「知る」ということは「自分が変わる」ということ。

井の中のカワズ大海をシッタ

 

江戸時代のお百姓さんは、子どもに「勉
強せえ!」と言わなかったそうです。

世の中があるイミ安定してて、フツーの
親の職業を継いできちんとやっていかな
いといけないので、その時うっかり「勉
強せえ!」と言って、その結果学問をし
て考えが変わっちゃったらどうするか。

お百姓さんは毎日過酷な肉体労働をやっ
ているワケで、そういうのがバカバカし
くなって、もうやらなくなるんじゃねぇ
かと心配するワケです。

そして家を飛び出して、帰ってこない。

だから江戸時代は、「知る」ってのは
危険なことでした。

今は「知る」ってのが危険じゃないから
、安心して親は「勉強せえ」と言える。

ワタクシの過去を振り返ってみれば、
うちの死んだバアさん、明治生まれで、
「まぁそこそこ勉強して、地元の先生か
公務員にでもなって家を継いでくれれば
ええ」と思っていたようです。

ワタクシも高校を卒業するまでは、「ま
わりもそうしているし、オレもそうする
んだろうな」と思っていました。

が、卒業後、まわりの連中と深く交わる
につれて、「もっと違う世界があるんじ
ゃねえか?」ということに気づいてしま
ったのデス。

「変わった」としたら、多分その頃。

その後、家族のコトを考えると、ずっと
「自分は最低だな」と思っていたのです
が、今は亡きうちの両親もそんな「変わ
った」自分をよく応援してくれたなぁと
思う。

外国人に参政権を与えたら、ハワイ王国が乗っ取られてハワイ州になった。

ハワイ王国

 

ロシアがウクライナ東部のある州で、
住民投票をするとかしないとか。

このニュースを見てワタクシ、昔、ハワ
イ王国が乗っ取られてアメリカのハワイ
州になった話を思い出しました。

そもそも昔、日本とアメリカの間にハワ
イ王国ってのがあって、今はアメリカの
州の一つになっているのですが、何でな
ったかというと、もともとハワイという
独立国だったんですが、で、そこには
軍隊がいなかったんですよ。

そこにアメリカ人がいっぱい働きに来て
、アメリカ人に対して投票権を与えたん
です。

外国人でもハワイに住んでいるんだった
ら、別にいいじゃんということで、参政
権を与えた。

するとハワイ内で誰が起こしたかわから
ないんですが、内乱が起きたんです。

そこでアメリカ軍が出動して、内乱をお
さめ、ついでにハワイの国王を監禁しち
ゃった。

で、憲法を変えたんです。

「アジア人が多くなっているから、アジ
ア人に投票権を与えるのはよくないね」
って。

で、アメリカ人とかヨーロッパ人の参政
権はOK。

ハワイ人に関しても、お金持ってないハ
ワイ人に参政権を与えるの、よくないん
じゃない?ということで、ハワイ人であ
っても財産・資産を持っているハワイ人
に限って投票権を与えるってのを加えた
んです。

だから、投票権を持っているのは、アメ
リカ人とヨーロッパ移民と、一部のお金
持ちのハワイ人。

今、日本国内のスーパーに行ったら、
ドールって会社のジュースが置いてあり
ます。

そのドールがハワイでぶりぶり言わせて
、ハワイの果物を輸出したりハワイの
ジュースを作ったり、ハワイの金持ちが
ドールと一緒に仕事をしてお金もらった
りするので、ドールが巨大になった。

ある日ドールの社長さん(アメリカ人)
が、「オレ、ハワイの大統領になりたい
んだよね」って言い出した。

で、ハワイの有権者が投票したら、ドー
ルさん、めでたくハワイの大統領になっ
ちゃった。

で、彼はハワイの憲法を変えちゃった。

その後、アメリカ人であるドールさんは
「やっぱ、オレらアメリカの属国になる
わ」と言って、アメリカの州になるって
いう決議をした。

民主的にしたんですよ。
で、ハワイ王国は滅亡。

後でアメリカ議会は謝罪しているんです
よ。

「あん時はゴメンね、ハワイの皆さん」
って。

外国人に参政権を与えたら結果的に国が
乗っ取られちゃった、という話でした。

「逃げる時は、ボロが一番じゃ!」(「おんな太閤記」より)

逃げる支度をする女たち

 

BSで日曜日の朝やっている「おんな太閤
記」は、豊臣秀吉の天下取りを佐久間良
子演じる妻「ねね」の視点からとらえた
物語。

男たちの戦う姿より、待っている女たち
がどう考え、どう行動したかにスポット
が当てられています。

このような歴史物は史実に基づいて忠実
に描かれますが、スキマの部分は脚本家
の腕の見せ所。

そのスキマは空想が多いのですが、空想
の中に時々ビックリするような真実が
混じっていることがあります。

ワタクシの大好きなセリフが1つあって
、それはどんなのかというと、本能寺の
変で信長が破れた時に、城に残った秀吉
(藤吉郎)のおっかさんが女たちにしゃ
べった言葉。

「信長様が殺されたら、藤吉郎の首が
飛んだも同然じゃ。さぁ、今すぐ逃げる
ぞ。落ち着いたら中村に戻って百姓をし
ようぞ。中村には田や畑もある。昔に
戻ったと思えばよいことじゃ。(中略)
そのようなモノを背負って逃げられると
でも思っておるのか。命がのうてはモノ
など何の役にも立たぬわ。逃げる時は
ボロが一番じゃ。間違うても絹なんか身
にまとうな。怪しまれるだけじゃ。」

秀吉のおっかさんにしゃべらせた橋田壽
賀子の一連のこの言葉、ワタクシ頭の中
で何度も何度も再生しました。

確かに、本能寺の変の明智光秀も関ヶ原
の戦いの石田三成も、逃げる時にはボロ
を着ていたぞ。

YouTubeがビジネスモデルを根底から変えたんだ。

YouTube芸人

 

ワタクシが学生の頃の駿台・河合塾・
代々木の三大予備校は、店舗型の予備校
でした。

だから収入には上限がありました。

最も条件が悪いのは、個別指導・家庭
教師。

収入には限度があります。
一人の生徒だけからお金をもらうしかな
いんです。

一人が複数教室を持ち、大教室で教えら
れるようになったから、駿台予備校は
強かった。

家庭教師や個別指導を経て、大資本を
投入して大教室をつくることで、大人数
で大人気講師でワーッと盛り上げた。

私が昔お世話になった京都のS台予備校
は、英語の表、数学の青塚の2枚看板
講師で生徒を集めていました。

ところが時代が変わって、そこに東進ハ
イスクールがやってきた。

東進がやったのは、ビデオオンデマンド。

つまり、1回つくった講師のビデオを
何度も何度も見れるようにした。

そしたら収入が無限に入り続けた。

「今でしょ!」の林先生の授業が見たい
って東進ハイスクールに入れば、何万人
いたって同じタイミングでその授業が
見られるんです。

そういう時代が来ました。

何人も先生がいらないんだから、たった
一人の有能な先生がいたら、動画配信を
して、何万人も見れる。

商品を一本一本売っています。
その典型がYouTube。

逆に、時間制限があったのがテレビ。
1回放送されたら終わり。

でもYouTubeは動画が回り続ける限り、
ずっと収入につながる。

これが上限のないビジネスモデル、つま
りデジタル革命だ。

これに若者が飛びついた。
好きなモノを好きな時に見れる。

お笑い芸人とYouTube芸人では、全く
ビジネスモデルが違います。

TVに出ている人は1回の出演料をもら
うビジネスモデル。

YouTube芸人は1回つくった動画を上限
のないお客さんに届けるっていうビジネ
スモデル。

YouTubeがビジネスモデルを根底から
変えたんだ。

「弱い集団が強くなっていく時の大切なこと」の巻

最強、甲斐の武田騎馬団

 

先日、BSの「英雄たちの選択」で「若き
家康、一向一揆」ってのをやっていまし
た。

若き日の徳川家康が百戦錬磨だった理由
を考察していくっていう番組。

MCの磯田氏が言っていたのですが、
政治家になるようなリーダーは、恨みを
忘れる才能も大切だそうです。

最後まで覚えていて、アレコレねちねち
言うんじゃなくて、さっさと忘れる能力
も必要。

理不尽に迫害、滅亡させるとマズイ。

後になったらゆっくり、昨日の敵が今日
の友になることがありますからねぇ。

昔、信長が伊賀国を攻めた時、忍びの者
たち、まぁ忍者のことですが、家康を頼
ってたくさん移住してきました。

家康は受け入れました。

あと、甲斐の武田が滅びた時、家康は
残党の武田軍団を迎え入れました。

昨日まで敵だった者たちを自分の中に
組み込んだ。

そしてどんどん強い集団になっていった。

まぁ、「忘れて、許して、取り込む」。
これが弱い集団が強くなっていく時の
コツのようデス。

らせん活動は生き物の基本です。

魚も5億年経つと人間になる

 

ワタクシの担当は、ヒトの口の中という
パーツの部分。

口の中を診て、昔はヒトもサカナだった
んだよなとよく思う。

それはこんな考え方に基づきます。

「らせん」というのがあって、まぁ、
バネとからせん階段を思い浮かべてもら
えばいいのですが、らせん活動ってのは
実は生き物の基本。

卵が親になる。
その親が卵を産んで、一回り。

ただ同じところをグルグル回転している
ワケじゃなくて、それが時間の経過とと
もに少しずつズレていく。

例えば、進化の話をする時、「5億年前
のシーラカンスみたいな形をした魚が人
間の原型なんだよ」と言うと、フツーの
人は「そんなバカな話があるワケない
じゃん」という反応をします。

でも、卵が親になって、その親が卵を産
んで、というプロセスを延々と続けてい
くと、それが時間軸の中でだんだんズレ
ていって、魚が両生類になって、ハ虫類
や鳥類やホ乳類に変化して、5億年経っ
たら人間になっちゃったという話になり
ます。

ということで、生物の進化は円運動に
チョットずつズレが生じていくワケだか
ら、やはりらせん状だ。

ある男子校の学校祭に行ってきた。

演奏会 普段の腕前を披露する(イメージ)

 

先日、うちの奥さんとある男子校の
学校祭へ出かけてきました。

6年間一貫の男子校なので、華やかさに
は欠けるものの、元気一杯に校内を駆け
回る男の子たちの声を聞きながら、青春
を楽しんでるなぁと思いました。

男子校だからかどうか知りませんが、
女装コンテストがあったり、鉄道研究会
やディベート部、将棋部などがありまし
た。

自分の好きなものに6年間伸び伸び打ち
込めるカンキョウは、途中で高校受験を
はさむ公立校にはない魅力だと思いまし
た。

で、お昼は男子寮の食堂でカレーライス
を食べました。

何と、ご飯にかかっているカレールーの
横にメンチカツ・エビ・カニ・たこ焼き
、オムレツなど、子供たちの好きそうな
具がのっていました。

寮生のリクエストなんだろうなぁ。
育ち盛りの子供たちが食べるので、量は
大盛り。

高3と中1では、カラダのサイズは大人
と子供くらい違います。

半年前までは小学生だった子供たちが
親元を離れて寮で暮らす姿は、まだまだ
仕草があどけなくて、まぁ、この前まで
はお母さんっ子の小学生だったもんなっ
て感じです。

寮食(イメージ)

 

この学校祭を見て、こんなことを思った。

小学生までならまだ親の言うことを聞く
ので、親に育ててもらえばいいんだけど
、中学生くらいになると親の言うことは
だんだん聞かなくなるので、まぁ、友達
や先輩、先生、本などの世間の人に育て
てもらえばいいのかなぁと。

在校生がお披露目するミュージック・フ
ェスティバル(演奏会)を聴いて、学校
祭をあとにしました。

AB(仮名)首相、誰よりも早く・・・

クアッド

 

G7でもABさんは、独のメルカリ首相
(仮名)はどんな人なのか、それをラン
プさんに言うわけですよ。

すると何が起こるかというと、G7に
出る前にちょっと2人で相談してから
行こうということに。

何かあったら「晋三、アレどう思う?」
「ああいう風に英のマイ首相(仮名)が
言ってたけど、どういうこと?」。

それを全部ABさんが説明するわけです。

カナダ南国(仮名)の大統領をそこまで
手なずけた日本の首相はいますか、って
コト。

猛獣ランプを手なずけているわけです
から。

で、一番スゴイと思うのが、カナダ南国
の対ラーメン国(仮名)政策を180度転
換させたこと。

クアッドの構想は、ABさんが言い出し
っぺ。

これからはインド・オーストラリア・
日本・アメリカで連携してラーメン国の
進出を止めないと、ホント、エライこと
になるよ。

ランプ大統領、「なるほど、そうか、
一丁、乗った。」とABさんの考え方を
理解した。

「カナダ南国がラーメン国のモノを買う
と、ラーメン国が成長してモンスターを
作っちゃうよ。おたくの覇権国のポジシ
ョンを乗っ取られちゃうよ」とABさん
が言ったら、ランプさん、「それはまず
いよ。よ~し、わかった。ラーメン国の
モノは買わねぇ」って。

あれもコレも取り引き中止に。

うちのABさん、けっこう世界に影響を
与えたんデス。

AB(仮名)首相、誰よりも早くランプ(仮名)大統領に会いに行った。

AB首相、ランプ大統領

 

元総理のAB(仮名)さんがお亡くなりに
なりました。

インドやブラジルはスグ喪に服しました。

日本なんて、何日も経ってから、世界が
みんな喪に服して、半旗を揚げてから、
一番最後にやっと半旗を揚げました。

世界がこんなに悲しんでいるところを見
ると、ABさんのした仕事がいかに大き
いかがわかります。

ABさんがスゴイと思うのは、大統領選
挙でランプ(仮名)さんが勝った時、
外務省だって口ポカンだったわけですよ。

絶対にランプさんなんて勝たないと思っ
ていたんだから。

世界中の首脳も、ランプさんなんか勝つ
わけねぇと思ってたんですよ。

でも、勝っちゃった。

そしたらイの一番、世界中の誰よりも
早く、ランプ大統領に会いに行ったのが
ABさん。

そして、ABさんの持ち前の明るさとユ
ーモア、信念、これをもってランプ大統
領はもうABさんのファンになってしま
ったわけです。

ABさんは政治のプロ中のプロ。

それに対してランプさんは、手を挙げて
選挙に勝ったけど、まだ政治家としては
初心者。

誰も来ない時にABさんが会いに行って、
そこでじっくり話した。

何を話したかというと、「中国はヤバイ
よ」という話。

アメリカはあの時、まだ中国は発展する
んだからそれにあやかろうというスタイ
ルだったわけです。

ところが日本は尖閣諸島の漁船衝突事件
やなんやかんやがあり、中国のいいとこ
ろ、悪いところを目の当たりにしてきた
わけです。

そして習遠平(仮名)ってどういう男な
のか、どういう風に約束を破ってきたの
かを、コンコンとランプさんに説明した
わけですよ。

             (続く)

「病気と健康の境界」の巻

黄色ブドウ球菌

 

ムシ歯の細菌、歯周病の細菌は、ワタシ
たちに病気を引き起こす微生物。

では、細菌がカラダの中に入った状態は
病気かというと、そうではありません。

そもそも私たちのヒフにはたくさんの細
菌がついているし、ワタクシの職場であ
る口の中や腸の中も、細菌だらけ。

これらの細菌がカラダに何らかの不具合
を起こした時、初めて病気と呼ぶんです。

まぁつまり、「細菌がいるかいないか」
が「病気か健康か」を決めるんじゃない。

黄色ブドウ球菌という細菌がいます。

心内膜炎や関節炎、ヒフの感染症など
いろんな病気を引き起こす微生物。

2000年に起きた雪印乳業の乳製品によ
る集団食中毒で、13000人以上も被害に
あいました。

製造工程で繁殖した黄色ブドウ球菌の
毒素が原因でした。

これほど恐ろしい黄色ブドウ球菌ですが
、実は健康体でも3割の人は持っていま
す。

鼻の中や皮フ表面に普段から住んでいる
んです。

つまり、「カラダに黄色ブドウ球菌がい
ること」は病気ではないんです。

まして治療は、「カラダ中の黄色ブドウ
球菌を根絶すること」ではありません。

そして、細菌感染症が「治った」状態は
「カラダから細菌がいなくなった」こと
でもありません。

「細菌はいるが病気は起こしていない状
態」なら「治った」と言えるからデス。

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