
【続きです】
3つ目は頭を使えば狩りしやすいし、逆
に頭を使えば、生きながらえる。つまり
襲う方から獲物が見えているということ
は、獲物からも襲う連中が見えていると
いうこと。

襲う方から見えているということは、襲われる方からも見えるということ。
ライオンは30メートルまで詰めてから飛
び出す。短い草の草原でそこまで近ずけ
るかと言うと絶対ムリ。途中で獲物に気
がつかれて逃げられてしまう。短い草の
草原ほど狩りは失敗するんですよ。

短い草の草原ほど狩りは失敗する
じゃあ、どこで狩っているのか?
「草の丈の高いところ」
「川の合流点」
「岩場の陰」
つまり隠れられる場所だ。獲物が多いと
ころじゃなくて、捕まえやすい場所を選
んでいるのだ。

川の合流点は狩りをしやすい
どのくらい違うかと言うと、草の丈の短
い場所に比べて丈の高い場所は4倍の成
功率。でも、草原の猛獣が全員同じ狩り
方をしていたら、共倒れだ。場所の取り
合いになる。そこで何が起きたか?狩り
のやり方が極端に分かれた。

岩場の陰も狩りにはもってこいの場所だ
まず①チーターは加速に全振り。昼に平
らな場所で一気に走る。6割近くの命中
率。走り出したら強い。しかし獲物の
89%がトムソンガゼル1種。まあ、完全
な専門店。

チーターは加速に全振り
②リカオンは持久走に全振り。群れで延
々と追いかけ続ける。成功率は6割を超
えると言われていて、猛獣の中じゃあ飛
び抜けて高い。

リカオンは持久走に全振り。群れで延々と追いかけ続ける。
③ヒョウは待ち伏せ全振り。茂みと岩場
と木の上だ。

ヒョウは待ち伏せ全振り。岩場と茂みと木の上
④ハイエナは夜と骨に全振りだ。彼らは
骨をかみ砕いて中身まで食える。サバン
ナでそれがデキるのはハイエナの仲間く
らいだ。みんなやていることが全然違う
。

ハイエナは夜と骨に全振り
だからサバンナに猛獣が多いって言うの
は、職業の種類が多いから頭数も多くな
る。昼間の短距離走者、夜の長距離走者
、待ち伏せ専門、集団戦要員で骨の処理
係、全員仕事が違う。だから同じ土地に
住める。

リカオンとハイエナ。サバンナに猛獣が多いのは、職業の種類が多いから頭数も多くなる。
森はどうかと言うと、待ち伏せ一択で足
りるから別れる理由がないんですよ。だ
からジャガーとピューマで間に合っちゃ
う。
おしまい