





縄文人の顎の写真とニラメッコして、こんなことを考えました。
2万年くらい前といえば、地球の温暖化で南極、北極の氷が溶けて、海面が上昇して、大陸とつながっていた日本列島があちこち分断された時期で、7000年くらい前に日本はほぼ今の海岸線になりました。
その頃が縄文時代なのですが、まぁそんなことはどうでもいいのですが、縄文人にもムシ歯があったらしいのデス。
縄文人の顎の歯を見ていたら、ムシ歯の穴とウミのたまった歯の根の先のとけた骨が見えました。
歯槽のうろうによってなくなった骨も見えました。
縄文人はムシ歯の痛みで苦しんだのがわかります。
でも、歯槽のうろうでは苦しまなかったと思う。
というのは、歯周病の症状が出るのはだいだい40才以上なので、縄文人はその前に寿命が尽きたと想像できるからです。
いずれにしてもムシ歯菌も歯周病菌も、少なくとも縄文時代から私たちの口の中で生きつづけているようデス。



私の住んでいるマンションはエレベーターリニューアル工事、真っ最中です。
エレベーターは6基あるのですが、各エレベーターの前に椅子がおいてあります。何でだろう?工事中、上階まで歩いて上がる人が休めるように置いてあるのでしょうか?私は2階に住んでいるのですが、日中は上の階の人たちが階段で上り下りするため、いつもなら出会わない人に出会うようになりました。
大変なのは住民だけではありません。
新聞配達の方はいつもはエレベーターで14階まで乗り降りして戸別に新聞を配っているのですが、工事中は階段を走って昇り降りしています。
エレベーターの数が多いこともあり、汗びっしょりデス。
「この工事いつ終わるんですか?」という質問からは切実さが伺えます・・・。
最近エレベーターのリニューアル工事が多いのは、制御装置や電動機の部品供給が停止になるからのようです。
もう部品生産ストップのところも出てきています。
また、エレベーターにも寿命があるため、経年劣化を完全に防ぐことはできないからだと、業者さんは言っていました。
来年はうちの歯科の入っているビルもエレベーターリニューアル工事の予定です。 上の階では車イスの方が働いているのですが、いったいどうなるのでしょうか?

いつも使っている歯ブラシの毛の根元に注目してみました。
そうすると、歯ブラシの先端技術が見えてきます。
歯ブラシを選ぶとき考えるのは、歯と歯の間や歯ぐきの中の溝のようなセマイところに届くことと、清掃効果です。
細かいところに届かせるには毛や毛束を細くすればいいのですが、細くしただけではコシがないため、清掃効果がおちてしまいます。
ふつうは毛束を2つ折にして、平線という真ちゅうの金具(ブラシを使いすぎると毛が抜けて、1mm四方の金色に光るアノ金属デス)を打ち込んで毛を植え込むのですが、最近の歯ブラシには毛の根元を溶かして毛を植え込むものも出てきました。
こうすると毛束は細くなり、また、コシのある歯ブラシができるのです。
これが歯ブラシの今の先端技術。

さぁ、定期検診へ行こう!ちょっと怪しい絵を発見しました。
これは、うちの歯科と取引きのある通販会社のカタログの表紙デス。
この実態は、実はリコールカード。
さぁ、定期検診へ行こう! ・・・・という趣旨です。
チョッと怪しすぎる?

新聞のチョイ記事デス。
サッカー、 フランス(13位)-日本(23位)は12日、パリ近郊サンドニのフランス競技場で行われ、日本が、後半43分に 香川(マンチェスターU)が決勝ゴールを決め、1-0で勝った。
国際サッカー連盟(FIFA)日本の終盤の攻撃がフランスを気絶させた。
フランス デジャン監督格上に負けたなら落ち着いていたかもしれないが、そうではない。
長友が最も危険だった。
日本 ザッケロー二監督勇気をもってプレーした。このチームは得点しない試合を見つけることのほうが難しい。
道スポ紙 香川について初の1トップに上がって2分後、「教科書」どうりのカウンター。 フランス DFジャレ 長友について次元が違う速さだ。まさにTGV(フランスの時速300キロ超の超特急)だ。
フランス 精彩を欠いたFWジルー決めるべきワンチャンスを決めた日本を見習わなければ。

今日、北海道歯周病研究会が 北大歯学部の講堂で催された。
この講堂、学部1年生の時、生理学、人体解剖学、病理学、薬理学、歯科理工学、歯科麻酔学などを学んだ思い入れのある教室だ。
ムカシあった天井のシミもあのころのままだ。
教養1,2年生のとき、よく遊んだ。当時いちばんよく遊ぶのは、医学部、歯学部、水産学部の学生たちだと言われていた。 なぜなら、この3学部、学部に進むための振り分けはないし、とりあえず学部にあがるためにギリギリ単位を取ればよかったからだ。
しかし学部1年になると基礎の専門科目に手こずった。
いつも再試の常連だった。
頭から煙が出たのはこの頃だ。
考えてみれば、この頃学んだことが歯科的モノの考え方の基礎になっていた。
さて、学会では、毎年恒例の教室員の研究紹介、諸先生方の歯周病の症例発表、そして特別講演などがあった。
特別講演では、今週、ノーベル医学生理学賞を受賞したあの山中教授が見つけた 組織再生するための4つの遺伝子のうちの1つがすでに歯の再生の研究に使われていることなど盛りたくさんだった。
いつも思うのですが、この学会に出ると必ず初心を思い出させてくれますし、諸先生方の歯周病に取り組む姿勢をみてパワーがもらえます。
しかし何と言っても、ムカシお世話になった教授、助教授、諸先輩方の元気そうな顔を見るのがいい。


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