コロナと人類の頂上決戦

新型コロナウイルスVS人類

 

現在、地球上には約175万種の生物が
いるようで、それが生態系の中で支え
合って生きています。

でもそれまでに絶滅した種もたくさん
いて、38億年前の生命誕生から今日まで
に存在した99%以上の種はもういない。

今残っているのは、いわば勝ち組。

ペストやコレラなどの感染症を乗り越え
て、人類はネアンデルタール人からウイ
ルスや菌に強い遺伝子を受け継いだ、と
そんなことを生物学者の池田清彦さんが
『もうすぐいなくなります。絶滅の生物
学』の中に書いていた。

先日、うちのまるやまファミリー歯科に
も医療関係者宛てにワクチン接種の申込
書が送られてきました。

ワクチンを接種すればある程度、自分の
感染リスクが減って、たとえかかったと
しても他人にうつすリスクが減ります。

自分だけの為じゃなくて、まわりの人達
のためにもワクチンはうった方がいい。

まるやまファミリー歯科のスタッフは
私も含めて全員、COVID-19のワクチン
をうちます。

今はコロナと人類の頂上決戦。
あっちの山からコロナが勝ち上がって
きた。

この決戦には、サッカーじゃないけど
前半戦と後半戦があって、前半戦では
コロナが優勢。

でも後半戦では人類はコロナワクチンと
いう最強の武器を手に入れたので、世界
中が協力して接種すればヤツらを押さえ
込むことがデキルはずだ。

ペストの流行の後、時代は動いた。

ペストの流行

 

新型コロナウイルスで、今、世界中大変
ですが、14世紀のヨーロッパでもペスト
が流行り、3人に1人が亡くなりました。

それまでは教会が権力を持っていたので
すが、このペスト、神に祈っても儀式を
しても、亡くなる人は増えるばかり。

で、「神なんかいないんじゃねぇの?」
とみんな気づき始めた。

神に祈っていた神父さんもペストにかか
った。

感染を恐れて人のいないところへ逃げ出
す神父さんもいた。

教会で祈ってても命は助かりませんから
ねぇ。
逃げるが勝ちだ。

そして農民の多くもペストで亡くなり、
労働力不足から農民の賃金が上がり、
土地を持っている封建領主も力を失いま
した。

こうして、教会と封建領主の2つの権力
が沈没。

みんな「神が一番じゃねぇぞ」というこ
とに気づいたのデス。

何しろ、1000年もの間、神様が一番上
でしたからねぇ。
その間、人間の脳の活動は凍っていまし
た。

そしてそれが溶けたのが、ルネサンス。
人間が神から解放されたのデス。

ダ・ビンチ、ミケランジェロ、出てくる
ワ出てくるワ、生々しいのがいっぱい出
てきた。

ロンドンでも「この人が死んだ、あの人
が死んだ、ここでは何人、あそこでは何
人・・・」などということばかり。

この頃ニュートンはケンブリッジ大学で
研究生活を送るつもりだったんだけど、
ペストの流行で大学は2年間休校。

ニュートンは故郷へ帰って、たまたまリ
ンゴが木から落ちるのを見て、万有引力
の法則を発見。微分・積分の考え方も
見つけた。

その後ダーウィンが進化論を、蒸気など
を発見した人も出てきて、産業革命につ
ながっていったのだ。

今世界は、新型コロナウイルスで混乱し
ています。

歴史を見たら、混乱の後には新しい時代
が始まることになってイル。

ダ・ビンチ、ニュートン、ダーウィンの
ような人が再び現れてくるでしょうか。

まだ見ぬ未来の子孫から「ボーっと生き
てんじゃねーよ」と叱られないようにし
ないとネ。

ロールス・ロイスに乗るのがイギリス流


  イギリスの有名人(J.L)

 

人生を登りつめていったら、ロールス・
ロイスに乗るのがイギリス流のようです。

ロールス・ロイスって、庶民が乗れる
クルマではありません。

価格は、札幌で3LDKの新築の分譲マン
ションを買うくらいの値段。

運良く所有できたとしても、維持スルの
が大変。

ロールス・ロイスに乗ると、車とチグハ
グにならないように、カッコもつけなく
てはならない。

減価償却費だけで月に100万円。
保険料だって、年に60万円はかかる。

1リッターで2㌔しか走らないから、百
円玉をバラまいて歩いているようなもの。

また、ロールス・ロイスの運転手は普通
の国産車と同じ給料というわけにもいか
ない。

そして、美女を隣へ乗せて走るとなると
・・・。

やはり、ロールス・ロイスって、庶民の
乗れるクルマではアリマセン。

偉人って、飛行機みたいなもの?

 

ある患者さんに聞いた話なのですが、
その方、ハードバンク(仮称)のSON
さん(仮名)の会社で、通信用のアンテ
ナを建てています。

北海道では山の奥とか知床とかに建てた
ので、あと電波の通らないのはトンネル
の中だけ。

それでもアンテナを入口、出口につけれ
ば全て完了します。

「SONさんはスゴイわ!」といつも感心
していました。

まぁSONさんが偉人ってのは、皆さん
ご存知のはず。

偉人たちの常識ってのは、普通人の常識
とは明らかに違います。

フツウの人の中から偉い人が出て偉人に
なるんじゃなくて、彼ら偉人はフツウ人
とは初めっから全く別の考え方を持って
いるのです。

まぁ、クルマの中の優れたクルマってん
じゃなくて、ズバリ最初から飛行機だっ
たのです。

「最近、ツバがぬるぬるするような気がするんです」

 

「最近、ツバがぬるぬるするような気が
するんです。病気かなぁ?」
という話を聞きました。

実はそのぬるぬるの正体は、何を隠そう
ツバの中に含まれている物質、ムチン。

病気でもなんでもありません。

これ、ぬるぬるした粘液成分で、とろろ
イモやナメコ、納豆にも含まれています。

冬は乾燥するのでうがいをする人が増え
てきます。

でも、うがいをすればするほどツバの中
のムチンが無くなります。

ムチンの膜は保水性が高くて、その下の
粘膜の水分蒸発を防いでくれます。

だから、渇きを癒そうと水で何度でも
うがいしたら、渇きが余計ひどくなる。

今は新型コロナウイルスの関係で、うが
いをする人も増えてきました。

大体、動物の分泌する粘膜はほぼ全て
ねばねばのムチンが含まれています。

例えば、ツバを筆頭に、鼻腔、膣、目の
表面の粘膜。

目ならムチンを含む涙液が瞬きしても、
眼球をぐるぐる動かしても、痛くない。

口の中ではツバの中のムチンが舌や頬な
どの粘膜の動きを滑らかにしてくれる。

そして食べ物を取り込んだり、発声・
発音なんかを助けてくれて、粘膜が傷つ
かないように保護してくれるのです。

さらに今、問題になっている新型コロナ
ウイルスが口の中や消化管の粘膜表面に
触れるのを防いでくれます。

ウイルスは粘膜から侵入しますからねぇ。

とにかく、うがいをし過ぎたり、歯みが
き剤を使った歯みがきをし過ぎたりする
と、ムチンの補充が追い付かなくなり、
チョット心配。

ところで、ツバが嫌われる原因はおそら
く、ぬるぬるして糸を引くムチン。

口の中にある時はいいけど、一旦口の外
に出たら仲間外れにされて、かわいそう
に、嫌われるようだ。

でもワタクシ、ぬるぬるのツバを見たら
、「おお、やっとる、やっとる!今日も
よう働いてくれとるなぁ!」」と思って
しまいます。

免疫記憶によって2回目の感染での反応は、早いだけじゃなくて強力になる。

感染後1~7日で抗体がやっと見つかる。8~15日にかけて大量コピーする。

 

今度は、新型コロナウイルスの変異種
ってのが出てきました。

いつも冬になると流行るインフルエンザ
と同じです。

毎年違う種類のインフルエンザが出て
くる。

インフルエンザと同じで、変異の原因は
細胞の中で増えるためにウイルスの遺伝
子が時々犯す、ミスコピー。

で、ほとんどのミスコピーはウイルスを
作ることができないので使えません。

でもちょっとしたミスコピーならウイル
スを作ることができて、それがまた使え
る。

このミスコピー、新型コロナウイルスを
形作るタンパク分子の中の1か所のアミ
ノ酸が入れ替わっただけのものです。

ところで、コロナならコロナの感染症に
1度かかると、その感染症には2度目に
はかかりにくくなります。

これを、免疫学の世界では免疫記憶と
いいます。

1回目の感染でできた抗体は役割を終え
ると死んでいきますが、その一部は記憶
細胞としてリンパ節などに残るのです。

そして、次の同じコロナウイルスの侵入
に備えて生き続ける。

その後2回目の感染が起こると、その記
憶細胞はすぐ反応して増殖するので、
1回目より早く免疫反応が起きる。

だから感染していても発症しないで済ん
だり、症状が軽かったりする。

ここで大切なのが、最初の感染では7日
目あたりから抗体が増え始めること。

まぁ、感染した瞬間から樹状細胞(2011
年に発見/ノーベル生理・医学賞)がそ
の抗体がどこにあるか、カラダのあちこ
ちのリンパ節へ探しに行く。

そして何百万個くらいの種類の抗体の中
からたった一つ見つけるのに、1週間か
かるということだ。

そして15日あたりでやっと抗体の数が
ピークになる。

これは、1個の抗体だけじゃあコロナウ
イルスと戦えないので、その抗体という
武器を増やすために大量のコピーを作る。

これができるのにその後の1週間、合計
2週間。

で、できた抗体を血液中や体液の中に
流し、それがコロナウイルスの突起に
くっつく。

まぁ、ゆうたら、からめ取る。

ウイルスがそれ以上働けないように、
からめ取る。

で、すごいのが、1回目の感染の時より
も2回目は100倍もパワーアップして
帰ってくるということだ。

免疫記憶によって、2回目での感染での
反応は早いだけではなく、強力になるん
です。

とまぁ、そんな話を2~3年前に河本宏
先生(京大再生医科研究所・再生免疫学
分野教授)がNHKの高校講座、生物基礎
でおっしゃっていた。

何で唇って赤いのでしょう。

ヒトの唇

 

この前、上唇の話をしたので、ついでに
赤い唇の話をします。

これは解剖の先生が言ってた話です。

「赤い唇」って、ヒトの特徴です。
他の動物には見られません。
サルでも赤い唇は持っていません。

だから、赤い唇は進化の過程でできたの
ではないことになる。

なぜ「赤い」かというと、そこは表皮、
まぁ皮ふの一番表面の部分の性質が粘膜
に近くなって、表皮の下の血管の色が透
けて見えるから。

そう思えば、赤いのは唇だけではありま
せん。
口の中の粘膜を見たら、全部が赤い。

要するに、赤い唇は消化管の粘膜に続く
上皮が顔の表面にできただけのことです。

「口の中」にあるはずのものが「口の外
」に顔を出したので、目立ってしょうが
ないのです。

まぁ、他の動物なら「口の中」のものは
ちゃんと「口の中」にしまってあるだけ
の話。

毎朝ヒゲを剃ってても、唇にヒゲが生え
たのを見たことがないし、口の中にも
ヒゲはありません。

やはり唇は口の中の消化管からの延長で
、それが外に出ただけのものだと思う。

イエス教(仮称)の方が時々冊子を置いていかれて・・・。

診療中、時々、二人連れのクリスチャン
が来られて、”これを読んで下さい”と
10ページくらいの小冊子を置いていかれ
ます。

どうやら近くの教会の方のようです。

ところが布教されても、日本ではイエス
教(仮称)はこれ以上なかなか広まりま
せん。

先日NHK教育の高校講座を見ていたら、
イエス教の広まりについて次のようなこ
とを言ってました。

************************************

イエス教が世界に広まったのは、西欧
列強による植民地のエイキョウが大きい。

日本は植民地化されてなかったので、
異教の定着が困難。

東南アジアなんかでは列強が軍事力で
現地を支配して、他方では愛を説いて
イエス教を布教した。

まぁ便利な「政教分離」ってやつです。

このダブルスタンダードのお蔭で、
イエス教が世界各地に広まったのです。

************************************

まぁ、日本には八百万の神様がいます
からねぇ。
一人や二人違う国から神様が来ても平気。

日本の神様たち、チョットお手並み拝見。
優れていればその分野を担当してもらう。

イエス教には結婚式やクリスマス、バレ
ンタインデーを、お釈迦教(仮称)には
葬儀なんかを担当してもらうのデス。

国から、新型コロナワクチン接種のアンケートが来ました。

ワクチン製造

 

まるやまファミリー歯科は医療従事者に
あたるので、さっそく国から新型コロナ
ワクチン接種のアンケートが来ました。

いよいよワクチン接種の方向に、国が
動き始めた。

ワクチンの予防効果が90%というのは、
「90%の人には有効で、10%の人には
効かない」というイミじゃなくて、発症
リスクが10分の1に抑えられるというこ
と。

インフルエンザのワクチンの予防効果は
50%程度。

ワクチンの効果は、感染を防ぐ効果とは
別に、「重症化を防ぐ効果」も期待され
るらしい。

ただ、“期待される”という言葉は怪しく
て、「効果がある」と勘違いされる方が
います。

あくまでも、「かもしれない」程度に
留めておいた方がいい。

やっぱり気になるのが、副反応。
それも、アナフィラキシーショック。

歯科の治療やってて「怖いなぁ」と思う
のが、アナフィラキシーショック。

「血圧急降下」によるイシキ喪失と血管
収縮による「呼吸困難」が、いっぺんに
やってくる。
それも、約30分以内に。

循環・呼吸が同時にやられるので、アナ
フィラキーショックは怖いのデス。
昔、麻酔科の授業でそう習った。

ワクチンを接種するかどうかは、個人
個人の判断。

メリットとデメリットを考えて、メリッ
トが上回ると判断した時には、うつ。

これも昔、口腔外科の授業でそういう風
に教わりました。

ちなみにワタクシは医療従事者なので、
たとえ泣きそうになるほど痛くても、
打とうと思う。

何しろ、コロナに対して最大の武器を
手に入れるワケですから。

日本ではCOVID-19を新型ウイルスと命名してしまった。

COVID-19

 

子ども達は時々、鋭い質問をしてきます。

「日本では“新型コロナウイルス”と呼ぶ
のに、何で外国では“COVID-19(コビッ
ド・ナインティーン)”と呼ぶの?」

という質問。いい質問です。

新型コロナウイルス感染症の正式名称は
「COVID-19」。

「CO」はCorona(コロナ)、「VI」は
Virus(ウイルス)、「D」はDisease
(感染症)、19は感染症が中国で確認
された「2019年」の19。

WHOが2020年の2月11日に公表したの
デス。

WHOが「この感染症はCOVID-19であ
る」と正式な名前をつける前に、日本の
政府がとりあえず、「何か知らないけど
中国で流行しているのは新型のコロナの
ウイルスらしい」と言ってしまった。

つまり、WHOが正式名をつける前に
日本では「このわけのわからないウイル
スは新型コロナウイルスだ」と命名して
しまったのです。

それが日本中に広まったと、まぁこうい
うワケです。

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