ローマ時代のコンクリートは勝手に治るらしい

ローマのパルテノン神殿

歯医者ではムシ歯になったら、ムシ歯の
部分を削ってその代わりに詰め物や銀歯
を入れます。これを修復と言います。
ムシ歯は勝手に治ることはないんです。

ところが、ローマ時代のコンクリートは
勝手に治るらしい。

アメリカのマサチューセッツ工科大学が
最近発表した研究があります。

それによると、イタリアのローマに
ローマ時代につくられたパルテノン神殿
という建築物があるんですが、コレ、
鉄骨も鉄筋も使っておりません。

デモ、これが何千年もの間、
崩落もせずに残っているんです。

そんでもって調べてみたら、
ひび割れた中に水が入る。そこから
石灰分が溶け出して、間を勝手に
繋げるんだそうです。

確かにヨーロッパの水は硬水で
石灰分を多く含んでいます。

小学生の頃、理科の実験で
石灰水を蒸発させたら確かに
石灰の成分が残った。

自然っていうのは、ホント、
上手い具合に出来ている。

ところで歯医者が根の治療をする時、
なかなか打診痛が消えなければ
ある薬剤を用いてその部分を
石灰化させます。すると症状が
緩和されます。そして修復する。

そんな時、ヒトのカラダの中も
外の自然の中も同じなんだよなあ、
とよく思ふ。

 

 

 

 

 

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