サバンナに猛獣が多いワケ(中)

サバンナ

                    【続きです】

2つ目の理由は獲物の形の話。大きさと
群れるかどうかです。森にも草食動物は
います。ですが、小さくて単独なんです
。森にいるカモシカみたいな連中はだい
たい10~20キロ。しかも1頭か2頭で動く
。

森のカモシカは10~20㎏で1頭か2頭で行動する

それに対して草原のヌーは200キロだ。
それがとんでもない数で移動する。草
原の動物は森の動物に比べて、体重が
10倍以上ある。

草原のヌーは200㎏でとんでもない数で移動する。

1974年にジャーマンって言う研究者が
整理した話があって、それが開けた場
所の草食獣は大きくなって群れる。森
の草食獣は小さくなって単独になる。
なぜそんなにキレイに分かれるのか?
隠れられるかどうかだ。森なら茂みに
入れば助かる。小さい方が有利だ。草
原には隠れる場所がない。

開けた場所の草食獣はゾウのように大きくなって群れる。

だったら選択は3つ。逃げるか、群れ
て見張るか、デカくなって殴り返すか。
3つとも大きいほうが有利だ。というわ
けで草原の草食獣はデカくなって群れる
ようになった。

サバンナの動物の選択は逃げるか、群れて見張るか、デカくなって殴り返すか。3つとも大きい方が有利だ。

だからキリンもサイをカバもみんなサバ
ンナにいるんだ。ゾウもね。猛獣だけじ
ゃなくて、草食獣の方もデカいのが揃っ
ちゃった。

ヌーのような草食獣もサバンナに揃っちゃった

ところで、何のために群れる?っていう
問いがあるんですが、どうやら土地らし
いんですよ。草原にはいい狩場が少ない
。川の合流点みたいな条件のいい場所は
数が限られている。隠れられる場所だ。
そういう場所を持っている猛獣の群れは
子供がよく育つ。完全に一等地だ。不動
産じゃないか、それって!

一番不動産価値の高い、銀座一丁目一番地

で、その一等地は価値が高すぎて1頭じ
ゃ守り切れない。だから集団で守るよう
になった。ネコ科はおよそ40種いますが
、メスが群れるのはライオンの1種だけ。

条件のいい狩り場は限られている。そういうところでは子がよく育つ。不動産でいう価値のある一等地。

開けた土地が狩りしにくかったせいで、
ネコ科で唯一の群れが生まれた。全部見
通しのせいなんですよ。

                            【続く】

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