2020年 6月 の投稿一覧

コッツウォルズ(英国)の景観に惹かれるワケ

ハリーポッターの撮影地として知られて
いる、築500年のコッツウォルズの
家々。

クルマの発達とともに戦後人気が高まっ
て、今では物件価格が日本円でなんと
6400万円くらい。
売り物件も少ない。

森に囲まれて狭い道だけでつながってい
る、静かで美しいコッツウォルズの家に
暮らすことは、イギリス人にとっても夢
のまた夢のようデス。

以前チャールズ皇太子があるテレビ番組
で、「イギリスの建物や景観がなぜ世界
一だと思うのか?」という質問に、こう
答えてマシタ。

「イギリスの建物は、木や草花と同じ。
土地から生え育ち、その土地の風景に溶
け込んでイル。だから世界中の人たちが
イギリスを訪れ、そのあり方を見て感動
するのです。」

まあ、イギリスの建物は、アルガママに
育っているということです。

ビクターの犬


          HIS MASTER’S VOICE

 

まるやまファミリー歯科のユニットの
前の棚に、犬のフィギュアが飾ってあ
ります。

コレ、私が「ビクターの犬」をイメージ
して置いたモノ。

ビクターって、昔、音響機器で有名
でした。

ビクターのロゴマークの左隣には、犬が
ラッパに耳を傾けた絵がついてマス。

犬の絵の下に「His Master’s Voice」と
いう英語が書いてあって、そこには
とても悲しいエピソードが・・・。

この絵に描かれている犬「ニッパー」は
、非常に賢い犬。

飼い主がとてもかわいがっていた。

しかし交通事故で飼い主が世を去ったた
め、弟がニッパーを引き取って育てた。

ある日、たまたま家にあった蓄音機で、
かつて吹きこまれていた兄の声を聞かせ
たところ、ニッパーはラッパの前でケゲ
ンそうに耳を傾けて、懐かしいご主人の
声に聞き入っているようでした。

そのニッパーの姿に心を打たれた弟は、
サッソク一枚の絵を描き上げた。

これがビクターというロゴマークの起源。

いろんな会社が「このマークを譲ってく
れ!」と100億近い金額を提示しても、
ビクター、このマークだけは譲らなかっ
たそうデス。

アンティーク蓄音機が久しぶりに帰ってきた。

アンティーク蓄音機

トップページに小さく写っている

 

まるやまファミリー歯科に、久しぶりに
アンティーク蓄音機が帰ってきました。

この蓄音機はスゴイ!

何しろ、ホーン(ラッパの部分)が直径
50センチはある。

本体よりもホーンの方がデカイ。

実はこのアンティーク蓄音機は、7~8
年前に玄関の外のショーウィンドーの
ところに飾っていたものです。

HPのトップページに小さく写真が載っ
ています(上の写真)。

その後、この蓄音機、いろんなところに
借り出され、いろんな人の目を楽しませ
ました。

最近では倉庫でホコリをかぶって寝てた。

先日、朝の連続テレビ小説「エール」を
見ていたら、喫茶店に蓄音機が置いて
あった。

BSの「昭和の歌謡曲」を見ていたら、
ココでも存在感を見せていた。

この蓄音機にレンガが加われば、昭和・
大正の雰囲気がプンプンだ。

ところで、うちの蓄音機、まだ音が出る
んだろうかとスタッフと一緒にレコード
をかけてみた。

若いスタッフは、レコードをどうやって
扱うのか知らない。

「あ~、昭和は遠くになりにけり」だ。

ところで、CDって最初から最後まで音
質は変わんない。

LPのレコードは針が大きく回る最初の
方はイイ音するんだけど、最後の方にな
ると音質が急に悪くなる。

でもレコードって、CDとは違って曲と
曲の間にポップコーンがはじけるような
「プツン、プツン」という音がして、
あれって何かいいんだよね。

 

新型コロナウイルスによって、グローバル化の欠点が一つ見えてきた。

アメリカのグローバリズム

 

ここにきて、グローバル化の欠点が一つ
見えてきました。

新型コロナウイルスが世界中にあっとい
う間に拡がったから。

昔、西アフリカの奥地のエボラ川周辺に
エボラ出血熱で苦しむ人たちがいました。

今も苦しんでいますが、今まで誰もそこ
に行かなかったので、そこで勝手に拡散
して、勝手に収束していました。

ある時、そこに飛行機で乗り込んでいっ
たアメリカ人がいて、そこで感染した。

but,そこには病院がなかったもんだから
すぐアメリカに帰って治療。

運の悪いことに、そこでエボラ出血熱が
拡がった。

グローバル化がウイルスを違う世界へ
飛び火させてしまったのです。

ウイルス感染の増加と飛行機の乗り入れ
が比例している統計があるんです。

グローバル化というのは、アメリカが
主導しているモノ。

英語が公用語で、キリスト教が国教で、
金を持っている人間が偉いという価値観
が共有されているけれど、これはキボは
大きくても所詮はアメリカのローカルな
民族的な偏見を拡大したモノ。

それで世界を覆い尽くそうとしたのです
が、残念ながら世界は覆い尽くせません
でした。

イスラム共同体に衝突してしまったから。

イスラムは7世紀から存在しています。
いわば老舗。

存在していたのに、国際上のキープレイ
ヤーじゃなかったので、「存在していな
い」ことにされていた。

そして眠っていたのに、起きた。
薮ヘビです。

「グローバリズム」って言葉は、3,40年
前までは誰も使ってなかったし、ワタク
シも聞いたことがなかった。

まるで大昔からずっとあったように思っ
ているけれど、出てきたのはほんの25年
くらい前。

最近出てきたものはアッという間に消え
てしまう可能性が高いのデス。

もしかしたら、20年後には「ねぇねぇ、
グローバル化って何だっけ?昔、何か
聞いたことがあるような気がするんだけ
ど、何だっけなぁ?」
という人が現れるかもしれません。

東京アラート

赤くライトアップされたレインボーブリッジ

同じく、東京都庁舎

 

東京アラート。

これは、東京都が独自に設定した新型
コロナの感染者数などの指標を上回った
時に、横浜のレインボーブリッジや東京
都庁舎を赤く点灯させる。

そして、「都民の皆さん、今はたいへん
危険な状況です。お願いですから、ここ
しばらくは振る舞い・行動に十分注意し
て下さいね」と警告とお願いする。

特に休業要請はしません。
これでみんなの気持ちが引き締まって、
感染拡大の予防になればイイ。

ところで、まるやまファミリー歯科でも
似たようなモノを作りました。

それが、まるやまファミリー歯科アラー
ト(下写真)。

待合室のトイレ

 

ただ待合室のトイレのドアに赤い電話
ボックスのステッカーを貼っただけ。

これは点灯しないので、残念ながら元に
は戻りません。

新型コロナも収束して、「あの頃トイレ
のドアを貼り替えたんだよなぁ」としみ
じみ語れる日が早く来ればいいと思う。

 

科学の世界の公用語はへたな英語?

クローズド会議

 

クローズド会議というのがあります。

これは何かというと、発表者同士以外に
は公開しない。
まぁ、部外者立ち入り禁止の研究集会の
こと。

限られた領域ごとにその分野のトップ
研究者100人ほどが有閑期のリゾート
地に世界中から集まって、全員が数日間
カンヅメになって発表とギロンを行う合
宿です。

生物学者の福岡伸一さんが以前言ってい
たのですが、あるクローズド会議で議長
さんがこう言いました。

「科学の世界の公用語は皆さん、英語で
あるとお考えになっていると思いますが、
実は違います。」

みんな驚いて、彼は次に何て言うんだろ
うと、その言葉を待った。

「科学の世界の公用語は、へたな英語で
す。」
と、彼はひどいドイツ語なまりの英語で
堂々とアイサツした。

会場からは大きな笑いと拍手が沸き起こ
り、この瞬間、思いっきりハードルが下
がったのデス。

この言葉に勇気づけられたせいか、非英
語圏の研究者の皆さん方の活発な発言が
目立ったということです。

 

 

番組「かたらふ」で作詞家の松本隆が言っていた。

80年代の松田聖子

 

「かたらふ」というTV番組に、作詞家
の松本隆が出ていた。

どういうふうに詞をつくるのかを聞かれ
ると、98%のウソと2%のホントを入
れるのだという。

コレが逆ならつらくて聴いてられない。

世の中には、日常が平凡でつまんないと
思っている人もいるワケで、そんな人達
をたった3分間の楽曲の間だけでも幸せ
にしてあげたい。

そういう思いで詞を書いていたトカ。

ワタクシが大学生の頃の80年代は、
日本中の作詞家・作曲家たちがみんな松
田聖子に歌ってもらおうと自分の楽曲を
入札していた。

で、最終的に、70年代のハッピーエン
ドのメンバーの細野晴臣や大滝詠一、
松本隆らが選ばれた。

そして、その松田聖子という劇場を借り
ていろんな実験をした。

彼女ならどんな楽曲でも一番にしてくれ
る。

そういえば、ワタクシたちの年代、その
頃10代~20代だったのですが、角刈
りやリーゼントヘアのチョイ悪や暴走族
の兄ちゃんたちが、ある日突然バイクの
ハンドルをカセットデッキに持ち替えて、
「セイコォ~!」
って叫んでいたなぁ。

フェイスシールドと、基本セットに入れていいモノ、悪いモノ。

フェイスシールドをつけます

 

新型コロナ対策で、まるやまファミリー
歯科のスタッフもフェイスシールドを
しています。

今は、医療キカンに限らず、スーパーの
レジでも料理屋さんでも、どこでもコレ
をするようになりました。

この前ニュースを見ていたら、小学校の
先生も授業中フェイスシールドを使って
いました。

どうやらしばらくは標準装備になりそう
です。

ワタクシは実は3~4年前から、フェイ
スシールドをしています。

一般に歯医者は、ムシ歯菌とか歯周病菌
とか、感染症の中での仕事なので、消毒
対策と感染対策は徹底的に行っています。

器具の滅菌・アルコール消毒・手洗いは
日常です。

大学の授業、特に観血治療の多い口腔外
科の授業で最初に習うのは、消毒の概念。

歯科ユニットのテーブルの上にある基本
セットのトレーの中に並べてある器具は
口の中に入るものだけなので、それ以外
は置いてはなりません。

トレーの中を見ると、ピンセット・探針
・セメント充填器・エキスカ(ムシ歯を
ほじくる器具)・ミラー。
これらを「5点セット」といいます。

治療中にトレーの中に入ってくるのは、
使ったガーゼ、使い終わった削切用の
バー、デンタルフロス、口の中から外し
た銀歯の破片、麻酔カートリッジ、咬合
紙など。

決して、ボールペンや消しゴム、メガネ
や石膏模型など、入っておりません。し、
入れてはいけないのです。

学生時代、誰が言ったのか忘れましたが
「ウンコのついている可能性のあるもの
は全てトレーの中に入れてはダメだ!」
と言ったヤツがいる。
確かにそうです。

ボールペンも、誰も見ていないところで
トイレの床に落としたかもしれないし、
メガネも消しゴムもトイレに置いていた
かもしれない。

石膏模型も、技工士さんがトイレに持っ
て入ったかもしれない。

とにかく、そう考えるのです。

口の中にはウンコのついている可能性の
あるものは入れてはいけないのです。
実にわかりやすい。

スタッフにもわかりやすいので、そう
教えています。

カラダのことも時々、思い出してやってネ。

脳と脳でつながっている?

 

世の中では、家で自粛している間、子ど
もも大人もパソコンやスマホに向かう
時間が長くなったという話を聞きます。

うちも例に漏れず、パソコンの後に列を
なしています。

もう、なくてはならないツールの一つに
なりました。
便利ですもの。

ところで、パソコンやスマホを使うIT
社会は、脳と脳をつなぐことで成り立っ
ています。

ワタクシのイメージでは、海に浮いて
いる氷山のテッペン同士をつなぎ合わせ
ているだけで、見えているテッペン部分
よりはるかに大きな海面下の部分はみん
な忘れているんじゃないかと思う。

イシキの下にあるのはカラダ。

きっと、カラダに何が起こっているか、
夢中になっている脳は気づかない。

目がパソコンの画面を追うのに一生ケン
メイ。

その間にも、胃とか腸は消化作業をケン
メイにやっているのだ。

カラダのことも時々思い出してやった
方がいいと思う。

ニューヨークコロナと東京コロナ

アメリカ医療現場

病院船「コンフォート号」

 

ニューヨークでは、5月に入ってコロナ
感染の勢いが衰えてきました。
でも死者は1日200人。

ハドソン川の桟橋に停泊して治療にあた
っていたアメリカ海軍の病院船「コンフ
ォート号」は、任務終了。

アメリカ陸軍が突貫工事で臨時病院に
仕立てた会議場「シャビッツセンター」
の病床利用も、おしまい。

この間、ニューヨーク、ニュージャージ
ー州では戦時体制。

まず、医師免許のある人は専門にかかわ
らず、コロナ対応に回る。
医科大学院の学生も繰り上げで前線投入。

さらに、専門外の歯医者も支援体制に組
み込まれた。

驚いたのが、外国の医師免許を臨時に
有効として治療行為を認めるという政令
まで出たこと。

東京は、ニューヨークのコロナ死者の
100分の1。
東京は何とか持ちこたえた。

ニューヨークは事態を後追いするだけで
精一杯なのに、クオモ知事への信頼は
高かった。

たぶん、文化的な問題。

日本の場合は、全体的には成功している
のに、反省的であったり批判ばかりでし
たが、これもたぶん、そういう文化。

日本の厳密な文化は、想定外の異常事態
には弱いけど、きっとその文化が感染拡
大を防いだのだ。

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