ハンカチはマリー・アントワネットの命令で真四角に・・・・


     子ども用エプロン

 

まるやまファミリー歯科では、子供用の
エプロンはアンパンマンシリーズのハンカ
チを使っています。

10年ぐらい前に「ハンカチ王子」という
のがマスコミに取り上げられ、ハンカチが
一時期脚光を浴びました。

実はあのハンカチ、マリー・アントワネット
の命令で真四角になったらしいのです。

昔、ハンカチには卵形、長方形、三角形
など様々な形があったのですが、「ハンカ
チは正方形よ」と形を決めたのはマリー・
アントワネット。

お得意のワガママからご主人のルイ16世に
頼んだのがきっかけで、フランス革命の数年
前に「ハンカチのサイズはタテ・ヨコ同一
たるべし」という法令が布告されたのです。

それにしてもやなせたかしさん、アンパン
マンシリーズというすばらしいキャラクター
達をつくり出してくれました。

赤ちゃんはみんなアンパンマンを見て大人に
なっていきます。

最近よく驚くのが、若いお母さんたちも
アンパンマン世代だということ。

ビックリです。

「ほんとうに大切なものは目に見えないんだよ」

 

12月に入ると急に気温が下がってきました。
それと同時に、クリスマスシーズンがやって
きます。

TVのコマーシャルでもクリスマスムード。
うちの歯科もクリスマスモード。

ところで、紀元前1200年の旧石器時代に
ロシアからモンゴルにかけていた狩猟民族が
トナカイを飼育していたことがわかっています。

トナカイは、肉・乳・毛皮が利用できる上に
労働力にもなる、優秀な家畜です。

写真は、トナカイに乗ったサンタさんが満月を
横切っていくシーン。

ところで、このシーズンになると、「サンタ
さんはいるの?いないの?」の話になります
が、ワタクシはどちらかというと「いる」と
答えています。

「どうして?」と聞かれたら、「目に見える
世界だけが本当の世界じゃないのよ。ほんと
うに大切なものは目に見えないんだよ。親の
愛情とか感謝の気持ちとか真心とか。

君にもそのうちわかるよ。」と言うのです。

実は100年くらい前に、あるアメリカの

新聞記者が答えていた内容の請け売りデス。

「やりとり」があるだけで人間はもつのデス。

 

まだコンピューターが初期の頃、アメリカで
「イライザ」というソフトが開発されたこと
があります。

この「イライザ」、こちらが何かメッセージ
を打ち込むと返事をするだけのソフト。

「ワタシはオガワです。」と打つと、「あな
たはオガワさんですね」と返ってくる。

ホント、ただメッセージが返ってくるダケ。

ところが、コトバを送り、コトバを返すと
いう「やりとり」があるだけで人間は「もつ」
のです。

これを神経症の治療に使ったら、はっきりし
た効果があったらしい。

何しろ、「やりとり」するのが人間の本質
ですからねぇ。

恋人同士の会話というのも同じみたいで、
「愛してる」「私も愛してる」というコトバ
を延々と繰り返しても、恋人たちは少しも
飽きません。

で、「ねぇ、もう君がホクを愛しているのは
十分わかったからさぁ。たまには何か違う
話しない?日本経済の今後について、君は
どう思う?」というようなことを言う恋人
たちには、あまり幸福な未来が訪れるように
は思われません。

ビッグ・データの話

 

先日ヤフオクでワタクシの入札履歴を
見ていたら、過去に買った商品の一覧が
パッと出てきました。

コレ、いわゆるワタクシのスモールデータ。

ワタクシがいつ何を買って、何に興味を
持っているかすぐワカッてしまう。

昔なら一人の人間がどういう人間である
かを知るために、頭ん中でどういうこと
を考えているのかを知ればよかった。

でも今は、この男は何月何日にどこで地下
鉄に乗り、どこの売店で何をいくらで買っ
て・・・・ということがすべて記録されて
いて、そのデータを見たらその人がだいた
いわかってしまう。

エイトイレブン(仮称)は頻繁に「おに
ぎり100円セール」をやっていました
が、「コイツは100円の時しか買わない
男だ」というビッグデータを、自分でわず
かなポイントと引き換えに提供している
ワケです。

イギリスの名探偵シャーロック・ホームズ
は、依頼人が部屋に入ってきた瞬間に、歩
き方・帽子のかぶり方・目つき・しゃべり
方などでその人を推理しました。

そんなことを考えていたら、今書いている
ブログ、世の中に公開中なので、ワタクシ
の頭ん中が簡単に丸裸にされているような
気がしてきました。

歯周病治療は、雪だるまを転がし続けるように。

 

歯周病治療ってのは、ホントに時間の
かかる治療だなぁとつくづく思う。

患者さんも根気がいるけど、Dr.も根気が
いります。

ムシ歯みたいに削って詰めて、「あとは
歯ブラシ頑張ってね。じゃあね。」という
わけにはまいりません。

歯周病治療を陸上に例えるとすると、
こうなる。

まず一歩一歩のストライドに集中する。
しかしそうしながら、同時になるべく
長いレンジでものを考え、なるべく遠く
の景色を見るように心がける。

まぁ、長距離ランナーのような心構え。

続けるためには根性を入れすぎず、情熱を
燃やしすぎずにボチボチというメンタルを
維持する。

まぁ、雪だるまを転がし続けることを
忘れないということデス。

歯周病治療は、ゴールをした後、つまり
治療が終わった後がホントのスタート
なのです。メンテナンスという名の。

 

ただの交換が、まわりを豊かにする?


       物々交換

 

歯科治療は、窓口料金をいただくかわりに
治療やサービスを提供します。
まぁ、いわば交換です。

パチンコ屋にいくと、商品と交換して
くれます。
というか、その商品がまた何かと交換
され・・・。

まぁそれはいいとして、むかし、山の民と
海の民がいました。

彼らはお互い収穫物を交換していました。

お互い収穫物が余ったから交換したのでは
なくて、交換したかったからたくさん収穫
したらしいのです。

交換することが嬉しかったので、多めに
作るようになった。

そして、そこで分業が生まれ、階級が
生まれ、とうとう国家まで生まれたという
説があります。

マルクスも分析しているけど、おカネは
それ自体何の価値もない商品。

唯一の価値は、これを持ってゆけば何かと
交換してもらえるという点だけ。

交換することだけに使える商品が、おカネ。

交換すれば財産やサービスがどんどん動き
まわります。

だからどんどん周りを巻き込んで、みんな
豊かになってゆく。

ピンポンやテニスだって、ボールが行って
帰ってくるだけ。

これが相手が機械だったら何もおもしろく
ありません。

一球返せば相手に感情が生まれ、嬉しく
なったり悔しくなったりして、道具をそろ
えたり本を買ったり、スクールに行ったり
試合に出たりするようになります。

ただのボールの交換が周りを巻き込んで
豊かにするようなのデス。

「よろこばせごっこ」

 

やなせたかしさんと言ったら、アンパン
マンの生みの親。

彼は、「人は何が一番楽しいんだろう。
何が嬉しいんだろう」とずっと考えて
いました。

で、こう考えました。

母親が一生けんめい料理を作るのは、
「おいしい」と喜んで食べる家族の顔を
見るのが嬉しいから。

父親が汗をかいて仕事をするのは、家族の
喜びを支えるため。

美しく生まれた人は、その美しさで人を
喜ばせることができる。

学問が得意な人は学問で、絵が上手な人
は絵で、歌が上手な人は歌で、人は人が
喜んで笑う声を聞くのが一番うれしい。

自分が描いたアンパンマンのような漫画
を読んで子どもたちが喜んでくれる、その
様子を見て自分が嬉しくなる。

やなせさん、「人は何がいちばん楽しい
んだろう」と考えて考えた末、「ポンッ」
と出てきた答えは、「よろこばせごっこ」
だったのデス。

 

人生すごろく、話にはまだまだその先があった。


 「遥かなる山の呼び声」列車のシーン

 

山田洋次監督の“民子三部作”ってのが
あります。

1つが「家族」。2つ目が「故郷」。
3つ目が「遥かなる山の呼び声」。

3作品とも、倍賞千恵子演じる“民子”が
出てきます。

ワタクシは、3作品目の「遥かなる山の
呼び声」がいちばん好きです。
名作です。

何度も見ました。

高倉健、倍賞千恵子のW主演、ハナ肇が
バイプレイヤー。

ハナ肇さんが亡くなった日、追悼特別
企画でこの映画が放映されたのを覚えて
います。

先日もBSでやっていた。

初めて見るまでは、きっとアメリカの
映画「シェーン」の日本版だろうと思って
いました。

「シェーン」はアメリカのフロンティアの
時代、ある男が未亡人と息子のいる家に
フラッとやってきて、仕事をさせてくれと
言う。

未亡人の奥さんはその男を警戒し、何や
かんやあったけど、息子がすっかりその
男になつき、未亡人の気持ちが変わって
いった。

ある日、母と息子が事件に巻き込まれた時、
男は命がけで救ってくれた。
しかし男は去ってゆく。

そして息子が、「シェーン、カムバック!」
で物語は終わり。

ここで皆さん、涙を誘われます。

「遥かなる山の叫び声」も「シェーン」
同様、これで上がりかと思っていたら、

おっとどっこい、そうは問屋がおろさない。

人生すごろく、話にはまだまだその先があった。

刑事と、手錠をはめられている高倉健の
斜め向かいの席にハナと倍賞が座ると、

(倍賞)「虻田(ハナ肇)さんがいろいろと」
             
(ハナ肇)「ああ、あのバカが親切に面倒をみて

      くれてるわけだ。よかった、よかった。」
              

と言った瞬間、ハナは涙が止まらなくなり、

顔を覆い隠す。高倉健の目にも涙が・・・。

この最後の列車のシーンでハナが風間
民子(倍賞)の気持ちを芝居風に伝えるという、
驚きの結末が待っていた。

山田洋次監督のいきな計らいか。

真冬の網走行きの列車、凍りつくほど
寒いのに、何だろう、この暖かさは。

クリスマスの目玉はビッグベンと赤い電話ボックス


       診療室


       待合室

 

昨日は、クリスマスの飾り付けをしました。

今年の目玉は、ロンドンのビッグベンと
赤い電話ボックスのカーテン。

ネットで赤い電話ボックスを探していたら
カーテンが目に留まったので、購入しま
した。

しかし、実際かけてみると・・・。
目が点になりました。

この装飾が許されるとしたら、クリスマス
シーズンのみ。

装飾は目で楽しむもの。
耳で楽しむのは、クリスマス限定のB.G.M。

観音様がすごいのは、音を観ることが
できるからか、とか、そんなくだらない
ことを考えながらスタッフと一緒に飾り
付けしました。

この赤い電話ボックスのカーテン、評判が
悪ければすぐ外そうと思う。

診療室の巨大鏡


     診療室の巨大鏡

 

まるやまファミリー歯科には、8つ
鏡があります。

女性の職場なので、鏡はいくら多くても
かまいません。

診療を終えた患者さんが待合室に戻る
時、もよりの巨大鏡をチラッと見るのは、
だいたいが女性の患者さん。

男性は鏡なんか見ずに、そのまま待合室に
直行しますもの。

もともとあの巨大鏡は、診療室の圧迫感を
なくすために置いたんだけど・・・。

ワタクシは若い時から、女の人が鏡の
前に1時間いるっていうのがホントに
わかりませんでした。

で、最近、何かの本でこんな文を見つけ
ました。

『5年に1回鏡の前に座って自分の顔を
見たら大変なことになる。ずいぶん容姿が
変わったことに気づくから。だから毎日
見て、昨日の記憶は今日の姿で消してお
かないといけない。絶えず昨日の記憶を
新しいものに取り替えておくと、今日も
ワタシはほとんど変わっていないと思え
るから。』

で、ホントのところはどうなんでしょう。
男のワタクシにはわかりません。

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