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科学の世界の公用語はへたな英語?

クローズド会議

 

クローズド会議というのがあります。

これは何かというと、発表者同士以外に
は公開しない。
まぁ、部外者立ち入り禁止の研究集会の
こと。

限られた領域ごとにその分野のトップ
研究者100人ほどが有閑期のリゾート
地に世界中から集まって、全員が数日間
カンヅメになって発表とギロンを行う合
宿です。

生物学者の福岡伸一さんが以前言ってい
たのですが、あるクローズド会議で議長
さんがこう言いました。

「科学の世界の公用語は皆さん、英語で
あるとお考えになっていると思いますが、
実は違います。」

みんな驚いて、彼は次に何て言うんだろ
うと、その言葉を待った。

「科学の世界の公用語は、へたな英語で
す。」
と、彼はひどいドイツ語なまりの英語で
堂々とアイサツした。

会場からは大きな笑いと拍手が沸き起こ
り、この瞬間、思いっきりハードルが下
がったのデス。

この言葉に勇気づけられたせいか、非英
語圏の研究者の皆さん方の活発な発言が
目立ったということです。

 

 

番組「かたらふ」で作詞家の松本隆が言っていた。

80年代の松田聖子

 

「かたらふ」というTV番組に、作詞家
の松本隆が出ていた。

どういうふうに詞をつくるのかを聞かれ
ると、98%のウソと2%のホントを入
れるのだという。

コレが逆ならつらくて聴いてられない。

世の中には、日常が平凡でつまんないと
思っている人もいるワケで、そんな人達
をたった3分間の楽曲の間だけでも幸せ
にしてあげたい。

そういう思いで詞を書いていたトカ。

ワタクシが大学生の頃の80年代は、
日本中の作詞家・作曲家たちがみんな松
田聖子に歌ってもらおうと自分の楽曲を
入札していた。

で、最終的に、70年代のハッピーエン
ドのメンバーの細野晴臣や大滝詠一、
松本隆らが選ばれた。

そして、その松田聖子という劇場を借り
ていろんな実験をした。

彼女ならどんな楽曲でも一番にしてくれ
る。

そういえば、ワタクシたちの年代、その
頃10代~20代だったのですが、角刈
りやリーゼントヘアのチョイ悪や暴走族
の兄ちゃんたちが、ある日突然バイクの
ハンドルをカセットデッキに持ち替えて、
「セイコォ~!」
って叫んでいたなぁ。

フェイスシールドと、基本セットに入れていいモノ、悪いモノ。

フェイスシールドをつけます

 

新型コロナ対策で、まるやまファミリー
歯科のスタッフもフェイスシールドを
しています。

今は、医療キカンに限らず、スーパーの
レジでも料理屋さんでも、どこでもコレ
をするようになりました。

この前ニュースを見ていたら、小学校の
先生も授業中フェイスシールドを使って
いました。

どうやらしばらくは標準装備になりそう
です。

ワタクシは実は3~4年前から、フェイ
スシールドをしています。

一般に歯医者は、ムシ歯菌とか歯周病菌
とか、感染症の中での仕事なので、消毒
対策と感染対策は徹底的に行っています。

器具の滅菌・アルコール消毒・手洗いは
日常です。

大学の授業、特に観血治療の多い口腔外
科の授業で最初に習うのは、消毒の概念。

歯科ユニットのテーブルの上にある基本
セットのトレーの中に並べてある器具は
口の中に入るものだけなので、それ以外
は置いてはなりません。

トレーの中を見ると、ピンセット・探針
・セメント充填器・エキスカ(ムシ歯を
ほじくる器具)・ミラー。
これらを「5点セット」といいます。

治療中にトレーの中に入ってくるのは、
使ったガーゼ、使い終わった削切用の
バー、デンタルフロス、口の中から外し
た銀歯の破片、麻酔カートリッジ、咬合
紙など。

決して、ボールペンや消しゴム、メガネ
や石膏模型など、入っておりません。し、
入れてはいけないのです。

学生時代、誰が言ったのか忘れましたが
「ウンコのついている可能性のあるもの
は全てトレーの中に入れてはダメだ!」
と言ったヤツがいる。
確かにそうです。

ボールペンも、誰も見ていないところで
トイレの床に落としたかもしれないし、
メガネも消しゴムもトイレに置いていた
かもしれない。

石膏模型も、技工士さんがトイレに持っ
て入ったかもしれない。

とにかく、そう考えるのです。

口の中にはウンコのついている可能性の
あるものは入れてはいけないのです。
実にわかりやすい。

スタッフにもわかりやすいので、そう
教えています。

カラダのことも時々、思い出してやってネ。

脳と脳でつながっている?

 

世の中では、家で自粛している間、子ど
もも大人もパソコンやスマホに向かう
時間が長くなったという話を聞きます。

うちも例に漏れず、パソコンの後に列を
なしています。

もう、なくてはならないツールの一つに
なりました。
便利ですもの。

ところで、パソコンやスマホを使うIT
社会は、脳と脳をつなぐことで成り立っ
ています。

ワタクシのイメージでは、海に浮いて
いる氷山のテッペン同士をつなぎ合わせ
ているだけで、見えているテッペン部分
よりはるかに大きな海面下の部分はみん
な忘れているんじゃないかと思う。

イシキの下にあるのはカラダ。

きっと、カラダに何が起こっているか、
夢中になっている脳は気づかない。

目がパソコンの画面を追うのに一生ケン
メイ。

その間にも、胃とか腸は消化作業をケン
メイにやっているのだ。

カラダのことも時々思い出してやった
方がいいと思う。

ニューヨークコロナと東京コロナ

アメリカ医療現場

病院船「コンフォート号」

 

ニューヨークでは、5月に入ってコロナ
感染の勢いが衰えてきました。
でも死者は1日200人。

ハドソン川の桟橋に停泊して治療にあた
っていたアメリカ海軍の病院船「コンフ
ォート号」は、任務終了。

アメリカ陸軍が突貫工事で臨時病院に
仕立てた会議場「シャビッツセンター」
の病床利用も、おしまい。

この間、ニューヨーク、ニュージャージ
ー州では戦時体制。

まず、医師免許のある人は専門にかかわ
らず、コロナ対応に回る。
医科大学院の学生も繰り上げで前線投入。

さらに、専門外の歯医者も支援体制に組
み込まれた。

驚いたのが、外国の医師免許を臨時に
有効として治療行為を認めるという政令
まで出たこと。

東京は、ニューヨークのコロナ死者の
100分の1。
東京は何とか持ちこたえた。

ニューヨークは事態を後追いするだけで
精一杯なのに、クオモ知事への信頼は
高かった。

たぶん、文化的な問題。

日本の場合は、全体的には成功している
のに、反省的であったり批判ばかりでし
たが、これもたぶん、そういう文化。

日本の厳密な文化は、想定外の異常事態
には弱いけど、きっとその文化が感染拡
大を防いだのだ。

コロナ自粛の時に「アート」

うちの診療室のトリックアート

 

今度は、新型コロナウイルス感染の恐怖
や外出制限などで日常が変化したり、将
来の不安から「うつ」状態の人が増えて
いるというニュースが飛び込んできまし
た。

健康面に問題がなくても、ストレスで
体調が悪くなる。

4月5月はコロナ自粛で世の中から火が
消えたようになったので、ワタクシも
心の中が委縮していくような気がしてい
ました。

これではいけない、何かを変えなくては
、と思っていた時にふと思いついたのが
「アート」。

ちょうど診療室もマンネリ化してきたの
で、視覚で何かを変えよう。
聴覚ではBGMだけを変えればいいわけ
ですから。

そこで見つけてきたのが、トリックアー
トの「ニューヨーク市街地」や「グリー
ン」、「イングランドの赤い電話ボック
ス」。

ただそこに、そっと貼っておく。
それがアートという作品。

「見る人の心に任せて」という紋切り型
の表現がありますが、自分がその時どう
見えるのかが問題なのであって、他人が
それをとやかく言う筋合いはありません。

そもそも、作者が隣に立って作品のイミ
をいちいち説明する―――ワタクシは別
にそんなものを見たいとは思いません。

だから、静かにそっと見る。

だぶん何百年も昔の絵が珍重されるのは
、作者がしゃしゃり出て余計なことを
言わないからだと思う。

前頭葉のブレーキ、扁桃体のアクセル

 

キレやすい芸人さんがいますが、まぁ
アレはお仕事で、いわゆる“キレキャラ”。

ホントにキレやすい人がいます。

脳に詳しい人が言ってたのですが、キレ
やすいというのは、実は脳の前頭葉の
キノウ低下。

意志というのがこの前頭葉にあって、
まぁ、脳から出力するところですが、こ
こにはブレーキが置いてあるので、この
ブレーキが利いていないか利きが悪いら
しいのです。

連続殺人というのもよくアメリカで起こ
っていますが、脳に詳しい人によると、
前頭葉はフツウだけど、脳の扁桃体キノ
ウに問題があった。

扁桃体キノウって、社会活動に対する
アクセルと考えればいい。

善悪の判断、価値判断とかに関わる部分
の活性化が高いところ。

つまり、ブレーキはフツーだけどアクセ
ルの踏みすぎが連続殺人ということに
なる。

おもしろい学者さんがいます。

殺人の研究をしたくて、ロンドンから
ロサンゼルスへわざわざ引っ越した。

ロスの方が殺人が多いですからねぇ。

その学者は自分の脳を調べてみた。
そしたら、前頭葉はフツーで扁桃体の
活性が強いことがわかった。

ということは、彼は連続殺人者になら
ずに殺人の研究者になったワケだ。

何か重大犯罪が起きた時、精神鑑定に
まわすよりも、脳をちゃんと調べた方
がいいこともあるようです。

犬の散歩を見て、コロナ以前に戻りつつあると思った。

プードルの散歩

 

ここ最近、犬の散歩も以前のように見ら
れるようになりました。

だんだん、コロナ以前に戻りつつあるの
を実感します。

犬も飼い主の気分がわかるのか、何とな
く嬉しそうです。

先日、BSで子ども達と犬が水辺で遊んで
いる風景を見ました。

子ども達よりもイヌの方が幸せそうに
思えた。

イヌはカラダが濡れてもいいけれど、子
どもはそういう訳にはいきません。

家に帰ったら学校の宿題あるし、塾も
あるし。

子どもといえど、しっかり現代社会に
取り込まれています。

子どもには子どもなりの予定があって、
しなければならないことも多い。

その点、犬には、食べる・寝る・たまに
ご主人様の散歩のお手伝いをする、くら
いしかありません。

昔みたいに用心棒を期待されることも
ないでしょうし・・・。

先日、まるやまファミリー歯科から家に
帰る途中、プードルを抱いて散歩してい
るご婦人の姿を見かけました。

イヌの散歩か飼い主の散歩か、ワタクシ
には犬の困ったような表情が気になりま
した。

いつからこうなったんだろう。

外に出て遊んで、脳の入力・出力をグルグル回す。

脳の入力・出力

 

コロナ自粛も解かれ、やっと皆さん、
部屋の外に出るようになりました。

部屋の中にいると、脳に関して言えば
視覚・聴覚のような入力がただ入って
くるだけで、運動しないもんだから、
出力はほとんどゼロ。

だから脳の一部から出力して脳の他の
部分で入力するようになる、チョット
小さなループ。自給自足。

これを「考える」というらしい。

大人はまぁ、それでもいい。
問題は子ども。

子どもが家にこもってDVDにお守りし
てもらっていても、脳に入ってくるの
は目や耳からの入力だけ。

カラダを動かすような出力がほとんど
ないもんだから、頭の中にループが
できない。

だから何も定着しない。

特に小学校以前の子どもは、こもって
るんじゃなくて、一歩部屋の外に出た
方がイイ。

外に出れば放っておいても入力・出力
ができるので、そこでしっかり回す。

まぁ、幼児にはいろんな環境でいろん
なことをさせる。

そうすれば脳の中にいろんなルールが
増えてくる。
学習が蓄積されてくる。
そしたら後で使える。

3才位の子どもで字をどれだけ知って
るか、つまり識字率がどれだけ高いか
というデータがあります。

結果は、外遊び時間が多いほど高かっ
た。

やはり外遊びするってのは、人と付き
合う、いろいろ遊びを考える、活発に
動く、などすべてが含まれていますの
で、そういう子が識字率が高いのは
納得できます。

まぁ、脳の中で入力・出力のループが
フル回転しているってわけだ。

新型コロナウイルスをどう手なずけるか

 

研究者によると、ヒトのヒューマンゲノ
ムが読めた時にわかったことは、3~4
割がウイルス由来だった。

人類は古くから付き合っているんです。
ウイルスと。

結局そんなものが遺伝子に入って何して
いるのか、わかっていません。

そこに勝たなければならないみたいなこ
とを言いますが、コレ、よく考えてみれ
ば、闘う相手ではない。

闘うというのは、あまりいい表現じゃ
ない。

自然に入ってきたヤツなので、どう手な
づけるかという話になります。

一緒にやっていくしかない。
これだけ世界中に広がるんですからね。

そのうち自分の中にも入ってくるかもし
れないので、あとは命取りにならないよ
うにクスリを使う。

まぁ、そういうことができるようになれ
ば、カゼと同じ。

その時がくるまで、じっとガマンガマン
です。

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