適度の「笑顔」と「ゆるさ」が必要デス。

「澪つくし」

 

最近BSで、朝ドラ「澪つくし」の再放送
をやっています。

女優沢口靖子の伝説の朝ドラ。

「澪つくし」って、船が往来する時の
目印にするもので、多分「身を尽くし」
にかけているんでしょう。

千葉の銚子を舞台に、「入兆」という醤
油屋の旧家の娘と漁師の網元の長男との
純愛物語。

そこに根岸季衣演じる「ハマ」がいて、
この人がキツイ。

「入兆」の女中頭。

で、入兆には献身的に仕えているのです
が、それ以外の人々には無愛想ですごく
冷たい。

まぁ、この人がいないと入兆が引き締ま
らないのではありますが。

でも、歯科医院でこんなに無愛想でそば
にいるだけでもう空気の凍るような人が
いると、大変なことになってしまう。

みんな疲弊します。
それに、チームワークもバラバラになる
し。

逆に、気持ちのいい人は適度の「ゆるさ
」と「笑顔」を持っています。

まぁ、最近では誰もが仕事で「スキを
見せないようにしよう」とか「完璧にし
よう」とガンバル傾向がありますが、そ
れだけだと人間関係が息苦しくなっちゃ
う。

適度の「ゆるさ」が必要。
もうひとつ、「笑顔」も。

単純なことですが、仏頂面をしている人
には話しかけにくいけど、いつも笑顔の
人には話しかけやすい。

まぁ笑顔は人間関係の潤滑油で、時に
伝染しますしネ。

多少忙しくたって、笑顔のある職場は
ストレスもなくて、それに雰囲気もいい
のだ。

正直な人はかなり得しています。

正直者

 

数年おきに転勤している患者さんが
います。

その方は、転勤先に行くとまず、歯医者
さんを探すという。
歯のメンテナンスをするため。

この歯医者さんを探すというのが、どう
も難しいらしい。

どこへ行っても「あなたの歯は黄色味が
かかっているから、ホワイトニングをし
たらどうですか?」とか、「歯ぎしりが
強いので歯ぎしり防止装置をつけたらど
うですか?」とススメられる。

調子はたいして悪くないのに、必ずスス
メられる。

「もう嫌になっちゃう。正直に私にとっ
てのメリット・デメリットを言ってほし
い」トカ。

まぁ、先生の頭の中のマニュアルには
そう書いてあるのでしょう。

正直といえば、西洋のことわざにこうい
うのがあります。

「1日だけ幸せでいたいなら、床屋に
行け。1ヶ月だけ幸せでいたいなら、
結婚しろ。一生幸せでいたいなら、正直
でいることだ」。

正直な人は良好な人間関係だけでなく、
平穏な心も手に入れられます。

そして、正直な人は一瞬は損をすること
があっても、長い人生を通してはかなり
得をしています。

なぜなら、正直な人なら信頼できるため
安心して一緒にいられますから。

ヒトって、無イシキにこの人は危険なの
か安心できるのかを感じ取りますもの。

マスク掛けを付けた。

歯科ユニット

拡大写真

 

先日うちの奥さんに、「いい考えが
ある!」と言われました。

今はコロナ禍で、皆さん、マスクをして
おられます。

患者の皆さんは歯科ユニット(診療台)
に上がる直前までマスクをされています。

で、診療が始まる。

患者さん、マスクをどこに置こう?と
あたりをキョロキョロ見渡す。

置くところがないので、ポケットに
しまい込む。
あるいは、その辺に置く。

そこでうちの奥さん、考えた。

「歯科ユニットにマスク掛けを作ったら
どうかな?例えばマグネット付きフック
を使うトカ。」

それはいいアイデアだ。

早速、東友(仮称)のセリア(仮称)に
行き、マグネット付きフックを3つ買っ
てきて、ユニットに取り付けました。
(写真)

みんな気づいてくれるかなぁ。

患者さんはいろんな話を持ってきてくれる。

患者さん(イメージ)

 

歯医者をやっていると、いとんな人達と
関われます。

フツーの治療であればそうでもないんで
すけど、リコール、定期検診ともなれば
チョットだけ世間話ができる。

小・中学校くらいまでは1つのクラスの
中に様々なタイプの人間がいました。

でも、高校は学力別にバラバラとなり、
その途中から文系・理系に分かれ、大学
では学科別に専門がより細分化されます。

一人一人の個性に従って、生活のテリト
リーが分かれてゆくのデス。

自分が歯医者になってから、さらに世界
が狭くなりました。

周囲にいるのは同業の先生たち、スタッ
フ、技工士関係、薬屋、材料屋、修理屋
、保険屋、税理士、銀行等。

この中で話す内容と言えば、歯科に関係
するモノがほとんど。

でも患者さんは千差万別。

アリガタイことに、いろんな話を持って
きてくれます。

趣味の話、仕事の話、子育ての話、クラ
シックの話、60~70年代のアメリカン
ポップスの話、歴史、スポーツ、病気、
旅行の話。

最近では、新型コロナウイルスの話。
そして、一番多いのが昔話。

時々、そんな話の中に歯がおかしくなっ
た原因も見つかるんです。
問診しているワケじゃないんですケド。

「学びのスイッチ」が入ったら・・・

 

先日、犬に詳しい方がこんな話をして
いました。

「犬は自分よりも小さくて動いている
動物を見れば、今までご主人様にシッポ
を振ってたのが、あるいはダラダラして
いたのが、突然オフになって、そして
『ワン!ワン!』と吠えて追いかけ始め
る。」

本能の「捕食のスイッチ」が入ったの
デス。

それを訊いてワタクシ、ハハーン、それ
って『学びのスイッチ』と同じじゃない
?と思いました。

何かがキカッケで学びのスイッチが入れ
ば、たとえ今までグウタラしていても寝
てても、どんどん学びのモードに入り、
吸収し始めます。

きっと何かに気づいたのです。

最初の1回だけでイイ。

人生のある時点でこんな人に会ったとか
ちょっとスゴイ言葉を聞いたとか、それ
で学びのスイッチがONになれば、もう
止まることはないのデス。

「ネアンデルタール人の後だ。」

ネアンデルタール人

 

ある人が、「バカの壁」の本で有名な
「日本の知能」、養〇先生に聞きました。

「先生は何度も『我々は』と言っていま
すが、先生のいう『我々』とはいったい
何を指しているんですか?」

「ここにいる人達なのですか?それとも
日本人全体なのですか?」

養〇先生曰く、「ネアンデルタール人の
後の全てだ。」

「えっ?」

フツー『我々』といえば、どんなに広く
解釈しても、この世界に生きている人類
全体だろう。

ネアンデルタール人といえば、約40万
年前にヨーロッパに出現し、約2万数千
年前に絶滅した、いわば化石人類の一つ
で、一応ヒト属の呼び名です。

ヒトなのかサルなのか議論が分かれてい
ます。

ヒトがサルと違う特徴の一つは、葬式を
するかどうか。

で、ヒトはするけどサルはしない。

だからネアンデルタール人の人骨の近く
に葬式に関係するものが見つかれば、ネ
アンデルタール人はヒトだとういうこと
になる。

まぁ、そんな話は『我々』にはどうでも
いいことで、養〇先生が『我々』という
時は「ネアンデルタール人の後」からが
『我々』だと思っておけばイイ。

「1回900円位しか払ってないのに、なんであんなんで医院経営やっていけんの?」

医院受付

 

高校生になったうちのチビスケ、先日
こんなことを母親に聞いてきた。

「オレ、前から不思議に思ってたんだけ
ど、オレの通ってる眼科、1回900円位
しか払ってないのに、あんなんで医院
経営やっていけんの?あんなにスタッフ
がいて、そんなんで給料払えんの?」

いい質問です。
「なぜ?」が出てきた。

母親はこう答えた。
「本人は医療費の3割を払えばいいの。
あとの7割はみんなが納めている保険料
の中から払われるの。それが医院の収入
になるの。」

「そうか、やっぱりそういうことか!」

うちのおチビさん、パソコンやスマホで
何やらわからないことを調べてオルみた
いだけど、医療費の仕組みはまだ未解決
だったようです。

こういう時には親の頭を借りるに限る!

まぁ、「なぜ?」って考えることはいい
ことです。
その続きがありますから。

その背後には今まで見たことのないよう
な世界が広がっていますもの。

それが「どのようにして?」だと、その
方法を知った後には続きがない。

つまり、思考停止。

この話を聞いて、こうやって子どもの心
って育っていくんだなぁと、うちの奥さ
んと二人、そう思いました。

三浦製作所・かぼちゃ包丁

石川五右衛門の斬鉄剣

M氏の「かぼちゃ包丁」

 

ルパン三世に出てくる、ご存知、石川五
右衛門の斬鉄剣は、流れ星の金属(鉄隕
石)から作られた刀。

何でも切れます。
自動車も一振りで真っ二つ。

そんな、何でも斬れる包丁を作ったとい
う患者さんがいました。
M氏です。

ある日M氏は、奥さんがかぼちゃを包丁
で切るのに苦労しているのを見て、何と
かならんもんかなぁと思っていたところ
ふといいアイデアが浮かんだ。

それが、V字型の包丁(写真)。

「三浦製作所 かぼちゃ包丁」で検索
すれば出てきます。

ワタクシ、うちのスタッフに「かぼちゃ
だけでなくて、他に何か切るもんない?
」と聞いたところ、「冷凍のお肉と冷凍
のお魚なんかどうでしょう。どこの家で
もいっぱいため込んであることだし」

なるほど。

この包丁、斬鉄剣にあやかって、「五右
衛門の斬鉄包丁」という名称にしてみた
らどうだろう。

「Killing Me Softly with his Song(やさしく歌って)」

無名のロリ・リバーマン(元歌)

Soulの女王、ロバータ・フラック(アレンジ)

 

「Song to Soul」という番組を見ながら
夜、ソファーでゴロゴロしていたら、
「Killing Me Softly with his Song」(や
さしく歌って)が聴こえてきた。

「おーお、これはワタクシが生まれて
13年目の秋、テレビのCMでかかってい
た曲だ。」

「ストックホルムの朝はネスカフェで
始まる・・」
カップを口に運ぶ女性が窓越しにながめ
る朝の街の風景。

山岸に泊めてある小さな漁船の網が映る。

たしか、そんなCMだったと思う。
間違っていたら、失礼。

この曲はもともと、女性シンガーソング
ライターのロリ・リバーマンが当時まだ
無名だった頃作って歌ってたんだけど、
泣かず飛ばずでヒットもしませんでした。

偶然、のちのソウルの女王ロバータ・フ
ラックが飛行機の機内BGMとして採用
されていたこの曲を聴いて、ピンときて
アレンジして歌ったら、これが大ヒット。

たぶん、楽曲、歌唱力、声、すべてが
すばらしくバランスがとれていたんだと
思う。

そういえば、酒場のシンガーがこんな風
にグチる映画があった。

「あ~あ、今夜来ていた女連れの客も、
リクエストはまた『Killing Me Softly wi-
th his Song』だよ。最近、この歌ばっか。
これで女をくどこうと思ってんのかねぇ。
オレもたまには違う歌、歌いたいよ。ホ
ントもう、イヤになっちゃう・・・」

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