不織布(ふしょくふ)マスクのこと。

 

昔、カゼ以外にはマスクをすることは
ほとんどありませんでしたが、マスクの
使い方にもいろいろあって、ワタクシ
小さい頃、鼻血がよく出ていたこともあ
り、ティッシュを鼻に詰めてマスクして
いました。

患者さんは、「前歯の『さし歯』がとれ
たんで、マスクしてきたんだよ。先生、
作り直して下さい」と言ってマスクして
来院される。

マスクにもいろいろ種類があって、一番
いいとされるN95マスクは密閉性が強す
ぎて息苦しい。

布マスクは通気性がいいから、感染防止
にはならないし、まぁ、オシャレで感染
が防げたらいいんですが・・・。

ウレタンマスクは耳はそんなに痛くない
けど、花粉用だしなぁ。

でも、息しやすいからウイルスは入って
くるか。

不織布マスクは飛沫が飛び散りにくいけ
ど、長くつけていると息苦しくなります。

特にこの時期、メガネが曇る。
マスクの脇から息が漏れている証拠。

私が子供だった頃の昭和の頃は、布マス
クがフツウでした。

不織布マスクを見ると、「大きいなぁ。
本物のお医者さんみたいだね」という
印象で、フツーの一般人は誰もつけて
いませんでした。

この前倉庫をひっくり返していたら、
20~30年前の不織布の備蓄マスクが
出てきた。

なんと、一層構造で透けていた。
その異名は、「シー・スルー・マスク」。

今ワレワレが使っている医療用は3~4
層構造。

不織布マスクも進化したものだ。

不織布マスクは、一般人が長く着けてい
ると耳が痛くなるらしいけど、ワタクシ
たち医療人は2、30年もつけているので、
耳の痛さなんて「そんなん、昔あったな
ぁ。」とすっかり忘れてしまっている。

それにしても不織布マスクの品薄が解消
されたのは、本当にありがたい。

患者さんを治療する時や人と会う時は
やはり不織布マスクかなぁと思う。

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