生理学のこと

医学は人体の構造や働きを調べる基礎医
学と病気を治療するための臨床医学に分
かれます。基礎医学はさらに細分化され
ていますが、もともとは、人体の構造を
知る解剖学と人体の働きを調べる生理学
の2つが基本でした。

解剖学は実際にカラダの働き、つまり
「動き」を調べるので動きを観察して、
それを解釈しなければなりません。生理
学って、とても理屈っぽい学問なんです
よ。実験をやって、結果をよく観察して
その背後にある原理・原則を推側するの
です。

解剖学は「カラダの働き」を解釈する

生理学って理屈っぽい学問。実験をやって、結果をよく観察して、その背後にある原理・原則を推測する。

ですから、医学生も歯学生も解剖学が苦
手な人は少ないんですが、生理学を苦手
とする学生は多いんですよ。これが生理
学の先生の悩みの種。生理学が苦手なま
ま医師や歯科医師になると、診断と治療
がマニュアル的になり、患者さんをよく
観察して、患者さんに合った治療を行う
ことが苦手になるからです。

解剖学は得意だが、生理学の苦手な学生は多い

例えば、歯科の分野では定期健診に歯周
ポケットの深さの数値を測ります。成人
の正常値は1~2mmなんですが、3mm
からは異常値ということになっています
。マニュアルではね。でも、同じ成人の
18歳で4mmと、80歳で4mmとでは全く
意味が違んですよ。

お年寄りで歯周ポケット4mmは優秀。2mm以下がベストですが。

80歳の方は、4mmになるまで60年以上
かかった。コレ極めて優秀です。ところ
が、18歳で4mmってのは、たった数年
で4mmになちゃったぞという意味で、
骨の溶けるスピードが速いので下手する
と、嚙み合わせ次第で、急速性、あるい
は進行性の歯周炎になることが予想され
るのです。

若者で歯周ポケット4mmは危険ゾーン。

だから患者さんをよく観察して、患者さ
んに合った治療をすることが大切なんで
すよ。

患者さんをよく観察して、患者さんに合った治療をしなければなりません。

      おしまい

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