「遊び」と「勉強」をセットにする。

 

勉強嫌いになるメカニズムというのが
あって、まぁ、子供の世界には大きく
分けて「遊び」と「勉強」が存在して
いると思います。

「遊び」はゲームや趣味、「勉強」は
学校や塾の宿題などが含まれますが、
子供たちは遊びにはすぐ飛びつくけど
勉強には寄りつかない子が多いと思い
ます。

何でこうなるかというと、勉強が悪い
ワケではない。

たまに思いますよ、この教材、真面目
すぎて面ろうない、もっと頑張れよと。

何で子供たちが遊びに飛びつくのかと
いうと、遊びが面白すぎるから。

ゲーム会社なんかは日夜、「勉強より
もゲームや!」と頑張って開発してい
ますからね。

ゲームが面白くなるのは当然なんです。
相対的に勉強が面白くなく見える。

もしこれが遊びのない世界だと、勉強
の一人勝ち。

まぁ実際、江戸時代の人たちは娯楽と
して因数分解をしていたらしいですし。

じゃあ「勉強しなさい」と言わないた
めにはどうするか。

遊びを排除して勉強をやらせるのでは
なくて、これだけ遊びが面白いんだか
ら、遊びに勉強をのっける。

まぁ、抱き合わせ商法。

昔、仮面ライダーのスナック菓子に
ショッカーのカードが入っていて、
そのカードが欲しくてそのお菓子を
買っていました。

たいして食べたいとは思わないがつい
でにそのスナック菓子を食べる。

例えば野球好きの少年なら、野球にも
勉強のタネはいっぱい潜んでいます。

変化球の曲がる仕組み、これどうなっ
ているか、変化球が曲がる仕組みから
空気の流れや物体の動きがわかる。

あとはデータの見方・防御率や打率を
知ると、算数の割合などにすごく役に
立つ。

あと、プロ野球のスポンサーの移り変
わり。

昔は鉄道会社とか新聞社が球団を持っ
ていたけど、今は楽天とかソフトバン
クとかのIT企業がけっこうスポンサー
になっている。

こうなると日本の産業の隆盛について
知るキッカケになる。

こうやって、いろんな物事への興味や
好奇心が育っていく。

遊びと勉強をセットにすると、ホント
お得。

いろんな人の手記を読んでいると、実
際インテリと呼ばれる人ほど遊びと勉
強に垣根がないように思えます。

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