB大学講義「覇権の定義が変わって来た」(後半)

 

覇権の定義が変わって来た。

     【続きです】

速度がなぜ重要か?半年遅れれば市場を
失います。1年遅れればゲームオーバー。
日本はそのタイミングに合わせます。他
の国は合わせられない。だから世界が日
本の速度に合わせるようになる。これが
「速度による支配」です。

世界が日本の速度に合わせるようになる。これが「速度による支配」

日本はどこかの国のように脅しません。
要求しません。条件もつけません。それ
なのに世界は、日本がどう動くかをまず
計算します。これこそが真の力。相手が
勝手に顔色を伺うのです。構造的に優位
なのです。

相手が勝手に日本の顔色を伺う。

軍事力は戦争で崩れます。経済力は危機
で揺らぎます。外交力は同盟関係で弱ま
ります。しかし、構造的優位は違います
。変えるにはシステム自体を解体しなく
てはなりません。世界の供給網はすでに
日本を中心に編まれています。

世界の供給網は日本を中心に編まれています。

これを変えるには数十年かかるでしょう
。その数十年の間に日本はさらに先に進
んでいる。差は縮まるのではなく、開い
て来る。この構造は後戻りできません。
なぜか?すでに現実になっているからで
す。

差は段々開いて来る。

これをもとに戻すためには、すべてを止
めなくてはなりません。世界はそんなこ
とはできません。止まった瞬間にすべて
が崩壊するからです。歴史は変わって来
ました。世界秩序の中心が移動している
のです。

世界の中心が移動しているのです。

宣言もなく、戦争もなく、条件もない、
ただ現場で静かに起きているのです。覇
権は見える所にあるのではなく、見えな
い地点にある。日本はその見えない地点
を一つ一つ押さえました。世界が気ずい
た時にはもう手遅れだったのです。

     おしまい

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