
日本の代表企業トヨタは「信用」と「共生」を大切にしている。
ベトナムでの出来事です。こういう噂が
広がりました。トヨタが投資して来た総
資産4兆円相当を捨て去るというのです
。18万人の現地の労働者が号泣しました
。系列と呼ばれる400社の協力企業が連
鎖倒産に危機に陥ってしまうかもしれな
いのです。

トヨタのベトナム工場
でもホントの危機は別にありました。ベ
トナム中央政府が300億円を欲張った為
に、将来入って来るであろう30兆円を
吹き飛ばしたのです。金の卵を産むガチ
ョウの腹を自らの薄汚い手で切り裂いた
ようなものです。卵を毎日産んでくれる
恩人に、「なぜ毎日2個産まないんだ!」
とナイフを突きつけた挙句の果てがコレ
です。

ベトナム中央政府は300億円を欲張った為、将来入って来るであろう30兆円を吹き飛ばした。
トヨタは復讐しませんでした。代わりに
ある言葉を残しました。「労働者の人た
ちに罪は無いですから。」信頼を裏切っ
たら、どうなるか、ベトナム中央政府は
学びました。内容はこうです。

トヨタは言った「労働者の人たちに罪はない」
ある日、テレビからベトナム政府の速報
が流れました。「トヨタはベトナムの生
産ラインの40%をタイへ移転すると公表
」実はその前にベトナム中央政府はトヨ
タに今までの3倍課税すると決めたんで
すよ。

タイのトヨタ・ゲートウェイ工場
ベトナム政府としては、トヨタが40兆円
の資金を投じてベトナムに工場・インフ
ラ設備・教育機関等を造ったから逃げ出
せないだろう、と予想しました。
トヨタは何も言いませんでした。沈黙し
ていました。と、突然トヨタが発表しま
した。ついにベトナムの生産量の40%を
移転することを決定した、と。

「ベトナムの生産量の40%をタイに移転する」
トヨタが本当に去るのか?去れば18万人
周囲を合わせれば、40万人の雇用が無く
なっちゃう。関連企業が倒産する。家を
買った人たちがローンを払えなくなる。
学校がなくなる。トヨタと結びついてい
た全てがなくなります。

トヨタが去れば、40万人の雇用が無くなり、関連企業が倒産する。
ビジネス哲学において、利益は大切です
が、それ以上に「信用」と「共生」が命
です。40%は新規の物量です。元々ベト
ナムで増やす予定だったものを、タイで
増やすだけです。ベトナムでの物量はそ
のまま維持します。

ビジネスはもちろん利益も大切ですが、それ以上に「信用」「共生」が命です。
ベトナムの関係筋の人が尋ねました。
「それでは従業員の人達はどうなるので
すか?」「従業員は解雇しません。協力
企業も同様です。」
「なぜそこまでして下さるのですか?」
「労働者の皆さんに罪はないですから。」
ベトナム政府が間違っていたのです。18
万人が15年間、一生ケンメイ働きました
。その人たちを路頭に迷わせることはで
きません。私たちは日本の企業として、
共に発展するという“共生の理念”を持っ
ています。」

私たちは日本の企業として、共に発展するという「共生の理念」を持っています。
これが日本の企業なのです。これがトヨ
タなんですよ。
【続く】