
井の中のカワズ大海をシッタ
江戸時代のお百姓さんは、子どもに「勉
強せえ!」と言わなかったそうです。
世の中があるイミ安定してて、フツーの
親の職業を継いできちんとやっていかな
いといけないので、その時うっかり「勉
強せえ!」と言って、その結果学問をし
て考えが変わっちゃったらどうするか。
お百姓さんは毎日過酷な肉体労働をやっ
ているワケで、そういうのがバカバカし
くなって、もうやらなくなるんじゃねぇ
かと心配するワケです。
そして家を飛び出して、帰ってこない。
だから江戸時代は、「知る」ってのは
危険なことでした。
今は「知る」ってのが危険じゃないから
、安心して親は「勉強せえ」と言える。
ワタクシの過去を振り返ってみれば、
うちの死んだバアさん、明治生まれで、
「まぁそこそこ勉強して、地元の先生か
公務員にでもなって家を継いでくれれば
ええ」と思っていたようです。
ワタクシも高校を卒業するまでは、「ま
わりもそうしているし、オレもそうする
んだろうな」と思っていました。
が、卒業後、まわりの連中と深く交わる
につれて、「もっと違う世界があるんじ
ゃねえか?」ということに気づいてしま
ったのデス。
「変わった」としたら、多分その頃。
その後、家族のコトを考えると、ずっと
「自分は最低だな」と思っていたのです
が、今は亡きうちの両親もそんな「変わ
った」自分をよく応援してくれたなぁと
思う。
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