松原正樹というスタジオミュージシャン

松原正樹(左の短髪)と今剛(右の長髪)

 

松原正樹さんというギタリストがいます。
エレキギター担当です。

Jポップの黄金時代の最高峰の鉱脈を
ずっと掘り続けていた人。

なじみのある曲で、「あっ!ここがそうだ
ったのか。」とか、「えっ、これも?」っ
ていうのがあったら、大体それ全部、松原
正樹のギター。

80年代だから、今の50代60代の青春の頃。

「愚か者」「カナダからの手紙」「中央
フリーウェイ」「時間の国のアリス」
「長い夜」「微笑み返し」。

まだまだある。

「真珠のピアス」「さよならの向こう側」
そしてワタクシの大好きな「恋人がサンタ
クロース」。

松原さん、出しゃばらずにワンコーラスの
ソロで歌を一段と昇格させた。

そして、知らないうちにいろんな曲でお世
話になっていた。

クリアな音もいいけど、ギターだけでグル
ーヴとかムードとかノリまで演出してくれ
てる。

あんなに弾きまくって指がつらないのかな
ぁ。

ワタクシがこの人のギターを知ったのが、
1983年の松田聖子の「ユートピア」という
アルバム。

当時耳にした時は、「ギターが歌ってる
じゃん。」と思った。

で、だんだん聴いていくうちに、「ギター
も泣くんだなぁ。」と。
感性のあった頃です。

ワレワレの世代では、ビートルズでもツェ
ッペリンでもなくこの人のギターで育った
子供たちが多いんじゃないかなぁ。

お酒が好きだったのかなぁ、早く逝って
しまった。

もっと聴きたかったのに。

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