毒がそんなに便利なら、どうして全生物が毒を持たない?

「どうして、全生物が毒を持たないの?」

毒って、足がなくて大半が逃げることの
できない植物が作ります。いわば毒作り
の名人。足があって、逃げることのデキ
る動物で毒を作れる者ってあんまりいな
くて、ほとんどが借り物。誰かが作った
毒を取り入れて、それを武器として使っ
ています。

足のない植物は化学物質(毒)を作って、それで武装する。

足があって逃げることのできる動物は毒は借り物で、誰かが作った毒を使って

カラダの小さいヘビは狩りをする為、確
かに毒を作る。毒の獲得経路が明らかに
なっていない体長10㎝程度のヒョウモン
ダコも咬みついて猛毒を送り込む。

カラダの小さい蛇は狩りをするために毒を作る

ヒョウモンダコも咬みついて、猛毒を送り込む

やたらと派手な色を持つヤツラ、真っ赤
、真っ青のヤドクガエルなんかは毒は借
り物。アリやダニのように毒を持ってい
る虫を食べるなど、よそから借りている
。

真っ赤とか真っ青とか、やたらと派手な色を持つヤツラ、ヤドクガエルの毒は借り物。

チョウにも毒を借りる名人がいて、例え
ば、オオカバマダラは幼虫の時、毒のあ
る植物を食べて、大人になるまでその毒
を溜め続ける。

オオカママダラという蝶は、幼虫の時に毒のある植物を食べて、大人になるまで毒を溜め続ける。

そして、よそから借りる誰もが知ってい
る名人はフグだ。フグの毒のホントの作
り手は海にいる細菌たち。その細菌を小
さな生物が取り込み、それを別の生き物
が食べ、と食物連鎖を登って最後にフグ
に溜まっていく。

よそから毒を借りる、誰もがよく知っている名人はフグだ。フグの毒のホントの作り手は海にいる細菌たち。

そこで「問い」です。「毒ってそんなに
便利なら、どうして全生物が待たないの
?持てばいいじゃない、強くなれるんだ
から。」

答えは毒はまったくタダじゃないから。
エネルギーがかかるんだよ。毒を作るの
も、借りた毒を溜めておくのもカラダの
資源を使う。その分、成長や子育てに回
るる力が減るんです。毒を持つとどこか
で割を食う。

毒を作るのにエネルギーがかかる。借りた毒を溜めておくのもカラダの資源をかなり使う。その分、成長や子育てに回る力が減ってしまう。

毒を持つなら自分がその毒で死なないシ
ステムも一緒に用意しなきゃならん。耐
えるシステムもタダじゃ手に入らない。
だから毒はそれがホントに役に立つ生き
物だけが持つんですよ。

毒を作ると同時に、毒で死なないシステムも一緒に用意しなくてはならない。大変な作業。本当に必要なヤツだけが持つ。

逃げ足の速いヤツは逃げればいい。硬い
殻を持つヤツは殻で守ればいい。サバン
ナの頂点に立つライオンや、森の王様の
クマさんなんかは毒を持つ必要がありま
せん。

サバンナの頂点に立つライオンや森のクマさんは毒を持つ必要がありません。十分強いから。

毒はあくまで、弱いヤツが持つ、数ある
生き残り戦略の1つに過ぎないんです。
まあ、毒が偉いんじゃなくて、その生物
に合っているかどうかなんですよ。毒を
持つかどうかを決めるのはね。

毒は、あくまで弱いヤツが持つ、数ある生き残り戦略の1つに過ぎないんだよ。

      おしまい

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