2019年 6月 の投稿一覧

セントラルパークの西隣に「ダコタハウス」があって・・・

ニューヨーク・マンハッタン

ダコタハウス

 

うちのスタッフと雑談している時に、
ニューヨークの話になりました。

ワタクシ、アメリカ・フロンティアの
最西端のサンフランシスコには行った
ことがあるのですが、フロンティア出発
点のマンハッタン島には行ったことがあ
りません。

今のニューヨークのある場所です。

で、うちのスタッフに「マンハッタン島
にあるニューヨークのセントラルパーク
に・・・」と話し始めたら、うちのスタ
ッフ、「行ってきました。」

「・・・・。」

ワタクシ、気を取り直して、「その西側
にダコタハウスというアパートがあって
、そこで80年代にジョン・レノンが
射殺されたんだけど・・・。」

「見てきました。」

「えっ?見てきたの?」

「はい、娘と一緒に行ったんですが、向
こうの人は小さい子どもにとても親切で
・・・。」

「・・・・。」

ところで、ダコタハウスは元ビートルズ
のジョン・レノンが当時オノ・ヨーコと
一緒に住んでいた超高級アパートメント。

135年前に建てられて、そこに今も人
が住んでいます。

日本では考えられない。
すごい。

マンハッタンの中で2番目に建てられた
アパートメントだとか。

ネットで調べたら、「ここの入居基準は
NYでも最も厳しいとされ、ここまで、
ビリー・ジョエル、マドンナ、カーリー
・サイモンetcが・・」

やっぱりすごいな~!と思って読み進め
てたら、「入居を拒否された」という最
後の一文。

「えっ?拒否されたんかい!じゃあ
一体、誰が入れるんだよ!」

ワニは恐竜の同級生

 

動物の歯を見ていて怖いなぁと思うのは
、なんたってワニです。

映像で、シマウマを呑み込んでいる姿や
海ガメをコオラごと呑み込んでいる姿を
見たことがあります。

口が大きいのは、動物の世界では強さの
証明。

そのワニですが、実は2億年前の三畳紀
に恐竜とともに誕生したのです。
いわば同級生。

恐竜時代のジュラ紀、白亜紀に最も栄え
、恐竜が絶滅した6430万年前の白亜
紀から滅びることなく現在まで生き残っ
てきたのです。

サイズの変化は多少あったとしても、
形態は太古の昔と同じ。

あの体つき、目つき、皮ふ、口・・・。

昔からアイツただ者じゃないぞと思って
いましたけど、やはりそうでした。

ワニが卵からふ化する時の温度が34度
以上になると全てオスが生まれ、30度
以下になるとメスが生まれる。

30~34度までは半々。

地球温暖化で気温が上昇するようになる
と、オスだけとなり、絶滅するかもしれ
ません。

でもよく考えたら、2億年生きてきたん
だもの、そう簡単には滅びたりするはず
がありません。

ギリシア語で「サウルス」というのは
トカゲという意味なので、ワニの名前を
ワニザウルスとか何とか命名してやった
ら、きっとみんな「恐竜だ!」と認めて
くれるに違いありません。

 

心臓がドキドキしてきた!

 

診療台に座るなり、「心臓がドキドキ
してきた。」というチビッコの患者さん
がたまにいます。

気持ちはわかります。

ワタクシも初めてのところは、ドキドキ
しますもの。

ところで、この“ドキドキ”ってのは「い
われ」がありまして、太古の昔、野生時
代、ヒトは敵に遭遇した時、脳の指令で
心臓の鼓動を早くして・・・まぁ、ドキ
ドキさせて、いつでも動けるようにカラ
ダを準備させていたのデス。

どうやらその名残りでワレワレは緊張す
ると心臓がドキドキするらしい。

この指令は脳が勝手に出すものなので、
自分の意思で左右することはできません。

でも、ただ1つだけ方法があって、それ
が深呼吸。

よく走り幅跳びの選手が走り出す前に
深呼吸しているのを見かけます。

あと、ラジオ体操の終わりの部分で、
腕をぐるっと回して下ろして深呼吸。
これもドキドキが止まります。

ラジオ体操って、よくできた体操だと
思う。

「大草原の小さな家」を見て・・・

 

久しぶりにTVドラマ「大草原の小さな
家」を見ました。

この作品、アメリカの西部開拓時代、
若夫婦と娘3人、そして犬一匹を加えた
家族愛の物語。

毎回必ず、ホロッとする場面が出て
きます。

子どもの情緒教育にはとてもイイ。

そこでビデオに編集しておいて、うちの
チビスケが小学生にあがる頃、一緒に
見ようとたくらんだのですが、時は流れ
て時代はDVD。

早く準備しすぎた。

まぁそれはいいとして、開拓時代、当時
女性は東部に留まっていて、フロンティ
アまで行った女性はごくわずかでした。

西部開拓史には、「カリフォルニアに
行けば男40人に女1人よ」と書いて
あります。

一人の女性を数十人の男たちが奪い合
い、結局一人だけしか選ばれない、とい
うのがフロンティアの男女関係。

男達の間でも壮絶な競い合いがあって、
インディアンと戦って死んだりして、
生き残った男がようやく念願の女性を
ゲットする。

ほとんどの男性は女性に選ばれることな
く死んでゆき、西部の荒野に埋められて
ゆくのデス。

これじゃあ死んでいった男たちが浮かば
れない。

ということで、アメリカ人はこの浮かば
れない男たちを癒すために物語を作った。

それがハリウッドの西部劇。

ってなことを昔、外田樹(仮名)氏が
言っておりました。

番犬ブルドッグのキラー


     「トムとジェリー」


    「恋ははかなく」より

 

まるやまファミリー歯科の近所の床屋さ
んのマスターが、朝夕、ブルドッグを散
歩させています。

ブルの顔はいつ見ても下アゴが出っ張り
過ぎてて、鼻が短くて、見るたびに「こ
りゃあ、いかにも咬むのが苦手そうだな
ぁ。」と思ってしまう。

顔の形態上、いびき、よだれがきっと
多いに違いありません。

「トムとジェリー」に出てくる番犬キラ
ーは、メリケンサックのついた皮の首輪
をはめて、誰にでも唸りかかったり、
咬みついたりするというキャラクターで
す。

ところで、昔イギリスで雄牛と戦うため
に今の顔に品種改良された時、ブルはど
う猛な性格だったけど、今ではコワオモ
テとはウラハラにおとなしい性格になり
ました。

コワオモテの顔は目のくぼみが浅くて、
目が飛び出しているので、目の病気や
ケガが多い。

そして、後頭部に激しい衝撃が加わると
目ん玉が飛び出してしまうという話を
聞いたことがあります。

それに、鼻が短いので体温の調節も苦手
だろうし、顔や肩幅がばかデカイので、
出産の時、人の手を借りて帝王切開しか
ない。

もう野生には戻れません。

牛と闘っていたご先祖様とはうって変わ
って、今では番犬や愛玩犬になってしま
った。

それにしても、あのシワの多い顔、皮膚
炎になったらどうすんだろう?
歯医者ながら、心配してしまいます。

 

 

 

 

咽頭歯を持つサカナ

コイの口の中

 

歯は口の中にあるに決まってんじゃん、
と言う方が大半だと思いますが、実は口
の中じゃなくて、別の場所にある場合も
あるのデス。

池にいるコイには、ワレワレ、「ふ」や
パンくずなどの軟らかいエサを与えます
が、本当は硬いカラに覆われたタニシや
シジミの方が好物。

コイの食性は昆虫やミミズ、ザリガニ、
カニ、水草、ゴミなど何でも食べる。

まぁ、イケや川は狭くて、魚同士の競争
が激しいので、食べられそうなエサは見
つけた時に食べておかないと生き残れま
せん。

手当たり次第に口に入れてしまうのが、
川魚や池魚の習性。

まぁ、悪食(あくじき)のサカナって
ワケだ。

で、タニシやシジミをどうやって食べる
かですが、のどの奥にある咽頭歯(上の
写真)という歯で殻をかみ砕き、砕いた
殻はエラから次々に吐き出すのです。

この咽頭歯、10円玉でも曲げてしまう
ほどのバカヂカラなんだとか。

指、咬まれたら、痛そう!

ブルドッグの鼻がぺちゃんこなのは・・・

 

 

まるやまファミリー歯科の待合室で、ト
ムとジェリーのDVDがかかっています。

トムとジェリーの他、番犬キラーも
陰の主役。

番犬キラーはブルドッグです。
鼻ペチャンです(写真)。

ところで、ブルドッグの「ブル」って、
英語では雄牛(おうし)のこと。

12世紀にイギリスの貴族がイヌと雄牛
を戦わせるため競技を始めたのですが、
イヌが勝てるようにイヌを品種改良して
、今のブルドッグの顔にしたのです。

雄牛の鼻に食らいついた時、口が大きけ
れば咬みつく面積が大きくなる。
そして鼻が低ければ、咬みついたまま呼
吸できるってわけだ。

イギリス人は時々こんなことをします。

今、世界中で英語が標準語になってきま
したが、物の見方を変えれば、イギリス
人が世界中で英語を標準語にしたのです。

そしたら、彼らはわざわざ難しい外国語
を学ぶ必要ないし、英語が通じれば世界
中どこにでも出かけていけるワケですか
ら。

小鳥は楽しいからさえずっているのではナイようデス。

「道新の6月のカレンダー」より

 

今年道新からもらった6月のカレンダー
を見ていたら、鳥の写真が目に留まりま
した。

羽根がまるで腕に見える(写真)。

小さい頃、ワタクシの実家の近くには
雑木林があって、朝は鳥のさえずりで
目が覚めました。

その頃は、小鳥が楽しそうに遊んでて
いいなぁとのん気に思っていました。

鳥のことを深く知るようになると、自然
界では全ての生物が生存競争しているこ
とがわかりました。

例外はありません。

だから、小鳥はさえずりを楽しんでいる
のではなくて、自分の縄張りに他の小鳥
が入ってこないように警告を発していた
のです。
ビックリしました。

巣のヒナを育てるには、大量のエサの虫
が必要。

そのためには一定の面積(動物の世界で
は縄張りといいます)を占有する必要が
あります。

もしも共有したら、エサが不足してしま
う。

だから楽しそうに一緒に飛んでいるよう
に見えたのは、実は縄張りに同種の他の
小鳥が侵入したから、激しく攻撃して
追っ払っていたのです。

動物の世界では、口を大きく開ける個体
ほど強いと言います。

小鳥も、ピーチクパーチクじゃなくて、
トラやライオンの「ガオー!」という唸
り声のひとつでも持っていれば、誰も縄
張りに入ってこないのになぁと思いまし
た。

あっちじゃない、こっちの環境問題


             腸内細菌

 

ワレワレのカラダって、普段、誰も意識
しませんが、実は生態系。

何しろ1億以上の生物が棲みついている
んですから。

中学生の時に理科の教科書に出てくる
ミトコンドリアってヤツも、実は昔は
別の生き物でした。

ある時、細胞の中に入ったら、エネルギ
ーをつくる仕事を任されて、それ以来
カラダの中でエネルギー担当をしていま
す。

消化管の中にも、大腸菌をはじめとして
たくさんの細菌が棲んでいます。

食物と一緒に外から入ってくるのか、産
道を通ってくる時に入ってくるのか知り
ませんが、とにかく、いつの間にか棲み
ついているのです。

腸内細菌のバランスが崩れると、たいて
いの人はお腹の具合が悪くなります。

腹の具合が悪いのは、腸内に棲む生物
仲間の問題。
まぁ、環境問題です。

環境問題って、あっちの話だと思って
いる人が多いようですが、あっちだけで
はありません。

実はこっちの問題でもあるんです。

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