「うるせぇなぁ」を、「ねぇ、母さん」だと思えば・・・


             「うるせぇなぁ」

 

小学生~中学生になる男の子をもつお母
さんが、「最近はうちの子、“うるせぇ”
とか“知らねぇ”とか、反抗してくるんで
す」と言っておられました。

ご本人はとても寂しそうです。

まぁ、思春期にもなると男の子は急に
口数が少なくなるものです。

何か話しかけても、「知らねぇ」。

男の子は思春期になると、親が関わらな
い世界が楽しくなってきて、男だけで
群れて遊ぶ世界や、部活の先輩・後輩で
成り立つ世界、仲間内だけで通じ合える
会話やルールができる。

だから楽しい。

大人にはわからない楽しい世界ができて
くるのです。

こういう世界があるということを、ワレ
ワレ親は理解しないし、忘れてしまって
いるから、的外れなことを言ったり、心
配したりして、「やめなさい」と言う。

それが「うるせぇ」わけです。

まぁ、理解してくれないのなら口もきき
たくないということ。

それならきちんと説明してくれればいい
じゃないのと反論したくもなりますが、
彼らは彼らなりの拙い言葉で一生ケンメ
イ説明しているのです。

なのに、「何それ?」とまた母ゴンの
批判攻撃にあってしまう。

たいていの子はこの時点で貝のように
口を閉ざしてしまいます。

だから、「めんどくせぇ。うるせぇ。
知らねぇ。もういい。はいはい。」。

息子について何もかもを知ろうとする
親の態度も「うるせぇ」。

ワタクシにも思い当たるフシがたくさん
あります。

思春期は、一人で新しい世界に立ち向か
う時期。

その時の不安が「うるせぇ」になる。

じっと見守ってあげましょう。

「うるせぇ」を「ねぇ、母さん」だと思
えば、きっといいキョリを保てるはず。

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