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ホウビはやらんが、力のある者には力を伸ばせる舞台を与える

江戸は埋立地だった

まるやまファミリー歯科に東京から来た
スタッフが何名かいます。1000万人都市
東京。でも、江戸時代前、家康が秀吉に
貰った江戸に町を作ろうとする前は、
大きな川が何本かあるだけで、そこは
湿地帯でサルが棲んでいるような場所。

山を切り崩したり、入江や湾を埋め立て
しないと使いずらい土地。でも、そこに
は東の大坂のような地層があった。

お茶の水は人工の渓谷だった

ところで、物事には、逆らって良い時と
悪い時があります。家康さん、北条攻め
の時、秀吉に『三河を捨てよ。その代わ
りに江戸をやろう。』と言われた。

三河の家臣たちは怒りましたが、家康は
江戸から天下統一を成し遂げよう、と
家臣をなだめました。

一から町を作ろうとするには昔のこと
だからホウビなんかで釣らないとヒトは
動きません。

ホウビで釣った天下のもろさは、足利の
天下がなぜ、あのように早く乱れたかを
見ればワカル。足利は重臣までもホウビ
で釣って、物欲に従う集団を作った。
で、国盗り合戦をするようになり、
下剋上の戦国時代に突入しました。

徳川家康

まあ、家康さんは歴史の本をよく読ん
たから、ホウビで動く家臣はいらん!
と。ホウビはやらんが力のある者には力
を伸ばせる舞台を与えた。

江戸へ入ったら、それぞれ力を出して
みよ!仕事は無限じゃ!、って感じ。
家臣の不満を希望にすり替えた。

日比谷入江(現東京駅は海の底)

その江戸ですが、ちょっと古い資料
見ていたら現東京駅は日比谷入江と書い
てありました。つまり、昔、東京駅は
海の底だったノダ。

 

北朝鮮のミサイルは日本に落ちてはイケナイ

北朝鮮のミサイル

以前、まるやまファミリー歯科出勤前の
午前7時50分頃、Jアラートが鳴り響
きました。『北朝鮮が北海道に向けて
ミサイルを発射しました。頑丈な建物の
中に入って下さい。』ああ、またか。

北朝鮮のロケットは津軽海峡の上空を
通過しているワケです。できるだけ日本
の領海に落とさないように配慮していま
す。

弾頭に衛星を積めばロケット
爆弾を積めばミサイル。
ロケットとミサイルは基本、同じモノ。

だいたい、実験で日本の領海に落ちたら
イミないんですよ。落ちたら、北朝鮮は
ケシカラン!攻めろ!攻めろ!という
ことになる。

考えてみたら、北朝鮮はアメリカに、
いつでもミサイルを撃てるぞ!撃てるぞ
!という風にして対等に外交を行うとか
、金王朝の安定か何かが目的なんでしょ
うけど、そう考えると、日本に落ちて
くるワケがない。

政府はJアラートを出さなかったら、
出さなかったで、一人でもケガしたら、
何でJアラート出さなかったんだよ、
とブツブツ文句言われるし、
まあツラい所です。

 

 

子供は元気でさえあればいい

親孝行(イメージ)

昔の話です。ワタクシの両親は私が地元
広島で開業することを望んでおり、小さ
な物件を購入していました。しかし結局
ワタクシは札幌で開業しました。
親の気持ちを踏みにじってしまった。
本当に申し訳なかった。せめて、この地
で開業するなら、実家の親に元気にして
いる姿を見せる必要がありました。

どのようにしたらいいか考えた。札幌の
存在を示すものは何かを考えたらNHK
の天気予報。札幌のテレビ塔から大通
公園を映した映像を思いついた。毎日、
全国放送されています。そうだ、この
映像の中に入ろう。

大通公園

今、住んでいる場所も職場もこの場面の
中に入っています。両親は『札幌はもう
雪が降ったんじゃねえ。』とか『札幌は
緑がキレイじゃねえ。』とか電話口で
よく言っていた。実家を飛び出して行っ
たせめてものワタクシの親孝行。

こんなもんじゃあ、もちろん足りないけ
れど。元気にしていますよ、いう姿を見
せるのも親孝行のひとつかなあ。
子供を持つと色々,欲は出ますが、最終
的には子供の決めた道を応援してやろう
と思いますもの。

『行ってきま~す!』

そういえば、両親がなくなった後、人伝
えに聞いたんですけど、○成は『行って
きま~す!』と元気よく出て行ったのは
いいんだけどねえ、『ただいま!』が
無かった、と。

『・・・・・』

 

腎臓は捨てる臓器から取り戻す臓器へ変貌した

人の腎臓

腎臓の一番の仕事はオシッコをつくる
コト。カラダの中で不要になった老廃物
を水に溶かして捨てるお仕事。でも他に
水も塩も取り戻すという仕事もしている
んですよ。

4億年前、生命が海から陸へ進出すると
いう大イベントが開催されました。その
時、海の環境を陸へ持って来たんです。

ワレワレの祖先がサカナの時代はカラダ
の中に出来た老廃物を周りにある海水、
つまり水と塩をたくさん使って、押し流
していました。

水と塩で老廃物を流す(オガワメモ)

水の中にいる時には塩や水分を一生ケン
メイ確保する必要がありません。周りに
たくさんあるから。だけど、陸上に上が
るとなったら水分や塩を保たないと、
あっと言う間に脱水してしまう。
そこで腎臓が頑張った。塩や水を再吸収
する能力を身に着けたのだ。

陸上では塩と水は貴重品。特に塩は多く
の生物が岩塩を見つけて舐めるほど苦労
して手に入れています。

『敵に塩を送る』って言葉がありますが
アレ、戦国時代に塩の供給が閉ざされた
甲斐の武田信玄の元に、『塩が無くて
困ってるんだろう、塩やるよ。また、
戦おうぜ!』とライバルの上杉謙信が
貴重な塩を送ってくれた話。

イヌがペロペロご主人様の顔や肌を舐め
ますが、アレ、愛情表現だと思っていま
したが、もしかして肌の上にある塩を
舐めているのか。

腎臓は水や塩を逃さないように頑張った

ワレワレの細胞は効率的な栄養素を取り
入れる為に塩を利用しています。栄養素
と塩があわさると細胞ってのは次々と
栄養素を取り込むことが出来ます。
この為、腎臓は有り余る塩を捨てる臓器
から取り戻す臓器に変貌したんです。

海にいる時は腎臓って、ろ過して捨てる
臓器。陸へ上がると、ろ過してまたそれ
を回収するなど、まあ二段階の手間を
かけるようになったというコトだ。

海から陸に上がり腎臓は頑張った

塩の摂り過ぎがカラダに良くないコトは
今や常識ですが、実は腎臓が頑張りすぎ
ているからなんです。

一粒たりとも塩分を逃すまい!とネ。

 

 

 

オタクを大事にしてくださいネ

元祖オタクの宅八郎

日本って釣り針の種類が他国に比べて
10~30倍あるという話を聞きまし
た。1つのモノを他の追随を許さない
ように掘り下げるというのは価値を
生むんです。サカナくんも趣味転じて
仕事になちゃった。オタクがたくさん
できて日本人スゲー。遊ぶの大好き。

意外と豊かさを経験した人じゃないと
そういう遊びデキナイ。まあ、世の中
ってお金がかからなくっても楽しいモノ
山ほどありますからね。

サカナくん

好奇心とか発想とか熱中、感動なんかが
小さい頃から大事になる。目的を持って
旗振って、ガンバレ!ガンバレ!とか、
やり遂げよ、とか、計画的に!とか言う
んですけど、まあそれは、キャッチ
アップの時代だとそれでいいんですが、
受験勉強で何か偏差値の高い大学を受け
ようと、まあ、行ったほうが何かといい
んだけど、でも、何か約束される時代
じゃなくなった。

受験勉強

ワタクシも随分ムダして来ました。
でも、ムダだと思っていたコトが今思い
返せば、ムダじゃなかった。ヒトって
小さい頃から不思議な体験をしながら
無意識のうちに体験情報の貯金を持っ
ちゃって、それが閃きになったり、
発想になったり、楽しい人生を送れる。

BSプレミアムの『英雄たちの選択』で
あのマニアックな磯田さん見てたら、
あの方、オタク代表のような人だけど、
ホント、古文書、好きなんだろうなと
思うもの。

よく見つけてきましたね、
こんな面白い人。

NHKに1票。

磯田道史さん

オタクは楽しみ事を作る天才。あれだけ
深くまで楽しみの内容を深く掘り下げる
人達なので、ニッチな価値を見つけて、
ひょっとすると消費をリードするかも
しれませんね。

と、イロイロ言っているワタクシも、
よく考えてみたら、学生の頃、アルバ
イトもせずに親のスネをかじりながら、
競技卓球に命をかけていた卓球オタク。

そしてその合間にビデオカメラを肩に
かついで、プロモーションビデオ撮影
や、ビデオ編集に夢中になっていた
コテコテの趣味オタクでした。

オタク、大事にしてくださいネ。

 

 

 

マスク警察・自粛警察

世間のルール

新型コロナウイルスの規制が緩くなりま
した。新型コロナウイルスが感染し始め
た頃、欧米ではその対策として、
『命令』と『処罰』を使ったロックダウ
ンという強攻策、法のルールを使った。
サッカーでいうパワープレイです。
マスク着用は義務で、外出は禁止。
でなければ、国民が言うコトをききま
せんからね。

でも、日本は『自粛』と『要請』が中心
。罰則はなかったけど、みんなマスク
マンになった。感染防止のイシキが強い
だけじゃなくて、人目が気になって、
外でもマスクが外せない。だって、
日本には法のルール以前に『世間の
ルール』ってのがありますからね。

『世間』って日本人が集団になった時に
生まれる力学や秩序のことデス。
『世間のルール』って空気をよめ!
他人に迷惑をかけるな!ってヤツ。

マスク警察

社会とはチョット違います。世間で生ま
れる同調圧力とは『他の皆んながそうし
ているから、同じようにしろ!』って
いう空気感。何かモノを貰う時、誰も
何も言わなくとも、黙って縦に並びます
。アレ。日本ではの法のルールよりも強い
んじゃないかな。

この世間ってヤツ、考えてみれば、治安
の良さにも繋がっているし、逆に相互
監視にも繋がっています。この『世間の
ルール』って明文化されていないので
どこまでも拡大していきます。
マスクをしない人をターゲットにした
『マスク警察』ってのがいつの間にか
できたし、みんな、空気を読んでやり
たくてもガマンして休んでいるのに、
何だ、あの店、営業を続けやがって、
とんでもない店だ!
と言って、自粛要請に従わない店を取り
締まる『自粛警察』なんかも現れた。

自粛警察

合理的根拠のない世間の『謎のルール』
何となく、日本は他の国に比べてうまく
やったなあと思う。日本政府に1票!

『お救い米』が雇用調整給付金?

天明の打ちこわし

新型コロナの流行で、世界中の人が移動
しなくなったので、誰もお金を使わなく
なりました。だから会社はモノは売れな
くなるし、すると、会社に余力がなくな
って、人員削減、つまり、失業者が出る
わけです。

でも、世界に比べて日本は倒産する会社
も少なかったし、失業者も少なかった。
コレ、世界の中で日本だけが、雇用調整
給付金を事業者に配ったからです。

5階のエステの先生も言ってたけど、
家賃、電気代などを国から支給して
もらってホントに助かったトカ。
多分これが世の中の人の実感だと思う。

以前、数量政策学評論家の高橋洋一さん
が言ってたんだけど、『政府は、日本
にはホコリをかぶった古い制度があって
、今回はソレを使ったのよ。』と。
『何よ、それ!そんなのあったの?』

ワタクシ、頭の中のファイルを開いて
そのヒントが落ちて来るのを待っていま
した。

先日、BSプレミアムのマニアックな
番組『英雄たちの選択』を見ていたら、
『天明の打ちこわし』の話をやっていた。

そして、そこに『お救い米』という、
キーワードが出て来た。この時、何か
腑に落ちた。
『もしかして、コレか!』

お救い米

『お救い米』ってのは、8代将軍吉宗が
享保の大飢饉の時、江戸や大坂の豪商
たちに、『お前ら、米だせ!たんまり
貯めてんだろ!』と言って、なんせ、
享保の政権強いですから、そうすると、
ものスゴい数の豪商たちが千両を超える
ような『お救い米』を幕府に献上する
わけですよ。

そして、幕府がその『お救い米』を
貧しい町民たちに配って、町民たちに
『ありがとうごぜーますだ。』と感謝
される話。

8代将軍吉

その後、天明の大飢饉の折、担当大臣が
『米がなきゃ、犬でも食え!』と言っち
ゃったもんだから町民たちは頭にきて、
米倉など、ありとあらゆるところを襲
った。それが、『天明の打ちこわし』

今回、新型コロナウイルスで困っている
時に政府が出した『お救い米』が、国の
金庫の中にあった雇用調整給付金では
ないかとワタクシ、勝手に思いました。

日本人の意識の根底には、飢え死に
しそうになっているのに、それに対して
何もしないような政府は、政権を担う
資格なんかねえ、と思ってんですよ。
昔から何となくそんな伝統がある。

安倍政権、菅政権に1票!

 

 

 

「育む」の中には、豊かな愛情がたっぷり含まれています。

 

教育という字は、「教え」と「育む」で
できていて、おおまかに言えば、学校は
教えるところ、家庭は育むところ。

ところが家でも育もうとしないで、中に
は教えてばかりのママがいます。

学校でも教え、家でも教えるなら、
「教教」になってしまう。

「育む」はどっかへぶっ飛んでいってし
まい、子どもはあまり育たないんじゃな
いかな。

「育育」でも困るケド。

教教ママは「わからせれば、その通りに
やってできるだろう」と、理屈優先で考
える。

でも子供は、理屈よりもまだまだ体験の
動物。

体験していないことを理屈でわかれと
言われても、もうちょっと大きくならな
いとデキない。

そのうち、子どもは自分からやってみて
わかろうとはしない指示待ち人間になっ
てしまう。

そして「自分から学ぼう」「何でも知っ
てやろう」「やってみたい」という好奇
心がしぼんじゃう。

「子育て」が「子教え」になってしまう。

「子どもにどれだけ教えたか」ではなく
て、「子どもをどれだけ育てたか」が
親の腕の見せ所。

親は教えたくてウズウズするのですが、
そこはじっとガマンして、とにかくやら
せてみて口や手を出さずにお手並み拝見。

行き詰まるところまで勝手にやらせてみ
れば、そのうち子どもも何か気づくハズ
だ。

何しろ「育む」の中には、豊かな愛情が
たっぷりと含まれているんですから。

 

『洪庵のたいまつ』

洪庵のたいまつ

ここ数年、新型コロナウイルスが
パンデミックを起こしましたが、
200年くらい前の幕末にも日本では
コレラがはやりました。

コレラ治療に取り組む医師はひどい時は
3人に1人、4人に1人が亡くなったトカ。

当時その治療に当たっていた緒方洪庵は
、『世の為、人の為』と自分の技術を
ヒトの命を救う為に使いました。

その緒方洪庵にスポットライトを当て
て、司馬遼太郎(歴史作家)が、小学校
国語5年生以下向きに『洪庵のたいま
つ』というエッセイを書きました。

このエッセイ、軍人でもなければ、
政治家でもない一人の医者の紹介
大阪に適塾を開いた緒方洪庵の話です。

洪庵は自分自身が西洋の医学を学ぶだけ
じゃなく、西洋医学や言葉や考えを多く
の弟子たちに教え、日本の明治を開く
ことに繋げた人物。

緒方洪庵

自分の灯したたいまつの火を一つずつ
弟子へ渡す。例えば、政治家から学問
の道に進んだ福沢諭吉や、村医者出身
でありながら、長州藩の軍事責任者に
なって、幕府軍にボロ勝ちした、
大村益次郎にたいまつの火を渡して
行きました。

司馬遼太郎はそんなたいまつを小学生に
受け取って欲しいという気持ちで
『洪庵のたいまつ』を書いた。

司馬遼太郎(1923~1996年)

洪庵から受け取ったたいまつが、いろ
んな分野の弟子たちに受け継がれ、日本
の未来を明るく照らしてくれたのよ。

まあ、手塚治虫のマンガもそうだけど、
司馬遼太郎の歴史小説も、読み手の人生
をより良くし、また、読んだ人間が作る
社会も良くしたいという強い思いが
伝わって来るノダ。

 

 

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