2018年 12月 の投稿一覧

12/29(土)~1/3(木)は休診です。

 

クリスマスも終わって、世の中は年末
ムードに切り替わりました。

まるやまファミリー歯科は来年で8年目を
迎えます。

今年一杯でまるやまファミリー歯科を卒業
するスタッフもいれば、来年から登場する
ニューフェイスもいます。

卒業する方は今までありがとうございました。
そして、ニューフェイスの方は来年からよろ
しくお願いします。

来年、年始めの頃はバタバタするかもしれ
ませんが、みんなで力を合わせてやってい
こうと思いますので、来年もよろしくお願
い致します。

サンタさんを捜さないで!

 

ある新聞のサンタ捜索チームに、帯広の
小3の女の子からお手紙が届きました。

「サンタさんを捜さないで下さい。でも
もし見つかったら、騒がれてお仕事にエ
イキョウが出てしまい、クリスマスプレ
ゼントがもらえなくなってしまいます。
世界中の子どもたちのためにも、サンタ
さんを捜さないで。もし発見しても、ど
うか記事にしないで下さい・・・・。」

100年以上前にも、アメリカのサン新聞
に8才の女の子から同じようなお手紙が
届きました。

「サンタさんはいますか?」

編集者の返事は、要約すれば、「この世で
最も大切なものは目に見えないんだよ。親
の愛情とか真心とか、感謝の気持ちとか。
だからサンタさんはいます」というもの
でした。

答えを贈ったその編集者は、数年後に死ぬ
まで名前を明かしませんでした。

その後8才の女の子は学校の校長先生にな
りました。

二人とも生涯一度も顔を合わすことがなか
ったのですが、この話は100年以上も
経った今でも、心温まる話として語り継が
れています。

さきほど新聞社に「サンタさんを捜さない
で!」と投稿した帯広の女の子も、立派な
大人になってくれればいいなぁと思う。

子孫も残せず、その名も記憶する人も残せなかった人たち。


  「シェーン!カムバック!」

 

BSテレビで、診療のお昼休みによく
西部劇をやっています。
時々見ていました。

アメリカの開拓の時代は、17、8世紀の
当時、女はほとんど東部にとどまっていて、
フロンティアで西まで行った女性はごく
わずかでした。

「西部開拓史」には、「カリフォルニアに
行けば男40人に女1人」と書いてアル。

一人の女性を数十人の男たちが奪い合い、
結局1人だけしか選ばれない。

で、「女なんてろくなもんじゃない。男
同士の友情が一番さ。ほんとの男は女に
選ばれることなく死んでいくのさ」と
言って、女に選ばれなかった膨大な数の
男たちはみんな死んでゆく。

そしてその骨は西部の荒野に埋められた。
それじゃあ、死んだ男たちが浮かばれない。

ということで出来たのが、西部劇。
だいたいストーリーでは、女は捨てられ
るか死んで終わりです。

12月3日のブログの「シェーン」も
やっぱ最後は結局、男は女のもとを去って
いった。

子孫を残さずに、その名も記憶する人も
残せなかった数十万の男の死者たち。
その人たちがいたお蔭で、アメリカという
国の今の姿があるのです。

自然に朽ちてゆく。

 

本庶佑さんがガンの免疫療法を実現して、
ノーベル生理医学賞を受賞しました。

ガン患者の人には朗報です。

ところで、昔、家庭で亡くなった人の
自然死の大部分はガンだったんじゃない
かなと思う。

もし診断したら、男女ともに胃ガン。
女性ならそれに次いで子宮ガンが多かった
のでは?

この2つはどちらも治療しなければ最後
まで痛みがなく、ラクに亡くなります。

それから、病院に行かないお年寄りたちの
「老衰死」。

それこそ枯れるように死んで診断のつか
ない死。

その老衰死の中にも、ガン死がいっぱい
あったんじゃないかなと思う。

診断がなければ老衰死ということになり
ますもんね。

安らかに逝くというのは、「自然に死ね
る」ということで、昔の人は検診なんかで
無理やりガンを見つけ出されることもなく、
治療も受けなかったので、ガンとは知らず
ともどうやら自然に朽ちていったようなの
です。

まぁ、肺や肝臓や脳のような重要臓器が
やられて、キノウが衰えてきた時には
お医者さんに「あなた、余命あと何ヶ月
です。」って言われますが、それ以外
だったら、徐々に朽ちていき、あっちの
世界へ逝ってしまうようなのデス。

教えてもらうんじゃなくて、自分で学ぶんだよ。


      予備校の授業

 

ワタクシたちが子どもの頃は、デコボコの
ある先生たちがたくさんいました。

「何でこんな人が教師になれたのか」と
子どもでもびっくりするような変なおじさ
んもいた。

でも教育の現場は、訳のわからない人が
ぐちゃぐちゃとぐろを巻いている方が
意外とうまくキノウすると思う。

ワタクシが昔、S台予備校(仮称)に通って
いた時、O三郎氏(仮名)という英語の
名物教師がいました。

当時40才ぐらいだったかな。

その人、何をするかというと、90分くら
いの時間枠の中で、10行ぐらいの英文を
解釈する。

正味20分くらい。

残りの70分はすべて雑談。
授業では1行しか進まないこともあった。

雑談といっても、日本の文学史から、マル
クス、レーニン、芸術史~世界の歴史~
今の経済、今読んでる本と、幅広くしゃべ
っていた。

予備校生の人気は高く、いつも立見席で
いっぱい。

雑談に熱が入ると、「僕」から「オレ」に
変わった。

こんな「教養人」、地方出身のワタクシ、
見たことがなかった。

ちなみに、近くに本屋があって、そこのオ
ヤジがO三郎氏の話した内容を嗅ぎつけて、
2~3日後にはその手の本が山積みになっ
ていた。

志の高い学生が買っていた。

このO氏、昔は学生運動で旗を振っていた
んだけど、まともに就職できないもんだか
ら、予備校の先生になった。

いつも言っていたのが、「教えてもらうん
じゃなくて、自分で学ぶんだよ。学び方を
学んだ者は、その辺に転がっている石ころ
からでも、悪人からでも、その辺を歩いて
いるアリンコからでも学べるんだ。オレは
ね・・・。」
だんだん熱が入ってきた。

脾臓自身も、自分が何のためにあるのか忘れてしまったのでしょう。


      肝臓と脾臓

 

学生の頃、解剖実習で肝臓と脾臓を
解剖したことがあります。

肝臓はご存知のとおり解毒をしてくれる
臓器なのですが、なんでこんなにデカイ
んだろうと思っていました。

「そんな素朴な問い」に、解剖学者の
養老孔子(仮名)さんの書いていた本で
ヒントを見つけました。

「文明以前には、お腹がすいたら何でも
食べるほかはなく、それなら食物に有毒
な成分が含まれていることはよくあった
はず。当然、肝臓はデカくなった。とこ
ろが人間が文明化したからといって、
遺伝子系はそう簡単には変わらない。だ
から肝臓は文明以前の名残を残してデカ
イままなんでしょう」と。

もう一つ、「脾臓も何のためにあるのだ
ろう」と思っていました。
いらないんじゃないの?

だいたい、脾臓のやっていることといっ
たら、赤血球を壊すことくらい。

それなら肝臓だってちゃんとやっている。
まぁ、代わりのヤツがいるってワケです。

で、またまた養老先生、登場。

「脾臓は何かあった時には必要なのかも
しれない。ただ、その『何か』が滅多に起こ
らない。その『何か』が長いこと起こらな
かったので、脾臓自身も自分が何のため
にあるのか忘れてしまったのでしょう」と。

生物の歴史は、背骨ができてから5億年。
たかだか数千年足らずの人間がそう簡単に
うかがい知れるものではないようデス。

ハンカチはマリー・アントワネットの命令で真四角に・・・・


     子ども用エプロン

 

まるやまファミリー歯科では、子供用の
エプロンはアンパンマンシリーズのハンカ
チを使っています。

10年ぐらい前に「ハンカチ王子」という
のがマスコミに取り上げられ、ハンカチが
一時期脚光を浴びました。

実はあのハンカチ、マリー・アントワネット
の命令で真四角になったらしいのです。

昔、ハンカチには卵形、長方形、三角形
など様々な形があったのですが、「ハンカ
チは正方形よ」と形を決めたのはマリー・
アントワネット。

お得意のワガママからご主人のルイ16世に
頼んだのがきっかけで、フランス革命の数年
前に「ハンカチのサイズはタテ・ヨコ同一
たるべし」という法令が布告されたのです。

それにしてもやなせたかしさん、アンパン
マンシリーズというすばらしいキャラクター
達をつくり出してくれました。

赤ちゃんはみんなアンパンマンを見て大人に
なっていきます。

最近よく驚くのが、若いお母さんたちも
アンパンマン世代だということ。

ビックリです。

「ほんとうに大切なものは目に見えないんだよ」

 

12月に入ると急に気温が下がってきました。
それと同時に、クリスマスシーズンがやって
きます。

TVのコマーシャルでもクリスマスムード。
うちの歯科もクリスマスモード。

ところで、紀元前1200年の旧石器時代に
ロシアからモンゴルにかけていた狩猟民族が
トナカイを飼育していたことがわかっています。

トナカイは、肉・乳・毛皮が利用できる上に
労働力にもなる、優秀な家畜です。

写真は、トナカイに乗ったサンタさんが満月を
横切っていくシーン。

ところで、このシーズンになると、「サンタ
さんはいるの?いないの?」の話になります
が、ワタクシはどちらかというと「いる」と
答えています。

「どうして?」と聞かれたら、「目に見える
世界だけが本当の世界じゃないのよ。ほんと
うに大切なものは目に見えないんだよ。親の
愛情とか感謝の気持ちとか真心とか。

君にもそのうちわかるよ。」と言うのです。

実は100年くらい前に、あるアメリカの

新聞記者が答えていた内容の請け売りデス。

「やりとり」があるだけで人間はもつのデス。

 

まだコンピューターが初期の頃、アメリカで
「イライザ」というソフトが開発されたこと
があります。

この「イライザ」、こちらが何かメッセージ
を打ち込むと返事をするだけのソフト。

「ワタシはオガワです。」と打つと、「あな
たはオガワさんですね」と返ってくる。

ホント、ただメッセージが返ってくるダケ。

ところが、コトバを送り、コトバを返すと
いう「やりとり」があるだけで人間は「もつ」
のです。

これを神経症の治療に使ったら、はっきりし
た効果があったらしい。

何しろ、「やりとり」するのが人間の本質
ですからねぇ。

恋人同士の会話というのも同じみたいで、
「愛してる」「私も愛してる」というコトバ
を延々と繰り返しても、恋人たちは少しも
飽きません。

で、「ねぇ、もう君がホクを愛しているのは
十分わかったからさぁ。たまには何か違う
話しない?日本経済の今後について、君は
どう思う?」というようなことを言う恋人
たちには、あまり幸福な未来が訪れるように
は思われません。

ビッグ・データの話

 

先日ヤフオクでワタクシの入札履歴を
見ていたら、過去に買った商品の一覧が
パッと出てきました。

コレ、いわゆるワタクシのスモールデータ。

ワタクシがいつ何を買って、何に興味を
持っているかすぐワカッてしまう。

昔なら一人の人間がどういう人間である
かを知るために、頭ん中でどういうこと
を考えているのかを知ればよかった。

でも今は、この男は何月何日にどこで地下
鉄に乗り、どこの売店で何をいくらで買っ
て・・・・ということがすべて記録されて
いて、そのデータを見たらその人がだいた
いわかってしまう。

エイトイレブン(仮称)は頻繁に「おに
ぎり100円セール」をやっていました
が、「コイツは100円の時しか買わない
男だ」というビッグデータを、自分でわず
かなポイントと引き換えに提供している
ワケです。

イギリスの名探偵シャーロック・ホームズ
は、依頼人が部屋に入ってきた瞬間に、歩
き方・帽子のかぶり方・目つき・しゃべり
方などでその人を推理しました。

そんなことを考えていたら、今書いている
ブログ、世の中に公開中なので、ワタクシ
の頭ん中が簡単に丸裸にされているような
気がしてきました。

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